新型コロナの検査について再度

県医師会からFAXが来ました。新型コロナの検査に保険が適応されるようになったけれど、自由に検査ができるわけではありませんと。そして、この図。

 要するに、肺炎を疑う方が患者として来られたら、私たちが検査をすることを決められるわけではありません。私たちは、まず保健所等の相談窓口に連絡をします。相談窓口が必要と認めれば、「帰国者・接触者外来のある医療機関」に患者さんを紹介すると。そこでさらに検査が必要とされれば、そこからまた保健所に連絡が行き、そこから県保健環境センターか市衛生研究所で検査。そして陽性であれば、指定医療機関に入院となります。すなわち、検査に至るまでに五段階を踏まなければなりません。

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そもそも、患者さんが医療機関にかかる前に「37.5度C以上の発熱が4日以上続く」こととされていて、それが私にはいまださっぱりわからないのです。なぜ4日なのか。その根拠は?インフルエンザのように、あんまり早いと、検査で陰性か出るからというのでもなさそうです。「振るい落とすため?」なのでしょうか。

上の図は、FAXできたものなのでわかりにくいのですが。中国新聞デジタルがきれいにまとめて下さっていたので、それをお借りします。

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WHOは、3月17日のAFPによると、とにかく検査をするようにと各国に警告を発したと報道されています。

「世界保健機関(WHO)は16日、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の疑いのある患者全員を検査するように各国に呼び掛けた。WHOはまた、中国を除く世界の感染者数と死者数は中国を上回ったと明らかにした。」

私の不満はまだまだたくさんあります。中国と韓国から日本に来た人は、二週間の隔離と決めても、なぜヨーロッパの他の国からはフリーなのでしょう。サッカー協会の会長の感染が報道されていますが、彼は、帰国後も自由に会議に出たりしてしていたと。ある右翼の大物Mさんが総理に会って、中国と韓国をいつまで野放しにしておくのかと言って、即総理がそれを決めたという報道を信じたくなります。

韓国の康京和外相がBBC番組に出演し、大規模な検査が韓国の死亡率を低く抑えられている鍵だと述べました。

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以下、続きます。

「中国当局が1月中旬にウィルスの遺伝子配列を公表してすぐに私たちは検査を承認しました。我が国の保健当局はすばやく研究機関と協議し、その結果を製薬会社と共有し、製薬会社が試薬を調整しました。検査に準備が必要でしたので。現時点で25万人ちかくを検査し・・・今日の時点で26万8000人分です。政府として大事なのはパニックを防ぐことです。政府はこれに冷静に対応して証拠と科学に基づき行動しなければなりません。WHOのパンデミック宣言でウイルスの拡大が不安や嫌悪の拡大に変わる危険があります。外国では韓国人だけでなくアジア人に対して暴言や身体的暴力さえ起きているとたくさん報告を受けています。各国政府にはこうした事件を止める責任があります。こうした行為は協調の精神を妨げますし、ウィルスの問題を世界全体で一緒に乗り越えるには協調の精神が欠かせないからです。」

いまだに検査を受けるまでに高いハードルがある日本の現状を見ると、ため息でしかありません。

 

 

 

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臨床漢方研究会

昨夜は、「広島臨床漢方研究会」でした。福岡の平田ペインクリニックの平田道彦院長の講義でした。

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写真は、授業が始まる前です。50人以上の受講者。

 お話は初めから終わりまで、症例の提示でした。何年も痛みに苦しんでいる人が、漢方の内服でアッという間に痛みが治ってしまうという症例を、写真、動画でたくさん見せて頂きました。特に、痛みから解放された患者さんの動画は説得力があります。繊維筋痛症という診断で2年間も痛み続けている人、頑固な頭痛で苦しんでいる人、脊椎間狭窄症で10年もの腰痛で苦しんでいる人、2年間続く子どもの頭痛、男性も女性もなぜか陰部が痛むという例も。

不思議だなあと思うほどですが。先生も言われます。なぜ効くのかはわからないけど。でも、2000年の先人たちの積み重ね、古書による伝え。本当にそうだと思いました。

中でも、舌を出してもらって、その出し方でいろいろと診断できるというのが、とても面白くて。目からうろこでした。

必死でノートを取りました。これからすぐに診療の役に立つこともあります。大いに勉強になりました。私は、特に妊婦さんにはこのような使い方はしてきましたが、先生のように、2.3の漢方を混ぜて使うという方法を身につけたいと思いました。

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今日は当番医

今日は、祭日で世の中の多くがお休みですが。私は当番医で一日中診療です。私にとって、最後の当番医です。

当番医・・何か月かに一回の日曜、祭日の診療が回ってきていました。以前、毎年毎年ゴールデンウィークに当番医が当たって、いい加減にしてほしい、どうして当院だけゴールデンウィークに必ず当たるのですか?とついに文句を言ったことがあります。それからは、ゴールデンウィークだけ別の順番で回すようにになったのですが。昨年もまたゴールデンウィークの三連休の真ん中が当たってしまって、腐っていました。

 そしたら、先日、当番医のアンケートが回ってきました。その中に、「当番医免除の方も増え」という一文がありました。うん?「免除?どんな人が?」と思って、医師会に問うてみました。そしたら、70歳以上の人が免除ですと言われました。ええ?私は72歳なのですが。というと、では、申請をしてくださいといわれ、書類が送られてきました。知らなかったわあ、で、すぐに申請を出しました。が、本日の当番医はもう決まった後でしたので、これはすることにして。

 当番医は、緊急の方にとってはありがたい制度とは思います。そうなのですが「緊急のため」というよりも、「日曜診療」の意味合いが強く、日ごろ病院にはなかなか行けないので、お休みの日に診療しているところに行きましょうということで来られる方が多いのです。それに、日ごろの診療よりも患者さんは少ないので当然収入も少ないし、それに、従業員の日曜の時間外手当はうんと高くなるので、かなりの赤字になります。

さて、今日が最後の当番医。心して診療をしましょう。

一週間前の日曜日、夜用があって友人の家に行きました。お料理上手の友人が、お好み焼きを作ってくれていました。お好み焼きだけでなく、こんなに手の込んだおかずも。

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うどん入りとカリカリのおそば入りと。私は前からうどん派なのですが、かりかりのお蕎麦もほんとうにおいしく頂きました。丁寧にお料理を作る人、素敵です。ありがたく、おいしくいただきました。

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診療は終わりました。

昨日は、2019年の診療最後の日。午後1時で終了してお食事会。いつものお弁当は、熊野の緑やさんの。甥とその次女とで運んでくれました。ごちそうでした。今年は、いつも以上に豪華だと思いました。

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とても食べきれません。半分以上もって帰って、昨日の晩御飯にしました。

仕事はまだ終わりません。レセプトが仕事に加わりました。仕事の合間に作った年賀状320枚、出し終わりました~。今年は結婚以来初めて、河野の実家、大分には帰りません。お墓掃除に帰ろうかといったのですが、夫がいいというので。いつも年末や年始の大渋滞を運転して帰るのがしんどかったし、帰っても、気を遣うことが多くて・・。

今日は、大学時代の友人三人とお昼のランチで忘年会です。

さて、最後の診療、患者さんの話で。50代です。どうしても子どもが欲しい人。養子縁組は、夫が高齢でどこも認められません。私もおそらく裁判所が認めてくれないと思いますのでお断りせざるを得ません。自分で産むしかないので。海外のエッグドナでの妊娠にトライしたいと決意されています。前後のケアのために「先生、やめないでくださいね、先生が現役でいる内に、どうしても妊娠したいので」と強く言われました。わかったよ、頑張るよ、と言いました。お金の工面も大変でしょうが、希望を持っている以上、協力しようと思います。

別の患者様、海外から帰国する度に検診に来られます。お子さんたちも現地の学校に行っていて、バイリンガル児ですね。南半球のその国で、お仕事,何をしていらっしゃるの?と初めて聞きました。

そしたら、なんと、その国でお酒、日本酒を作っているのだと。びっくりです。そもそも、東広島のとても有名なお酒を造っていたのだと。ご夫婦で海外のその国に行き、お連れ合いが杜氏をしていて、その国の人を使ってお酒造りをしているのだと。お米は安いし、お水もとてもよくって、できたお酒は、その国の販売だけでなく、日本にも輸出しているのだそうです。びっくりです。ワインやウイスキーは多くの国で作られているけど、日本酒もだなんて、私はこれまで知りませんでしたよ。(もちろん、こういうことをブログに書くことは承知していただいてていますよ。もちろん、国やお酒の名前を出してもいいのですが、その方が私のクリニックに来られていることが知られると困ることがあったらいけないので)



仕事をしていると大変なことも多いけど、いろんな所でいろいろなことをしている人とこんな会話をするのがとても楽しいです。もう少し仕事は続けましょうかね。

クリニックの青野さんのお花、クリスマス用からお正月用に変身していました。今年もいろいろなお花を楽しませていただきました。ありがとうございました。

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くそったれ!!と思うことも。

新しいパソコンでのブログ書き二日目、今朝頑張って書いたのが、アップ寸前に消えました!!呆然!!もう、情けなくって。気を取り直して思い出しながら書きます。

少々しんどいことがあって。数々の修羅場をくぐって生き抜いてきたこの私でも、たまには落ち込みます。私は、もう年だけれど、これまで積み重ねてきた経験と継続して勉強してきたことは誰にも負けないという自負があります。これから、私のもっているものをどう若い人につないでいくか、それが私の任務であるとも思ってきました。でも、それは無駄のようです。若い人の中には、自分が一番で、平気で他の人を罵倒する人もいるのだと、本当にびっくりしながら気づきました。

もう、昨日は何もする気がしなくって、でもしなければならない診療と大切な会議はタンタンとこなすだけはしましたよ。この痛みは、時間が徐々に癒してくれるでしょう。私は、このくそったれ!!という思いはぐっと飲み込んで、じっと耐えるという、こんな方法で生きてきました。昨日のブログは書く気もしませんでしたが、さすがに今日も書かないと、自分が負けたことになると、力を振り絞って。それに、世の中には、自分は表では何も言わない、それが一番の保身と考える人がいるということもよくわかりましたし。

さて、いろいろなことがあった今年の診療ですが、ここにきて、うーん、とうなる場もいくつか。

子宮筋腫で出血が多いとフラフラになってきた方、顔色が悪く、相当な貧血だろうと急ぎ血液の検査をすると、なんとヘモグロビンが2.6でした。私の47年の医師の経験でも最低の値。これまで3台の人は何人か診たことがありますが。さすがに2台だと・・。男性だったら、もう死んでいますね。すぐに受け入れていただきたいと連絡を取った病院のドクターも、2.6だというと、絶句です。止血剤の点滴を射ながら、救急車をお願いして搬送しました。でもご本人は、仕事が仕事が、どうしても行かないと、と主張します。「行かれません。このまま仕事に行くと、あなたは死にます」と強引に進めました。うーん、女は強い。でも、我慢のし過ぎです。

妊婦さんから電話がかかってきました。「ジェットコースターにのってもいいですか?」と。「どこの?」と聞くと「USJの」だそうです。「振り回されるでしょ?ダメです。おすすめできません。」ときっぱり。相当がっかりしていましたが。あはは、妊婦さんからのジェットコースターにのってもいいかという問い合わせは初めてだと言ったら。スタッフは、ジェットコースターの前には、身長制限と妊婦はダメと書いてありますよ、と言います。ネットで調べてみたら、なんと。ほんと。それどころか「64歳まで」という年齢制限があるものも。びっくりです。これでは、私は孫と一緒にディスニーランドで遊ぶのも制限があるということですね。なんてこった。

ある高校生。三度目のクラミジア感染です。それだけでなく、今回は望まない妊娠も。中絶しなければなりません。いくら防衛のためにコンドームをと言ってもダメで。妊娠を予防しないといけないからとやっとピルを飲み始めても、ひと月でやめてしまって。当たり前のごとくの妊娠で。

こんな生活、もうこれで終わりにしようね。あなたが損でしょうというと、うなづいて、涙がぽろっです。中絶が立ち直りのきっかけになってくれたらいいのですが。

クリニックの青野さんのお花です。今年最後のお花。素敵な色のバラです。

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今日で、今年の診療はおしまいです。でも、残っている仕事、満載です・・・。

 

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「河野先生」と呼び止められる

クリニック以外で、突然「河野先生」と呼び止められることがあります。ほとんどは患者さんなので、困ってしまいます。お顔は分かっても、なかなか名前が出ません。焦ります。このところ、とてもそれが続いていて。

初めはこの前東京に行く時、空港までのリムジンバス。乗ると、呼び止められました。「先生も東京ですか?」と。お互い、息子の事だの話しましたが。

 一昨日、何と、ゆーぽっぽのお風呂場でです。お互い裸です。「どうして先生がこんな所にいるのですか?」と言われて。私、三日に一回来ていますとお答えしたのですが、裸はなんともきまりが悪いものです。

 昨日、土曜日の診療後、皮膚科に行きました。待合室で待っていると、また「河野先生」です。「どうして先生がここにいるのですか?」と。「今日は、私はここの患者です」と答えると、どうされたのですか?と。ええ、ちょっとと、へなへなと笑って答えましたが。

そして、皮膚科から帰り。紙屋町の横断歩道を渡っていると、人込みの中で大きな声で、今度は男性です。「河野先生、河野先生」と。お顔に見覚えはあるので、こんにちは、とだけお答えすると、「先生、そこに人が倒れています。」と。えっ?ととまどっていると、こっちこっちと連れていかれました。広電の電車が止まっていて、その横、電停に一人の女性が横たわっています。電車に接触?と慌てたのですが、そうではなく、そばにいる人が、電車を待ってて、いきなりパタンと倒れたと教えて下さいました。頭も打っていると。もう救急車を呼んでいて、電車もストップしたままです。顔は真っ白。手の脈をとると、脈が触れません。脈で大体血圧などはわかるのですが、右も左も触れません。少し慌てましたが、そうこうしてたら、女性が目を開けました。分かりますか?と聞くと、うなづきます。お年は?30台でした。まだ顔は真っ白。眼瞼を見ると、これも真っ白。貧血。もともと貧血がある所に、立って電車を待っていて、脳貧血をおこして倒れたのでしょう。そんなことをしていたら、かすかに脈が触れ初めました。ああ、大丈夫だと思った時に救急車がやって来ました。救急隊の方にそれらのことを言って、私はそこを離れました。その前に、私をこっちこっちと連れて来た男性にお辞儀をして。

 はて、あの方はどなただったっけと考えていて、アッと思い出しました。もう何年もお会いしていないけれど、以前何人かで一緒にカラオケに行っていた方だと気づきました。その行っていたカラオケも、数日前に前を通ったら、名前が変わっていました。結構ごちそうが食べられる、いろいろパーティーもしたりして好きな所でしたが。世の中、変わっているのだなあと感じて、その数日後の今日なので、ちょっとしんみりしたものです。

ちょっと違うのですが、昨日診療をしていて、私、中学校の時に先生の講演を聴きましたと言った方がありました。ええっとびっくり。だって、その方はもう50代で、更年期の治療している方なのですもの。高校では?と聞いても、いえ、中学校ですと。校名を聴くと、私が講演を始めたた、うんと初期の頃のことです。確かに。感無量ですよ。だって、中学生の時に私の話を聞いた人がもう更年期ですよ。はは、私が年を取るはずですね。

昨日は、姪に「ますい」にすき焼きを食べに連れて行ってもらいました。何十年ぶりかのお店。お店も味も、お値段も変わらず、堪能しました。変わらないというのは、うれしいものです。ごはんは御櫃に入って来ました。30年間、値段を変えずに頑張ってきたサービスとんかつ、ごはん付きは350円は、とうとう今年の2月に380円に値上げしたのだと。これもランチも、夜でもいつでも頼めるそうなので、サービスとんかつをビールのつまみ替わりに頼む人もおありだそうです。私たちは、ロースのすき焼きとホルモン炒めを頂きました。堪能しました。

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私は今日は福山で講演です。

 

 

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性同一性障害の方の診断書づくり

昨日の診療後は、患者さんの一人を待って、一緒に診断書づくりをしました。性同一性障害の方の性別変更のための診断書です。

その方に詳しくインタビューをしながら、子ども時代からの人生を振り返りました。本当にこれまで苦難の道であったことを実感しました。幼少時から、どうして(女らしく・男らしく)しなさいと言われるのか、その苦痛、思春期の自分の体に起こることを受け止められなくっての葛藤、更に、はっきりと自分の性は体と心が逆だと自覚して、その治療を受けたいと決心した時。両親にカミングアウトした時の両親の反応、反対。これまで沢山の方の人生に触れてきましたが、それらを文章にすることで、改めてその方の人生の道のりを実感したのです。どうぞこれからの人生が過ごしやすくなりますようにと祈ります。ただ、なかなか大変でしょう。とくに、恋愛や結婚・・。

 そして、やっぱり思います。なぜ、その方の体と心を戻すのに、手術まで受けなければならないのかと。性腺を取ること、絶対にその方の子どもができないようにすることが性を変える条件であるのかと。人権侵害ではないかと。もちろん、自分で自分の体を変えたいというのであれば、手術を受けてもいいでしょう。でも、それを条件としなければならないということがひどすぎると思うのです。

 それから、親ごさん。自分の子どもが、自分の性を変えたいと言われたら、それはそれはつらいでしょう。何人もの親ごさんにお会いしました。自分の子が「息子」、また「娘」のママでいて欲しいという気持ちを分からないでもないけれど。でも、子ども自身の人生をより豊かに生きて行くために、支援して上げて欲しいと思います。そんな簡単ではありませんが。もう、私が診ていた方でも、自殺してしまった方もおありです。そこに行くまでにどれだけの葛藤があったたことでしょう。それを止められなかった私自身をも自分で攻めています。

 そんなことを感じたひと時でした。二時間余りかけて、厖大な診断書が出来上がりました。

そのうち、その日にあった、とてもいやな出来事。まったく見当違いの男性からのクレームの電話を受けるという、ひどく不愉快な事を忘れることができました・・。いろいろな人と向き合わなければならないこの仕事です。できれば、いい人とばかりと向き合いたいけれど・・。好きな人ばかりと過ごすことができれば、人生、楽しいだろうなあと思いますが。

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頂いた大きな安納芋(広島産だそうです)を焼き芋にしました。これを食べて、今日は三次の中学生に話しに行きます。紅葉はまだかな?

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私たちの仕事はいい仕事?

先日、オフィスギネコロジストの会、いわゆるビル開業の産婦人科医の集まりがありました。いつも三人が情報提供をします。自分が読んだ中の面白かった本の紹介をしたり、趣味の尺八の話だったり。この度も、お一人の先生が家族でアメリカに行った話、それも飛行機はビジネスクラスを利用された話等をされ、うらやましいことでした。

その後の雑談で、いつものようにいつまで仕事を続けるかの話になりました。私は、二番目の年寄りです。一番の先生は、いまも週一回、ゴルフに行ったり、冬はスキーに行ったりで体を鍛えているのだと。私より少し年下の先生は、診療を午後4時までにして、のんびりしているのだと。するとやっぱり赤字になったそうですが、ストレスがほとんどなくなったと。

すると、一人のドクターが、それにしても、いい仕事ですよねえと言いました。人にありがとうございましたと感謝の言葉を言われて、お金までもらえるのだからと。ああ、この人はなんと幸せな仕事ばかりしているのかと思いました。私は言いました。

「それはちがうよ。責任ある厳しい仕事をしているんよ。1000人に感謝されてもね、一人、たった一人に、おまえ、何しとったんやて言われたら、それは苦しいものよ。そういう厳しい仕事をしているのよ。」と。

それと、つくづく思うのです。私たちの仕事は、ボランティアだと。その意識が無いとやっていけないと。

先週のある日は、夜中までかかって警察の供述書を作り、一昨日は日曜日でしたが、夜遅くまで緊急の診療をし、昨日は、ある事件のことで診療後検察庁に行き事情聴取・・。もう一度行くことになりました。

それでも、それらに生きがいを感じるからこそできることであって。とても「お金」では、換算できることではありません。

「いい仕事ですよねえ」と言った先生に、トラブルが発生しません様に・・。

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性暴力救援センター全国連絡会研修会・続

昨日は、午前中性暴力救援センター連絡協議会の医師部会で研修をして、午後の全体会に出ないで帰りました。後ろ髪をひかれる思いでしたが・・。とくに、午後、弁護士部会での話を聞きたかったのですが。

タクシーで新大阪に直行、直ぐに新幹線に乗って、そのままクリニックに行きました。

医師部会では、全国のワンストップセンターの状況を聴くことができました。各自治体によっていろいと対応が異なるということもよく分かりました。とくに、被害を警察に訴えるか否かで受診料が異なったりするというのは、びっくりしました。警察に言えない被害者の方たちをも救済するのがワンストップセンターの役目でもあります。

それから、行政からの補助金についても、補助金なしで頑張っている所はすごいと思います。が、これは内閣府の問題でしょう。もっと自治体に指導があってもいいはずです。お金のない中で皆さんが頑張っているということもよく分かりました。

 それにしても、いち早く性暴力の被害者救済をしながら、全国連絡会をも組織し、このような研修会を続けてこられた阪南中央病院の加藤治子先生、素晴らしいです。おかげ様でとても役に立つ研修を受けることができました。本当にありがとうございました。

これは、前夜の医師部会でのお弁当です。これを頂きながらの研修でした。私は、大阪に来る新幹線の中で昼ご飯にと思っていたパンを一つ食べたので、後でホテルに入って頂きました。

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淡路島の食材でのお弁当。とてもおいしくて。こんなお弁当の手配までして下さったスタッフの皆様の心使いに感謝します。本当にありがとうございました。今回学んだことを活かして、さらに被害者の方たちの救済に努めたいと思います。

それにしても、このような活動は、ひたすらボランティア意識が無いとやっていけないということが良く分かりました。診察だけでなく、診断書、意見書、供述書などを書く労力等は大変なものですし、それに対しての労働としていの対価はほとんどありません。

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月経等の出血はできるだけ無い方がいい。

9月18日の水曜日に、奈良県立医科大学の小林浩教授の講演を聴きに行きました。子宮内膜症の癌化の話。重い月経痛を引き起こす子宮内膜症は、癌化することがあるので、定期的にちゃんと経過を見て行かなければなりません。その癌はなぜ起こるのか解明途中という話で、とても興味深く聴きました。その中で、もっとも強く印象に残ったのは、内膜症になるのも、がん化するのも防ぐためには、なるべく月経等の出血を起こさない方が良いという事。昔の人と今の人では、一生のうちに起こる月経の数が400回も多いと言われています。

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昔の人は初経がはじまるのも遅く、閉経も早く、一生のうちに子どもを産む回数も多く。出産後は母乳を飲ませるので月経は止まっているし、授乳が終わって次の月経があるとすぐに次の妊娠をしていたから月経は無いままだし。ですから、閉経まで月経はほとんどないままに過ごすことができていました。今は、早く初経があり、50才まで閉経せず、それに産む子どもの数が少なく、ですから、月経の回数も多くなるという事です。

月経や排卵が多いことにより、子宮内膜症や卵巣癌が増えてしまうということも分かっています。

先日も、保護者の方たちにお話する時に、低用量ピルは、今、排卵を抑えて避妊を確実にするだけでなく、月経痛を軽快させ、量も減らして、月経をとても楽にすること。だから月経痛に保険が適応される製剤ももう10種類も認可されていること。それに、今や毎月月経があるのでなく、年に三回、120日に一回や77日に一回出血をおこせばいいような低用量ピル(正確にはピルと言わず、LEP製剤と言います)が、保険で認可されているという事などをお話すると、とても驚かれます。もっとも驚かれるのは、ピルを長期服用すると、「子宮体がんや卵巣がんが減る。大腸がん等の婦人科以外の疾患も減る」といった事です。

日本では、多くの女性がピルというと、即「副作用」という風に洗脳されてしまっていますので。

今や、毎月ある月経をいかに耐えるかではなく、いかに「快適に過ごすか」という時代なのだということが、本当に知られていないのですね。月経等の出血は、できるだけ少ないほうがいいのだという事も。

せっかくひどい月経痛をLEP製剤で快適に過ごすことができるようになった高校生に、「いつまでそんなものもを飲むの」と学校の養護の先生に叱られてやめさせられたという事などを聴くと、ほんとうにガッカリしてしまいます。

そろそろ、今年も受験生が試験と月経がぶつからないようにするべく、ピルの処方を求めて次々と来られる時期になりました。大学受験だけで
なく、高校受験の中学生も。母親たちの理解が大分広がってきたかな?とうれしく思います。

 

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