内密出産について⑥

私は「法の範囲内で」と言いましたが、特別養子縁組については、納得できないことは多々あります。私は海外にいる「主に」日系の方たちにも特別養子縁組のお世話をしてきました。でも、今はできません。法律が代わってしまって、「国内に」養親になることを受け入れて下さる方たちがいない時に限ってとなってしまいましたので。又、以前なら、私達があっせんしても、最終的に特別養子縁組を決めるのは家庭裁判所でした。そこに書類てしぃゅつすればよかったのですが、今は特別養子縁組のあっせんを許可した地方自治体の長に、その経過を一つ一つすべて報告することが義務付けられました。それが、一筋縄ではないのです。何十枚という書類を提出しなければなりません。ここまで自治体がするのであれば、家庭裁判所は一体どういう働きするのだろうと思ってしまいます。

 私たちはそれに従わなければなりません。そうしないと、資格がはく奪されることが怖いからです。

 いわばそれ以上に大切なことは、養親に育てられる子どもたち自身の出自を知ることの問題です。自分がどこで誰から生まれたのか、そして、どうして養親に育てられることになったのか、それを知ることは、自らのアイデンティティを確立していくために必要なことと思います。自分はどこの誰から生まれたのかを、大人になってから探している人のことは何人からも聞いています。

 その為に、私がずっとしてきたことは、実母が出産に至るまでのこと、そして自ら育てるのでなく、どなたかに養子として迎えて育てて欲しいとの結論を出すプロセス、一方養親側の事情についても、詳しく記録します。それを裁判所に提出してきましたが、そのコピーを当方で保管するし、養親になる方にもお渡しします。

いつか子ども自身がそれらを知ることの資料の一つとして使って欲しいと。できれば、その時には、このまま子どもに渡して欲しいことと伝えて。

もちろん、子育ての中で、早くから子どもには「産んでくれたお母さんがいること」を伝える様にお伝えしています。知らないままに実子として育てられていて、実親ではないことを思春期に知る、それも養親からでなく、他の人から、または偶然に知ることは最悪なのです。育ててくれてありがとうと感謝する気持ちより騙されていたいう気持ちが先に立ってしまいます。

 私はこれらのことを国際養子縁組の中で学びました。もうこれは私が以前ブログに書いたことなのですが、私がハワイに行った時にハワイにいる養子親子の方たちがパーティーを開いて下さいました。その中で、「私はね、広島で生まれたの。お母さんが若くて私を育てられなかったから、ハワイに来たの」などと、ふつうに言う子どもたちばかりでした。養子縁組することが、決して特別なことでなく、とても自然なのでした。

 今回の内密出産の子どもが大きくなった時、「母親が自分の名前で出生届を出すことすら拒否した」と知らざるえないでしょう。その時の子どもの心情を思いやると、たまらないものがあります。実母に対して、その子どものことも含めて粘り強く説得すること。少なくとも、自分の名前で出生届を出すことは、自分で育てられない赤ちゃんに対しての最低限の義務だと思います。出生届を出さないという選択をさせるのは、努力不足です。赤ちゃんの命を守るためという名目でそうしようとされているようですが、赤ちゃんの命を守ることと、出生届を出すことは矛盾しません。

 前回少し説明不足でしたが、実母の戸籍から、出産したこと消すことはできます。だから、出産したことが、世間に知られないようにすることは可能なのです。身内に対しても。最近では、実母の両親に知られないままに手続きを完了した人もいます。同居していたのに、実父に知られないままに完了した人もいます。裁判所もしっかり対応して下さいました。ましてや、近所の人や親戚に知られることなど、全くありません。一人ひとり状況に応じて、工夫をし、丁寧に対応することで、それらは可能です。

 今、心配するのは、多くのあっせん事業者がそれらの努力しているのにもかかわらず、熊本のその病院のみがそんな対応をしていると思われること。そして、自分も出生届を出さない対応をしてくれと、そこを訪れること。すでに第二号があらわれたと報道されています。厚労省も何の声明も出さず、黙認しています。私たちの努力が、まるで無になろうとしています。

 枯れてしまったと悲観していたベゴニアが、無事冬越しし、茎と葉が出て来て、そしてこんなに花つけています。きれいな色です。でも、これも全く枯れていたあじさいが、ムクムクと成長し、大きな株になったのに全く花をつけません。花屋さんが言われたように鉢は大きいのに替えたし、肥料も上げているのに・・。どうしたらいいのか分かりません。

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内密出産について⑤

 予期せぬ妊娠をした女性が、誰かにSOSを求めることもできず、一人で産婦人科受診することもできず悩み、抱え込んでいる内にアッという間に時は経ってしまいます。やっと産婦人科に来た時には、もう中絶可能な時期を過ぎ、産むしかないとなってしまった、でも産んでも育てることもできない場合、その赤ちゃんをどうする?誰がどこで育てるのか、ということなのですね。

 その陰には、妊娠させるだけさせておいて、一切彼女の相談にも乗らない、一人行動をとることもしない男性の姿があります。そもそも男がさっさと行動をとっていれば、彼女が一人ここまで悩み続けることもなかったのです。中には彼女が妊娠していることさえ知らないままの男性もいます。無責任な男たちのかげで、全てが彼女の肩にかぶさっているのです。もしもその女性がこれまで様々な人生の経験をしている人であれば、智恵も授かっているでしょうし、その中でさまざまな人たちとの繋がりもできているでしよう。

 でも、そのような経験もない若い女性が、一人で産み一人で育るのは、まず不可能です。孤立出産をし、赤ちゃんが亡くなって一人罪に問われる若い女性の姿も後を絶ちません。

 そのような報道がある度に、せめてその一日前にでも私の所に来てくれていたら、と思うのです。私のところにたどり着いてその日のうちに出産をした高校生もいます。生まれた後で家に連絡をし、びっくり仰天で駆け付けて来たお母さんは、「言えばよかったのに」と彼女に言いました。ふつうのお母さんです。きっと彼女が助けてと言えば全力で助けて下さったでしょう。でも彼女は「言えなかった」そうです。

 予期せぬ妊娠をした女性は、そのほとんどが親には、中でもお母さんには知られたくないと言います。そのような時女性が成人であれば知られないように出産をし、本人が望めば特別養子縁組のお世話もします。親に知られないですべてをすることは可能です。何人もそのお世話をしてきました。

 もしもその女性が未成年であったなら。本人とよく話をします。なぜ親に話が出来ないか。話したら、親が知ったらどうなるだろうか、しっかり話を聴きます。もしも自分では言えないというのであれば、こちらから話をします。丁寧に話せば、たいていの親は、初めはショックを受けますが、時間がたてば、彼女のためにどうしたらいいのか本気で考えるようになります。そうなるまで、彼女の隔離が必要なこともあります。それから大切なことの一つ。虐待されて育った女性が、親に話せないのであれば、誰か、親に変わる人はいないだろうか、その人を探します。誰か味方になってくれる人がいないと、不安定な中で出産を乗り越えるのはとても大変です。もし身内にそのような人がいないのであれば、当方で誰か手当をします。今では、妊娠SOSのボランティアの人等が、とても大切な働きをして下さいます。どうしても親に言えないのであれば言えないままに出産することもあります。

 赤ちゃんが生まれた後、出生届はちゃんと出します。それは法に沿って。届けによって、親と一緒の戸籍から彼女と赤ちゃんの二人の戸籍になります。それでも、日ごろ戸籍を取って見る人はあまりいませんので、人に知られることはありません。いわば、時間稼ぎですね。

さらに。特別養子縁組の申し立てには、実母の同意が得られているか問う箇所はありますが、実母が未成年であってもその親の同意が取れているかを問う箇所はありません。実父の同意が取れないことはしばしばあります。特にDV男の場合、出産が知られると、絶対と言っていいほど、養子縁組の同意は取れません。それに彼女の命の危機になることもあります。そのような事情は、家庭裁判所の調査官に良く良く説明をします。この頃の調査官の方は一人一人の事情をとてもよく聴いて配慮して下さいます。

まだいろいろと配慮しなければならないことはありますので、もう少し続けますね。

ベランダの花です。ハイビスカスが、一度に五つも花を咲かせました。小さな木ですのに。それに、うれしいことに他のハイビスカスたち、温室でも冬を越すことが出来ず、枯れてしまったと思っていたのが、何と緑の葉っぱでが出てきて、小さなつぼみ見つけました。赤も黄色も咲いてくれそうです。本当にうれしくて。

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特別養子縁組の講演への大学生の感想文

先日の日曜日、ZOOMで講演したのですが。パワーポイントもしっかり作って。講演用と配布資料と二種類。配布用には、本番用から写真を全て抜いて、個人情報もぜーんぶ削除して、ただ、資料になるように統計や社会状況など、特に性教育に関する部分はわかってもらうためにしっかり入れて作ったのです。

 指示された時間みっちり話しました。のつもりです。一人クリニックの部屋で、パソコンの画面に向けてただただしゃべ続ける・・。聞いている人の反応もなんにもわからないままに。

 これはかなり異質です。むなしいし。そして、話し終えて、ディスカッションというか、質問に答えて。二時間すべて終えて。スタッフの方たちといろいろと雑談して、終わりました。

ところが、終えてみると、さっぱり覚えていないのです。あれっ、あれは話したかな?いや話し忘れた。でも、スライドは作っているし・・。飛ばしたのかな?そんな思いに襲われたのです。あれもこれも。

 実は、私のコーディネートで養子縁組をした養親さんも参加されていたのですね。その方から、お疲れ様でしたというようなラインがきたので、聞きました。「私がすごく怒ったという話、した?」「しましたよ。ちゃんと聞きました。」」「私たちはよく教育された人間だから」といったアメリカ人の話は?」「それも聞きましたよ。」

 やっぱりちゃんと話しているんだと分かりましたが。気持ち悪くて。話したことを忘れているのです。やっぱりリアルに聴いている人の顔を見ながら、反応を知りながら話さないと。又は、会話形式だったら何とかなるかもしれませんが。

 次の日、スタッフのお一人からメールが来ました。次のように。


「昨日は素晴らしいご講義をありがとうございました。


近所の大学一年生(保育科)の女子にぜひ聞いてもらいたいと思って参加してもらったところ、受講してとても喜んで感想をくれましたのでお伝えいたします。


先生のお話しは、たくさんの若者や子どもたちに必要です。


若者や子どもは物事の本質がよくわかるものだと思います。


これからも素晴らしいご講演やご活動を続けていってくださるようにお願いいたします。」

そして、大学生の感想文が添付されていました。それを公開してもいいかと尋ね、喜んでO.K.して下さったので、ここにアップさせていただきますね。とてもうれしくて。話した事を忘れているという恐怖の体験から、立ち直らせてもらいましたので。読んでみて下さいませ。


河野先生が電子カルテがない頃から統計を取り続けていたことから偉大な先生なんだと感じました。性教育を2003年のバッシング以来あまり表向きにできなくなってしまったが社会人(男)の妊娠率が高いのに、それを義務教育で伝えず、いつ伝えるのか、社会人になってからじゃ誰も教えてくれないとおしゃっていましたが本当にその通りだと思いました。若者の妊娠が命の危険であることや、性的自己決定の話でも男性が2人きりでご飯に行っただけで同意だと思っている人もいることに恐怖感を感じ、自分の身をしっかり守りたいと思いました、そして自分だけではなく今回の話を周りに共有できたら嬉しいと思いました。


特別養子縁組の話では、血の繋がってない子どもに、五歳とき血の繋がりがないことを告げ、嘘をつかないという約束の元やっていることでも、男性が逃げてしまった理由だけは言えなかったと言う話には、とても悲しくなりましたし、その男性への怒りが込み上げてきました。私はその様な子どもたちへの支援をできるようにこの先勉強していきたいと強く思いました。


また養子縁組の子どもが脳出血を起こしてしまった話も、アメリカにいるお母さんから「障がいの子どもにこそ両親が必要」と言われ、養子縁組の両親に育てられ結果病気も完治し、元気に過ごしていると聞き、大学の授業で習った両親の愛がないと子どもが死にやすくなってしまう実験(ハーローの代理母による実験etc)の実体験を聞けて学びになりました。


貴重な講義に誘ってくださりありがとうございました!少し話は難しかったですが、私が大学で勉強していて繋げられるとこは繋げて吸収していきたいと思います!

この中に出て来る「性的自己決定の話の男性が二人っきりでご飯に行っただけで同意だと思っている」というのは、このスライドで話したことです。


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ついでに、こんなスライドも使いました。

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韓国は、少し前まで日本と同じ性交同意年齢が13歳だったのです。でも、2020年に国会で決議されてさっさと16歳に引き上げられたのです。

すなわち、「改正された法律が施行されると、16歳未満の未成年者と性的な関係を持った場合、相手側の同意があったかどうかに関係なく処罰を受けることになる。」のです。日本が多くの女性たちが声上げて、年齢の引き上げ言ってもなかなか変わらず、国会でもたもたしている内に、韓国の方が先に行ってしまいました。

まだまだいろいなスライドを使ったのですが、それは、このような背景のなかで、孤立出産や育てられない出産するをする女性が生まれているということを知ってほしいということ言いたかったのです。

以上です。感想を寄せて下さった大学生に深く感謝します。


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大きい仕事を二つ終えました。

今日は午前中ズームで「特別養子縁組」についての二時間の講演をしました。全国から約80人の方が聴いて下さいました。クリニックで一人孤独にお話したのですが、とても緊張してたのでしょう。終わってみて、あれ?あれは話したのかな?とかどう話したか何か頭から抜けてしまって。ちょっと不安です。でも、ここのところ、ずっとこれにかかっていたのでやっと終わりました。ちょっとホッとしています。

終わるとすぐに、原稿の執筆にかかりました。「生殖器のがん」について。今日が締め切りです。ここ数日、講演準備と、この執筆とか重なってしんどい思いをしました。何とか一通り書けたので、プリントアウトしてそれを持って出かけました。お昼ごはん替わりに、たまるに行って、フルーツパフェを食べました。これでシングルですって。ダブルだとどんなのでしょう。下までフルーツでいっぱいでした。

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カウンターで外を見ながら食べながら、イヤホンでカープを聞きながら。又ラッキーにもカープ電車を見ました。

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食べ終わると、原稿のプリントのチェック。原稿用紙13枚の指示が少し長くなってしまったので、削りながら赤を入れました。

クリニックに帰ってお花のお世話。古い蘭が又花をつけてくれました。これはきっと株分けをしなければならないのでしょうが、どうしたらいいのか分かりません、もう少し時間の余裕が出来たら、ネットで調べましょう。かわいい花です。

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またまたカープを聞きながら原稿の仕上げ。少し長いまま送信しました。後はそちらで削って下さいと書いて。さあ、終わった!!

これから東京の娘の友達が来ます。広島出張だと。娘がとてもお世話になっている人なので、ご馳走してあげてほしいと言われています。はい、若い人とこれから食事をします。瀬戸のお魚を頂きます。今日はその後でゆーぽっぽなので、お酒は飲めません。大きい仕事を二つ終えた解放感に浸りましょう。


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山田コンサルから。まったく・・。

こんなのが送られてきました。

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送り状はこうです。

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「拝啓 (略) この度は、お忙しい中「令和3年度養子縁組民間あっせん機関職員研修」にご参加いただき、誠にありがとうございました。
おかげ様で、オンライン形式の研修でございましたが、多くのみなさまにご参加いただき、闊達な意見交換を展開いだくことができましたこと、主催者としてこれ以上ない喜びを感じております。研修の内容や運営につきましては、ご期待にそえていない面や行き届かない点もあったかと存じますが、僅かなりとも皆様のお役に立てておりましたら幸いです。(略)」

 この山田コンサルティングからは、私が送った抗議に対しては「厚労省にお伝えします」とあったのみで、その後はなんにもなく、そして今回「主催者としてこれ以上ない喜びを感じております」だなんて。また怒りがよみがえってきました。

こんなものなのでしょうね、まったくむなしくなります。

長年続けてきた特別養子縁組にいては、赤ちゃんの命がかかることですので、真摯であり続けたいと思った来ました。命をお金に換算してはならないし。それに先日来の熊本の「内密出産」についてもきちんと当方の考えを声明にしたいとも思っていました。その前にこの内密出産について養子縁組の担当の厚労省はどのような考えでいるのか、その他のあっせん事業者にどう指示されるのか、それを知りたいとも思っています。だってこのままだときっと全国で「内密出産にしてください」という訴えが続出するでしょうから。これまで何にもありません・・。ほんとうにむなしくなります。

夫の頭、昨日抜鈎をしました。勤務医だった時にはたくさんの手術していたので当然抜鈎する器具もありましたが、今はそんなものはないので。あるだけの道具でしなければならず、ちょっと苦労しました。が、一応ちゃんとできました。

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傷は、きれいに切れているわけでなく、ギザギザで、一部えぐれている所もあり、身が盛るまでにしばらくかかるでしょう。でも、脳に何かが起こらなくって良かったです。


 


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厚労省の研修、抗議文を出しました。②

昨日の、厚生労働省に抗議文を提出したというブログに、フェイスブックでは沢山のいいねやコメントを頂いてありがとうございました。まだ半部ですが、皆様に支援されて、勇気が出てきました。二か所に送付した後も、まだ少し怖い思いを持っていましたが・・。抗議文の残りをアップしますね。読んでいただけると幸いです。

  今、世界の中で悪名高い日本の性犯罪についての刑法が、やっと少しずつ変わりつつあります。変わらない部分で今も論議されているのですが、「暴行もしくは脅迫を用いてなされたもの、すなわち被害者がどこまで抵抗したか」が加害者が罪に問われるか否かの条件とされています。それでさえも、年齢的な要因で性的同意年齢は13歳とされています。すなわち「13才未満」は抵抗の有無は問われません。12歳以下の者を相手にすれば、彼女がどんな態度あっても、無条件に犯罪とされます。ましてや、彼女は6歳です。

 それから、この度2017年に変わった刑法では、監護者わいせつ・監護者性交等の罪が新設されました。保護者などの監護者が18才までの監護される者を相手とした場合には、暴行・脅迫要件がなくとも、無条件に罪が問われるようになりました。

 このように、6歳の彼女は、父親により許せない性的虐待を受けた痛ましい被害者です。

 しかも、その後の講師の話があまりにいやらしいのです。

 まだ幼い子どもが、母親がいなくなっている今、たった一人の保護者である父親を慕い、ともに暮らしたいと望むのは当たり前の心理でもあります。たとえ、保護者に虐待されていても、その保護者を慕わざるを得ない悲しい子どもの心理をご存じありませんか。

 その父親を慕う6歳の少女を「一人の男として好きという感覚を持っているように感じました。」とは、講師は何という感性を持っているのでしょうか。

 グルーミングや繰り返される性虐待に遭った子が、心が麻痺したり、歪んだり、やがて心が壊れて行ったりする中で、又時に性化行動をとることもあります。それも含めて加害者の責任であります。どんな思いで6歳の少女が父親を慕うのか、その理由を端からあれこれ言うことではありません。彼女の問題ではなく、そのような思いにさせる父親の行為が許せないことなのです。

 まだ、性の意味がよく分からない内から被害に遭い、やがて成長してその意味が分かった時に、どんなにつらい思いをするか、現在も数々の裁判が進行しています。時が経ってやっとの思いで実父を訴えた彼女たちの心情を考えた時、こんなあたかも興味本位のような言い方で講義をする講師の良識を疑います。

 さらに。なぜこのような事例が、この特別養子縁組の研修に出されるのでしょうか。その意図する物は何なのでしょうか。彼女が18か1920歳か、養護施設を退所したのがいつなのか、はっきり言えていません。講師がどのような立場で彼女と向き合ってきたか、それさえ疑わしくなる言い方です。最後にちょろっと「養子縁組などができていればまた別の人生があったのではないかな」と無理やり養子縁組と結びつけようとしていますが、この事例を、特別養子縁組のあっせん事業者の研修で取り上げるのに、何をおっしゃりたいのか、何の意図を持って提示されたのか、さっぱり分かりません。

 さらにさらに、「養子縁組などができていればまた別の人生があったのではないか」とも言われています。彼女が養護施設で暮らした人生がどう問題であったのか、それを出して頂かないと、いま現在養護施設で子どもたちと向き合っている方々、そこで暮らしている子どもたちへもとても失礼なことになります。私には、18か19か20歳までなのか分かりませんが、少なくとも、虐待男と離れた安全な場で彼女が過ごすことができたことはホッとすることでもあります。

 これらのことを考えた時、この度の講師の講義は、あまりに不適切であります。講師がどのような研究をなされ、実績があるのか、全く私には分かりません。この講師の講義を何の目的を持って組まれたのでしょうか。又、こうして講義がほぼ終了する今まで、これを聴かれた厚生労働省の方たち、山田コンサルティングの方たちは不適切であると捉えられなかったのでしょうか。厚生労働省の研修として、何も気づかれずに、こんな講義をスルーされていたとすると、皆さんの感性や問題意識のなさに愕然といたします。

 
初めに言ったように、この6歳の少女の事例だけでなく、講師の講義は、全体として全く意味のない、「勉強になった」「聞いてよかった」と思わせるところのない、無駄な講義であったと言わざるを得ないと、申し添えておきます。

 なお、この私の抗議文は、厚労省、山田コンサルティング宛てだけでなく、他のあっせん事業者や一般の方たちにも知って頂くべく、公開させていただきます。
 両者の方からのご回答をお待ちいたします。

  202225日          
           ()河野産婦人科クリニック    河野美代子


ベランダで暗くして冷たい外気に当て続けていたヒヤシンスを室内に入れました。ふるさと納税で戴いたヒヤシンスの水栽培セットです。赤と紫とピンクです。大分茎が出て来たのでもう暖かい所の方がいいでしょう。日が当たる所にしたいので、ベランダのそばに置きました。花が咲くのがすっごく楽しみです。

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厚労省の研修、抗議文を出しました。①

特別養子縁組民間あっせん事業者への厚生労働省の講習について、先日ブログに書きましたが、その後もいろいろな方に相談し、悩んだ挙句、つい先ほど厚労省と研修を請け負ったコンサルティング会社の両方に抗議文を提出しました。厚生労働省という機関の主催の研修で、責任があることですので、うやむやにしておいてはいけないと考えました。私の抗議文の全文を開示します。長いので、二回か三回に分けて掲載するようになるかと思います。ぜひ読んで下さり、ご意見もお聞きしたいと思います。特に、性暴力、それも子どもの性被害に関わっていらっしゃる方、児童養護施設で働いていらっしゃる方のご意見を頂けると幸いです。よろしくお願いします。以下、転載です。

厚生労働省 子ども家庭局 家庭福祉課 指導係御中
山田コンサルティングフォスタリング・養子縁組研修事務局御中
                  
 私は、広島の医療法人河野産婦人科クリニックの理事長・院長の河野美代子と申します。特別養子縁組あっせん事業につきましては、日ごろ大変お世話になっています。この度もあっせん事業者への研修につき、お世話になっています。

 その件につき、失礼を承知でお話したいことがあって、こうしてお手紙を書いております。
私は、まだ一日目の研修を受けたのみで、二日目は210日に受ける予定でいます。
 
申し上げたいのは、一日目の研修の講義3についてです。この講義は、私たち実践をしているものにとって、大学の先生からの、貴重なお話を意図されたのかもしれませんが、実際は、何の役にも立たない、無駄な時間でした。学者さんの机上の研究なのかもしれませんが、私達の貴重な時間を使っての研修なのですから、何らかの役に立つように、人選をしっかりして頂きたいと思いました。

 そのうえで。さらに抗議したいことがあります。講師のお話の中で、6才の女の子の事例を上げられました。
<2>
各主体の認識力・想い【4】特別養子縁組への想い
④一人の「6歳女児」との出会い
とされる所です。
性的虐待を受けて、児童養護施設に入所している少女についてです。
 言った言わないを防ぐためにその部を書き起こしましたので、以下にそれを提示いたします。

ある6歳女子との出会いです。

これは児童養護施設で出会った女の子ですね。

この女の子は入所理由は性的虐待ということで入所してきた女の子ですけれども、お父さんとお母さんと彼女が小さい時から一緒に暮らしていて、ある時実母がいなくなって、その後、まぁ、実父のもとに入れ代わり立ち代わりいろんな女性たちがやってきて、まぁ一緒にしばらく生活をし、そしてまたある時にいなくなるということをやって。

 

いなくなったときに6歳の女の子は、まぁ、お父さんと性的な関係を持った。

まぁ、女の子はそれを持ったという意識がどの程度持っているかわからないけれど、それが性的虐待の理由として挙げられているような例です。

ただ、この女の子はお父さんと一緒に暮らしたいという思いをずっと強くもってました。

 

そして、お父さんのことをどうやら好き、好きというか、好きというのが、ま、どう言う感覚なのか今でもよくわかりませんが、まあ、一人の男の人として好きという感覚を持っているように感じました。6歳の女の子がそれを本当に感じるのかどうなのか僕は実はよくわからないのですが、印象深かったです。

 

そしてその女の子のその後のことをずっと追ってきたのですけれども、その女の子が20歳になって児童養護施設を退所、まあ、19歳の時かな?1819の時に退所して、地元で一人暮らしをしたのですが、もっと早い段階で養子縁組などができてればまた別の人生があったのではないかなと感じることがしばしばあります。


お断りしておきますが、私は産婦人科医として今も毎日診療をしていますし、広島県の性被害ワンストップセンターを請け負っているNPO性暴力被害者サポート広島の理事もしています。診療の場で、個人的に患者さんとして連れて来られた、またはワンストップセンターから、または児相から連れて来られる子など、性被害の子どもを診察する機会が多くあります。あらゆる犯罪の中で、子どもの性被害は、もっとも痛ましいものの一つです。保護者が加害者の場合、これは文句なしに虐待となります。一方的に大人の男が犯した性虐待であり、赤で示した部分、「6歳の女の子がお父さんと性的な関係を持った」ものではありません。こんな言い方では、彼女が主体的に意志を持って父親との関係を持ったような言い方です。(明日に続きます)


クリニックの青野さんのお花。蝋梅がいい香りです。私は黄梅と蝋梅と同じかと思ってたけれど、違うのですね。黄梅は香りがなくて、その上ジャスミン属で見た眼は梅と全然違うのですって。蝋梅も梅と似ているようだけれど、実際は梅とは異なって、花びらが梅のように5~6枚でなく、10枚以上あるそうです。


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厚労省の研修、ひどい内容でした。

今日はレセプトをして、カルテ棚を組み立てて、そして、厚生労働省の研修を受けました。特別養子縁組あっせん事業者への二日間の義務の研修一日目。一週間後に二日目の研修を受けますが、それまでに一回目を視聴しておくようにという、オンデマンドでの研修です。240分もパソコンと向き合っていました。特別養子縁組に関する法令・指針は昨年も全く同じような研修を受けていて、又受けなければならないのがなんとも時間がもったいないと思いましたが、義務ですので仕方がありません。

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「講義3、養親希望者への研修に必要な知識・内容」。私も養親希望の方へは結構厚い手作りの教科書を作って、スライドも二本作って、時間をかけて研修をします。具体的に事例も交えて、どなたにも負けないようないい研修が出来ていると自負しています。それに必要な知識・内容との講義なので楽しみにしていたのですが。

 これがもう、とってもひどかったです。何の役にもならないし。すでに数々の実践をしている身にとって、学者さんの机上のお話はもうたくさん。その上、ひどい事例のお話がありました。6才の女の子の性的虐待の話。私は、性被害ワンストップセンターで子どもの被害も見てきています。子どもの性的被害は、もっとも許されないこと。それをこの先生の話は、全く子どもの虐待の基本がわかっていません。聞いていて、ええっ?とびっくりしてまた遡って聞きました。間違いありません。ひどい話し方です。全部聞き終わって、すぐにワンストップセンターのK先生に電話をしました。こんなこと言われたと。K先生は、それは・・と絶句です。それはきちんと文書で抗議をすべきですと言われました。そのまま放置してははいけないと。もうお一人、子どもの社会的養護に詳しいS先生にも電話をしました。びっくりされていました。やはり講義すべきだし、ブログにも書きなさいと。私、児童福祉論の講義をしている先生がこんなことを言うのは、信じられない話ですし、性被害についてもっと勉強してもらわないとこまります。だからきちんと文書を書いて厚労省と、この研修を請け負っているコンサルティング会社に送ろうと思います。

 つまらない内容だけでなく、有害な講義でした。時間がもったいないことでした。しないといけないことが一杯あるのです。

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広島市への書類の提出終了で「ほっ」

昨日、広島市に沢山の書類を提出しました。今ほっとしています。

1、現在進行中の特別養子縁組の方たちの書類

報告書1、2、4、養親の申し込みと同意書、その方たちの履歴書、戸籍謄本、住民票、児相による里親研修終了証、住まいの平面図、申込書には本人の収入や資産なども含まれます、赤ちゃんの実母の申し込み書(その理由も含みます)、同意書、戸籍謄本、住民票、新しくできた実母と赤ちゃんの戸籍謄本、赤ちゃんと養親夫妻の住民票(赤ちゃんは同居人として住民票に記載されます)。報告書はそれぞれの進行状況を示すものです。これは必須ではありませんが、状況を説明するために裁判所に提出したのと同じ上申書、等々。

2、特別養子縁組あっせん事業者の第三者評価の報告書(昨年ほぼ一年かけて作った、自己評価ブラス第三者評価会社による評価です。)

44項目について、詳細に審査、評価が述べられました。個別の項目は省いて、総評はこうでした。近いうちすべての評価を公にいたします。

<特に評価が高い点>

【生みの親支援】
生みの親、生まれてくる命を大切にした支援の提供に努められています。産婦人科医として直面する様々な事情を持った妊婦さんを大切に
し、母体と生まれてくる命にとって、最善の利益となるようカウンセリングを行い、どちらも大切にしていく取組から、養子縁組あっせんによって命を大切にする取組に結びつけられています。
【養親希望者への支援】
養親希望者には、申込に至る前に、面談の上、養子縁組に対する考え方や養子を必要とする想いを確認し、養親としての適性を見極めた
上で、申込に至っています。養親希望者への研修は、家庭訪問と共に、養親希望者宅で実施し、養育環境の確認、実際に養育する場で研
修することによる課題や適切な養育方法の検討も行われています。研修には、事例を基にしたパワーポイントのスライドを用い、文章だけで
は伝わりにくい内容を、わかりやすく伝える工夫がなされています。
【行政や関係機関との連携】
県や市の母親を支える諸事業に参画されており、緊急対応も含め、行政や児童相談所、社会的養護関係施設との密接な連携による、地域
福祉の推進に取り組まれています。

<改善が求められる点>

理事長個人で活動されており、現状実務上の不具合は生じていませんが、帳簿や記録の継承を踏まえた、様式や記録の整備拡充が望まれます。

<その他>

民間養子縁組あっせん機関第三者評価は、民間養子縁組あっせん機関を相互に比較した相対評価ではありません。 厚生労働省により示される評価項目と評価の方法に従い、かつ、各あっせん機関が置かれた地域の地域事情や経年的な実践状況を踏ま
え、許可権者である都道府県(指定都市を含む)へ許可申請時に提出され認められた業務方法書を含む申請内容を尊重した上で、実施判
定しています。


3、医療法人河野産婦人科クリニックの定款に「特別養子縁組あっせん事業」を加える、事業所としての医療法人の謄本の変更。これは税理士さんには広島市との交渉に大奮闘して戴きました。なんとも大変なことでしたが、やっと新しい謄本を提出できました。

提出する時、担当の方から「ブログを読みました。いろいとすみませんでした。」と言われました。先日の、出生届の提出のトラブルについてです。「年内にできたのですね。ああ、ギリギリでしたね。」と。松江の養親の住民票に赤ちゃんがはいったのが、12月27日でしたので。ここの担当の方の責任ではありませんので。

 これらの書類の提出が、長い間ストレスとなっていましたが、やっと終了。本当に心からほっとしたのです。だから今日は診療後マッサージに行きました。ポイントカードを見ると、この前マッサージに行ったのは、11月25日、50日余りぶりでした。ガチガチのからだをほぐして下さいました。

 明日は映画に行きます。本来は、西区区民文化センターでの「私はチョソンサラムです」の上映とトークイベントに行くつもりだったのですが、コロナのまん延防止のために延期となったということでがっかり。代わりに、ここに。座席の予約が取れました。

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束の間の「ほっ」です。来週からまた忙しくなります。


 

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広島市の区役所の結末です。

広島市中区の出生届の続きです。フェイスブックだけでなく、個別にもいろいろと感想、アドバイスを戴きました。ありがとうございました。一応、けりがつきましたので、ご報告を。戸籍がまだできていないと言われて帰った日、ふと気づきました。私は実母の委任状を一通しかもらっていません。それを出しても戸籍が出来ていなかったので帰ったのですが、その委任状を返してもらっていません。改めて戸籍が出来た時に取りに行くのに、委任状がないと出してもらえないかも。しまったなあと。で、翌日8時半になるのを待って、電話をしました。委任状を返してもらわなかったので、返して下さいと。そしたら、その前日対応された方が電話を変わって、それは預かっていますと。廃棄されていなくって良かったとホッとしました。心配して下さった方も書かれていましたが、窓口の人は、よくわかっていない人もいるし性格的にもいろいろだから、そんな時には上司、責任ある人に変わってもらったほうがいいと。はい、私が窓口の方に話したのは三人。13日と15日と17日です。うち、15日と17日は、責任ある立場の方が対応されました。というか窓口の人が良くわからなかったのでしょう。SOSで代わられたのです。その二日とも同じ方です。電話もはじめに対応された方からその方に変わられました。だから、電話で委任状を預かっていると言われたのも、同じ人です。

そして、その時にさらに尋ねました。

昨日、松江市役所から出生届について問い合わせがあったはずですと。その時に「まだ出生届が出ていないと答えられたそうですね。それは間違いですね。私は、提出しています。それを提出されていないなどと言っては、養親さんは不安に思うではないですか。」そしたら、「それは間違いですね。保留にしているというべきでした。」と言われました。「そう答えたはずですが、少しニュアンスが異なること言ったかもしれません。」だそうです。本当にそうなのですか?と聞くと、私は松江から電話がかかって来て、そう答えたと聞きましたと。だから「では、電話がかかって来たことご存じなのですね。」と言いました。「はい、ですから電話がかかって来てすぐに昨日松江市役所に住民票の関係の書類を速達で送りました」と言われました。ええっ、もう送られたのですか。いつですか。「電話をもらってすぐです」と。「何と、催促があったからすぐに送ったのですか。それまで、届けがあってすぐにどうして送って下さらないのですか」というと、「いろいろと不手際が重なってすみませんでした。」と初めて謝られました。だから私はすぐに養親さんに、昨日送ったそうですからと連絡を入れました。

そして、午前9時。職場について診療を開始しようとしたら、電話です。「戸籍がご用意できました。」と。本当に、何と、です。その前日まだ(旧)戸籍が届かないからできないと言われてたのが、翌日、朝9時にはもうできたと。訳が分かりません。お昼時間に取りに行き、(区役所に行くのはこれで4回目です)出来上がった新戸籍を受け取りました。そして、夕方には無事、書類一式を養親さんに送ることができました。そしてびっくり。私が新戸籍を受け取って帰ると、養父さんから連絡がありました。松江市役所から、住民票ができたからと連絡があったと。広島市が木曜日の松江市役所からの電話の後すぐに速達で送ったのが、金曜日に松江市役所に届いて、速攻で住民票を作って下さったのだそうです。受け取った住民票の写真がラインで送ってきました。私からの書類一式が届くのが翌日の土曜日ですから、結局は、裁判所の特別養子縁組申し立てや市役所での国民健康保険や乳児医療などの諸手続きをされるのは、週明け27日になりますね。御用納めの28日の前日、年内ギリギリで何とかできそうです。松江の方たちが急ぎいろいろと手続きをして下されば、のことですが。養親さんによると、市役所の方はとても丁寧に対応して下さっているそうです。

改めて、今回のことは一体何が問題だったのかと考えました。13日に赤ちゃんが生まれて、15日に出生届を出しに行って、赤ちゃんの戸籍ができたのが、結局24日です。こんなに時間がかかったのはほんとうに初めてです。早い所では、翌日に戸籍ができましたと連絡をくださいますし、住民票が入る所の役場に市役所から、そちらの住民の〇〇さんの住民票に同居人として赤ちゃんが入りますので、よろしくお願いしますと、電話してくださるとこもありました。やはり「特別養子縁組」という制度が知られていないこと。様々な手続きを受け付ける窓口が、ルーチーンではない、ちょっと変わったことへの拒否感があること。それについて、謙虚に尋ねてくだされば、いくらでも丁寧に事情をお話しますのにあっちの窓口、こっちの窓口でも、いきなり尋ねることはせず、「ここに書いて下さい」とこれもまた紋切り型に対応されること。その結果ひどく時間がかかってしまって、それにより様々な都合が悪くなる人への配慮がなされないこと。すなわち、「思いやりのなさ」に尽きると思います。

それにしても。私のクリニックで「市長の許可証は必要ない。その代わりに私の両親の名前を書けといわれたわ」というと、スタッフはびっくり。「ずいぶん前に亡くなった両親の方が今の市長の証明より信用できるんですねえ」と。そしたら、一人のナースが、「そういえば私、つい最近、銀行で、私が小学生の時に死んだ父の職業を書かされましたよ」と言ったので、まあそうなのと、あらためてみんなで爆笑しました。

昨日は、クリスマスイブ。プレゼントを送った孫からテレビ電話があり話しました。送った洋服や本を喜んでくれて、ささくれ立った心が和みました。そごうで買って帰ったごちそうを姉の家で四人で食べました。マリオのパエリアとローストビーフのお弁当とチキンの照り焼き、夫にコーンスープとケーキを頼んでいたのでそれらも。姉がとても喜んだので、良かったです。

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