特別養子縁組・小さな研修会

昨日の木曜、休診日、午前中にはクリニックで小さな研修会を行いました。特別養子縁組について。

お客様は、東京から「ATTI Japan」の榊原明美さん、名古屋から「NPO CAPNA  旧子どもの虐待防止ネットワーク・あいち」の萬屋育子さん。

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待合室にスクリーンとプロジェクターを用意して。私は、作ったばかりの特別養子縁組養親希望の方の研修資料の一部をプリントして読んで頂きながら、当院で行っている養子縁組のお世話の内容についてお話しました。実親の出産前から、出産後立ち直りに至るケア。養親の、親になるための子育ての練習から、諸手続きのサポート、その後の相談に乗りながら子育てへの寄り添いなど、長く続くケアについて。とくに、実親のその後のケアには、実子がどのように育っているのか、それを知りたいという思いがあります。それにどう答えるかが必要になって来ます。大切に育てて頂いていることに安心して、自分自身の人生をしっかり歩んで行きます。それら、両方のケアに、ラインが大活躍することなど、ラインのスクションの数々を見て頂きました。

実は、かずる特別養子縁組組あっせん事業所の中に、家庭裁判所に提出する書類は、本人任せというのもあるのを聞いて、びっくり。裁判所への手続きは、結構長い文章も書かなければならなかったりして、なかなか大変です。

当方では、書類は一緒に作り、ほとんどの方の場合、共に裁判所に行きます。いわゆる同行支援です。でも、遠方でそれが困難な時には、すべての書類を当方で整えて、これをこのままもって裁判所に行き、提出してくださいと送ります。最初に困難な書類の提出のところで、絶望的になることもあるらしいのですね。

そのようなケアの状況のお話をして、今度は、お二人から、愛着形成がうまくいかなくなった時の、これは特に生まれてすぐの養子縁組ではなく、ある期間養護施設で育った後の、養子縁組の時などにおこりうるのですが、その時のケアについて、動画を見せて抱きました。「ATT Japan」は、「愛着とトラウマのトリートメント研究所」の略称です。その数々の研修会のチラシです。


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「CAPNA」は、子どもの虐待防止のために、様々な危機介入や啓発活動をされています。

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お二人から、貴重な著書も戴きました。

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その後、情報交換もしっかりできました。今後一緒にできることが沢山ありそうです。日本のあちらこちらで、貴重な働きをしている方たちが沢山おありだと、改めて知りました。

大切な時をすごすことができました。ますます力を頂いて、私も頑張ろうという気になりました。えんぽうから来て頂いて、ほんとうにありがとうございました。
 

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特別養子縁組養親希望の方への資料作りが続いています。

特別養子縁組の養親希望の方たちへの研修、その資料づくりが完璧にできたように言いましたが、実は、まだ続きを作っています。というのも、肝心の子育てのことについて、母親学級で使う資料を使おうと思っていたのですが。その資料を見ていて、あまりに妊娠中のことが多くて。それは、自らが妊娠・出産をするのでなく、親になろうとする方には、少々気の毒ではないかと。出産後の所から入らなければ、と思ったのです。

特別養子縁組あっせん事業者の厚労省の研修に行った時、養親希望の方たちにどのような研修をしなけければならないかという講義がありました。それによると、こんなのです。

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いろいろと悩んで、結局自分で作ることにしたので。いろいな本を参照にしながら。そして、これまでも養子縁組をした養親の方々の子育ての相談に乗って来た(今ではラインという便利なツールがありますので、それを駆使ししています)経験から、頑張って作っています。

何より参考になるのは、広島市の「母子手帳」です。母子手帳は、実親が使っていたものをそのまま養親に渡します。でも、養親になるひ人が事前にもらって読んでおくことはできませんので、その母子手帳に書いてあるこことを参考にして、作っています。

赤ちゃんの発育のこと、それも単なる体の発育でだけではなく、精神的な発育、いやいや期のことなども特に。そして、赤ちゃんの時だけでなく、子どもとしての発達、思春期のことなども踏まえて。

でも、思うのです。みんなこんな研修を受けて、親になるわけではありませんよね。

今日、患者さんの妊婦さんが「母親学級がコロナの関係で中止になって、受けられないので、すごく不安」と言われました。

「母親学級で習わなくても、生まれてから必要なことは病院で教えてくれるから。実際にやった方がはるかに勉強になるのだから、不安に思わなくても大丈夫よ。勉強をしなければと思うのだったら、この母子手帳をしっかり読んでご覧なさい」といいました。そこには、不安に思うことのその対処方もしっかり描かれています。

みんな子育ては試行錯誤です。完璧を目指したら、それこそノイローゼになってしまうでしょう。そんなことを含めての研修をしたいと思っています。

まだまだ時間がかかります・・。

 

 

 

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特別養子縁組の養親希望の方への研修

一週間の夏休みが終わり、今日から診療再開でした。当然ではありますが、忙しかった!!です。昼休みは少しの時間ですが、ローソンの冷やし中華ミニを食べられただけ良かったですし。終わりもそごうの閉店までに駆け付けることができました。

夏休みの間、大分に行っている時以外は、ずっとクリニックに出勤していました。休みといえども、次々と電話がかかるし、来られる方もあって、忙しく対応しました。そして、ずっと取り掛かっていたのが、二つのスライドを作ること。やっと出来上がりました。

実は、特別養子縁組の養親希望の方への研修のためのスライドです。一つは、特別養子縁組についての基礎知識。希望すると、どうなるのか、具体的に赤ちゃんを迎えるのは、どういう流れになるのか、裁判所への手続きは?などなど。これまで、マンツーマンでこれらの研修をしていましたし、例えば手続きなどはすべて私がやっておりましたが、それらを「見える化」しました。それをスライドを使いながら説明もしますし、それの一ページずつプリントをして、冊子としてお渡しもします。

もう一本は、事例が沢山ですし、写真もいっぱいなのでプリントはしません。スライドを見ながらお話をしたり、考えて頂いたり、話し合ったりのためのものです。これまでの私の実践が詰まった集大成みたいのもので、誰にもまねができないものと自負しています。養親希望の方に家庭訪問した時に、そんな研修をしようと思います。

 私は、これまで国内外のたくさんの方たちの養子縁組のお世話をすることで、ほんとうに多くのことを学ばせて頂きました。それらを通して、養子縁組に対する信念も徐々にできました。

私は、嘘や秘密のない子育てを、と思っています。それに、子どもを育てるのに、しつけよりも何よりもかわいいと思って育ててほしい、それには、仲の良い優しいご夫婦でいてほしい。どちらかの力が一方的に強い夫婦よりも、力関係が平等で、楽しい夫婦でいてほしいと思っています。贅沢なようですが、難しいことではありません。それらの方々が養親になる条件だと。

研修のためのスライドが出来上がって、ほんとうにホッとしました。というか、一応基本ができたので、これから実践をしながら追加したり、訂正したり、充実させようと思います。

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夏休みには、大分の墓参りとお見舞い以外はどこにも行かずでしたが、何より充実した休みになりました。

 

 

 

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真夜中の電話、続きです。

東京からの電話、続きです。

「あの、こんな人、これまでもいましたか?」うん、いますよ。何人も。

「15歳も?」はい。15歳ででも、14歳でも、一番少ないのは11歳というのもいたよ。小学生。

「ええっ?小学生?その子、どうなりましたか」産んだよ。もう間に会わなかったからね。産んで、子どもはちゃんと育ててくれる人の所に養子で行ったよ。
「その子、親に言いましたか?」はい。小学生だからね。親には言わないとね。あなたね、15歳て言ったけど、中学生?

「はい、中学三年です。」じゃ、これからどうしようと思ってるの?高校に行きたいの?「はい。高校に行きたいです。」行けるよ。中学生で赤ちゃん産んでも、みんなちゃんと高校生になってるよ。大丈夫。でも、誰か助けてくれる人がいるね。ここはあまりに遠いから。もっと近い所で。ねえ学校の保健室の先生には言えない?

「いやだ。」「あの、東京で、お金なくてもいい、親に言わなくてもいいっていう病院、どこかにありませんか?」うん、分かった。ちょっと待ってね。今リストを見るから。

えっとね、メモ取れますか?私は、東京の特別養子縁組あっせん事業所で、私が会ったことがあって、信頼できる所を二か所、ホームページを見ながら教えました。必ず、そこに連絡をするように。ちゃんと助けてくれるからね。お金がなくてもいい、親にいえなくてもいい、そのまま、連絡だけすると、会いに来てくれるからと。そこから先は、もうその人たちに任せたらいいから。あなたは、何も考えなくてもいいよ。

 あのね、どうしたらいいかわからない時には、誰かに「助けて」て言ってていいのよ。ちゃんと助けてくれるからね。

「わかりました。でも、私、広島に行きたい。行くかもしれません。」でもね、新幹線に乗ってここまで来るの、大変だから。そこに連絡して、そこなら近くて、すぐに動いてもらえるから、それからまたここにも連絡してね。どうなったか、心配だからね。

翌日、私は彼女に教えた二か所に電話で連絡しました。こういう人から連絡が入るかもしれないから。お金もない、親にも言えないと言ってます。どうぞよろしくと。両方とも、分かりました!と言って頂きました。

 どうぞ彼女がそこに連絡してくれます様に。私は、彼女の名前も連絡先も一切聞いていません。本当は、知りたかったけれど、彼女の警戒している姿から、全面的に信用してもらえるまで、それが限度でした。

今、どこかに夜中に人知れず助けてと電話をしている娘がいる!!自分にSOSを求めてくれず、なにも知らないで日常生活を送っている、そんな両親がどこかにいます。

やっとパソコンのメールが復活したので、クリニックのお花を。いつもの青野さんのお花です。このピンクのお花、かわいいのですが、何ていうのでしょう。下のピンクのユリが咲くと、また、一段と華やかになるでしょう。

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特別養子縁組当事者みそぎさんの話

昨日は、夜三時間にわたって「全国特別養子縁組団体協議会」の研修でした。いつも研修は東京であるのですが、ご時世でZOOMで全国から参加での研修です。私は、ZOOMは三回目で、緊張して待ち構えました。

研修になってからの画面は撮影できないので、その前に。

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研修で話して下さったのは、みそぎさん。特別養子縁組の当事者です。今年の4月に当事者の会「Origin」を立ち上げました。

そのみそぎさんのブログはここにあります。記事一覧がありますが、この「母子手帳の秘密」という所を出しています。

https://ameblo.jp/tokubetsu-youshi/entry-12605299045.html

みそぎさんは、自分が特別養子縁組で育てられているということを知ったのは、高校生で受験勉強をしている時。大学生になって、彼は自分の出自を知りたいと活動します。しかし、それはとても苦しい活動でした。だれにとっても自分ことを知りたいという切実な思いは、とても強いものです。

それらから、彼は養子縁組で育てられるかもしれない今からの子どもたちに想いを馳せます。そして、養親になるご夫婦のあり方や子育てについて様々な提言もしています。

それは勉強になりました。私は、特別養子縁組のお世話をしてもう30年以上になります。様々な特別養子のお子さんとご両親、それに産んで手放さざるを得なくなった実母さんの姿をも見てきました。

どなたにも、丁寧に接してきたつもりです。しかし、段々とそれも難しくなってきました。国が特別養子縁組を積極的に推進を目指して、様々な法律や制限を出してきたので、それに応じることの方がとても重労働になってきました。そして、沢山の養子縁組あっせん団体があちらこちらにでき、中には事業として展開する人達も。それについて、あまりにお金が動くのはおかしいのでは?と、このブログでお話したこともあります。でも、今は私のような弱小のものにはとても難しい制度となっています。

だから、今、撤退も考えています。ただただ産んでも育てられない妊娠をし、出産しなければならなくなった女性と赤ちゃんのためにとやって来たことですが‥。それに、始めたばかりの団体にいろいろとお伝えしたいこともありますが・・。

というようなことを考えながらみそぎさんの話を聞きました。

彼の、性教育についてのお話も素晴らしい提言になっています。それは、彼が苦しむ中で、考え着いた所なのだろうと思います。これからの行動をぜひ応援したいと思います。皆様も、ぜひブログを覗いてみて下さいませ。

これは,みそぎさんたちの今度の講演会のお知らせです。

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二日間の研修を終えて、北京ダック。

昨日は、無事二日間の研修を終えて広島に帰りました。

二日目は演習。様々な養子縁組の事例について、グループで話し合いそれぞれのグループごとに発表するというもの。こんなご夫婦の場合、どう対応しますか?とか、養子縁組で育てている子が引きこもりになってしまったとか、大きくなった子が自分の出自を知りたいといった時には、どうするかとか。もっとシビアに、養子を決めていた子に障がいがあるとわかった時には?とか。

 それらは、養子縁組だけでなく、自分の子を産み育てる人にも、子育ての中で常に問われる問題でもあります。障がいとは何か、という問いでもありますし、生まれて間もない子が、まさか将来引きこもりになるだろうなんて、誰も考えないでしょう。

 他の民間の特別養子縁組あっせん機関の方たちともいろいろと話をしました。とてもよく頑張っていらっしゃることも分かりました。私自身の課題についても。私は、変わらずコツコツとするだけですが、いつまでそれを続けるかという問題でもあります。少なくとも、一人で続けるのには限界がありますので・・。

 すべて終了した後、娘と合流して食事をして帰りました。昨夜は、赤坂の24時間営業の中華料理「エイト」で。この北京ダックが食べたくて、私のリクエストです。

 北京ダック丸ごと一羽。こんがりと焼けたのを客席で料理してくれます。

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こんなにきれいになって。

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皮をはいだダックの肉は、野菜と共に炒め料理で。でも、これは娘のテイクアウトにしてもらいました。そして、スープも。白菜やしらたきと共に、少し皮のついた肉が煮込まれています。はんなりとした、とても上品なお味です。が、何しろ二人では多すぎて。もったいないことでした。

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北京ダック丸ごと一羽、いやというほど食べて、肉と野菜炒め、スープ全部の料理で2880円という値段。本当にびっくりです。私が東京に住んでいたら、毎週でもたべに行きたいです。5人くらい一緒がいいですね。

最終の一つ前の新幹線は、自由席超満員。で、一つ遅らせて並んで最終にしましたので私は座ることができましたが、やっぱり自由席はずっと通路まで人がぎっしり。何があったのでしょう。それとも、いつもこうなのかしら。

今日は診療。夜は市民劇場のお芝居を観に行きます。

 

 

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研修一日目終了。夜は子どもたちと焼き肉。

品川のホテルに続いています。昨日は、朝から夕方まで研修を受けました。会場の写真禁止、資料の公開も禁止だそうですので、内容を詳しくお話することはできません。

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広い会場。たくさんの参加者。今回は、全国の児童相談所の方にも参加を呼び掛けていらっしゃるようですので、200人を超えた人でしょうか。

こんな内容です。プログラムから。

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ひたすら話を聞くだけ。受講者からの発言や質問の時間もなく。久しぶりに大学の学生時代を思い出しました。あのしんどい勉強を、よく6年間もしたなあと。いえいえ、小学校、中学校、高校時代も含めて延々と。でもこの年になってもまだこんな集中講義を二日間も受けなければならないなんて・・。と、愚痴の一つも言いたくなりますが。義務ですので。

実は、受講中、片頭痛の発作が起きて。目がジラジラして見えなくなり初めました。急ぎ手持ちの鎮痛剤を飲んで押さえました。ニトロと一緒に鎮痛剤をいつもバッグに入れておきます。持っててよかったです。この発作は、やはり寝不足をした時に起こります。無理するなというバロメーターなのでしょう。

今日は、二時間の講義というか、演習を二コマだそうです。

その後、子どもたちと赤坂で会いました。偶然ですが、二人とも、昨日は仕事がお休みでした。ママは少し遅れて参加。娘のリクエストで焼き肉を。カンジャンケジャンも。

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食べながら、たくさんのお話も。ホッとするひと時でした。孫は、本が好きで漢字もどんどん覚えます。英語の単語も。頭が柔らかいというのはいいですねえ。ほんとうに少し分けてほしいくらい。

今日はみんな仕事もあるし、孫は学校なので早めにサヨナラしてホテルに戻りました。昨日は、ホテルの朝ごはん。こんないい景色を観ながら。でも、今日はお部屋で昨夜のうちにコンビニで買って帰った果物やヨーグルト。コーヒーやお茶は自分で入れて。お昼ご飯のパンも買っておきました。

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 クリニックは代診の先生にお世話になって・・。頑張ります。今日のうちに広島に帰って、明日は診療です。

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赤ちゃんの写真の年賀状

今年もたくさんの年賀状が来ました。仕事柄、赤ちゃんの写真の賀状が多いのですが。中でも、特別養子縁組で新たな家族になった方たちの賀状はうれしいですね。

 それと、高校生というとても困難な状況での妊娠、回りの説得にもがんとして抵抗し、学校にも排除される中で産み、育てている人からの年賀状はうれしいですね。今年は第二子にも恵まれるのですって!!

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その陰に、きっと、年賀状を買うこともできなかったはずの、極貧の中で生活している若いシングルマザー、DVで姿を隠さなければならない状況にある人たちにも、思いを馳せます。

そして、何よりもうれしいのは、実母で、赤ちゃんを手放した後、しっかり立ち直ってその後の人生を歩んでいる人からの年賀状です。

みんなみんな、どうぞ、お幸せに!!

特別養子縁組は、その法律がかわったことにより、ますます私のような立場の者は、ともすれば排除されそうで。でも、だからこそ、しっかり踏ん張ってギリギリまで辞めない、限界まで頑張って続けようと思います。特別養子縁組が成立した後も、いつまでも赤ちゃんと実母、養親さん両方にしっかりコンタクトを取りながら、きめ細かいケアをしていきたいと思っています。

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特別養子縁組・家庭裁判所への上申書③

二日間特別養子縁組についてのお話が中断しています。今日は、その続き、家庭裁判所への特別養子縁組の申し立てをするときに共に提出した私の上申書の続きです。が、ここからは、養親、実母共に個人的なことを書いていますので、とぎれとぎれになります。

前回の続きからは、順番が次になったので、家庭訪問に行ったこと、そこでの家庭環境は問題なかったこと。むしろ、とてもいい環境の中で、赤ちゃんを育てたいとの熱意を十分に感じ取れたことなどを書いています。その時には、私はパソコンをもって行って、特別養子縁組をすることについての、心構えや、今後の流れなどのお話もしています。その後です。

「〇〇ちゃんの実母、〇〇さんが母親と共に初めて私のクリニックに来られたのは、2018年〇月〇日のことです。その前に、〇〇さんの親権者である母親の〇〇さんが職場の上司に相談をし、その上司が以前の私の患者さんであることから、私に電話で相談があって、当院に来られることになったものです。

 〇〇さんは、15歳の高校一年生。その前日に他の産婦人科で妊娠8か月、中絶は不可能であるとの診断を受けていました。私の診断でも、確かにその通りで、推定妊娠28週、分娩予定日は2018年〇〇月〇日としました。もう中絶は不可能で、産むしかないこと。生んだ後、子どもはどうするか、ゆっくり時間をかけて考えましょうとお話しました。これまで産婦人科での診察を受けていないので、いろいろとしておかなければならない検査もあります。早く母子手帳をもらってくるように、母子手帳についている補助を使って検査をしましょうなどとお話しました。

 相手の男性とは、付き合っていたわけではなく、半ば強引な性であったと。〇〇からはは会ってもいないし、会いたくないし、まして一緒に子育てなど絶対にできないという事でした。その人との間の妊娠に間違いないのだけれど、そのことを母親が告げに行った所、けんもほろろであったと。一度、私に男性の母親から電話がかかったことがあります。息子の子であることは認めない、もし必要なのなら、DNA鑑定で親子であることの証明をするようにと言われました。

何度かの話し合いで、〇〇さん親子はすっかり傷ついており、もう生まれたことも、養子縁組をすることも、一切告げたくないという事でした。それは、男性の側が自分の子であることを認めないのだから、それでいいのではと思います。

 〇〇さんは、母子手帳をもってきた後から、妊婦健診にきちんと通ってきましたし、学校にも続けて通いました。問題は、学校です。〇〇さんは、とても学校が好きで、それまで休んだこともなく通学していて、そのあともずっと学校に行きたい、そこを卒業したいという希望をもっていました。今、日本では、高校生で出産をして、その学校に続けて行けるのは、とても難しい状況です。

さらに、子育ても自分でしたいとの想いも持っていました。どうやって学校に行きながら、子育てをするか、それはなかなか困難なことでもありました。健診の時だけでなく、計6回ほど、赤ちゃんをどうするか話しあい、結局泣く泣くですが、赤ちゃんは自分が育てるよりも幸せにしてくれる方に養子として育ててもらいたいとの結論を自ら出しました。

 学校には、お母さんが担任に会いに行き、事情の説明をされました。望んでの妊娠ではなかったこと、出産をするけれど、その子は養子縁組で手離すこと、本人は、学校が好きで、このままここで学びたいと強く希望していることなどを話されました。そして、学校で検討した結果、学校としても、彼女を支えましょうという事になるでしょう、それまでまじめに通っていたので、出席日数も十分だし、試験については、レポートを出すことで変えられるでしょうとのことでした。それらの方針が一応出たのは、すでに妊娠30週になっていました。学校は、そこからお休みしています。正式に二年生として学校に行けるとの決定が出たのは、〇月になってからです。

 私は、広島市の児童相談所の地域のかかりの方にその旨を連絡しました。

そして、〇月〇日に順番が来ている〇〇さんに連絡を取りました。それまでにも、何度か電話でお話していたのですが、連絡をしたとき、〇〇さんご夫妻は、昨年10月に児童相談所での里親研修も受け、実習もしたとのことでした。ご夫妻とも、フルタイムで仕事をしているけれど、赤ちゃんが来た時点で〇〇さんは仕事をやめることになっているとのことでした。おそらく、〇月には赤ちゃんが生まれるでしょう、その準備、心構えをして下さいとお話しました。その後、何度も連絡を取り合いました。実母さんの状況についてもお話しています。

〇〇さんは、産んだ後の方針がしっかりし、それが揺るぎないことを確認して、〇月〇日に〇〇病院に紹介しました。〇〇病院では、これまでも養子縁組となることを理解しての出産の対応して下さっています。〇月〇日から、〇〇病院で健診を受け、〇月〇日に無事出産しました。

 お母さんから連絡を受け、その日に〇〇さんと赤ちゃんに会いに行きました。〇〇さんは、苦しい思いをして出産した後も、養子縁組で赤ちゃんを手離す気持ちは変わらないという事でした。お母さんとはすれ違いでしたが、〇〇さんのそばから電話でお話しをし、お母さんも養子縁組の気持ちは変わらないという事でした。そして、出生届を出しに行くこと、養子縁組の書類に記入してもらうことなどの打ち合わせもしました。

 〇〇さんにもその日に連絡をし、名前を付けて頂きました。ですので、赤ちゃんの名前〇〇ちゃんは(養親さん)ご夫妻がつけられました。赤ちゃんの写真を撮って、すぐに〇〇さんにもラインで送りました。



翌日、〇〇さん夫妻が赤ちゃんに会いに来られました。私と待ち合わせをして一緒に病棟に行き、助産師さんから色々とお話を伺いました。赤ちゃんを抱いたご夫妻は、とてもかわいいと、大喜びでした。〇〇さんは、いったん帰り、用意をして〇日に〇〇病院に教育入院をし、子育ての練習をして、〇日に連れて帰ることになりました。

 入院してからも、私は〇〇さん会いに行きましたし、一度だけ、(実母さん)母子に会ってもらいました。というのも、〇〇さんが退院してからも、ずっと泣き続けているとお母様から連絡をいただいたからです。養親に会いますか?と尋ねました。会ってよろしくお願いしますと言ったら、気もすむかもと思ったからです。〇〇ご夫妻の優しい姿を見たら、安心するだろうと。そして、短い間ですが、ご夫妻と会って頂きました。〇〇さんは泣きましたが、「優しそう」とつぶやき、「よろしくお願いします」とご夫妻に握手をしてもらいました。そして、もう泣かないとも健気に言いました。それはかわいそうでしたが、それがこの子が幸せになる一番いいことだからと自分に言い聞かせていました。



ちなみに、〇〇さんは、〇月から高校の二年生として元気に通学しています。私も、退学を迫ることなく、今の状況を受け入れて下さった学校にはとても感謝しています。

なお、〇〇ちゃんの出生届は、私と〇〇さんの母親〇〇さんとで広島市〇区役所に提出に行きました。そして、その場で〇〇ちゃんの住民票は、〇〇の〇〇さんの住所に同居人として入れて頂くように手続きしました。

その後、〇〇さんとは主にラインで連絡をとりあっています。写真もたくさん送っていただいています。新生児の子育てはとても大変ではありますが、ご夫妻ともとても喜んで一生懸命に子育てをしていらっしゃいます。また、ご夫妻双方の親戚関係も赤ちゃんが来たことを皆さん祝福していらっしゃいます。

以下は、こちらからの問い合わせに〇月〇日に〇〇さんから頂いたメールの転載です。

「おはようございます。
子育ては順調です。今、ミルクを飲んだ所です。
今回、びっくりしたことがありました。それは、私が思った以上に主人が子どもが好きだったことに気付かされたことです。
仕事から帰って来たら、直ぐに〇〇の所へ、べったり離れず、寝ている〇〇にもやさしく話しかけています。とても微笑ましく、私は感謝と幸せを感じています。お世話も、家にいる時は全部自分がする勢いで、お風呂、ミルク、おむつ替えも積極的に手伝ってくれて助かっています。
親戚の方にも、お披露目して皆さんからも祝福され、3人で幸せいっぱいです。これから、産んで戴いたお母さんの思いも一緒に、〇〇をたくさん愛していきます。」

〇〇ちゃんは、きっと幸せにそだてて頂くことを確信しています。かくなる上は、一刻も早く、〇〇ちゃんが〇〇さんご夫妻の正式な子なりますように、審査、決定をよろしくお願いいたします。

なお、この特別養子縁組のお世話をすることに、私と〇〇さん、〇〇さん双方からの金銭の授受は全くありません。出産の費用は〇〇さんの扶養者であるお父さんの健康保険から直接病院に支払われました。赤ちゃんの入院の費用等は、国民健康保険の自費負担分について〇〇さんに直接病院に支払っていただきました。〇〇さんの教育入院、子育ての練習も、個室に入院の形でおこなわれましたので、その費用等、全て病院に直接払っていただきました。


 なお、(実母さん)とお母さんには、赤ちゃんを養子縁組にすることに異存はないかなどの調査があることは伝えています。

連絡先は以下のごとくです。


以下略します。」

記事の内容とは、まったく無関係です。名古屋で買った、東方神起のグッズです。手帳のように見えるのは、パスポート入れです。キーホルダーは、韓国語の教室の友人たちへのお土産です。ペンライトは、二本必要です。ホルターで東方神起のイニシャル「T」の字にします。真っ暗の中で、私も一つの赤い点になりました。

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特別養子縁組・家庭裁判所の上申書②

一昨日の、家庭裁判所に提出した特別養子縁組の上申書の続きです。

「 〇〇さんから電話で特別養子縁組の養親の希望のご連絡があった時、一度、当方に患者さんとして受診して頂きたい旨お話しました。私は、特別養子縁組のあっせん事業者ではありますが、本業は医師であり日々の診療があります。自分の患者さんのうちで、困った状況にある人の赤ちゃんと実母のためにのみ斡旋をしていますので、全く宣伝もしていませんので、あまり知られてはいません。〇〇さんは、厚生労働省のサイトで当方のことを知られたそうです。
(個人のことが含まれますので、略します。以下、ところどころ省きます。)

(いろいろとご事情をお聞きした後)とにかく、一度、いらっしていただきたいとお話ししました。原則、養親希望の方には、患者さんとして来院していただいて、お話することにしていますので。



ご夫妻とがクリニックに来られ、受診されたのは、2018年〇月〇日でした。お二人には診察室でご事情を伺いました。

 ご夫妻は〇〇年に結婚され、子供がたくさんいる家庭を築きたいとの希望があったそうです。が、不妊治療を受けるも挙児に恵まれず、今後も妊娠は不可能との診断をされたそうです。そして、〇〇県の里親研修を受け、〇月に里親登録をしたそうです。


ご夫妻は、お二人ともやさしそうで穏やかで、また子ども好きであり、子どもの多い家庭を望んでいるので養子縁組を希望しているという事がよくわかりました。

 私は、順番を持って頂きたいこと、でも、その順番はいつ来るか全く分からない事。当クリニックでは、時々育てられない出産があるけれど、それはいつも突然のことで、予測はできない事をお話し、待って戴くことにしました。

まだ順番を待っている人もあるので、どこか他のあっせん事業者にも登録して、早い方にされたらとお勧めしました。(事業所によっては、同時のほかの事業所に登録するのを嫌がられるところもある様ですが、当方は、まったく困りません。早い方にお世話になったらいいと思っています。)

 私は、前述したようにあっせん事業をしていますが、本業の診療がありますし、宣伝はしていません。診療の中で出会った人だけにやむを得ずあっせんしていますし、経費は一切頂いていません。ですから、あまり知られることもなく、他の事業者よりは特別養子縁組の成立は少数と思います。

私としては養子縁組をするのにはこだわりがあります。

 やむを得ず育てられない出産をする人たちは、とても苦しみます。ほぼ100%の人が、何とか自分で育てたいと言います。では、何とか育てられる方法を一緒に考えましょうと。例えば、学生さんであれば、児相に相談して、学校に行っている間は施設にあずかって頂いて、時々会いに行って、そうして自活できるようになったら子どもを引き取るかとか。何とか、実母の両親と一緒に育ててもらえないかとか。それがどうしてもかなわない時に初めて、養子縁組についてお話します。

 それから、妊娠の相手の男性とはどうなのか、破綻しているのか否かも大切なことです。まだ付き合いが続いている間は、決して養子縁組をしてはなりません。もうずっと以前、もちろん私があっせんしたのではありませんが、養子縁組で子どもを手離した後、その二人が結婚して、子どもを返してと訴えたというニュースに接したことがあります。二人が続いている場合には、そのようなことも考えられますのでしてはなりません。

 それから、特に女性が若い場合、本人が自分で育てたいとの気持ちをもっていても、周りが強引に手放すことを勧める場合があります。これも、絶対にしてはいけません。生んだ本人の将来の立ち直りを考える時、本人が十分に時間をかけて冷静に考え、自ら結論を出すこと、それが何より重要と思っています。

そのような姿勢であっせんをしていますので、そう数もあるわけではありませんので、いつまで待って頂くかは、全く分からないと、その旨をお話しました。


この項、まだ続きます。

バンコクのジム・トンプソンの家に行ったとき、黄色の繭を煮て糸を取っていらっしゃいました。私は、繭というと白と思っていたので、びっくりしました。あとで調べると、食べる桑の葉によって、色のついた繭ができるという説と、遺伝子によるという説もあるのですね。ぴかぴかして、美しいです。

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