夾竹桃

丁度20年前、2002年8月にできたばかりの広島プリンスホテルを借り切って、性教協全国夏期セミナーが開かれました。まだバッシングが始まりかけた時。全国から1600人の方が集まって、多いに盛り上がりました。


 その時、舞台を飾ったのが夾竹桃の花です。私の兄制作の大きな花瓶にピンクと白の夾竹桃を飾りました。ある小学校の校長先生が気持ちよく切ることを許して下さったのです。原爆の焼け野原の跡にいち早く芽吹いた夾竹桃は、広島市の花と定められました。

 それから20年。今年も広島で全国夏期セミナーを行います。場所は、平和公園の中にある国際会議場です。今、平和公園の周りは夾竹桃が満開です。

 昨日、朝5時に患者さんの電話で飛び起きて、クリニックに駆け付けました。診察をして、お薬も出してそして6時には終了。さて、どうしましょう。家に一旦帰ろうか、それともここで一仕事すべきか考えて、ふと、夾竹桃を見て回りましょうと思いつきました。自転車で平和公園をぐるりと回りました。青空でなく、梅雨空でどんよりなのが少しさえないけれど。

 夾竹桃はまず白が咲きます。白が満開になったころ赤が先始めます。赤というかピンクですね。相生橋のたもとの白い夾竹桃。相生橋は、Tの字の橋で、原爆投下の目印とされたと言われます。

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角度を変えると、右側に小さく原爆ドームが見えます。

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相生橋のTを渡ると、ドームの向いにピンクの夾竹桃が。まだ満開でないのであまり美しくありませんが。

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広島二中の慰霊碑の横にも夾竹桃が植えてあります。

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多くの被爆した人が川に浸かり、息絶えて行った、平和公園の西側の本川、橋を渡った川岸には、ピンクではなくきれいな赤い夾竹桃が咲いています。向かい側が平和公園です。

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その道路の左側に、本川小学校の外壁に沿ってピンクの、右側、川沿いには赤の夾竹桃が並んでいます。

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今、雨の夜ですが、花のアップが欲しくて、懐中電灯を持って撮ってきました。ピンクと白です。可憐な花ですが、これには毒があるということです。

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さて、今年の夏期セミナーには、夾竹桃を飾ることが出来るでしようか。どなたかのお家のを切らせていただけると可能ですが、街路樹を切るわけにはいかないのです・・。

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比治山大学の学生さんたちへの講義

一昨日木曜日、比治山大学の学生さんに話しに行きました。毎年恒例の、子ども発達教育学科、卒業後教師になる希望の学生の一年生たちが対象です。教師になる人に知っていてほしいことを盛り沢山に話します。今年の卒業生たちのうれしい写真が貼ってありました。私の講義がどれだけお役に立つかわからないけれど・・。

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毎年どんどんと伝えたいことが増えます。今年特に子宮頸がん予防ワクチンのキャッチアップの適応の学生さんたちですので、それも詳しく。

さらに、LGBTについて。最近、性的違和を訴える小さな子どもたちの来院も増えています。この子たちが、学校でどのように対応して下さるかによって、これからの大切な発育が左右されるのも見ています。どうぞ、教師になった時にはその子たちもしっかり支えてあげられるようになって欲しいと思います。いろいろな資料を提示しました。中でもオバマ大統領の動画、「It gets better」も見て頂きました。

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ちなみにその動画のアドレスです。

https://www.youtube.com/watch?v=llmcW1rYvs8

いつもいつも盛沢山すぎて、時間が無くなって、終わりは超特急になったりしますがその分沢山プリントした資料で補っていただけるように配慮しました。スライド原稿だけでなく、性被害ワンストップセンターのパンフ、三次市のデートDVのパンフ、性教協夏期全国セミナーのパンフ等も配りました。活用してくれるといいなあと思いますが、眺めるだけでも・・。

又学生さんたちの感想が届けられることでしょう。その時に又、ここでご報告しますね。


 


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性教協夏期セミナーについて②

 昨日の続きです。性教協全国夏期セミナーですが、記念講演などの、一か所での全体会であれば、リアルとZOOMの両方でのハイブリッド方式もまずできたとしても、分科会など、一度に三か所での会を同時にZOOMで発信するというのはなかなか緊張します。それが無事出来るか否かの練習を先日したということなのですね。それが何とかなりそうということになって、本部から来られた方たちもホッとしてお帰りになりました。どうぞ、リアルででも、ZOOMででも、ぜひ多くの方にご参加いただけます様に。

しつこいようですが、記念講演も、理論講座も、シンポジウムも、ランチタイムセミナーも、それから模擬授業も分科会すべてが胸を張って、素晴らしいこと請け合いと言えるのです。

 パンフの続きをアップしますね。申し込み方法などもあります。ロゴマークの解説も見て下さいね。知る人ぞ知る、お弁当作家のナンシーさん作のロゴですよ~。

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性教協夏期セミナーについて①

 これまでにもお話してきたことですが、今年の性教協夏期セミナーは、7月30・31日、広島、国際会議場で開かれます。もう申し込みも始まった所で、昨日土曜日に、本部から会場の下見に来られ、ハイブリットで行うWi-Fiや送信の予行演習も行われました。全て上々だったようで、本部の方たちも私達も本当にほっとしました。全部すんで、食事をしながらより詳しい打ち合わせしました。今日から二日間、そのパンフレットを添付します。本部とこちらと双方で練りに練ったプログラムが出来ました。現地実行委員長としてこのプログラムは大満足なのです。どうしてもやりたかったことがすべて入りました。

 あとは、その日が来るのを待つのみ。多くの方に来て頂きたいので。お申し込みをよろしくお願いします。

まず、パンフレット6ページの内の3ページを添付しますね。

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小さくて読めない様ならそれぞれのページクリックして大きくして読んで下さいね。申し込み方法等、明日に添付します。よろしくお願いします。

 

 

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内密出産について④

家庭での性教育、思春期編の再録を続けます。2008年の、まだスマホなんてない頃の記事なのですが。


家庭での性教育(11)思春期の子育て②




   私は、私の前で、「お母さんだけには知られたくない。親には言わないで」と泣く子のことが同じ親として本当にさびしいと思って来ました。


  どうして、一番身近にいる大人である親が相談相手足りえていないのだろうか、と。


  世の大人たちは間違っていると思うのです。日ごろから、セックスなんて、家の子だけはしないだろう、または、してはいけませんよ、とさえ言っておけばしないだろう。若くて行動を取る子は家庭的に問題のある子だろうから。と、そう思われているようです。


  とんでもない。今の社会、情報があふれ、すでに述べたようなことをしっかりと教えられないままにすくすくと育っている子、これまで何の問題もなく、学校もちゃんと行き、受験勉強もがんばっていて、それでもそんな子でも行動を取ってしまった。そして、大変なことになってしまった。でも、とても親にはいえない。


 そんな子ほど、身近な大人にSOSを求められないままに、もっともっと大変なことになってしまうという、そんな現実を見て来ました。


 いわゆるツッパリさんは、たとえ親にいえなくとも、友達についてきてもらって産婦人科を受診したり、または叱られることを覚悟で「おかあちゃん」といえたりするのですね。


 これまでいい子できた子ほど、大変なことになったというのが先にたってしまって、誰にも言えず抱え込んでしまう。そして悩んでいる内に時が経ってしまって、やっと病院に来た時にはもう遅かったと。中絶できる時期を過ぎてしまって、生むしかなくなって、でも生んでも育てられなくてというような、そんな少女たちの出産にもさんざん出会って来たのです。


 体については、小さいときから、機会あるごとに伝える。体を知ろうね、体は大切だから。だって体に命が宿るんですもの。ちゃんと知って自分で自分の体の管理ができるそんな大人になろうね、と。


 そして、また、機会あるごとに性や避妊についても話ができればしっかり伝える、それができなければ、本を読んでもらう。その上で、何かあったら助けるよ、と、門を開いておいてあげる、そんな子育てをしていただければ、と思います。この項まだ続きます。

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5月2日に、姉と姉の孫の三人で世羅の花園に行きました。その時、ポピーの花園で、親指と人差し指で〇が書けるくらいの、小さな鉢を一つ戴きました。帰って少し大きい鉢に植え替えて大切に水と二週に一回の液肥を上げていたら、毛の生えた茎が伸びてきて、何だろうと思ったら、これは、もしかして、つぼみではないかと気づきました。やったね、すぐに今年の内につぼみがつくなんて思わなかったので、驚きました。そして、こんな可憐な花が咲きました。ポピー、けしの花、ひなげし、虞美人草とも言います。又毛の生えた茎が伸びないかと見ているのですが、この一本だけの様です。でも、本当にうれしいです。クリニックのベランダで花を育て初めて、いつもなにがしかの感動があります。



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内密出産について③

5日の日曜日河口先生の講演で、大切なお知らをせするのを失念していました。

「LGBTスタディーズ」・広島県内のLGBTQ+,セクシュアリティ,ジェンダー研究者による研究発表会

2022年7月3日(日)13:00~17:00

場所:エソール広島(おりづるタワー10階)

河口先生の教室の院生等が書いた卒業論文等が広く社会に公表されます。これは聴きたいですねえ。大学の中のそれも狭い範囲の人達だけに聴いて頂くのでなく、当事者の方たちも、それからこのような研究をしたい、そのためにはどこに進学したらこんなことが出来るのかと迷っている若い高校生たちも、皆さんたちに公表されるというのは、いいですねえ。聴きに行かなくては。

内密出産についての続きです。

私が書いた家庭での性教育の転載を続けますね。前回の続きです。これを書いたのは、2008年なのですが、いまも全然変わらないそのまま通じると思っています。


家庭での性教育(10)思春期の子育て①




Q.9.  思春期の子育てで、日ごろから気をつけておくべきことがあれば教えてください。


A.9.  前回のプライバシーということにも続くのですが。「先生、娘がこんな日記を書いていたんです。友達からこんなメールが来ていたんです。」と、駆け込んでこられる方があります。子どもに知られないように、こっそりと見たと。


「日記を読まないとあの子のことが分からない。うそばっかりついて、何をしているのか分からないじゃないですか。」と。


 私は、そんな時に言います。


「お母さんね、こどもが思春期にもなると、子どものすべてを知ろうと思うのがもう無理なのよ。大切なのは、子どものすべてを知ろうとすることではなくて、私は、子どものすべてを知っているわけではないと認識すること。子どもは、私の知らない心を持っていると。それを認めたところで、子どもとの関係をつくって行くしかないのではないかね。さびしいけどね。それが思春期、親離れ、子離れの時なのよね。それを乗り越えて、またいい関係が作れるようになるから。」と。


 その上で。私は、娘が小学校4年生のときから、私に作文を見せなくなりました。先生には見せるのに、私には見せてくれない。ああ、始まったな、と思いました。そのときから、私は娘に言いました。


「見せたくないものは見せなくていい」と。「私にも覚えがあるから。おばあちゃんに日記を読まれてすごくいやだったことがあるから。でもね、学校からの親へのお手紙、これはあなたがちゃんと私に渡してよ。それだけを守ってくれたら、私は、あなたがいないときにこっそりランドセルを探して、こっそり見るということは絶対にしない。絶対にしないから、信じていいよ」


「でもね、これだけは覚えておいてよ。あなたがこれから生きていくときにね、いろいろとしんどいことがあると思うよ。お友達のこととか、進路のこととか、どうしたらいいか分からなくなって、自殺したくなることだってあるかも知れない。そんなときにはね、ここに相談相手がいるよ。私は、あなたの親なのだから、あなたが困ったときには、何があっても助けて上げたいと思ってる。あなたがどうしたらいいか分からなくなったときには、一緒にどうしたらいいか考えてあげることもできると思う。ここに相談相手がいるという、これだけは忘れないでね。」


と、機会あるごとに、「何かあったら、助けるよ」というこのメッセージを息子にも娘にも繰り返し伝えて来ました。      (今日の転載はここまでです。)




そして、もう子どもたちも巣立った今、孫もいる今、つくづくこうして「何かあったら助けるよ」と言い続けて良かったと思っています。子育ての最中は本当に色々なことがあります。今考えても、冷や汗が出そうなことも。それらを無事通り抜けたからこそ、多くの子育て中の方たちにエールを送ります。

私のクリニックのベランダの花たち。黄色の蘭の花が終わったら、何と黄色のバラが咲いてくれました。寄せ植えのバラですが、初めて咲いたのが、きれいな黄色でびっくりしました。これまで色は分かりませんでした。まだたくさんのつぼみをつけています。うれしいものです。

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河口和也先生の講演「性の多様性の認められる社会に向けて」

今日は午前中は性教協広島サークルの役員会と総会。午後は性教協と「広島市差別のない人権尊重のまちづくり条例」制定を求めるネットワークの共同主催での河口和也先生の講演会でした。リアルとズームのハイブリッドでの講演です。

 性教協の会議は今年の夏の全国セミナーの打ち合わせです。7月30・31日の二日間に渡っての国際会議場での全国大会です。もう参加の募集が始まっていて、出足好調。もう少ししたら、皆様にもここで全容をお知らせしますね。本当に久しぶりに多くの皆さんとお会い出来ればうれしいです。

 午後の河口先生の講演。「性の多様性の認められる社会に向けて」は、改めて数々のことを教えて頂きました。河口先生には先述の性教協全国セミナーでも、二日目のランチョンセミナーで語って頂きます。そのテーマは「性の多様性を巡る日本社会の変化とこれからの課題」です。ずっと渦中に身を置かれた先生のこれまでの歴史を含めて語って頂けることとても楽しみなのです。

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 今日のお話では、「性的マイノリティーが直面する孤立の問題」も丁寧にお話し下さいました。孤立には、①感情的孤立、②社会的孤立、③認識的孤立、さらに家族の孤立もあると。

①感情的孤立とは、家族や友人等の社会的関係から切り離されているという感覚⇒自分のセクシャリティやジェンダーを受容してもらえないのではないかという不安⇒家族や友人の間でのコミュニケーションの不足

②社会的孤立とは、性的マイノリティどうしが出会うことが困難である。
1.実際に出会いの場が物理的に少ない。
2.自分のセクシュアリティやジェンダーを否定的にとらえていることで、他の性的マイノリティとの出会いを避けようとする。
3.出会っても自分の情報を伝えることが難しい。

⇒性的マイノリティが社会的なつながりを持つことが難しくなる。
⇒「コミュニティ」形成の困難

③認識的孤立とは、性的マイノリティがセクシュアリティやジェンダーに関する情報を得ることが難しい。
情報における「正確さ」や「偏見」
・否定的な情報に傷つく
・間違った情報を鵜呑みにしてしまう。
・出会いでの交流に傷つく

そして家族の孤立について。

孤立するのは当事者だけではありません。
カミングアウトを受けた家族も孤立します。
特に家族内で知っている人と知らない人がいる場合には、家族問題に発展する可能性もあります。

私はこれらをしっかり胸に置いて明日からの患者さんに対応しようと思いました。ご家族にも。

広島市のバトナ―シップ専制制度についても詳しくお話し下さいました。性的マイノリティのカップルが直面する問題としては・相続・医療福祉・在留・福利厚生・親権・税制・住宅。

そのうえで、SUUMO(リクルート住まいカンパニーが行った不動産オーナーの「LGBT」に関する意識調査の結果も。

パートナーシップの意義、それにより出来ること、等お話下さいましたが、それが同性婚に繋がるかと言われれば否定的であるとも。同性婚については、札幌初め全国各地で裁判が行われています。この中の札幌地裁での判決で、(他はまだ判決が出ていません)同性婚が受理されないことは憲法に違反するという画期的な判決が出ています。

そして、最後に「府中青年の家同性愛者差別事件裁判」について。日本で初めて同性愛を争点としての裁判です。1990年2月に同性愛団体アカ―が府中市青年の家で宿泊合宿をしようとした際、利用が拒絶されたことについての裁判です。91年2月に提訴。94年3月30日地裁の判決、97年9月に高裁判決。いずれも、勝訴でした。

 その裁判を通して得られたこと。これが素晴らしく画期的なのですね。

行政の役割 ですが、「都教育委員会を含む行政当局としては、少数者である同性愛者を視野に入れたきめ細かな配慮が必要であり、同性愛者の権利・利益を十分に擁護することが要請されているのであって、無関心であったり、知識がないということは許されない。このことは、現在はもちろん、平成二年も同様である」(第二審判決部兼より抜粋)

様々なことに、例えば私がかかわっている特別養子縁組についての手続き等、これがそのまま当てはまりそうに思います。

孤立の問題、これも養子縁組や孤立出産にそのまま当てはまります。又内密出産についてはぼつぼつお話しますね。

 

 

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内蜜出産について②

 親に言えない、でも、私の場合はまだ姉がいました。その姉に助けられたことが何回かありました。一度、本当に死のうと思って、一人家を出て川に行きました。そこに飛び込めば死ねると。川土手に立って川面を見ていた時、姉が自転車に乗ってきました。そして、帰ろうと。その肝腎の兄弟が仲が良くないとこれはダメですね。中には兄弟がまるで敵のようになっている人たちもあります。

 内密出産は、子育てと密接に繋がります。どのような家庭でどのような会話を交わしながら、育てられたか。私はいつも大人に性教育の話をする時に、家庭の中での会話について話します。性教育って、子育てそのものですから。子どもが幼い時あらゆる質問に逃げないでごまかさないでお目々を見ながら、ちゃんと本当のことを答えてあげましょうと。子どもは様々なことに疑問持つ。その答えを得ることにで成長していく。ねえどうしてと。口が回るようになった時から質問責めですね。中には、体や性や関しての質問も。それらに対して答えてあげればそれで家庭での性教育は十分だと。

これらについて、私は何度かブログに書いているのですが。2008年の5月に「家庭での性教育」のシリーズを書いています。子どもとの家での会話、子どもたちがどんなことを外で聞いてくるか、聞いたことは、家で再度質問します。ねえ、ママ本当?友達がこんなことを言ってたんだけどと。その時こそ真正面から起動修正をと。シリーズの一回目はここにあります。

http://miyoko-diary.cocolog-nifty.com/blog/2008/05/1_5223.html

ラブホテルについてきかれたことそれについて私がどう答えたかとか。性交をどう伝えたかとか。

そして、子どもたちに「何かあったら助けるよ」繰り返し伝えてきたことなどなど。

その思春期編何回かをここに転載しますね。以下転載です。


家庭での性教育(9)息子の部屋にエッチ本が。


Q.9.  息子の部屋でエッチ本を見つけてしまったのですが。



A.9.  子どもが中学生にもなると、部屋に鍵をつけろなどと言い始めたり、親が部屋に入ることをいやがり始めます。それは、思春期のプライバシー意識の芽生えなのですね。


  親としてもっともいけないのは、マスターベーションをしているところを見てしまうということ。これが日本の家庭ではとても多いといわれています。


子どもたちの電話相談のマスターベーションの悩みのトップは、害はないかというもの。(害はありません。自分で自分の性欲を解消する合理的なものでもありますし、大人になっていくプロセスで大切なことでもあります。)そして、二番目に誰かに見られたというものがあります。見られた相手のトップは母親なのですね。見られたらどうなるか、家出したくなった、自殺したくなった、親の顔なんか見るのもいやになたと、ろくなことはありません。


  なぜ見るか。それは大人の側のプライバシー意識の欠如なのです。家族同士といえども、プライバシーはある、こどもといえども、プライバシーはあると。その意識がないのですね。


  私は、親が子どもの部屋に入ってはいけないとは言いません。でも、そこは子どものプライベートな空間なんだという意識で、せめて部屋のノックをして、返事があって初めてドアをあけるという、それくらいのプライバシーの尊重はしなければ、と思うのです。


  そのかわり、親の寝室には絶対に入れない、入るのであれば、誰かが寝室にいるときに、ちゃんとノックをさせて、返事があって開けさせる、それくらいの取り決めをしておくべきでしょう。親がいない間に親の寝室に入って、コンドームを見つけただの、お父さんのエッチビデオを見つけただの、そして、お父さんなんて不潔と嫌う、なんて話しもよくあるのです。それは、こどももの側から親のプライバシーを侵害したということですね。


  まして、思春期にもなればエッチ本のひとつや二つ見たい。でも、見ていることを親には知られたくない。それは成長の過程での当たり前の心理なのだから。知らん顔をしておいてあげなさいと私は、心配して相談に来られた方に言います。


  ただ、エッチ本については一度は迫力もって、女っていうのはこれがすべてだと思ったら大間違いだからね、といっておきたいですね。性的な存在だけではないということを。でも、隠しているものを見つけたときにそれをやってしまうと、彼の面子丸つぶれです。それは、配慮してあげるべきでしょう。この項、まだ続きます。

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クリニックの青野さんに活けて頂くお花です。涼しい色合いです。




 


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内密出産について①

今日の木曜日は休診日、午前中クリニックのエアコンの一斉清掃を業者の方に頼んでいたので、一人クリニックに来て、作業してもらっています。私は仕事です。先日書いた原稿「生殖器のがん」のゲラが出来て来たのでその校正です。途中原稿を持ってゲートインに行って、モーニングを食べました。久しぶりです。

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赤入れをして、スキャンしてPDFにして、送付。終了です。

 ここの所、例の「内密出産」についてずっと考えています。それについて、少し書きたいと思います。自分自身を振り返りながら。

 そもそも、「親に言えない」ということ。それは気持ちはわかるのです。私だって、高校生、大学生時代、何より母には何も言えませんでした。そもそも母は結構厳しい人で、何するのも「いけません」という人でした。 私に何か不祥事があると、それこそ烈火のごとく怒る人でした。

 小学校の時から、先生に叱られると、それが必ず母の耳に入って(実は友達の一人が、自分の母親にそれを告げて、そのお母さんが私の母に言うという図式が出来上がっていました。)母からももう一度叱られていました。「あんた、先生に怒られたん?お母ちゃんに恥をかかせたね」と。だからもう一度母に叱られるということが憂鬱でたまりませんでした。どこかに消えてしまいたいとさえ思っていました。私は、小学校1.2年の担任にいじめられていました。なぜか自分でもわからないのですが、ひどい扱いを受けていたと思います。えこひいきがひどい教師でした。一生懸命がんばるのですが、それがかえって良くない様でした。先生にとって、私は生意気だったのかもしれません。なぜ怒られるのかわからないまま、廊下に立たされたり、運動場を走って来なさいと言われたり。母になぜ怒られたのか言いなさいと言われても、私自身がわからなかったのですから。わからんと泣くことしかできませんでした。

 思春期に入ると、とにかく何も母に知られたくなかったのです。知られないようにすること、それが私の行動の基本になっていたのかもしれません。

 そしたら、母は探るようになりました。私の日記を隠れて読んだり、文通をしていた人からの手紙を読んだり、こそこそと探られることが嫌でたまりませんでした。どうやって隠すか、それも私の課題になりました。大切なものはいつも持ち歩くこと、それしかありませんでした。私が友人関係のことなどで悩んだ時、どんなにしんどくても、SOSを求められる人はいませんでした。死んでも母に助けては言えませんでしたね。

 熊本で出産した少女が「親には知られたくない」と言った、その気持ちは痛いほどわかるのです。だったら知られないようにすればいい。だけどそれは彼女の名前で出生届も出さない、内密出産とはならない、それが私の方針でもあります。

そんなことで、これからもぼつぼつと書いていきます。

今日は、これから熊野に姉を迎えに行きます。そして、お楽しみ、カープですよ~。負けても負けてもカープファン。タイガースファンのお気持ちも分かりますよ~。

 

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美しい芍薬と、教師の逮捕について。

家のマンションの玄関に二つのバケツ一杯の芍薬が飾ってあって、そしてエレベーターに「どうぞお持ち帰り下さい」と張り紙がしてありました。豪華なお花です。我が家ももちろん皆さん次々と持って帰ったのだと思います。あっという間にバケツ一杯だけになりました。先日は、サクランボを食べて下さいとあったし、裏庭には山椒の木が大きくなって自由に取ってもいいとのことなのでタケノコ料理に重宝しました。住民がニコニコ仲良くするのはありがたいことです。

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美しい花の話と打って変わってですが。県立井口高校の男性教師が逮捕されたという話、うーん、気持ち悪いですねえ。女子生徒の靴に精液をかけていたということ。世の中には下着泥棒と異なって、とんでもないフェチがいて、靴のフェチって結構あるのですね。それもほとんどは革靴。中にはハイヒール専門というのも。彼の場合は若い女性の靴だったのでしょう。少し前には、自転車のサドルそれも革製品だけというフェチの男が逮捕されていました。靴に精液をかけたという教師の逮捕容疑は「器物損壊」だと。私は、わいせつ罪だと思うのだけれど対象が靴なのだから、それは成立しないのでしょう。

どんなものに性的魅力感じるのは人それぞれだと言っても、問題はそんな人が教育現場にいて、生徒に被害を与えるということ。直接児童生徒の体に被害与えるのではなくとも、こんなのの被害に遭った生徒は、かなり傷ついたことでしょう。心に被害を与えています。フェチをただ心の中だけにとどめるのでなく実際に行動取ってしまっているのだから、それも何回も何人もの生徒の靴に・・。と考えると私のような年でも気持ち悪いのですから、若い生徒さんたちはいかばかりかと思うのです。こんな時には、生徒たちに出来るだけ触れないことでなく、逆にしっかりと、「こんな人もいる」ということを伝えた方がいいと思います。現実を見据えて、でも、世の中そんな人ばかりではないということをも。学校としては、そんな教師を雇っていたこと、そして長い間気づかないままに生徒たちに被害を与え続けたことについて、しっかりと生徒たちに謝罪をするべきだし、その上で、再発防止を具体的に提示することだと思います。

教師を採用するのに、どのようなセクシャリティを持っているのか知ることはなかなか困難だけど、唯一言えるのは、将来どんな職業に就く人でもみんな思春期前からちゃんと性教育を受けること、人権に基づいた包括的性教育受けることで、かなり歪みは是正されると思うのです。そこの所をこのままにしていて、被害に遭った生徒にカウンセラーを派遣してカウンセリングをというだけでは、追いつかないことでしょう。そう思います。それにしても・・、久々に心底気持ち悪いという思いをしました。

 

 

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