益田での講演、無事終了です。

昨夜無事講演をすませ、益田から広島に帰ってきました。帰りはラジオでRCCが入らず、アイパッドのラジコでカープを聞いていましたが、途中からWi-Fiが入らなくなり5対4で勝っている所から、全く聞こえなくなりました。仕方ないので歌を聴きながら歌いながら帰りました。真っ暗の中、もくもくと運転していると、眠気が来るので。やっと山陽道に入ってラジオが入るようになると、もう野球は終わっていました。しかも負け!!聞かなくって良かった。

 講演は、やはり盛り込みすぎで、時間がたらなくなって、かなり端折りました。ああ、あれもお落としたなあ、これも話せなかったなあと後悔しきりです。でも、それなりに受け止めて頂いたように思います。今後、学校現場からの生徒さんへの性教育の講演にお声がかかると嬉しいですし、何より先生方の地道なご活躍を期待します。かつて「さらば、悲しみの性」を読んで頂いている先生方が多いのにも、改めてありがたいと思いました。ただ、事態はどんどん動いております。若者をめぐるこの状況にアンテナ高くして情報を受け止め、発信していくこと、そして子どもたちに向き合うことの大切さを感じて頂ければと思います。

子宮頸がん予防ワクチンや低用量ピルについても、きちんと伝えることができて、少しでも偏見を除いていただくことができたかと思います。

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早々、初めはマスクをして講演していましたが、早口でしゃべるのに、すぐに息苦しくなって取ってしまいました。まあ、距離はだいぶ離れていましたので、大丈夫かな?席もソーシャルディスタンスを保って設置されていました。

私の前に、小児科の中島 匡博先生の「子どもとメディア-心身への影響と関わり方-」のお話があって、それも聞かせて頂きました。

 2019年度の青少年のインターネット利用環境調査(2020年4月内閣府公表)
インターネット利用状況:スマホ小学生49.8%、中学生75.2%、高校生97.1%。インターネット利用2時間以上(平日)小学生48.9%、中学生69.5%、高校生86.3%。(2020年1~2月調査)

もう、こんなに広がっているのですね。長時間接触による子どもの心身への影響も深刻で、2019年5月、WHOは「ゲーム障害」を疾病として認定しました。

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世界の子どもたちの睡眠時間が、日本は飛びぬけて少ないというデータにもびっくりです。そのうえで、「メディアとの付き合い方」の示唆もされました。

講演の後、雪舟の庭を観に連れて行って頂いたのですが、コロナで(?)閉鎖されていて残念でした。入口だけの写真です。

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益田について、もう少し明日に続きますね。お世話になった皆様、ほんとうにありがとうございました。


 


 


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今年度初めての講演です。

私の今年度の性教育関連の講演は、コロナ禍ですべて中止になっていましたが、やっと再開です。島根県益田市の学校保健会が、コロナの報道があり始めてからも、ずっと中止の決定はしないで、様子を見ていて下さいました。そして、予定通り、そのまま開催という結論を出して下さいました。

 ここに来て、他にも8月、9月、10月と次々と新たに講演の予定が入って来て、うれしいことです。

 今日は、診療後車を走らせて益田まで行きます。

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スライドの一枚目は、カープの写真にしました。やっと試合が開催されるようになっても、無観客だし、もし観客が入れるようになっても、風船は禁止の様だし。もう、こんな光景が戻ってくることはないのかも、との思いでこの写真にしました。(私が持っていたカープのチケット、次々と払い戻しで、8月のが一枚だけになりました。それも、有効かどうか・・)

 資料は、力を入れて作りました。あらたなデータも取って作ったスライドの原稿は印刷を主催者の方にお願いしました。そのほか、生徒さんたちに伝えてほしい、「デートDV」「性的同意」のチェックリスト、先生方に心に止めておいてほしい「子どもの性的虐待」のチラシなどは、昨日クリニックで印刷しました。避妊、特にいまだに誤解されているピルについてのパンフレットも配ります。

 学校現場の方々に少しでも即お役に立てるように心して作りました。

準備万端、張り切って行ってきます。ただ、雨が心配。中国山脈の山越えが無事できます様に。益田の方々、どうぞよろしくお願いします。

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不倫報道・トイレでセックス!?

ある高校生が当院を訪れた時。彼女は、初めての性交の直後でした。その相手も高校生。そして、話を聞いて愕然としたのは、その性の場が公園内の公衆トイレであったということです。トイレの床に体操服か何かを敷いて、そこでと。私、思わず言いました。

「初めてのセックスがトイレだなんて。あなたはかわいそう過ぎる」といいました。だって、性って、排せつではないんだよ、と。他の高校生、駐輪場の壁に寄りかかって、下半身だけを脱いで、立った姿勢でほぼ強姦のようなセックスがあったと。

 性って、下半身のものではない。全身の触れ合いだし、それは、心と心との触れ合いだと思うのです。

 今回の報道での、六本木ヒルズの多目的トイレで、短時間でそそくさと、というのを読んで、先述の高校生のことが頭に浮かびました。「性は排泄ではないっ」と。

 いろいろな人が、今回のことについてコメントしているのも読みました。

「性の相手の女性は被害者ではない、彼女たちも加害者だ」とか、「べらべらしゃべる女なんて」と。待って下さい。もし、彼女たちが心身共に満たされる扱いを受けていたら、彼女たちはしゃべったりしないでしょう。「相手の女性も心を持った人間である」ということを忘れているのではないでしょうか。行為に及んでいた男性も、そんなコメントをする人達も。自分が単に男性の性欲とされることに、疑問や嫌悪を持ったからこそ、しゃべったのでは?


 私、結婚している人でも、他の人に心惹かれることはありうると思うのです。家族のある人が妻以外の人を好きになって、泥沼のトラブルになったほかの何人かの報道もありました。結果的に、妻もその女性も傷つけることになっているとのこと。何と。自分自身がおかれている立場を考えるなら、どうすればいいのか、しっかり苦しんで考えて、それから行動すればいいものを。突っ走ればいいものではないし、ばれなければいいものでもありません。

 ただ、今回の場合、そんな一人の女性に心惹かれてというのではない、単なる性欲の問題だから、まだ罪は薄いという人もいました。そんな。単なる性欲の対象とされた女性の立場は?


 私は、この度の男性におごりをみます。自分の性欲は、だれかに解消してもらうべきもの。手軽に、トイレで下半身だけ、まるで排泄のように。女性には、少額のお金を渡せば、それで納得してくれているもの。そんな行為を繰り返される女性が自らに対して情けなく、相手に疑問や怒りを持ち始めても当然と思います。

 これまでに書いたことでもありますが、クイズ番組に出演して、多くの人をうならせた東大生も、女性を妊娠させて、中絶せざるを得なかったという報道。それも、二人の東大生が。これも、しゃべった女性は、自分が人として扱われなかったことへの怒りだったのだと思います。

 昨日、緊急避妊を求めてきた女性は、彼が「コンドームがない方が気持ちがいいから」と言って、応じたと。カップルの双方、学生です。妊娠しても産んで育てることはできないと。それは二人とも分かっていることでした。

「いい?妊娠しても産むことができない時に、コンドームもなしでする男性は、あなたに対して、とても失礼な人だということを知りなさい。あなたは、大切にされていないよ。彼は、あなたがしんどいことになるよりも、より気持ちがいいことを優先させている」

「それはダメだと言わなければ。彼の要求をそのまま受け入れてあげることは、自分がしんどいことに繋がっているんだよ。だから、こうしてアフターピルを求めてきている。でも、アフターピルも100%ではないからね。」

 今、多くの男性たちは、ちゃんと教育を受けていません。東大生だって。女性はいかに妊娠しやすいか、避妊の大切さ、何より性は心のふれあい、性欲を満たすためだけのものではない、自分が大切にされていなと感じるセックスはとてもみじめだということも。まったく学んでいないままに特権階級のような大学生活や社会人となっています。そして、人の命を扱う、医師になろうとしています。人の心を大切にすることを知らない医師に。この国は、性教育がなされていない、とてもみじめな国になっているということを、現場で痛感しています。
昨日のバラ、京都の寺尾さんが送ってくださった、アフリカのバラということでした。こちらです。

https://afrikarose.com/

自分が映るのは、ちょっと恥ずかしいけれど。バラたちも、だんだん開いてきました。

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若い患者さんに言っていること

今日は、日ごろの診療の場で若い患者さんたちに言っていることを少しお話したいと思います。

昨日は、午前中は緊急の患者さんの診察、諸手配。午後、電話当番。当番をしながら今度の講演の資料作り。次々と講演がキャンセルとなる中で、唯一実行するからとの連絡が来た所の講演です。ありがたいことで。この際だから、これまで使ってきたデータなどを新しく作り直しました。常にアンテナを高くして、新しい情報をお届けする、もちろん、これまで私が保って来た基本は変えませんが。

 中でも、伝えたいこと。

 若い人というのは、色々と知らないこともあって、しんどい状況になってしまうこともあるものです。それが若さのゆえんでもありますが。そんな時に、大人の側は「助けを求められる大人であるか」ということなのですね。


お母さんには言わないで。と言われることがよくあります。「言いません!」と言います。当方としては、守秘義務がありますので、もちろん、患者さんのことは誰にも言いません。たとえ親にも。「ああ、これ保護者に告げたほうがいいなあ」と思うことがあっても言えません。でもね、

「一人で解決できない時には、だれかに助けを求めていいんだよ」と説得します。みんなが助けてくれる。言うのが嫌で、一人で何とかしようとして、もっとしんどいことになって、結果的にはもっと心配かけることになってしまうこともあるからね。中には、私の患者さんで殺されてしまった人もいるよ。そんな時、どれだけ親がつらい思いをするか。私は、何にも知らなくって、彼女を助けてあげることができなかった、というのは、親として本当につらいことなのだからと。

 たとえ親に言えなくっても、誰か一人、大人のSOSを求められる人を探してほしいと。助けてもらっていい。そして、いつかは、あなたが困った人を助けてあげられるような、そんな大人になってと。

 そんな説得をすることもあります。勿論、それはよほどギリギリの所に追い詰められた人の場合です。ほとんどは、助けを求められた当方で対応しますが。大人の側には、特に子育てをする方は、自分が「助を求められる保護者であるか」ということを常に自分に問うてほしいと思うのです。

とってもしんどいことになった娘さんを「階段から突き落としてやろうかと思いました」

という人もいました。ああ、それだから、こんな親だから、ここまでSOSが言えなかったんだねと思いました。 

それから。今、話題になっている「沢山の女性と不倫をしていて、それがばれてしまった人」について。その人はとてもきれいな人と結婚していて、子どもさんもあるということですが。どんな人と結婚していても、これは関係ないことです。この報道で不快感を覚えました。その週刊誌も買って読みました。

 私が持った不快感。そして、それは若い患者さんに言ったことが、そっくり当てはまることなのですが。「性」は「排泄」なのか、ということです。

 この項、もう少し続きます。

 素敵なバラがと届きました。それも、六本木から!冷蔵で。お水の代わりにジェルに茎を浸けてありました。ちょっと落ち込んでいるので、それを見透かしたように送っていただきました。全てが美しいので、真上から撮りました。ありがとうございます。大切に長持ちさせますね。

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次々と講演のキャンセル。

学校が新型コロナによる臨時休校の間の性教育の講演がキャンセルになるのは当然ですが。登校開始となった以降に入っていた場合も、今、次々とキャンセルが来ています。

 これまで休んだ授業をどう埋め合わせるか、夏休みを短くしたり、土曜日にも授業を入れたりと、とても苦労なさっているようです。そんな時に、今は性教育の時間を取ることはできないとなるのは、これも仕方がないことなのかもしれません。残念ですが。私は性教育というのは、生きる底力を作ること、人間関係をつくる上で、とても大切なことを学ぶことと思っています。性教育を学んで大人になるのと、学ばないまま大人になるのとでは、人生が全く違うと思っています。それだけの自信をもって講演をしています。だから、授業は大変でしょうが、それでも、性教育も大切なのだと言いたいけれど。勿論、そんなことは言いません。

 そうですね、たいへんでしょう。私は大丈夫ですよ。またご縁があればその時にはね、と応対します。

 でも、これが何年か経てば戻るものなのかと心配します。

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 これは、昨年の後半のスケジュール帳の内の一覧です。一つ一つの詳細は、別のページに記していますが、よくもまあこなしていたと思います。毎日の診療をしながら、かつこれだけの要件をこなしていたのは、改めてすごいなあと自分でも思いますが。カープだけ赤丸で囲んでいるます、ヘヘッ。

 今年の手帳は、まっさらです。所々講演の予定を入れていても、それの殆どすべてに横線が入っています。

仕方ありませんね。コロナですもの。明日は、8.6ヒロシマ平和の夕べの会議をします。どうするか、最終的に決まります、というか、決めます。またお知らせしますね。

 

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10代の少女たちの性の相手の男性

昨日のブログ・フェイスブックには、いろいろといいねやコメント、シェアをありがとうございました。友人や昔の患者さんたちから電話もかかってきました。あらためてマスメディアの力を知りました。

その記事の中で言っているデータを少しだけ出しますね。もうさんざん言ってきたことですし、私の講演を聞いてくださった方には、ご承知のことですが。私のクリニックを開業して10年のデータで10代の受診者4537人のデータです。少女たちの性交経験の有無です。10代ですので19歳までです。

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私は、若者の性というと、少女のことばかり言われるのが嫌です。相手を見なければというのが私の持論です。重大の女性の性の相手の男性のデータです。

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内、妊娠が1109。

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では、妊娠の相手は?圧倒的に社会人なのですね。

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私の発言は、このようなデータに基づいています。社会に出ると、誰も教えてくれません。自力でAVなんぞを観ることしか学べません。でも、AVはセックスの仕方を学ぶものではありません。避妊や性感染症の予防は出てきません。

だからこそ、学生のうちに。それも義務教育のうちに知らせたいのです。学生時代にどれだけのものを学び、どんな意識をもって社会に出ていくか。それが勝負だと思っているのです。学生のうちは、ただ、セックスはしてはいけませんとだけ教えよ、という今の文科省の方針は、こんな社会人を作るだけだと思っているのです。(本当は社会人だけでなく、高校まで全く性を学ばなかったエリート大学生たちも)それを昨日は、きちんと記事にも書いて頂いたので、うれしかったです。

 

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中国新聞「オピニオン」

私が出すのも少し恥ずかしい気がするけれど。とてもいい記事を書いてくださったので。写真は見ないことにして!!

書いてくださったのは、論説委員の佐田尾さん。先日、広島市女性団体連絡会議主催の2020男女共同参画セミナー『子どもたちに伝えたい性の話&「性被害ワンストップセンター」の役割』の講演を聞きに来てくださいました。話をしながら、えらく熱心にメモを取りながら聞いてくださっている紳士がいるなあと思っていました。話の後でその方から名刺を頂き、そして改めて取材をということでした。佐田尾さんは、広島市の男女参画委員でいらっしゃるそうです。

 とてもしっかり取材して下さり、いい記事を書いて頂きました。読んで下さればうれしいです。(それにしても、私、まあるいなあ。娘からは、かわいいじゃん、髪がちょっと残念だけどと言ってきました。)



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性教育を商売にする??⑤

先日、中国放送、RCCのドキュメント「原爆が遺した子ら~胎内被爆小頭児をささえて~」について、2020年2月1日から5回にわたって書きました。1回目はここにあります。

http://miyoko-diary.cocolog-nifty.com/blog/2020/02/post-7f181f.html

この中にも書きましたが、山代巴編の「この世界の片隅で」の中で原爆小頭児を書いたのが、RCCの秋信記者です。その彼が小頭症の子どもや家族を支え続けたことを今回の番組で詳しくルポされていました。

元の記事が書かれたのが、この本です。アニメにもなったり、映画化もされて、もう誰もがご存じの漫画「この世界の片隅に」。

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そのタイトルの、中身が全然異なる「この世界の片隅で」との近似については、もう広島ではさんざん語られています。でも、表だってはなかなか語られていません。

それに「この世界の片隅に」の作者は、その前に「夕凪の街 桜の国」を出版し、これもNHKがドラマ化して知られています。「この夕凪の街 桜の国」のタイトルは、大田洋子の「夕凪の街と人と」と「桜の国」の二つの小説のタイトルをくっつけたものです。

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これについても、広島では様々、ひそひそと語られています。これだけ堂々とおんなじタイトルをつけて、元の本の著者はなにもも言わないのかしらとの疑問はずっと持っていました。

実は、広島大学の川口隆行先生が、「原爆文学という問題領域」という著書で「夕凪の街 桜の国」を論じていらっしゃるということを知り、これを読みたくて探しました。先日、やっと中古を見つけて注文したましたが、まだ届きません。中古ですが、ものすごく高価でためらいましたが、思い切って。

というのも、実は、先日、ある議員の方が訪ねてこられました。今、この「夕凪の街 桜の国」について調べていると。以前これについて私がブログに書いたことがあるので、それについて聞きたいと。ああ、やっとこの問題が動くのかと期待しました。それにつき、いささかでも協力できるかと思っています。著者がなんにも言われないのかと思っていたのは間違いでした。著者はすでに亡くなっていても、遺族がいらっしゃいました。

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これだけ堂々と、人の作品をもじったタイトルを付けられるというのは、版権、著作権について、なんにも感じていないからなのか、それとも、あとから出す自分の方が、うんと大きいので、何にも言えないだろうとたかをくくっていることなのかとか。

今回の性教育の本の明らかな盗作は、やはり黙っていてはいけないと思っています。さて、どうするか、弁護士さんと相談します。またお知らせしますね。長々と読んでくださってありがとうございました。

 

 

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性教育を商売にする??④

私には、今も苦い思いが続いている経験があります。私の初めての著書、「さらば、悲しみの性」を出版したのは、1985年です。これは、実は評判を呼び、重版に重版が続きました。

ところが、まだ売れ続けている1998年、その出版社から電話がありました。ある方の出版を予定していると。その方が、本の名前を「さらば、哀しみのドラッグ」としたいと言われていると。その方は私の本が気に入っていて、その名前が欲しいと。ただ、悲しみを哀しみとするからと。驚きましたが、ちょっと考えさせてほしいとお答えしました。

そして、考えました。この本の名前は、私にとっては大切な名前なのです。それを出版する前に、他の出版社からも、本を出しませんかというお話があり、営業の方とお会いしました。ものすごい大手の会社です。その担当の方は、「制服を脱いだ少女たち」というタイトルを考えたといわれました。それは勘弁と思いました。なんかいやらしくて。そして、高文研から出そうとなって、そして本文も全部出来上がって、その後でタイトルを考えるとなった時。それは考えました。本文の中にある「悲しみの性だったのでしょう」という一文を使いたいと。で、出版社は「さようなら、悲しみの性」としてはどうかと言われました。うーん、まだちょっと待ってと、考えて考えて、さようならではなく、「さらば」にしようと。「さらば、悲しみの性」に決めようと。その方が毅然としたイメージだと。そうしてこの本ができました。

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私にとって、大切な大切な本です。初めに出産のシーンの写真が収録されています。写真家の英伸三先生が泊まり込んで撮影して下さいました。若いころの私が懸命に患者さんに向き合っている姿が今読んでも、ほほえましいのです。

その本のタイトルが・・。とてもとてもいやだったのですが、出版社は押せ押せでした。

考えた末に、私は、しぶしぶですが、了承しました。それでも、できた「さらば哀しみのドラッグ」にタイトルについて、著者から一言でも、何か私にメッセージが載っているだろうか、後書きにでもそれが書いてあれば許そうと思っていたのですが、なんにもありませんでした。で、私は、出版社に言いました。「さらば、悲しみの性」は絶版にします。もう、重版はしないで下さいと。

その後、これは全面的に書き直しをして、「新版さらば、悲しみの性」として、集英社から文庫にして出版しました。それは今もぼつぼつ重版を重ねています。ありがたいことです。

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ある時、ネットで、私が「さらば哀しみのドラッグ」のタイトルをパクッていると賑やかになったことがあります。あーあ、それは反対だよと苦笑いしながら、でも、黙っていました。そしたら、その中で、「さらば悲しみの性」は1985年に出されているぞ、と。だったら、これはパクリではないのかと、騒ぎは収まっていきました。

その後、その方は「さらば、哀しみの青春」という本やそのほかにも、次々と出版されて活躍されています。講演料も、ものすごく高額だと聞きました。それだけの力がおありなのだから、タイトルをオリジナルに考えられたらよかったのにと思いましたが。私は、その苦い思いがあるので、どれだけ活躍されても、その方を尊敬はしません。

そして。私のことではありませんが。先日も書いた原爆小頭症のルポが詳細に書かれた「この世界の片隅で」の壮大なパクリがあります。これについて、一度書いているのですが、もう一度、明日書きますね。

 

 

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性教育を商売にする??③

本来なら、性教育って、学校でちゃんと取り組むべきもの。それは、保護者も共に学ぶことで、家庭と学校と両輪で子どもを育てること。でも、2003年からのバッシング以来、学校現場でほとんど取り組まれなくなってしまって、こんな商売が入り込む隙ができてしまい、こんなことがまかり通ることになってしまったと思うのです。いえ、のじまなみさんがしていることが、本当に子どものためになっているのでしたら、それでもいいのかもしれません。道義的な疑問は残りますが。

性教育というのは、これまでも何度も言ってきましたが、人権教育と一体のものです。こんな人のものをパクッた本を堂々と出すような人が人権に取り組んでいるとはとても思えないのです。

私、このことについて、先日の牡蠣の食事会の時、相談してみたのですね。異業種の人たちの集まりでしたが、そのお一人が「今、版権については、とても厳しくなっている」と。その人の弟子が、人の版権をおかすようなことをして、結局警察に逮捕されたと。これは、決してだまっていてはいけない。刑事事件として警察に相談をしなさいと強く勧められました。何もしないのはいけない、刑事事件にしないのであれば、弁護士さんに相談をして、警告をしてもらうようにとも。

自分のものを取られて、それを事件にするには、とてもハードルが高いという人もいます。でも、今はそうではないのだと。オリンピックのロゴマークだって、丸ごとの真似ではなくっても、似ているというだけであれだけの騒ぎになって、そして結局取り消されたでしょうと。音楽の演奏権だって、とっても厳しくなっていると。

 その場に、デザイナーの方がいました。人のものを参考にすることはあるけれど、同じようなものを描くと、それはもうデザイナーとしてお終いなのだと。絶対にそれはしてはならないことと。

人がしてきたことを著書などで学ぶのは、当然でしょう。私は、自分のNHK出版の「SEX&our BODY」裏に、参考図書として、こんな一覧を載せています。これは、礼儀でもあります。このような方々と、著書のおかげで私はこの本を記すことが出来ましたという感謝を込めて。それらで学んで、自分の中で消化して、そして自分自身のものとして表現するのです。

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人の著書を参考にするどころか、そっくりそのままあたかも自分のオリジナルかのように載せるという、本当にしてはならないことを彼女はしています。そして、これまでオリジナルの本にあるように、さんざん私たちがしてきたことをあたかも彼女のオリジナルのようにもてはやすマスコミ。

そして、こうだそうです。私だったら、後ろめたくて、恥ずかしくて、とてもこうはできないと思います。

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これについて、もう一度続けますね。それにしても、「乳首をひねってダイエットになるのなら、私、いくらでもひねるけどなあ」とつぶやいだら、そばにいた夫がふき出しましたよ。

 

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