子宮頸がん予防ワクチン・9価のワクチンについて

7月21日、9価の子宮頸がん予防ワクチンを日本でも製造販売することが承認されました。で、クリニックにも9価をという問い合わせが来ています。しかし、承認即販売ではなく、まだ国家検定など様々な手続きを経てから使えるようになります。ですので、もう少し待って下さいと対応しています。

 昨日詳しい方に尋ねた所、国は、新薬に対してよりも、ワクチンはうんと厳しくなるのだと。まだしばらくは無理だろうと。

先日当院にある私が属しているグループからとのことで電話がかかってきました。名簿が業者さんに流出?と気分が悪かったのですが。

「9価のワクチンを個人輸入するつもりはありますか?」と。私は、

「そのうち、国内でも販売されるでしょうから、待ちます」

と答えました。調べてみると、それは個人輸入代行業者さんでした。私は、未認可の薬を個人輸入して自分で使うのは、その人の自己責任で勝手だと思っています。しかし、それを患者さんに使って、医療業務としてお金を戴こうとは思いません。もしものことがあった時には、国のバックがありませんので、かなりこわいことになるのではと思うからです。その業者はもし副作用があった時には対応しますとは言っていますが、それを詳しく読んでみると、適応されるにはかなりのハードルがありました。どんな薬にもアレルギーの人はいるものです。何より、まだ販売が正式に許可される前に使ったことの責任を追及されると、大変です。子宮頸がん予防ワクチンは、安全であることはわかっていても、ご承知のような大変な「副作用運動」が起こりました。それらに個人的に対応するのは、本当に大変です。

私も、早く認可してほしいと思っていますが、でも、もう少しのことでしょうから、待てばいい、そう思います。ただ、今高校一年生の方は待っていると無料の接種期間を過ぎてしまいますので、今許可されるのをうったほうがいいですね。

それから、9価のワクチンが定期接種、要するに無料でうてるようになるのかという問題です。これは、全くわからないとしか言いようがないと。今の所は、任意接種ということで進んでいるそうですが。これは政治の問題ですね。そもそも、まだ今認可されているワクチンでさえ、「積極的勧奨はしない」としている政治ですから。勿論、厚労省は、WHOや世界産科婦人科学会や世界婦人科腫瘍学会などから、早く勧奨を再会せよと勧告されていて分かっているのだと。でも、これは政治の問題として、官邸預かりになっていると。安倍さんがやれと言ったら、すぐにやれるのだけれど、それをしないと。今度、菅さんになって、それがどうなるかですね。

では、今更かもしれませんが、「9価って何?」。

子宮頸がんを引き起こすのは、人パピローマウィルス。それには沢山の型があります。中でも多いのが16型と18型。だから、その二つのウィルスに対してワクチンを作りました。それが2価のワクチンです。それに6型と11型を加えたのが4価のワクチンです。今、この二つが認可されています。ただし、4価の6型と11型は、がんを起こすのではなく、「尖圭コンジローマ」という性器にできるいぼを作ります。それらを加えたのですね。


「二つより四つの方がいい」と考えられがちですが。私は、これまでずっと「2価」をおすすめしてきました。勿論、患者さんや保護者の方の意思を尊重しますので、どちらもうっています。なぜ私が2価をおすすめしてきたか。4価の18型は、16型の半分しかワクチンの中に入っていないのです。16型、18型、6型、11型がそれぞれ、1、0.5、1、0.5ずつの配分です。私は、初め、どうしてイボの6型を1にしたの? 1、1、0.5、0.5にすればよかったのにと言いました。まあ、それには答えはありませんが。というのも、16型が作るがんは、おもに扁平上皮がんと言って、おとなしく、進行もゆっくりで、細胞診でもよく引っ掛かるし、治療しやすいがんです。それに対し18型は、腺がんと言って、進行も早く、検診に引っ掛かりにくく、放射線などの治療もなかなか効かなく、暴れん坊のがんです。私も腺がんには苦い経験があります。ちゃんと細胞診もして異常なしで、でも、ほどなく気づいた時には、腺がんの進行がんだったという方があります。ですから、18型が起こす腺がんをしっかり予防してほしいのです。

18型の抗体価は2価のほうが、4価よりもはるかに強いというデータがあります。しかし、これらはもう少し時間が経って疫学的に検討されれば徐々にわかってくるでしょう。それまでは、私は、治療すれば治るイボの予防よりも、何より腺がんの予防を考えて、2価をおすすめしているということです。

それから、2価はクロスプロテクションと言って、他の型のがんも、クロスして予防するということもわかってきました。16,18型だけでなく、類似型の31、33、45、58型などにも効果を及ぼすと。

 私の後輩に、子宮頸がんのプロフェッショナルがいます。日本産科婦人科学会のシンポジウムに指名されて子宮頸がんの円錐切除とレーザー蒸散の発表をされました。彼,円錐切除の後に必ず2価のワクチンを接種して、再発を予防すると。彼の発表を小さな会でしてもらった時に、「4価ではダメかね?」という質問に、「4価にはクロスプロテクションがないから」と答え、私は私の想いを確信したのです。

でも、こういうことも9価が認可され販売されるようになると、お終いです。9価は16、18、31、33、45、52、58型のがんの予防と、それに加えて、6,11の尖圭コンジローマを予防するワクチンです。

出来れば、早く販売を認可し、定期接種にも組み込まれます様に。今や日本は、世界で行われているワクチン接種から取り残され、子宮頸がんは「日本も含めたアジアの病気。アジア人がかかり、アジア人が死んでいき、アジア人の若い女性の子宮がなくなる」とされています。ほんとうに、これから赤ちゃんを産もうとする若い女性の子宮摘出は胸が痛みます。


先日の夜のウォーキングの時に川の向いの相生橋から撮った原爆ドームです。相生橋は、Tの字になっていて、原爆投下の目印にしたのだそうです。原爆ドームは、4回目の保存工事が始まりました。今度の工事では、被爆当時のようにこげ茶色に塗られるという情報があって、それはどうなの?近づくと、今のままの色の方が、すごい迫力でいいのにと思ってしまいます。

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子宮頸がん予防ワクチン・高1の人は今月中に一回目の接種を!

私のクリニックでは、ずつとずっと子宮頸がん予防ワクチン・HPVワクチンをうち続けています。子宮頸がん検診を受けた45歳までの方には、子宮頸がん予防ワクチンのチラシをお渡し続けました。

 今、全国では国が積極的勧奨をしなくなってから、ほとんどうたれなくなっています。世界ではどんどんうたれ、次々と沢山の国から「子宮頚がん克服宣言」が出され続けています。「我が国は、子宮頸がんは克服した。これからは、ごくまれに見られる疾患となるであろう」と。

積極的勧奨はしなくとも、今もずっと少学6年生から高校1年生までは、無料で接種できます。そのことを行政が宣伝しないので、知られていません。なにしろ一回が16000円、計3回うつので5万円にもなります。それが無料なのですから、うたないのはもったいない話です。

でも、先日、海田町から接種に来られた高校生のお母様から、町から報せがあったと。9月までに一回目を打たないと、高校1年生を終わるまでに3回無料でうてなくなりますと。それで慌ててきましたと。私、すごくびっくりして、そして、うれしかったですね。海田町には、子宮頸がん予防ワクチンの接種が始まったころに、町主催の講演会に行ってお話したことがあります。町がそうして知らせて下さった、と。

そして、数日して、今度は広島市の高校生のお母様から、市から報せがあったと言ってこられました。それからは次々と予約の電話が入ります。市からのお知らせを見たいと思っていたのですが、今日来られた方がそれを持ってこられましたので、コピーさせて頂きました。

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でも、なんかねえというような文章ですが。

「そのため本市では、積極的な接種勧奨を控え、子宮頸がん予防ワクチンの接種勧奨通知や予診票の送付を行っていませんが、あくまでもワクチンの接種を積極的に進める案内を控えている状況であり、ワクチンの接種自体を控えるよう促すものではありません。」???です。

でも、何にしても、こういう文章を送っていただくことで、保護者の方に気づいて頂くことはとてもうれしいことです。

私は、うちにきた子どもたちには、しっかりと子宮頸がんやワクチンについて、また、大人になった時には、検診をぜひ受けてほしいことなどをお話してから接種しています。

 保護者の方の中には、「副作用が怖い」むと思われている方もおありですので、文春に慶応大学の名誉教授、吉村泰典先生が書かれた「子宮頸がんワクチンは薬害ではない」という文章を読んでいただいています。何しろ、WHOは「世界中で最も安全なワクチン」と言っており、名古屋スタディのデータもあります。(名古屋市の約三万人、子宮頸がん予防ワクチンをうった人とうたなかった人の、副作用と言われている症状が出た人を比較すると、むしろ打たなかった人のほうが多かった、という)

今月の予約は、すでにうった人も含めて、今のところ17人です。今の勢いからすると、まだまだ増えることと思います。

明日は、9価のワクチンについてお話しますね。

 

 

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性同一性障害の人の保険証

今日、患者さんが診察室に入るなり、

「先生、できましたよ!!」と弾んだ声で言いました。「保険証!」と。

彼女は性同一性障害で、戸籍上は男性です。でも、職場でもプライベートでも女性として生活しています。事情があって、まだ戸籍の性別の変更はできません。名前は、家庭裁判所ですでに女性名に変えることができました。名前も女性名で、姿も女性で、でも、保険証を出すと、性別が「男」となっていて、「えっ!?」となるのですね。で、実は、保険証の表の「性別」を書かないで、裏に書くことができるとの情報をつかんだ彼女がそれに挑戦しました。

その結果、できました。

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わざわざ「裏面参照」と書いてあるし、裏を見れば「男」とわかるけれど、でも、これでも、彼女にとっては、とてもうれしい出来事なのです。

ここまで来るのにもとても労力と時間を要しました。

健保協会で変えてもらうのですが、それには戸籍謄本と診断書と原本の保険証と申請書を出すようにと言われたと。申請書はフォーマットはないので、自分で書くようにと。それで、家庭裁判所へ名前の変更の時に書いた申請書を参照に、自分で作りました。

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まだこんな申請をする人があまりないので、手続きもめんどうなのでしょうが、多くの人が申請するようになると、おそらく、もっと簡単になるのではないかと思います。

勿論、戸籍上の性別の変更ができると、保険証も「ちゃんと変わった性」でできるのですが、それには、高額な手術をしたり、年齢や家庭的な制限も乗り越えなければならなくて、そこにたどりつくのに、とても時間がかかる人もいます。そのような人には、表に異なる性別を書かれないという、一つの朗報であると思います。性別だけでなく、名前の変更をしていなくとも、「通称名」での保険証も出せるようです。

申請は、社会保険の人は健康保険協会へ、国民健康保険の方は、各自治体の保険年金課や国民年金課など国民健康保険を扱っている課。それから、健保協会や国保の自治体によっては、申請用紙がある所もあります。かなり地域や自治体によってまちまちです。自分の担当の所に問い合わされると教えてくれると思います。

彼女が「みんなに教えてあげて」と言って下さったので、ここで皆様にご報告しました。

 

 

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ええっ、介護脱毛?

ここのところ、しんどいことばかり続いていて、少々書く側もしんどくなっています。今日は、ちょっと軽いことというか、下ネタでごめんなさい。

若い人の脱毛、陰毛を永久脱毛しているのは、よく見ます。特に、水着や下着からはみ出さないように、性器の両横の脱毛をしているのですね。

ところが、先日のこと。患者さんが、「先生、介護脱毛って知ってますか?それ、しようと思うのだけれど、どう思いますか?」と。

ええ?介護脱毛?なんだそれ。知らない。「とても流行っているんですよ」という患者さんから教えてもらって、そしてネットで調べました。そしたら、あるある、介護脱毛!!

何と、年を取って自分が寝たきりになって介護してもらうことになった時のために、今から陰毛を脱毛しておきましょうという物。まさに、目が点でした。おむつをする時に、陰毛に汚物がついて、迷惑をかけるし、それが悪臭の原因になったりするので、今から永久脱毛をしておきましょうという物でした。それも、今の脱毛の主流になっているのは、「光脱毛」で、それは黒に反応し、白髪になると反応しないのだそうです。だから、若い間にと。

うわあ、知れば知るほど、びっくりの連続で。そもそも、まだ自分がおむつになる時って、想像すらできません。その今から陰毛だけ用意しておくと言うのも・・。迷惑をかけるのは、陰毛のせいだけではないし。

それに、寝たきりでおむつの人の悪臭の原因は、女性の場合の多くは陰毛のためではなくって、多くは膣炎によるものです。大腸菌などが膣内に入ってしまって、そこで炎症を起こし、おりものも増えてという物。

もう一つ、陰毛は、年を重ねると、自然に薄くなってきます。お年の方は、ほんとにちょろちょろ。それも、前の方に少しあるだけになります。診察をするのにも、全然邪魔になりません。もしも邪魔なのなら、邪魔になる所だけハサミで切ればいい。

何も、たくさん生えている内から、高いお金を出して脱毛しなくとも、、。ほんとにいろいろと考えるのねと感心しきりでした。

昨日、東京からお花が届きました。それも、全然知らない方から。はて、どなただろうと考えましたが、思い当たりません。思い切って、あのうと電話をしました。そしたら、やはり接点は全くない方でした。そして、私のブログを読んで、感動して、お花を送って下さったのだそうです。いろいろとお話しました。ありがとうございます。元気が出ました。そのお花の写真です。

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お二人の患者さん。

広島の自粛要請が解除されて、診察は、たまに混むこともありますが、ほとんどゆったりです。時間がある時には、患者さんと少し余分なお話をすることも。

 Nさん、もう15年以上検診に通ってきて下さっています。今日も。素敵な帽子、素敵なお洋服。検診の跡でお尋ねしました。そのお洋服は、どなたが作られたものですか?と。

「もう古い服です。デパートで買って、丈を直しました」と。お帽子は?「私は帽子が好きなのです。これは、モデルさんがかぶっていたのとおんなじのが一個だけ残ってて、すぐに買いました」と。

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Nさんは、今87歳なのです。もうすぐ88歳になられます。ほんとうに素敵なおしゃれで、とても生き生きと魅力的です。

 それだけではありません。Nさんは、民生委員を12年し、その後で地域福祉推進委員を務め、今は社会福祉協議会のボランティアを24年続けておられます。ボランティアで頑張るNさんに、もういい加減ポランティアでなく、自分の楽しいことをしたら?とご家族にも勧められるそうですが。いつ、命が尽きるかもしれないから。それまでは、お世話を続けたいとおっしゃいます。

 こんな方に触れ合えること、幸せな職だと思いました。勿論、お願いして写真を撮らせてもらいましたし、ブログに載せることも了解をしていただきました。ますますお元気で!!

 ですが、つらい方にも会いました。以前から、壮絶な人生を送っている人です。最近、気になっていました。しばらく来てないなあ、どうしてるのかなあと。そしたら、今日来院されたので、びっくりしました。私は、結構こんなことがあるのです。ふと気になった方が来院されるのですね。

 三年ぶりの彼女の姿に驚きました。まだまだ若い彼女、車いすになっていました。足がなくなって義足になっていました。電車に飛び込んだのだと。死ねなくって足を失ったと。何と。私は言葉を失いました。本当に、死ぬほどつらかったのでしょう。

 いろいろと診察もして、最後に話しました。

「死んだらいけんよ。死ぬなよ。いつか子どもに会える時が来るからね。子どもだって、いつかあなたに会いたい、いつか会えると思って生きてると思うよ。でも、死んでしまったら、もう二度とお母さんに会えない。絶対に会えないということになったら、子どもはつらいよ。子どもの希望をたち切っていしまうことになるんだから。足はなくっても、生きて。いつか子どもと一緒に生活しようよね。」

 私が妊婦検診をしていた子です。今は施設で生きていますが、きっと母親を待っていると思うのです。

 それにしても、これまでもあまりに壮絶な人生でした。これまでのことを悔やむのでなく、前を向いて、希望をもって生きてほしい!!足を失うという、あまりに代償は大きいけれど、きっと幸せになれる時が来る、そうなってほしい、ほんとうにそう思いました。

 帰る前に彼女は「先生、ありがとう」といいました。またね。また来てね、と。

こんな会話ができるのも、コロナのおかげで患者さんが減っているからこそです。ありがたいことです。

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「コロナで来れませんでした。」「お金がありません。」

ゴールデンウィークが明けて診療も開始して、初日はそこそこ忙しかったのですが、やはり患者さんの来院は少なく、ひましています。このままだと、かなり収入も落ちるのですが、それは仕方がないこと。でも、気になるのは、続いて治療しなければならない人が中断することによって、悪化するのではないかということ。がんのフォローをしている方、子宮内膜症の治療をしている方などは特に。治療を中断しては元に戻ってしまう人も。

  出来るだけ途切れないように来て下さいとお話することも、たびたびです。「医療機関に行くのは、不要不急の外出ではないでしょう」といいます。でも、それでも外出が怖いという方には、処方箋をお送りします。お近くの薬局で処方してもらって下さいと。

 でも、今日のこと。継続が必要な薬が中断してしまった方。

「コロナで来れませんでした。」と。

また、感染が怖くて外出できなかったということなのかと思いました。だから、「でも、中断しない方が」といいました。そしたら、「来たかったんです」と。「中断はまずいと知ってたんです」と。「でも、お金がありません」と言われました。「コロナでお店を閉めなければなりませんでした。収入がありません」と。「お店は、密室です。開けられません」と。「でも、家賃は払わないといけません」。「ああ、それは大変ですねえ」といいました。市からの協力金が入るのは、ずっと先です。でも、病気に負けてもいけないので、この薬だけは飲んで下さい。治まるまで何とか、生き延びましょうねえ。

アルバイトが切られて、お金がありませんという若い人はたくさんです。しばらく生理痛のためのピルを諦めなければならない人もどんどん出ています。

 先日は、不動産の仕事をしている方と話しをしました。あなたのような業種は、コロナの影響はどうなの?と。もう、たいへんです。ローンが払えないという人、家賃が払えないという人・・・。もう少ししたら、売りの物件が増えるでしょうね。ローンが払えなくって、手放さざるを得ない人がたくさんになると思いますよ、と。ああ、それも悲しいねえ。

風俗の人。性感染症にかかっていました。「今、仕事はしてはいけませんか?」と。「うん、客にうつすからねえ。」「コロナのこんな時だから、しばらく休みんさいよ。せめて、これが治るまで」と話しました。でも、私は彼女の生活が厳しいのを知っています。厳しくても、今、ほんの少しだけ何とか休んで。だから、あのお笑いの人が「いいことがある」と言ったことが許せません。

 経営者として自分のクリニックの維持も大変だけれど、でも、まだ私は恵まれています。こんな職種であることをありがたいと思っています。様々な年代の、様々な職種の女性たちと「頑張ろっ」と言いながらの毎日です。

青野さんのクリニックのお花、シャクヤクです。咲くのが楽しみです。きっと華やかでしょう。咲いたら、またアップしますね。


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収入、経営のこと。

殆ど徹夜、今朝方までかかって保険の請求、レセプトの点検を終えました。明日から五連休ですので、今日の内にやっておかないと、と、事務から言われておりました。いつもの年でしたら、レセプトをもって大分に帰り、のんびりやっていたのですが、今年は5月8日からの診療開始で、9、10が土日なので、それでは間に合わないと。何としても、2日に済ませておきたいと。全部済ませてホッとしました。

 実は、昨日広島市医師会から、コロナの影響の調査が来ました。昨年の3月4月と今年の3月4月の患者数と収入の比較です。人数も収入も、月報を比較してパーセントの計算をしました。落ち込んでいるのは当然ですが。これほどとは思いませんでした。特に、3月よりも4月です。ショックでした。こんな調査をして、それが何に生かされるのかわかりません。医師会費を安くしてあげましょうとでもいうのでしたら歓迎ですが。

 今月は空調のやり替えがあります。道路を通行止めにして、クレーンで屋上に室外機を運ぶという大規模なもので、天井のはめ込み式の機器を10器取り換えます。見積もりによると、約500万円かかります。6月は8人の従業員に給料に加えてボーナスを出さないといけません。

 やれやれ。頭が痛いところです。開業医というのは経営者です。この度程しんどい思いをするのは、30年前の開業直後以来です。あの頃は、まだ講演がたくさんあって、講演料を全部つぎ込んで、本もそこそこ売れていましたので、その印税もつぎ込んでお給料を払ったり、薬などの支払いをしておりました。今も講演料はクリニックの収入にしていますが、その講演もなくなってしまっていて・・。

もともと、お金には無頓着で、収入をアップするということに疎いものだから。医療は必要最低限ですべきと、それをモットーにしていますので・・。でも、私の所は恵まれています。周りの他の業種に比べると休業要請もなく、患者さんも必要に迫られて来てくださいますので。

さあ、今日一日頑張りましょう。そしたら、当分お休みです。

患者さんからこごみを頂きました。ありがとうございます。さっそくに茹でて胡麻和えにしようと思ったら、夫は昔は酢味噌で食べていたといいます。それならと、ちょうど頂いていた木の芽もあったので、木の芽和えにしました。二皿作って一皿は姉の家へ。うれしい、懐かしい春のお味でした。

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妊婦さんが新型コロナに感染した場合

私のクリニックで妊婦検診を受けていらっしゃる方でも、「私がコロナにかかったらどうなるのですか?」という質問をなさる方が多くなりました。私は答えます。

「広島県はね、その体制がちゃんと作られているから、大丈夫よ」

本当にありがたいことに、第一線で活躍していらっしゃる方々のおかげで、その体制作りがしっかり作られています。感染している方の診療、分娩などは、基本的に県立広島病院で、重症の方は広島大学病院で対応してくださいます。

そのチャートが送られてきていますので。少し複雑ですが。クリックしてくださると大きくなります。

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もう少し簡単に。県病院の三次先生から送られ来ていますので。それを転載させていただきます。ありがたいことです。安心できますね。勿論、感染しないにこしたことはありません。ほとんどの妊婦さんは、感染しないように注意して生活していらっしゃいます。誰も罹りたくて感染する方はいらっしゃいません。でも、どうして感染したのかわからない方も多くなっている今、だれも決して感染しないとは言えません。

もしかして、私は感染しているのではないかと心配なさった時には、かかりつけ医に連絡してくださいね。くれぐれも直接県病院に行くことがないようにお願いします。

私たちも、日常の診療の中で、心して妊婦さんに対応したいと思います。


  妊婦がCOVID-19感染を疑われる場合  令和2年4月28日


 


妊婦が「風邪のような症状がある」・「37.5度以上の発熱」が2日以上続いたら



かかりつけ産婦人科医に相談(+味覚・臭覚異常、濃厚接触歴、帰郷など聴取)



  • かかりつけ産婦人科医が,妊婦から症状などを聴取した結果,総合的に判断して,新型コロナウイルス感染症と疑われる場合,かかりつけ産婦人科医が,帰国者・接触者相談センター(保健所)への情報提供と検査依頼をお願いします。



帰国者・接触者相談センター(保健所)に情報提供


                     ↓


PCR検査



陰性の場合: 経過観察、通常の治療・妊婦健診


陽性の場合: トリアージセンター(県)にて入院施設決定



  • 県からの回答です

  • COVID-19感染が強く疑われ、以下の場合は県立広島病院産婦人科に連絡してください。当院での診療の手配をします。

  • 陣痛が発来しており、朝・平日まで待てない症例

  • 呼吸器(肺炎)症状が強い・高熱などで治療が必要と判断される症例

  • CT検査でコロナ肺炎の所見を認める症例


              県立広島病院


 


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マスク、消毒、空調

今日は、他県の高校に講演に行く予定がキャンセルになったので、ぽっかり時間が空きました。午後は、クリニックの留守電の故障の修理にNTTの方に来ていただきました。

昨日は、空調の修理の打ち合わせにダイキンの方に来ていただきました。屋上の室外機を運ぶのに、クレーン車の手配や道路使用許可などの手続きが行必要で、かなり大がかりになります。天井からの空調ですので、診療に影響が出るかもしれません。

 実は、ここは紙屋町の大規模再開発に市から指定されているそうで、ここが立ち退きになるのかどうか、微妙な所です。立ち退きになるのであれば、大きな工事で空調を改めるのは、もったいないことだと思っていたのですが、診療を続けるのであれば、少しの年月でもこれはちゃんと整えなければならないことと。悩みました。が、結局まだやめる決断ができないので、大金をつぎ込んで空調をすべて新しくすることにしました。フィルターは、ウィルスをも除去するのにしました。高価です。ああ・・。

このところ、やはり患者さんが減っています。来られた方も、あまり外に出られないので、お薬をたくさん下さいと、二か月分、三か月分の処方箋を要求されますので、患者さんの数が減るのはしばらく続くでしょう。さあ、踏ん張りどころです。倒産しないように、頑張りましょう。

クリニックは、エレベーターを降りるともう待合室です。そこにこれを置いています。

今は、多くの方がマスクをしてこられますが、ない方には、患者さんに限り診察のために有料でお分けしています。マスクのない方は診られませんとは言えませんので・・・。でも、私たちのも足りなくなりそうですので、複雑です。

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新型コロナの検査について再度

県医師会からFAXが来ました。新型コロナの検査に保険が適応されるようになったけれど、自由に検査ができるわけではありませんと。そして、この図。

 要するに、肺炎を疑う方が患者として来られたら、私たちが検査をすることを決められるわけではありません。私たちは、まず保健所等の相談窓口に連絡をします。相談窓口が必要と認めれば、「帰国者・接触者外来のある医療機関」に患者さんを紹介すると。そこでさらに検査が必要とされれば、そこからまた保健所に連絡が行き、そこから県保健環境センターか市衛生研究所で検査。そして陽性であれば、指定医療機関に入院となります。すなわち、検査に至るまでに五段階を踏まなければなりません。

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そもそも、患者さんが医療機関にかかる前に「37.5度C以上の発熱が4日以上続く」こととされていて、それが私にはいまださっぱりわからないのです。なぜ4日なのか。その根拠は?インフルエンザのように、あんまり早いと、検査で陰性か出るからというのでもなさそうです。「振るい落とすため?」なのでしょうか。

上の図は、FAXできたものなのでわかりにくいのですが。中国新聞デジタルがきれいにまとめて下さっていたので、それをお借りします。

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WHOは、3月17日のAFPによると、とにかく検査をするようにと各国に警告を発したと報道されています。

「世界保健機関(WHO)は16日、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の疑いのある患者全員を検査するように各国に呼び掛けた。WHOはまた、中国を除く世界の感染者数と死者数は中国を上回ったと明らかにした。」

私の不満はまだまだたくさんあります。中国と韓国から日本に来た人は、二週間の隔離と決めても、なぜヨーロッパの他の国からはフリーなのでしょう。サッカー協会の会長の感染が報道されていますが、彼は、帰国後も自由に会議に出たりしてしていたと。ある右翼の大物Mさんが総理に会って、中国と韓国をいつまで野放しにしておくのかと言って、即総理がそれを決めたという報道を信じたくなります。

韓国の康京和外相がBBC番組に出演し、大規模な検査が韓国の死亡率を低く抑えられている鍵だと述べました。

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以下、続きます。

「中国当局が1月中旬にウィルスの遺伝子配列を公表してすぐに私たちは検査を承認しました。我が国の保健当局はすばやく研究機関と協議し、その結果を製薬会社と共有し、製薬会社が試薬を調整しました。検査に準備が必要でしたので。現時点で25万人ちかくを検査し・・・今日の時点で26万8000人分です。政府として大事なのはパニックを防ぐことです。政府はこれに冷静に対応して証拠と科学に基づき行動しなければなりません。WHOのパンデミック宣言でウイルスの拡大が不安や嫌悪の拡大に変わる危険があります。外国では韓国人だけでなくアジア人に対して暴言や身体的暴力さえ起きているとたくさん報告を受けています。各国政府にはこうした事件を止める責任があります。こうした行為は協調の精神を妨げますし、ウィルスの問題を世界全体で一緒に乗り越えるには協調の精神が欠かせないからです。」

いまだに検査を受けるまでに高いハードルがある日本の現状を見ると、ため息でしかありません。

 

 

 

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