リレーフォーライフ・ジャパン広島

lリレーフォーライフ・ジャパン広島が本日から開催されています。リアルとオンラインとのハイブリットです。


2021


ホームページはこちらにあります。


https://relayforlife.jp/hiroshima/

私は、明日に子宮頸がんワクチンについて話をします。


パワーポイントを作るにあたって、ずいぶん勉強しました。WHOや日本産科婦人科学会なども膨大な資料を出しています。それに、WHOの資料は日本語に翻訳して「スライドは自由にお使いくださいませ」とされていて、とてもありがたいことでした。

それに、今回は取って置きの動画も用意しました。日本のワクチン接種は、今の新型コロナワクチンに対して反対する人がいることはご存じでしょうが、私たちは、子宮頸がんワクチンで大変な思いをしています。それについても少しふれます。


スライド作りを時間をかけて懸命にして、満足いくのが出来たと思います。多くの方にご覧いただけると嬉しいです。スライとを少しだけお出ししますね。


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今回のスライド作りで初めてしったこともあります。今や、子宮頸がんは日本も含めてアジアの病気となっていると言われてもアフリカは?


と思っていました。アフリカはどんどん接種しているということでした。

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今クリニックには、高1の生徒さんがうちに来られています。9月中にうてば、三月までに三回の接種が間に合います。すなわち無料で三回うてるのですが。まだ迷っている人がとても多いそうです。若い人の子宮頸がんの悲惨な姿を見ていますので、ぜひ多くの方に打ってほしいのです。明日は丁寧に話をするつもりです。


 


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広島市のワクチンは方向が決まったみたいです。

先日来、ブツブツと不満を言っていた、新型コロナワクチンの供給について。やっと広島市が方針を出したようです。こんなメールが来ました。

Subject: 10月11日(月)以降の新型コロナワクチン接種継続意向調査について

各基本型接種施設の長 様

妊婦及びその配偶者等を対象とした新型コロナワクチン接種を行う医療機関の長 様

12歳以上の児童生徒を対象とした新型コロナワクチン接種を行う医療機関の長 様

平素から本市の保健衛生行政の推進に格別の御理解と御協力を賜り、厚くお礼申し上げます。

先般よりお知らせしておりますように、ファイザー社製ワクチンの配分について、

10月11日の週(第16クール)以降の配分計画が国から示されておらず、今後の

ワクチン供給量が不透明な状況であることから、666施設の個別接種を行う医療機関に対し、

これまでどおりワクチンを分配することができない状況となっています。

 

このため、ファイザー社製ワクチンを使用する個別医療機関については、1011日以降、

基本型接種施設妊婦等を対象に接種を行う医療機関12歳以上の児童生徒を対象に接種

を行う医療機関訪問診療を行う医療機関のうち継続接種に御協力いただける医療機関

において、個別接種を引き続き実施していただき、接種継続施設を本市ホームページ等に

掲載したいと考えています。

 

つきましては、1011日(月)以降の接種継続の意向を922日(水)までに、

以下の回答様式にて御回答ください。(回答様式をコピー&ペーストしてください。)

 

お忙しいところ期限が短く大変恐縮ではございますが、よろしくお願いします。

 

〔参考:今後のワクチン分配可能数量(予定)〕

1施設につき、各週10バイアル程度

(各医療機関の使用予定バイアル数に応じて、配送バイアル数を別途調整)

 ※ 正確なワクチン分配数量については、別途御連絡します。

〔回答様式〕(略します)


「接種終了」とされた場合

1011日(月)以降の1回目接種予約は受け付けないよう御注意ください。

1022日(金)をもってワクチン配送終了となりますので、御理解と御協力のほど

よろしくお願いします。

 

広島市役所健康推進課ワクチン管理班(082-504-2880
以上です。

要するに、10月11日以降は、妊婦さんと子どもと訪問診療にて接種する以外の診療所では、もう接種しなくてよろしいですということですね。妊婦さんや子どもや、往診にて接種する所も一週間に10バイアル程度ということですので、一週間で60人に接種することと。これまで666施設で打っていたものが、どれだけ減るのか不明ですが。これからは集団接種でということでしょう。集団接種の大規模接種会場の打ち手の募集も来ていますので。私も休みの日の一部、打ちに行きます。


私は妊婦さんにも接種しているので、ほっとしました。明日からまた予約を
を入れられます。しかし、国に対する不信感が消えたわけではありません。広島市の職員さんも、国がはっきりしないのでお困りでしょう。何しろワクチン担当大臣は、各テレビ局をはしごしていらっしゃいますし。まあ大臣不在でも、優秀な官僚の皆さんが引き受けていらっしゃることとは思いますが。まだまだ巷では、接種したくてもできない人が沢山いて、それなのに三回目の接種なんて、何考えているのでしょう。何かやってる感の目玉なのでしょうか。


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今日の晩御飯は、戴き物の宮廷冷麺でした。麺をゆでて、スープを冷水で溶かして入れるだけ。それがおいしくて。麺はつるっつる、スープもおいしいこと。何回も韓国で食べていますが、これがもうサイコーでした。ありがたいことでした。

 

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コロナワクチンについて再度。

昨日の続きみたいなもので、少し愚痴です。

河野太郎氏が連日ニュースに出ていて、だれだれと会談したと。自民党総裁選に立候補しても、コロナワクチン担当大臣としての仕事はきちんとすると言っていたはずなのですが。さらにニュースでは三回目のワクチン接種を視野に入れると言っていました。三回目は、あっ、そうですか、みたいなもので。一回目、二回目の予約を入れてあげられないのです。今日も、何十人の方にお断りをしたでしょうか。

「広島市から、10月11日を越えて予約を取らないようにと通知が来ています。10月11日の週からは、ワクチンがどれだけ来るのか、国から報せがないのだそうです。11日まではもう予約が一杯で、入らないのです。ごめんなさい。」と。ほんとうに申し訳なくって。お断りしながら、申し訳なくって申し訳なくって。ごめんなさいごめんなさいと言います。特に、妊婦さんにごめんなさいなのです。

「どうぞ、どこかに尋ねて予約を入れてもらって下さい。」というと「どこに聞いても、同じことを言われます。」と。申し訳ございません。どこも予約が取れなかったら、どうぞ、一週間ぐらいしてもう一度電話をしてみて下さい。その時には国からのワクチンの目途が立って、予約再開O.K.と言われているかもしれませんので、と言います。

もう一度市から送って来たメールです。9月11日付けです。もうさらしてしまいましょう。8月23日から事態は動いていないのですね。「国からの情報がない」ままなのですね。

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現場をこんな状態にして、ワクチン担当大臣が総裁に立候補して、それはいいとしても、ワクチンを何とかして下さい。すべきことはちゃんとしてください。

もう疑心暗鬼になって、いろいろな噂が飛びかっています。「どこどこのクリニックに行ったら、予診票がなくても、予約なしで誰でも打ってくれるんだそうな。だから隣の市からもうちに来るんだそうな」「そこには国からの冷凍庫がおいてあって、要求するだけどんどんワクチンが来るんだそうな。」とか。まさかと思っていたら、本当に「私打ってもらいました」という人が現れて、さらにびっくりしました。

ニュースで二回打った人が50%越えたとか言っていましたが、今、現場はこんな状況なのです。三回目だなんて。まずすべきことをしっかりしてからでしょう。そう思います。


 


 


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妊婦と新型コロナワクチン・宮坂先生のフェイスブックから

妊婦さんにワクチン打っています。希望が沢山あるのですが、一般の方と別に妊婦枠を作って予約を取り、順番に打っています。沢山の方ですので、大分お待たせしてしまっています。それに、10月11日以降は、国からのワクチンの配分がどうなるかわからないのでその後の予約を取らないようにという通達が市から来ました。

「妊婦さんもですか」と問い合わせをしました。そしたら、「妊婦も」だそうです。そんな。早くくうってあげたいのですが。それに、河野さんは大丈夫だと言われたはずなのに。

それから広島にも「妊婦は打つな」という産婦人科医がいます。なんの根拠もなく、科学的データもなく。困った妊婦さんからの相談が沢山来ます。本当はどうなのかと。

私が尊敬する宮坂昌之先生、新しい情報をフェイスブックで沢山紹介して下さっています。9月12日のフェイスブックの先生の記事を転載させていただきます。アメリカの雑誌JAMAのデータが載せてあります。一部だけここに載せますが、先生のフェイスブックにリンクしてある論文にとても詳しく書かれています。

https://www.facebook.com/masayuki.miyasaka.9






新型コロナワクチンについて、反ワクチン派は「ワクチンは毒。妊婦には悪い」と言っています。中には「卵巣炎が起きてもおかしくないとか、流産、不妊がどうのこうの」とか言っておられる方もいました。


 この点、アメリカ医師会雑誌(JAMA)の最新号に、アメリカ国内で登録された約25万人の妊婦についてワクチン接種の有無と自然流産率の関係を検討した結果が報告されました。


 それによると、妊娠6~8週、9~13週、14~19週のいずれの時点でも、ワクチン接種者と非接種者の間で自然流産率に有意の差はなく、さらに全妊娠期間を通じても流産率に有意差はありませんでした。

この結果はファイザーワクチンでもアストラゼネカワクチンでも同様でした。


 つまり、「新型コロナワクチン接種によって流産が増える」という反ワクチン派、嫌ワクチン派が言っていることは、アメリカの大規模調査では観察されていない、つまりほぼ根拠がないということになります。

一方、妊婦さんがコロナ感染をすると重症化することがあることがいくつも報告されているので、以上のことを併せて考えると、妊婦さん、あるいはこれから妊婦さんになろうとする方には、ワクチン接種が必要と考えるのがむしろ普通だと思うのですが。

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このような情報を発信して下さることはとてもありがたいのです。

子宮頚がん予防ワクチンも、根拠のない宗教的な動きで政治が動き、日本だけほとんど接種されないままに来ています。WHOは「世界中でもっとも安全なワクチン」と言っていますし、10年以上経つて、接種している国々は、次々と「子宮頸がん克服宣言」をしています。

子宮頸がんは今や日本も含めた「アジアの病気」とされています。「アジア人がかかりアジア人が死んでいく、早期発見で死なないまでも、若くして子宮がなくなっていく・・」。

今や、子宮頸がんと新型コロナと、反ワクチンの人々の全く同じような動きが起こっています・・。


 

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ワクチンの配布を減らすのだそうです。

ひどい雨が広島を直撃していますが・・。私は昨日から大分、別府に来ています。お盆のお墓参りなど、どうしても来なければなならないことがあって・・。九州北部がまたひどい雨で被害が出ているようですが。ここは静かです。雨も降ったりやんだりですが、豪雨というわけではありません。明日は一日曇りだと。

 こんなに雨が続くなんて、確かに地球は異常になっていると思わざるをえません。温暖化が、もたらすものと言えるのでしょう。その温暖化はなぜか・・。経済を第一に追い求めるうちに地球環境は二の次になってしまっているのでしょう。

 雨も心配。コロナも心配。

日ごろよりもテレビやラジオのニュースによく接しています。

東京は昨日も今日も一日の感染者が5000人を越えていると。そして、東京では自宅療養の人達が圧倒的に多く、なおかつその人たちに対しての医療的対応はほとんどと言っていいほど無に等しくて。これはもう人が住む所ではない様に思います。

 ワクチンも、娘がずっと予約が取れないとあずっていましたが。何と、娘のいる世田谷区民に対して狛江市が、4500人分の接種を引き受けることになったと。何とありがたいことでしょう。そして、それを知った娘がすぐに申し込みをして、8月19日と9月9日に打ってもらえるようになったのだと。

直ぐ娘から報せがあって、驚いて、喜びました。これほどうれしいことはありません。もう彼女が感染するのではないかと、そしたら一人暮らしでどうするのかと、本当に心配で心配で。早くワクチンを打ってほしいと思うものの、それが出来ないというので・・。

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広島県でも、とっくにすべての希望する人達への接種を終えている所もありますし、広島市のように希望していても、まだなかなか予約が取れない所もあります。そんな時に、ニュースでは盛んに3回目の接種を考えるべきだという論議や、東京都は若者に向けてワクチン接種を促すための大きな予算を付けると報道されたり。

 まだ希望する人たちへの接種が十分にできてもいない所で、何を言っているのかと思います。

 私の所でも、一杯で、予約をなかなか早くに入れてあげることができない時に、何と。ワクチンの配給を希望の80%に減らすと通知が来ました。国からのワクチン配布が減らされるのだそうです。十分にワクチンも準備しないでいて、寝言を言わないで下さいよ、と、むかむかしています。こちらは、もう、9月いっぱい、10月の初めまで予約入れているのです。どうしましょう、ほんとうに。

 

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当院での新型コロナワクチンについて。

新型コロナのワクチン接種、当院でも順調に進めているのですが。診療しながら接種していますので、一日12人が限度です。ファイザー社のワクチンは1バイアルが6人分です。緊急にキャンセルの方もありましたが、その時には、もっと後に予約をしている方で、無理がお願いできそうな方にお電話して、緊急に来て頂いています。ワクチンを溶かして、注射につめてからも時間の制限がありますので、来て戴くのにもかなり無理をお願いすることになります。ここまで、二か月余り、一人分も無駄にすることなく、きっちりと接種してきました。

 初めは医療者、ご近所の医療機関や薬局の方などに接種しました。それぞれのご希望を聞きながら、スケジュール表に埋めていき、余った所にクリニックのスタッフ入れて丁度6人分×バイアル数ずつになるようにして。その後が高齢者の方、それも初めは80才以上それから75才以上、そして65才以上それに基礎疾患のある方などの優先接種の方たちと、細かく分けての予約を取るようにとの広島市の指示でした。

 そして、今月いっぱいで優先接種が終わり、いよいよ64歳までの、一般の方たちーの接種ができるようになります。所が、広島市は一般の方は7月31日から予約を取るようにとの指示です。でも、そのことが、市民の方たちに伝わっていません。

「コロナのワクチンの予約をお願いします。」という電話がひっきりなしにかかります。「優先接種の方でしょうか?」「そうでない方は31日からの予約の受付になります」と、一体何百人の方にお話したでしょうか。だって広島市が配布した説明書がとても分かりにくくて。待っていたクーポンがやっと届いて、それっと電話なさるのも無理はあれません。中には、「クーポンが来たのだから優先接種なのでしょ?」とか、「どうしてなのですか」と怒る方もいらっしゃるし、中には「もういいです!!」と電話を切られる方も。

 それから、当院は優先接種の方の予約だけで、もう8月のほぼ終わりまで埋まってしまっています。それを言うと、皆さんがっかりされますので、「広島市の集団接種の方がきっと早く打てると思います。そちらに電話をしてみて下さい。でも、市の集団接種も7月31日からの受付になります。」とお教えします。こんなのが何十回も続くと、まるで私は広島市の職員になったようです。

 ところが、昨日、「テレビでやってました。受付が31日から24日になったと。他のドクターたちはどんどん予約を受け入れていらっしゃいますよ。」と。びっくりして広島市に問い合わせました。そしたら、集団接種の二か所だけ前倒しで24日からの受付にしています。医療機関ではこれまで通り31日からの受付にしてください。」とのことでした。何と。24日からにするのだったらそういう通達があってもいいのですが、なんにもありませんし。広島市に代わって私達は市民の方にお教えしているのですから、何かあってもいいでしょうに。

 私だって、どんどん受付をして上げたいですよ。早く打ってあげたいです。まあね、市の職員の方がかなり大変でバタバタしているのも分かります。そもそも広島市は高齢者の接種を完了するのが10月と言っていたのですもの。それを総理大臣が7月までに終えるようにと言って、どこかから強烈にプッシュがあって、市長が7月までに終えるようにとごり押ししていると。

31日になると、私達は「優先接種の方ですか?」ときかなくてもすみますので、大分手間が省けます。それでも、市の集団接種の方が早いと思いますよ。とは言わなければならないでしょうね。接種希望する方が多いのはとてもいいことなので。出来るだけ協力したいと思います。東京を初め、全国で猛烈に感染者が増えています。早くワクチンを打った人が増えて、集団としてウィルスを閉じ込めることしか手がないように思いますので。

今年も「国境のない花たち展」が開かれます。実行委員長はいつも私のクリニックに素敵な花を活けて下さる青野さんです。

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新型コロナワクチンについて③

昨日に続いて、私が尊敬申し上げる宮坂昌之先生のフェイスブックからの転載です。






テレビのワイドショーでは、変異株に対して新型コロナワクチンがあまり効かないのではないかというような根拠の薄い悲観話がしばしば流されていますが、一方で、私はかねてから、免疫学的に考えれば、新型コロナワクチンが変異株に対してもそれなりの効果を示すはずで、そのためには2回接種が大事であるはず、ということを言ってきました。

 New England Journal of Medicineの7月21日号オンライン版に、まさにこれを示す結果がイギリスの研究グループから報告されています。

 それによると、ファイザーワクチンあるいはアストラゼネカワクチンを1回接種しただけだと発症予防効果が英国(アルファ)変異株では48.7%、インド(デルタ)変異株では30.7%となり、インド株に対してはワクチンの効果が下がっていることがわかります。

 しかし、2回接種の場合では大きく状況が変わり、発症予防効果がぐんと上昇します。具体的には、ファイザーワクチンの有効率はアルファ株で93.7%、デルタ株で88.0%、アストラゼネカワクチンの有効率はアルファ株で74.5%、デルタ株で67.0%でした。

 つまり、ファイザーワクチン2回接種ではデルタ株に対する発症予防効果がかなり良く保たれていました。アストラゼネカワクチンはファイザーワクチンよりは発症予防効果が低めですが、デルタ株にも効いています。それから、最近出ている別の論文ではファイザー、アストラゼネカともにデルタ株に対しても効率的に重症化抑制をしていることが報告されています。つまり、2回接種により、かかりにくくなっているだけでなく、万が一感染しても重症化が効果的に抑えられています。

 以上、デルタ株に対抗するためにはワクチンの1回接種では不十分ですが、2回接種をすればそれなりの効果が得られることが明らかになりました。テレビのワイドショーが言っていることはあまり信用しないほうがいいですね。

もう一つこれは今日の先生のフェイスブックからです。





世界各国で同様の状況が起きています。オーストラリアのガーディアン紙がイギリスの状況を報じています(イギリスではデルタ株が猛威をふるっています)。イギリスで新型コロナでICUに入って来る人のほとんどがワクチン未接種者であり(これはアメリカとまったく同じ状況)、重症化してしまってから「しまった、ワクチン接種を受けておけばよかった」と言っているとのことです。でも、それは残念ながら、too lateですよね。

 ワクチンはゼロリスクではありませんが、感染を防ぐ、特に重症化を未然に防ぐという点では大きなメリットがあります。しかし、かかってしまってからではワクチンは効きません。

 それからいくら死者が少ない日本であっても、デルタ株に対しては40代、50代でも中等症、重症患者がどんどん増えてきています。「単なる風邪」かどうかは、日本の大都市の状況を見てから判断してください。

以下、そのオーストラリアのガーディアン紙のコピーです。英語ですが。

https://www.theguardian.com/world/2021/jul/26/covid-patients-tell-of-regrets-over-refusing-jab-vaccine-intensive-care?CMP=soc_567&utm_medium=Social&utm_source=Facebook&fbclid=IwAR0e7C7l22LysMeapyWbexh_0DGXdNaKzLdQLk74m08gUNK02pXai4PNJzI#Echobox=1627338038

たくさん引用転載させて頂いた宮坂先生に深く感謝申し上げます。明日もう一度当院でのワクチン接種の現状についてお話して終えますね。

ベランダのハイビスカス、アマゾンで買ったのが、なかなか花を付けませんでした。毎月曜に肥料を上げ、夏になってからは日に二回お水を上げて、大切に育ててきました。昨日、いよいよ一度に二つも花が咲きました。手のひらほどの大きな花です。今朝、それが四つになっていました。これは一日でなく三日も咲いたままでいてくれるというありがたい種です。まだたくさんのつぼみがついていますので当分楽しめそうです。

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新型コロナワクチンについて②

昨日の続きです。宮坂昌之先生のフェイスブックをブログに転載させてほしいとお願いしました。とても説得力のあるお話なのです。先生からは即座に了解を戴きました。大阪大学の名誉教授でいらっしゃいます。新型コロナについて様々な情報を発信して下さっています。以下、転載です。




きょう私の知り合いから、彼の娘さんがワクチンを打たないと言っていてどうしたものかと思っているという話がありました。聞いてみると、今のワクチンの開発期間はわずか1年程度なので、3年や5年先の副作用はわからないと言っているとのこと。

 まったく違いますよ。mRNAワクチンは10年以上も前から開発が始まり、これまでにマウス、ラット、サルなどで動物実験がなされ、多くの動物種で安全性が確認されています。いずれの場合にも、卵巣炎などは起きておらず、対照群と比べて不妊、流産などは増えていません。RNAが遺伝子として取り込まれて体内に残っていることもありません。

 どうもmRNAワクチンについては、あまりに誤解が激しいようなので、その開発の経緯を簡単に説明すると、次のとおりです。

 ドイツのビオンテックのグループは、10年来彼らが開発してきたmRNAワクチンががんワクチンとして使えそうだということから、市場に出そうとしていました。そこに、新型コロナが勃発したのです。そこで、ビオンテックはファイザーと共同して、それまでに開発してきた技術の粋をすべてCOVIDワクチンの開発に注ぎ込んだのです。その結果できたのが現在のmRNAワクチンです。決して1年で開発したものではなく、10年以上開発が進められてきたものです。安全性のわからないもので人体実験をしているのではありませんよ。

 それから、もう一つ誤解があるようです。それは、現在まだ臨床試験中のものを人に使って人体実験をしているのではという噂についてです。

 mRNAワクチンは、現在も第三相試験が継続され、第四相試験(製造販売後臨床試験)も始まっています。しかし、これはすべての医薬品で同様です。第三相試験の結果で認可を受けても、さらなる安全性確認のために第三相試験が継続されるとともに新たに第四相試験が開始されます。決してワクチンだけで性急なことをしているのではなく、すべての医薬品で同じプロセスをとられるのです。

 最後にもう一つ。「ワクチンは劇薬なので危ない」という近藤誠医師の言い分についてです。コーヒー中のカフェインも劇薬であることをご存じですか?量が多すぎると毒性、劇性を示すのが劇薬ですが、一方、適当量を使うとしかるべき効果を発揮するので、医薬品としてしばしば用いられるのです。ワクチン接種後の解熱剤として使われるカロナールだって劇薬ですよ。劇薬だから打ってはいけないとは噴飯物。とんでもない間違いです。

 写真はアメリカでもっとも有名な病院の一つクリーブランドクリニックとメイヨークリニックがワクチンは安全であることをキャンペーンしている記事からとったものです。「ワクチンは命を救う;今こそ打ってください」というメッセージです。ただし、打つ、打たないは個人の選択で構いません。

以下は英文ですが。

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https://newsroom.clevelandclinic.org/2021/04/20/leading-us-hospitals-team-up-to-promote-covid-19-vaccination/?fbclid=IwAR1wwWtRjOAjuYX3ITgm02Lsqzj5dqVCvWH8W2Mie49VtB8IwVX9_oCq7Xo

転載は以上です。

なお、宮坂先生がコメントのやり取りの中でよく読むようにと言われている、厚生労働省からの臨床試験についての文章です。

https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/0082.html?fbclid=IwAR02XucTfKYaQMev3SBcrdjcPSO8xF4Oqigge4sojHiihV9nqZ9SmgG-N-U

また、「新型コロナは風邪?」と言っている人への説明がここに丁寧に語られています。宮坂先生の素敵な写真も載っていますので、ぜひ覗いてみて下さいませ。

https://medicalnote.jp/nj_articles/210715-001-RT?fbclid=IwAR0VHf3xAUS8YAhegniSkIBQeoFRB32vW4QHG7fDw6iMdUWL-qk1cGy5iGw

この中にはこのような表も出ています。若い人が自分は風邪と同じだからと言っても、自分がお年の方にうつしてしまうかもしれない、そうするとうつされたお年寄りはこんなに重症化率は高いし、死亡率もインフルエンザに比べて数十倍も死亡率が高い、そういう責任があるということを知ってほしいのです。

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今日のブログは、すべて宮坂先生のおんぶに抱っこで申し訳ないのですが、でも、心から尊敬申し上げる先生で。先生からの情報を多くの方に知って頂きたくて、こんなブログにしました。明日も、「ワクチンをうった人でも、新型コロナに感染している」ということについて宮坂先生からの情報をお伝えしたいと思います。

 

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新型コロナワクチンについて。①

新型コロナワクチンについて、あまりにデマが飛び交っている状況を憂えています。

 中でも、「ワクチンを打った人が何人死んだ」というものがあります。ちょっと待って。これは、「ワクチン打った人の中の死者が何人」ということであって、「ワクチンが原因で死んだ」というわけではありません。

例えば厚生労働省の発表で「日本の一日」というのがあります。

https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kousei/16-3/dl/02.pdf

これによると、日本で一日に亡くなる方は3535人。日本の人口は1億2000万人です。

こんな数を出す方もあります。

今年の7月6日現在、接種数約3億3100万回分。内亡くなった方が9048だと。

これは接種3億3100万回分の内の数です。亡くなった理由はがんの人も、溺死の人も交通事故の人もいるでしょう。日本の人口の内の一日で亡くなる人の数の方が少し多いくらいです。

ちなみに日本の一日の内、入院している人は131万8800人。コロナのワクチンを打った3億3100万回分の内、入院は26818人。流産が985というのもありますが、これは、何人が妊娠していたかというような母数がないのでなんとも言えません。日本の流産の統計は取られていませんが、自然死産は2018年には9252です。今妊娠の10に一つは流産します。そのほとんどは染色体異常です。

数字だけ見て、あたかもワクチンを打った人が沢山亡くなっているし流産もしているかのようにとらえるのは間違いです。もう一度言います。打った人の中の亡くなった方がこれだけだということです。

コロナのワクチンの前、子宮頸がん予防ワクチンの副作用のデマで、日本の政治が動きました。WHOは世界中でもっとも安全なワクチンといっているし、世界中の国で打たれています。打ち始めて10年経って「我が国は子宮頸がんは克服した、これからはごくまれにみる珍しい病気になるであろう」という宣言をする国も次々と出ています。

日本は、「副作用」がひどいと言われ、ほとんど接種がストップしています。「名古屋スタディ」というのがあります。名古屋市立大学で、大規模な調査がされました。ワクチンを打った人と打たない人の比較すると、打たない人のほうがむしろ「有害事象」と言われるものが多かったというものです。

https://medical.jiji.com/topics/1184#:~:text=%E5%AD%90%E5%AE%AE%E9%A0%B8%EF%BC%88%E3%81%91%E3%81%84%EF%BC%89%E3%81%8C%E3%82%93,%E3%82%93%E3%81%AE%E7%8A%B6%E6%B3%81%E3%81%8C%E7%B6%9A%E3%81%8F%E3%80%82

私たち産婦人科医は、若くして、子どもを産む前に子宮を取らなければならなくなった人、小さな子ども残して亡くなってしまった人など、子宮頸がんの悲惨な姿を見ています。早く少しでも多くの若者たちに子宮頸がん予防ワクチンを打ってほしいと思っています。

そして、新型コロナのワクチン、またワクチンが有害だという人達が声を大きくして、とくに若い人達がうたないという選択をしています。打つ打たないは個人の選択だとは言われますが、正確な判断材料がないままに選択する人がほとんどなので胸を痛めています。若い人が、たとえコロナにかかっても若い自分は風邪をひいたようなものだから、といっています。でも、人にうつす可能性があるのですからね。

コロナのワクチンまだできて一年、今、壮大な人体実験しているという人もいます。世界中の科学者、研究者、医療者が必死でこの病に取り組み、膨大な論文も出、みんなで情報を共有しながらこの病を克服しようとしている今、製薬会社の儲けのために宣伝しているなどと、邪な言い方はするべきではありません。

明日は、この「まだワクチンができて一年」ということについて、とても説得力のあるドクターの文を転載させていただきます。

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クリニックの青野さんのお花。夏らしく涼しく、白いアジサイがとても清楚です。


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ある企業の職域接種でした。

昨日、7月1日の日曜日は、ある企業の職域接種のお手伝いに行きました。職域接種は1000人の接種受ける人を集めて申請するのですが、医師や看護師は自力で工面しなければならず、また、ワクチン以外の薬物や医療機器も自力で集めなければなりません。もしもの事があった時のものを手配しないと。大きな企業で医務室のある所なら優しいのでしょうが。

社長さんが困っていらっしゃると、ある人から頼まれて、予診する医師だと軽く考えてて受けたのですが、その医療機器や医薬品の手配も当方がとなってびっくり。でも、一旦受けたのですから、仕方ありません。必死で手配をしました。医薬品は当方が接種しているので緊急の事態に備えての物は用意しています。それらをお分けすればいいのですが、問題は医療機器です。

酸素ボンベもふくめて酸素吸入一式、人工呼吸器、血圧計、パルスオキシメーター、AED、点滴台、舌圧子・・・。ふつうに医療器械のお店に頼んだのでは間に合わないので、アマゾンや楽天やヤフーを駆使して、ほとんどがネット購入です。次々とクリニックに送られて来て、かつかつ間に合いました。小物では、アルコール綿やアルコールアレルギーの人用のヒビテン液や点滴セットや三方活栓やいろいろな注射器、針等々当院のナースがとてもよく働いてくれました。

 あらかじめ木曜日に会社に行って、シュミレーションすると共に、それらの緊急時の医薬品や機器を並べ、緊急時に備えました。と共にワクチンを冷蔵庫から出し、バイアルから注射器に詰める所、接種する所、接種後に15分あるいは30分待つ所、具合が悪い人が寝るベット等などを作り整えて。

そして、今日です。午前9時に行き、10時から開始。次々と接種希望の方が来られます。後は粛々と淡々と進みました。医師は私一人です。ずっと問診をし、接種可能、15分待機、30分待機、この人は寝て接種など見分け指示します。接種医として何度もの講を習受け、実際クリニックで多くの人の接種をしている、その延長みたいなものです。接種は2レーンで。二人のナースが交代で打ちます。他の二人がバイアルから注射器へ詰める仕事。そして一人が接種後の方を見守る仕事。他に多くの方が受付や指示や点検で働きます。


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お昼の一時間の休憩を挟んで、午後4時まで。計150人。滞りなく終了しました。何にも緊急のことはなく。

日ごろ私のクリニックではあまり診ない老若男性たちとの会話、楽しかったです。子連れのご夫婦。赤ちゃんは、皆さん男性が抱っこしていました。抱っこひもで赤ちゃんを胸に抱いた男性たち、時代は着実に変わってきているなあと思いました。

 私はこの後4回行くことにしています。私が行かない日は他のドクターが行かれます。1000人の方たちに2回の接種、社長さんの願いと尽力が実を結びそうです。

 

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