男性の性教育③男子生徒の感想文1

 昨夜は、一週間ぶりのカープ、堪能しました。診療が遅くなって、行った時はもう5対1で、いいところを見のがしたね、なんて言っていましたが。5回の裏、ツーラン、ツーラン、満塁ホームランの連続、8点も取るというまさかの大賑わいで。私たちの席は三塁側の内野指定、ちらほらと黄色の阪神ファンがいましたが、もう、気の毒になりました。

私、ジョンソンはまたしばらく休養してもらって、先発ローテーションは九里に変わってなんて事を言ってごめんなさい。昨日の投球は素晴らしかったです。カープ、これからも首位を突っ走って下さいね。今度行くのは、7月2日の中日戦です。

さて、高校生の男子の感想文です。

今日は、将来役立つとても大切なことを聞けました。普段の生活や授業ではわからないような話や映画を見れて本当に良かったです。

ほぼ全員体験することがあると思うので、聞いた話を思い出しながら、そして、相手のこともしっかり考えようと思います。自分は一人の男性として、相手は一人の女性として、しっかりと対応しようと思います。みんなが悩んでいたことを教えてくれたり、話の内容もすごく分かりやすくて、過去の患者さがどのような状況だったのかがとても分かりました。

「性」と言うのは、恥ずかしいものだと思っていました。しかし、全然恥ずかしいものではないことが分かり安心しました。これからもお体に気をつけて講演を頑張って下さい。今日は本当にありがとうございました。

ふだん絶対に聞けないいろいろなことが聞けてよかったです。将来今日の説明会のような場面に出会ったら、今日ならった事を思い出して、これでいいのかを真剣に真剣を重ねて考えていきたいです。

それと、この世界は、もう少し、男子に厳しくするか、女子にやさしくしたらいいと思いました。じゃないと言葉だけの男女平等になると思います。

女性は決断をしなければならないのに、男性はそれに目をつむって逃げ出せれるのはずるいと思いました。

河野美代子先生の講演を聞いて命の大切さ、プライベート空間ついて、包茎の手術についてなどを改めて知りました。

命の大切さでは、赤ちゃんが生まれた時に感じることが分かりました。プライベート空間では、家族でルールを作り自分の部屋はノックをして入ってもらうこと、そして親の部屋には、許可なしで入らないようにすること、包茎の手術については、お金をすごくとられる悪徳な物もあると言うことを知った。

 初めて知ったことは、受精した時に染色体で男女が決まると言うこと、精子は一日に7000万匹ほどつくられる事、知ってて悪いことはあんまりないと言うこと、性はいやらしいものではない事、HIVの対策についてはコンドームをつけること、避妊の対策は、コンドームプラスもう一つすること。

女性は生理等で頑張っているのだから、もっと女性にやさしくしてあげようと思った。
自分が大人になって女性と性行為をするのであれば、HIVを防ぐ努力をしようと思った。今日は忙しい中自分たちのために来て下さってありがとうございました。とてもこれから生きていくためのためになりました。ありがとうございました。

明日も続きます。

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岸和田市、学校保健会での講演

 昨日、岸和田市学校保健会での講演、無事終了しました。

2時間バージョンを80分に短縮、飛ばし飛ばしの話でしたので、丁寧に話せず、申し訳ない思いで一杯でした。でも、終わってすぐに男性の方が「感動しました!」と握手を求めて来られて、とてもうれしくて。聞くと、以前中学の先生で、今は小学校の校長をなさっているとの事。中学の時代に私の「さらば悲しみの性」を読んで、男子生徒への授業に使ったと。男の子たちが真剣に聴いてくれたと。私もうれしかったですね。この本は、教育現場でも良く使われてきましたが、女の子を脅す目的で使われることが多くて「違うでしょう」と思うこともしばしばでした。「男の子へ」と言われたのが、本当にうれしかったのです。

昨日は学校保健会ですので、学校医、学校歯科医、学校薬剤師、校長、保健主事、教育委員会、それに養護の先生方と、男性の参加者がとても多くて。それが嬉しかったのです。性教育の講演というと、いつも女性の参加者がほとんどで。でも、男性に聴いてもらいたいと常日頃思っていましたので。ありがたい機会でした。

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性教育と言うと、セックス教育くらいに勘違いしている方が多いので、昨日は、男の子の悩み、サイズが小さい、包茎等の性器やマスターベーションの悩み、それに絡んでの家庭内でのプライバシーの問題、思春期の支援の仕方などについても、ざっとではありますが、話すことが出来ました。

講演が済んで跡片付をしていらっしゃった養護教諭の先生たちと記念撮影です。


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後ろはだんじりの絵ですね。日頃性教育に頑張っている方たちです。今回も、皆様にお世話になりました。

帰り、会場から南海電車、御堂筋線、そして新幹線と、乗り換えがうまくいかず、モタモタ。行ったり来たり、分かってみるとどうってことないのに、何度もむだに階段を上ったり下りたり、まあ、どうしようもなく労力を使いました。広島駅に着いたら、すぐに医師会館での学会に行くつもりでしたが、思いの他遅くなってしまって、8時過ぎたので、断念しました。

一つ、大きな会が終わって、またホッとしています。今度は日曜日のLGBTの講演です。配布資料作り、印刷などを頑張らなければ。でも、今日もカープ、阪神戦に行きます。

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男性の性教育②高校一年生の感想文から

今年の4月、おかやま山陽高校で1年生全員に行った講演の感想文を転載します。

まず、女子生徒の感想から。裏まで使って一杯書いてくれました。

「今日は、私たちのための講演会をありがとうございました。先生はお仕事などでお忙しいのに大切な時間を削ってまで講演会を開いてくれたこと、そして遠いところから車で来てくれたことに心から感謝します。

最初、おかやま山陽に来ることが楽しみだと言ってくれたこと・・・私に対して言ったわけではないはずなのに嬉しかったです。そして先生の最初の自己紹介で先生の命に対しての想いが伝わってきました。

やはり先生という仕事は、誕生をみて死をみる仕事なのかと思いましたが、先生の話を聞いていると、死をみる事はつらいけれどいつまでも悲しむのではなく、次また同じ状態になった時、どうすれば1秒でも命をつなげられるのかを考えるようにしているのかなと思いました。

先生は、私たちが無知だと言いました。正直、ドキッとしました。私たちが無知故に最近は若い人が「性」について知らないのに子どもを身ごもってしまうことが多い事を学びました。私たちはまず、きちんと「性」について学ばなければならないと思いました。

男性、女性に関わらずきちんと「性」について学ぶべきだと思いました。先生が言ったとうり、女性に対しての性教育はよく聞くけれど、男性に対しての性教育はあまり聞かないので男性に対しても性教育は大切だと思いました。

たとえ家族でもプライバシーを考えなければならないと思いました。普通に入っていた親の寝室もプライバシーを意識して出入りをしようと思いました。

先生の説明の仕方に驚きました。私たちにおどすように説明するのかと思いましたが、きちんと私たちが勘違いしている事を正しく教えてくれていました。(例:ペニスの長さ大きさ、包茎は問題ないことなど)

生理のことなどについても、きちんと隠さず、先生や親に言うことは大切だと思いました。きちんと相談して、きちんと自分の体について知る。私たちはそれを意識することが大切だと思いました。

両親が痛いおもいをして、生み与えてくれたこの命を大切にしなければならないと思いました。」

「今日は、私たちのためにわざわざおかやま山陽高校へきてとっても大事なお話をして下さりありがとうございました。今まで、周りから自然と入ってくる情報を信じて取り入れていたけれど、世間からの情報は、まちがいばかりで、信じてしまうことでなやみが増えてしまったりと、情報は自分で、見て、聴いたことしか信じないほうがいいんだなと思いました。

映画は20分という短いものでしたが、その中に大事なこと、私たちが大人になって、知っておかなくてはならないことが沢山つまっていて、とても勉強になりました。特に、赤ちゃんの性別は受精した時からもう分かっているという事を初めて知りとても驚きました。

また、河野先生のお話、一つ一つがとても心にひびいてきました。

話し方も、声のかけ方も、今まで見て来た人のお話を話して下さる度、ほんとうに心に刺さりました。なぐさめる時に、先生がかけられた言葉に度を聞いた時、頭の中で映像が浮かび、涙が出そうになりました。

これから先、私たちが間違いをおかさないためにも、大事な話をして下さり、本当に、これからの人生、生活の仕方、恋愛も、改めて一つ一つ慎重に良く考えて、行動していこうと思いました。」

この項、まだ続きます。男子生徒の感想も転載したいと思います。

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男性の性教育①

この頃、若くて妊娠した女性の相手、男性の対応が酷いことが続いています。いくらなんでも、その言い分はないでしょうと、びっくりします。

妊娠した女性に「自分は関係ない」と言い放った男。

妊娠を告げる彼女に「自分の事は忘れてくれ」と言い、姿を消した男。

「妊娠はうれしいけれど、でも、自分は育てる自信がないから中絶しよう」と言った男。

それらがみんな避妊を一切していないのです。当然、彼女は妊娠ししたら産めると思っていたと言います。事前に十分な話し合いもしていません。

私は、妊娠かもしれないと訪れた女性たちすべてに避妊の方法を尋ねます。全然避妊をしていない、あるいは膣外射精、いわゆる外出しをしているというのが、とっても多くて。

「コンドームも使わないでセックスをする男は、とても失礼な男だと知らないといけないよ」と言います。男と続くのだったら、あなたもピルで防衛をとも言います。

まして、当然のごとく妊娠して、そしたら「中絶を」という男たち。

一体、今、性教育の現場はどうなっているのかと、愕然とします。少なくとも、「避妊の無い性交をすると、妊娠する」こんな当然のことをなぜ分かっていないのか。それは、教えていないからですね。

若い人たちだけではありません。先日来報道されている、著名な安倍首相のちょうちん記事を書き、発言してきた男のレイプ事件。避妊もしていなくって、後から「ピルを買いに行きましょう」と彼女に言ったという話。

何度でも言います。東京大学、慶応大学、千葉大学医学部等のいわゆるエリート学生たちの集団イブ、強制わいせつ事件、そのようなエリートたちだって、同意も避妊も無い性交をしています。彼らの中には、セックスとは、一体どういうものと位置付けられているのでしょう。

先日行なった性教協広島サークルの例会で、私が性教育の歴史を話した後で、「男の子の性教育をどうしたらいいのでしょう」と、お母さんからの疑問がメンバーに話されました。

そのまま、自然に放っていたら。きちんと性交・妊娠・避妊等を教えないと、大人になってから、こんなことになってしまうかも。

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先日性教育の講演に行った高校から、生徒全員の感想文が届きました。一年生、この前まで中学生だった生徒たちがどんな感想文を書いていたか、それらをお話しようと思います。

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性教協全国夏期セミナー理論講座

 昨日は、一日中電話番で閉じこもっていました。テレビもラジオもない所ですが、アイパッドのラジコでカープの試合だけ聞きました。さすが、一位同士のことはあって、いい試合でした。最後は力敗けで残念したが。負けたら、夜のスポーツニュースのはしごをしなくて済むので、それなりに有益です。

 籠っていて、今年の夏の性教協の配布資料を作りました。今年は分科会では広島サークルの城さんと中島さんと一緒に三人でLGBTの発表をします。それの準備はもうできています。

それと、理論講座を受け持ちます。これが大変。その資料集の原稿の締切りが昨日でした。これまで、ずっと資料作りに取り組んできて、その総仕上げ。静かな環境のおかげで集中して作り上げることが出来ました。

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このような機会を与えてくださってありがたいことだと思います。お話があって、はじめは戸惑いましたが、私のこれまでの性教育の集大成だと考えて、取り組むことにしました。困難な環境の中、性教育に取り組んでいる若い人たちの役に立つように。性教育の歴史から今の立ち位置、そして未来に向けて。私自身の歩みも入れながら。長年取り組んできて、これからの私の仕事は、これからの若い人たちにどう繋いでいくか、それが課題でもあります。少なくとも種まきはした、これからはみなさんの時代です。がんばりましょう、そんな気持ちで作りました。

当日するスライドの写真や動画を除いて、スライド原稿を配布資料の冊子にプリントして戴くことにしました。作り上げて、お昼の内に送ることが出来て、ばんざい、です。締切を守ることが出来ました。長い間心に引っかかり続けていたのが、終わって力が抜けました。

 そして、今年の「8.6ヒロシマ平和の夕べ」のチラシの郵送の宛名書きをしました。これについては、明日、報告しますね。

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性教育・大学生のレポート②

昨日の続き、比治山大学での講義を聴いての学生のレポート2です。

河野先生の講義を受けて、三つのことを学んだ。

一つ目は、避妊の大切さを学んだ。学生が望まない妊娠をすることが多いのは知っていたが、望まない妊娠をした人のその後等は聞いたことがなかった。養子縁組に入った子どもや、無事に生まれてそのまま育てられた子どもなど、たくさんの例を出してもらい、とても勉強になった。

また、性感染症の予防が必要なことや、ピルの効果、緊急避妊薬についても知れて、とてもいい機会になった。ピルは、副作用があるというのはよく聞いていて、私の中では、あまりいいイメージは無かった。しかし、講義を受けて、ピルのイメージが変わった。ピルには、生理不順の改善や、生理痛緩和、大腸がんの予防等、いろいろなメリットがあるということを学んだ。避妊をしなければ、望まない妊娠をしたり、性感染症になったりする危険性が高くなるため、避妊は大事だと考える。

二つ目は、家庭、学校での性教育についても学んだ。子どもが親に「赤ちゃんは、どうやって生まれるのか」という質問をした時、ほとんどの親は、ごまかすだろう。それは、子どもにとて、よくないことだと言うことを学んだ。小さい時から、きちんとした性教育をすることによって、性交への安易な考えをなくすことが出来ると考える。性交が招くメリット、デメリットを知れば、望まない妊娠も性感染症も防ぐことが出来ると考える。

三つ目は、DVやデートDVについて学んだ。DVやデートDVを受けている人は、どこからがDVか分からない人もいると考える。どこからがDVか分からない人は、DVが酷くなって気づくことになるため、発見が遅れる。そうなると、被害が大きくなるため、早期発見が必要だと考える。したがって、DVについてもっと詳しく学ぶべきだと考える。

河野先生の講義を受けて、私が先生になったら、子ども達にきちんと性教育をしていかなければと考えた。その為にも、まずは私が性教育について知らないといけないと考える。例えば、プライベートゾーンとは何かということを、この講義で知った。また、妊娠週数の数え方や出産の予定日の出し方、中絶可能な日はいつまでかなども今まで、知らなかった。したがって、私の知らないことはまだまだあると考える。よって、これからもっと、性教育について勉強する必要があると考える。

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比治山大学の先生方、学生のみなさん、私の講義を企画し、聴いて下さってありがとうございました。学生さんはみなさん黒のスーツに、男性はネクタイです。どなたかの講演を聞く時には、正装をすること、と指導されているのだと。いつもの授業が済んで、夜の講義で、しんどかったことでしょう。にも関わらず、熱心に聴いて下さって感謝します。楽しく子どもたちと向き合える教師になって下さいね。そして、将来、困ったことがあったら、いつでも相談して下さいね。先生方と医療の現場の連携も大切なことと思います。

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性教育・大学生のレポート①

 先日行った比治山大学の学生さんからのレポートが届きました。これから教師を目指して、入学したばかりの学生さんたちです。

私はずっと一貫して性教育にとりくみ、その重要性を訴え続けてきました。その中には、教師になろうとする大学生には、ぜひ性教育を学んでほしいとの訴えも含まれます。せめて性教育とは何たるかを知って欲しいと。

今の文科省が言っている、性教育の目指すものは、「学生の間は、ただ、セックスをしないように伝えること」と間違ってとらえている教師、とりわけ管理職の多いこと。それでは、子どもたちに何の力もつきません。

これまでもさんざん言ってきたように、社会人になってからだと、誰も教えてくれません。アダルトビデオを見るか、風俗で実践をするか、せいぜいそんなものなのですね。十代の性の相手、妊娠の相手は、半数以上が成人であり、社会人なのです。学生の間に、どれだけの知識を得、意識を作ることが出来るか、それが最も大切だと思うのです。

この度のレポートから二人ほど転載しますね。まず、レポート1です。

 私は、いままで生きてきた中で、性教育について正しく、かつ詳しく学んでくることが一度も無かった。しかし、私は、この度の河野先生の『子どもといのち』を受講し、河野先生が熱心に伝えてくださったおかげで、教師になるための一歩を踏み出せることが出来ると感じた。そして、私は、今回学んだことを踏まえて、子どもたちに害が及ばないように、手助けをしていきたいと考えた。

手助けをすると言っても、現在の日本の「性教育について勉強させてはいけない」という状況では、相当困難な話であると思う。しかし、その結果として、若者の妊娠であったり、性教育についての誤解を招いたりということを生み出している。この誤解を将来のある子どもたちに植え付けさせないためには、私自身が性について正しく、かつ詳細に学び続けることが大事だと考える。学び続けることが、子どもたちに手助けができる近道だと思う。しかし、学んできたことを子どもたちにどうやって伝えればいいのだろうか。

現在の子どもは、一回の性交で妊娠する確率、月経周期・妊娠週数の数え方、出産予定日、妊娠が分かっていても相談する相手がいない、など、ほとんど無知である。それらのことを行政の場で働いている人たちは気づいているのだろうか。もちろん、その人たちの考えの方向性が変わることも重要だが、教師が性教育に関して、もっと前向きに考えて行くことが最も重要なことだと考える。

そこで、私は、子ども同士で性についての会話があった時に、性について何か質問されたら、逃げずに、目をそらさずにきちんと向き合い、伝えていきたいと思う。また、授業の中では、道徳の時間を利用し、性についての教育を上手く工夫をして、している学校もあると聞いているので、その授業をモデルとして、授業の向上を図っていきたいと思う。

私は、この度の、河野先生の『子どもといのち』を受講して、たくさんのことを学び、これからの学びについての方向性を考えることができた。これからも、私自身の学びにプラスになることを得られる経験をたくさんしていきたいと考える。

この項、まだ続きます。

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LGBT、前川さんのメール

 昨日は、お昼に原爆資料館のメモリアルホールでの「東北の新月」の上映に行ってきました。と言っても、三時までしか居られないので、途中までで残念。一時半に始まれば全部見られたのにと思いながら帰りました。

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カナダ在住の日系三世、リンダ・オオハマ監督のドキュメント。岩手、宮城等の震災、津波の被害者の語り、それが福島の原発事故になっていった時、その途中で退席と言う、何とも残念なことでした。だから、感想も述べられません・・・。

ところで、今の前川前文科省事務次官の証言について。官邸側のバタバタぶりはあまりにみっともない、醜態をさらけ出しています。

私は、前川さんが、退職後、貧しい子どもたちの学習支援や夜間中学、勉強できないままに大人になってから文字を読みたいと願う人たちへのボランティアを、名前や身分を明かすことなくされていたというのを知って、胸が熱くなりました。この人は本物だと思いました。

さらに、前川さんが文科省の天下りの責任を取って辞められる前に全文科省職員に向けてメールを発信されていたというのを読みました。

それには、「このような形で退職することは、誠に残念であり申し訳なく思っています。私を反面教師として、二度とこのようなことが起こらないよう、職員のみなさんは遵法意識を徹底し国民の信頼回復に努めて下さい」

とある一方次のようなことも書かれていたと。

『ひとつお願いがあります。私たちの職場にも必ずいるであろうLGBTの当事者、セクシャル・マイノリティの人たちへの理解と支援です。無理解や偏見にさらされているLGBT当事者の方々の息苦しさを、少しでも和らげられるよう願っています。様々なタイプの少数者の尊厳が重んじられ、多様性が尊重される社会を目指してほしいと思います。』


文科省からのLGBTに関しての二つの通達が出た時に、その素晴らしさに打たれました。こんなことが言えるのだと。それなら、どうして、性教育に関してバッシングをして来たのか、とも思いました。でも、もう少し、もう少しで文科省も分かってくれる時が来る、こんなすごい通達が出たのだもの、そこに希望を見出していました。この通達は、前川さんの後押しがあってこそ、出された物なのですね。今になって見えてきました。

そうすると、ひどい圧力をかけて来た文科省の中にも、日本会議に侵されている人ばかりでなく、それはそうでない人たちとの力関係なのかも、と見えてきました。天下りにしても、局長から早稲田の教授になった方が官邸に背き、獣医学部の新設に異論を唱えてクビを切られたとか、どこの省でもしている天下りが、文科省だけ集中的に攻撃された、それは官邸からの報復であるとか、そんなことも一つ一つ納得がいくことです。

 私たちは、今度の夏の性教協全国夏期セミナーに広島サークルとして、「多様な性の基本~きめ細やかな対応のために~」を分科会に出します。それは、多様な性について、広島サークルで行った連続講座
①スクールカウンセラー(高等学校で)
②小学校教諭(理科・保健の授業で)
③産婦人科医(医療の現場で)
を元に、三人で発表します。

それは、文科省からの通達があってこその取り組みでした。この項、続きます。

今から、横川シネマに「人生フルーツ」を見に行きます。朝九時からの上映、自転車を飛ばして行ってきます。午後はまたまた電話当番です。

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気が重いこと②名古屋の少女について

気が重いこと①で「親に言えない」ことを取り上げました。

偶然なのですが、昨日、名古屋で高2の少女が鞄に赤ちゃんの遺体を入れて警察に出頭したという報道がされています。少女は逮捕されて調べを受けていると。

ああ、やっぱり。ここにもまた誰にもSOSを求められなかった少女が一人いる、追い詰められて、どうしようと悩み続けて、とうとうこのようなことになってしまった少女。これは珍しい事ではありません。修学旅行先で出産して女子高校生が逮捕されたということもよくあります。

これらは周りの大人たちの責任だと思います。

私がいろいろな講演で使っているスライドの一部です。

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これまでも、同様のケースでは、家族が妊娠に気づいていたかでは否なのですね。

報道によると、少女の両親からも事情を聴いているとあります。ネットなどでは、親はなぜ気付かなかったのかという論調も見られます。それは無理。毎日共に過ごしていると、少しずつの体の変化はなかなか気づきません。時を置いて会うとえっ?太った?などと気づくことはありますが。

なぜ周りが気づかなかったのかではなく、なぜ少女が周りにSOSを求められなかったのかという問題でしょう。

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世間では間違われていと思うのです。これまで何事もなく、いい子で過ごしてきた少女ほど、誰にもSOSを求められないのです。少々親に心配や迷惑をかけて来た子であれば、叱られることを覚悟で「お母ちゃん、実は」と言ったり、親には何も言えなくとも、友人に相談し、共に学校の養護教諭の所に行ったりして、何とか医療機関に繋がったできるのですが。

それから、今、子どもたちはちゃんとした知識を与えられていません。
性教育バッシング以来、このスライドの1に書いているようことは伝えられていません。

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「たった一人でもいい、周りに大人の相談相手がいれば、救われる子どもが沢山いる」私は、こう訴え続けてきました。

このような時、逮捕され、法的にも、社会的にも、責任が問われるのは女の子ばかりなのだと。男には何にも問われないのだとも。

家族や学校や、すなわち大人たちが変わらなければ。すなわち文科省も変わらない限り、この少女のようなかわいそうなことは続くでしょう。そう断言します。

他の行政の情けない対応について書くつもりだったのですが、この少女の報道があったので、緊急にこのことについて書きました。まだ続きます。

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性教協広島サークル例会のご案内です。

5月21日、来週の日曜日、性教協広島サークルの例会です。今度は私の発表です。

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今年の2月まで、日本産科婦人科学会の女性のヘルスケアアドバイザー養成講座で3年ンかに渡り、この講座を受け持ちました。私はこれで終わりです。来年からは他の方が講座をします。

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3年目の今年、やはり一番の講座ができました。これまでの物事を整理し、今後に向かっての展望等も含めて。

広島サークルでも一度例会で行ったことがあるのですが、もう一度、それをするように、その話を聞きたいという声があって、再度することになりました。

バッシングについての私の集大成です。

今年の性教協全国夏期セミナーは、岡山で開かれます。現地実行委員長は、上村茂仁先生。私は底で理論講座を受け持ちます。

「産婦人科医が語る 性教育の「これまで」と「これから」~課題を乗り越え 確かな歩みを~」

長い間歩んで来た私自身の性教育の集大成とも関考えています。さあ、頑張らなくっては。

私は今日は午前中電話当番。午後は急いで、カープ。一昨日中止になった時には、内野指定一塁側 前から7番目でしたが、今日は内野指定ではあっても、三塁側の31列ですって。うんと後ろの方。周りに巨人ファンが一杯いるのかしら。

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