「朝が来る」についての語り合いでした。

昨日は、「8.6ヒロシマ平和の夕べ」の合宿から帰った後、夜には白井千晶先生の主催で映画「朝が来る」を見ての語り合いがズームでありましたので、それ参加しました。

 自らが養子を育てている人、養子の当事者の方、支援している方等様々な人が集まって、それぞれの立場での思いを語り合いました。

 私は、以前ここで書いたようなことを話しました。あの映画の一番の問題点は、産んだ女性が幸せになっていないこと。先日、私のコーディネートで特別養子縁組の申請をし、子育てをしてる方は、実親と約束をしました。「絶対にあなたは幸せになって下さい。そして、将来この子があなたに会いたいと望んだ時には会ってあげて下さい。」と。

実親が幸せにならないと、養子、養親とも、幸せになれません。映画のように、子どもに会いに行ったりするようになるのだと思います。子どもが幸せに育ててもらっていると安心し続けること、それが立ち直りにもっとも必要なことだと思っています。

産んだ女性があんな映画のように転落していくのは、問題なのです。みんなが幸せになるために「特別養子縁組」があるのだと。勿論、みんな引きずってしんどいけれど、それを乗り越えて生きていくのですね。その立ち直りのための支援もしたいと思い、続けてきました。

あの映画の彼女はまわりの大人たちのサポートが全く得られませんでした。特に両親の。本当にかわいそうでした。

白井先生のフェイスブックから戴きました。ので、ぼかしを入れました。

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皆様、ありがとうございました。いろいな立場の方のいろいろな意見を聞いて、勉強になりました。私は私の立場でもう少し頑張ります。

 

 

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田中病院の皆様にお話しました。

昨日は、周南市の田中病院の招きで「特別養子縁組」についてお話させて戴きました。田中病院も特別養子縁組あっせん事業所として病院を上げて真摯に取り組まれててらっしゃいます。院長先生、ケースワーカーの方、助産師さん、臨床心理士の方などに私のこれまでの取り組みについてお話しました。

会場は、こんな素敵な海沿いのマリーナのレストラン、シーホース。こんな所があるとは知りませんでしたが、ヨットハーバーやダイビング等もできる所の様でした。向い側に徳山の工場群が見えます。

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こちらの一階のお部屋で約2時間お話をしました。自分がお話しするものだから、お話している所は写真は撮らず。私は、35年前からコツコツとしてきていますので、いろいろなノウハウを持っています。それらを存分にお話しました。でも、若い先生たちは、その機動力を存分に発揮されています。こういう方たちが出てきていることをとてもうれしく思いました。私の話がどれくらいお役に立てたか分かりませんが、でも交流できて私にとってもよかったと思いました。

その後、二階に上がって、お食事を戴きました。海を見ながら、とても素敵なお料理です。

前菜三種。アッと気づいたのです。ポテトチップスがタツノオトシゴです。

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レストランの入口には、タツノオトシゴが水槽で泳いでいました。ゆったりと上がったり下りたり。

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器も素敵。この真っ白な器の中はマッシュルームのポタージュでした。

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お魚、お肉と続いて。

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デザートは、何と柿のクリームブリュレでしたよ。温かい柿と冷たいアイスクリーム。

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食事を戴きながらも、話は弾みました。意を同じくする者同士の楽しいひと時でした。田中病院では、皆さんで取り組んでいらっしゃってそれは素晴らしいことです。私はずっと一人で細々としているので限界があるなあと痛感しました。

ほんとうに楽しいひと時をありがとうございました。頑張りましょう!!


 


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「朝が来る」の続き・特別養子縁組について

明日は、妊娠SOSのスタッフの研修会での講師を務めます。少し苦労して2本のスライドを作りました。

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昨日は、映画「朝が来る」について思うことを書きました。

これは、私が昨日手続きをした特別養子縁組について、家庭裁判所に提出する上申書の一部をここに掲載します。養親になりたい方の事情、やむを得ず、赤ちゃんを養子として送り出す人などの事情について、裁判所には詳しく述べますが、もちろんここでは割愛させて頂きます。


私は、広島市中区紙屋町にて医療法人河野産婦人科クリニックを開業しています。

1972年に広島大学医学部医学科を卒業し、同年医師免許取得、広島大学医学部産科婦人科学教室・土谷総合病院などの勤務医を経て、1990年に当地に開業しています。開業以前の勤務医の頃から、まだ女性の産婦人科医が少なく、女医を求めてか若い人の受診が多く対応に苦慮することもしばしばでした。そのような中で、性教育の必要性を痛感し、診療と並行して、性教育についての講演や本の出版もしてまいりました。

 それらにより、さらに若い人の受診が増えました。受診する若い人の中には、望まない妊娠をし、だれにも相談できず一人悩んでいる内に、中絶の時期を失するという人もあります。中には、出産しなければならない、でも育てることも不可能という事もあります。

 一方で、不妊で挙児を望み、いろいろと治療をしても、どうしても妊娠がかなわなかった、でも、子育てをしたいという方も患者さんとしていらっしゃいます。

 その間を取り持って、特別養子縁組のお世話をすることもしてまいりました。私は、以前から厚生労働省、広島市への届け出をしている特別養子縁組あっせん事業者であり、制度が変わって許可制となっても、2018年12月4日付で広島市から特別養子縁組あっせん事業者の許可を頂いています。

この度の、Iさんご夫妻と〇〇ちゃんの特別養子縁組の申請につき、あっせんをした者として、その経緯のお話をします。


 まず、Iさんから電話で特別養子縁組の養親の希望のご連絡があった時、一度、当方に患者さんとして受診して頂きたい旨お話しました。私は、特別養子縁組のあっせん事業者ではありますが、本業は医師であり、日々の診療があります。自分の患者さんのうちで、困った状況にある人の赤ちゃんと実母のためにのみ斡旋をしていますので、全く宣伝もしていませんので、あまり知られてはいません。Iさんは、厚生労働省のサイトで当方のことを知られたそうです。一度、いらっしていただきたいとお話ししました。原則、養親希望の方には、患者さんとして来院していただいて、お話することにしていますので。

(中略)

ご夫妻は、お二人ともやさしそうで穏やかで、また子ども好きであり、お二人の親族もみんなが児を望んでいるということ、そして、子どものいる家庭を望んでいるので、養子縁組を希望しているという事がよくわかりました。

 私は、順番を待って頂きたいこと、でも、その順番はいつ来るか全く分からない事。当クリニックでは、時々育てられない出産があるけれど、それはいつも突然のことで、予測はできない事をお話し、待って戴くことにしました。

まだ順番を待っている人もあるので、どこか他のあっせん事業者にも登録して、早い方にされたらとお勧めしました。

 私は、前述したように、あっせん事業をしていますが、本業の診療がありますし、宣伝はしていません。診療の中で出会った人だけにやむを得ずあっせんしていますが、経費は一切頂いていません。ですから、あまり知られることもなく、他の事業者よりは特別養子縁組の成立は少数と思います。

私としては養子縁組をするのにはこだわりがあります。

 やむを得ず育てられない出産をする人たちは、とても苦しみます。100%の人が、何とか自分で育てたいと言います。では、何とか育てられる方法を一緒に考えましょうと。例えば、学生さんであれば、児相に相談して、学校に行っている間は施設にあずかって頂いて、時々会いに行って、そうして自活できるようになったら子どもを引き取るかとか。何とか、実母の両親と一緒に育ててもらえないかとか。それがどうしてもかなわない時に初めて、養子縁組についてお話します。

 それから、妊娠の相手の男性とはどうなのか、破綻しているのか否かも大切なことです。まだ付き合いが続いている間は、決して養子縁組をしてはなりません。もう、ずっと以前、もちろん私があっせんしたのではありませんが、養子縁組で子どもを手離した後、その二人が結婚して、子どもを返してと訴えたというニュースに接したことがあります。二人の仲が続いている場合には、そのようなことも考えられますので、養子縁組で子どもと離すことはしてはなりません。

 それから、特に女性が若い場合、本人が自分で育てたいとの気持ちをもっていても、周りが強引に手放すことを勧める場合があります。これも、絶対にしてはいけません。生んだ本人の将来の立ち直りを考える時、本人が十分に時間をかけて冷静に考え、自ら結論を出すこと、それが何より重要と思っています。

そのような姿勢であっせんをしていますので、そう数もあるわけではありませんので、いつまで待って頂くかは、全く分からないと、その旨をお話しました。

(以下略します)


そして、この度養親として赤ちゃんを託したご夫婦は、共働きの方です。共に働く人は子育てをしてはならないなんて法もありませんし、その点がこの映画でとても残念なことでした。

明日はこれらに加えて、私がとても残念なこと、原則海外への特別養子縁組が禁止になっていることへの思いなども話したいと思っています。何よりも私は、海外の方たちに「養子を育てる」ということを学んだものですから。

 

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映画「朝が来る」について

11月3日の午後、ワンストップセンターの研修の後、数人の人に「朝が来る」を観ましたか?と聞かれました。先生の感想が聞きたいと。いえ、観てないわ、というと、先生の名前が出てますよ、と。うん?映画に「協力 河野美代子」ってと。それは観なくては、と思いました。行けるとしたら、昨日5日の木曜日しかありません。それも、府中のイーオンの「ばると」で、一日一回だけ。そして、上映は5日で終わりです。それに、聞くと会場いっぱいの人だと。当日の朝電話で尋ねると、今の所、席はまだあるということでした。もしかして、と思ったので、早くに家を出て、車を飛ばしていってきました。

カツカツ席が取れましたが、始まる時には、一杯の人でした。どうしてでしょう。「特別養子縁組」という極めて特殊なテーマを取り上げた映画ですが、河瀬直美さんという監督の力でしょうか?それとも、広島・瀬戸内海の美しいロケーションのためでしょうか?

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中学生が産んだ赤ちゃん。その赤ちゃんをとてもかわいがって育てる幸せな夫婦、家族。

しかし、そこに一本の電話がかかってきます。赤ちゃんを返してと。うーん、それを知っただけで、私はこの映画を観る気持ちを失せていました。でも、見終わって、よくできた映画だったと思いました。

 美しい瀬戸内海の景色。初め、プロデューサーの方が訪ねて見られた時に、なぜ似島?と思ったのですが、それは現実はとても無理な設定であっても、映画を美しく、事態の深刻さを和らげる一つの必要性は確かにあるとも。

映画には、突っ込みどころは沢山あります。何より、赤ちゃんを産んだ少女がその後の人生をとてもつらいものにしてしまっていることがいやです。その後のケアが全然できていない。実際、少女が妊娠し、もう中絶もできないとなった時の映画の中の両親の態度は現実とはとてもかけ離れていること。映画のように、自分たちの対面を考えるよりも何よりも、実際は娘自身の人生を考えるものです。それから、娘のサポートを。養子縁組をあっせんするものとしては、そうもっていかなければならないし。身ごもった彼女自身の意思も尊重しなければ。粘り強く話し合わなけければ。映画のように、両親が強引に事を進めてはいけません。心の傷がとても深くなってしまいます。

その後は早く立ち直って、しっかりとこれからの人生を歩んでもらわなければなりません。まして、「返して」なんて、絶対に言わせてはいけないことです。

まだいろいろとありますが、今度、この映画を巡っての話し合いがあるそうで、それに私も参加しますので、その時に皆さんと話を深めたいと思います。あっ、そうそう、映画の中の特別養子縁組あっせん事業者の代表の人は、共働きの家庭にはあっせんしないと。それは、とてもおかしい。今は特別養子縁組の養親にも育児休暇が出ますし、多くのカップルが保育園を利用しながら子育てをしている今、養子を迎えるのでも、同じような子育てがあってもいいはず。それはとても抵抗がありましたが、そのような取り決めをしているあっせん事業所があるということですね。

これは、パンフレットです。この中には監督の想いなどが十分に語られていて、興味深いものでした。

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それにしても(なんか、この言葉を使うことが多くなったような‥)映画って本当にいいですねえ。もっともっと映画漬けになりたいものですが。

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特別養子縁組

今日、赤ちゃんが養親予定のご夫妻と共に、お家に帰って行きました。思ったより早く小さく生まれて保育器に。NICUで小児科のドクターやナースたちに丁寧に育てられ、そして養母予定(家庭裁判所の決定が出るまではあくまでも予定なのです)のママと母子同室でレッスンしてもらって、今日お迎えに来た養父予定のパパと3人で広島から出発しました。

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きっと幸せに育つことと思います。発つ前には、実母とも会ってもらいました。実母は、少し大きくなった赤ちゃんを抱っこしてお別れしました。赤ちゃんへのお手紙やプレゼントも用意されていました。

私は、今日に向けて、昨日1日かかってすべての書類を作りました。広島市に提出するもの、居住地の県知事あてのもの、家庭裁判所用、養親に持っておいて頂くもの、当方に保管しておくもの、それらにそれぞれ添付するものもあって、誠に膨大でした。明後日には、広島市に報告書をもっていきます。

全てを作り終えて、赤ちゃんも送り出して、これでひと段落です。

ホッとした今日、こんなニュースを知りました。

https://digital.asahi.com/articles/ASNC23HN4NC2UTIL008.html

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ああ、彼女が誰か一人でいい、誰かにSOSを求めていたなら。一人の赤ちゃんが命を落とさなくってもよかったのに。赤ちゃんが欲しくて、育てたくって、喜んで子育てを引き受けてくれる夫妻は沢山いるのになあ。それに、彼女は犯罪者にならなくても済んだのに。

 でも、なぜ彼女がSOSを求められなかったのか、それが一番私たちの課題でもあります。彼女と紙一重。もしかして、今回の実母だって、一歩間違えればそんなことになっていたかもしれない・・。

 そして、こんな時、もう言い古しているけれど、彼女が妊娠していることさえ知らず、のうのうと暮らしている赤ちゃんの父親がどこかにいます。今回の養子縁組でもそうでした・・。

 

 

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特別養子縁組の手続き

特別養子縁組のお世話は、時には突然やって来ます。毎日病院に行き、実母に会い意思を確かめ、そうと決まったら、養親候補と打ち合せ、何度も。手続きはとても複雑。集中的にしなければなりません。今、書類書きに追われています。今日は、病院⇒役場でほぼ一日過ごすことになりそうです。役場では、出生届、事情を説明して(わかって頂いて)住民票を急いで作って頂いて(その間待機)それをもって健康保険の加入、福祉の手続き、あちこちの部署を回ります。その度に「特別養子縁組のあっせん事業者の市長の許可証」を水戸黄門の印籠のように提示して、説明します。

 私は、もう長い間こんな手続きをしているので、プロです。それでも、時には頭を悩ませることがあります。今回もかなり特別な事情があるので、どうすれば一番いいだろうかと考えに考えました。それで、思いあぐねて、思い切って役場に相談とお願いをしました。担当の方は、とても親切に調べて下さり、そして、改めて了解のお電話をくださいました。これまでは、役場の方の「知らないから拒否」「前例がないから」の壁にぶつかることが多くて、今回も、きっと断られるのだろうなと思いながら、お願いをしたのですね。そしたら、O.K.で、本当にうれしかったです。ああ、お役人の中にも、こういう方がいるのだと。ありがとうございますと、電話機の前で、なんども頭を下げました。

 そんなことで、昨夜は夜中まで書類作りに追われていて、ブログを書く時間は全くありませんでした。そして、また思いました。なぜ?何のためにこんなことを続けてしているのだろうと。(他のあっせん事業者の方の所には、国からも大金が行っているのに、当方には、全く出ないし、むしろ持ち出しだし・・)そんな私の邪な思いは、やっぱり赤ちゃんの姿を見ると、吹き飛びます。ああ、このかわいい赤ちゃん、生まれたばかりの小さな命が、どうぞすくすくと幸せな人生を歩みます様にと、祈らずにはおれません。私にとっては、お金ではありません。

今日も、一日、頑張りましょう。

先日行った「らぁめん紺屋」さん。大好きな「まぜそば」をと思ったのですが、特別バージョン、「冬瓜のあんかけまぜそば」というのがあって、それをお願いしました。

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いつもの、たっぷりのお野菜の下にミンチやラーメンが隠れているのに加えて、透明なとうがんとアンがたっぷり。とても美味でした。またすぐ食べたい。でも、混ぜそばは期間限定なのです。やはりおいしいものを食べることは、私のエネルギー源です。

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特別養子縁組・小さな研修会

昨日の木曜、休診日、午前中にはクリニックで小さな研修会を行いました。特別養子縁組について。

お客様は、東京から「ATTI Japan」の榊原明美さん、名古屋から「NPO CAPNA  旧子どもの虐待防止ネットワーク・あいち」の萬屋育子さん。

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待合室にスクリーンとプロジェクターを用意して。私は、作ったばかりの特別養子縁組養親希望の方の研修資料の一部をプリントして読んで頂きながら、当院で行っている養子縁組のお世話の内容についてお話しました。実親の出産前から、出産後立ち直りに至るケア。養親の、親になるための子育ての練習から、諸手続きのサポート、その後の相談に乗りながら子育てへの寄り添いなど、長く続くケアについて。とくに、実親のその後のケアには、実子がどのように育っているのか、それを知りたいという思いがあります。それにどう答えるかが必要になって来ます。大切に育てて頂いていることに安心して、自分自身の人生をしっかり歩んで行きます。それら、両方のケアに、ラインが大活躍することなど、ラインのスクションの数々を見て頂きました。

実は、かずる特別養子縁組組あっせん事業所の中に、家庭裁判所に提出する書類は、本人任せというのもあるのを聞いて、びっくり。裁判所への手続きは、結構長い文章も書かなければならなかったりして、なかなか大変です。

当方では、書類は一緒に作り、ほとんどの方の場合、共に裁判所に行きます。いわゆる同行支援です。でも、遠方でそれが困難な時には、すべての書類を当方で整えて、これをこのままもって裁判所に行き、提出してくださいと送ります。最初に困難な書類の提出のところで、絶望的になることもあるらしいのですね。

そのようなケアの状況のお話をして、今度は、お二人から、愛着形成がうまくいかなくなった時の、これは特に生まれてすぐの養子縁組ではなく、ある期間養護施設で育った後の、養子縁組の時などにおこりうるのですが、その時のケアについて、動画を見せて抱きました。「ATT Japan」は、「愛着とトラウマのトリートメント研究所」の略称です。その数々の研修会のチラシです。


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「CAPNA」は、子どもの虐待防止のために、様々な危機介入や啓発活動をされています。

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お二人から、貴重な著書も戴きました。

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その後、情報交換もしっかりできました。今後一緒にできることが沢山ありそうです。日本のあちらこちらで、貴重な働きをしている方たちが沢山おありだと、改めて知りました。

大切な時をすごすことができました。ますます力を頂いて、私も頑張ろうという気になりました。えんぽうから来て頂いて、ほんとうにありがとうございました。
 

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特別養子縁組養親希望の方への資料作りが続いています。

特別養子縁組の養親希望の方たちへの研修、その資料づくりが完璧にできたように言いましたが、実は、まだ続きを作っています。というのも、肝心の子育てのことについて、母親学級で使う資料を使おうと思っていたのですが。その資料を見ていて、あまりに妊娠中のことが多くて。それは、自らが妊娠・出産をするのでなく、親になろうとする方には、少々気の毒ではないかと。出産後の所から入らなければ、と思ったのです。

特別養子縁組あっせん事業者の厚労省の研修に行った時、養親希望の方たちにどのような研修をしなけければならないかという講義がありました。それによると、こんなのです。

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いろいろと悩んで、結局自分で作ることにしたので。いろいな本を参照にしながら。そして、これまでも養子縁組をした養親の方々の子育ての相談に乗って来た(今ではラインという便利なツールがありますので、それを駆使ししています)経験から、頑張って作っています。

何より参考になるのは、広島市の「母子手帳」です。母子手帳は、実親が使っていたものをそのまま養親に渡します。でも、養親になるひ人が事前にもらって読んでおくことはできませんので、その母子手帳に書いてあるこことを参考にして、作っています。

赤ちゃんの発育のこと、それも単なる体の発育でだけではなく、精神的な発育、いやいや期のことなども特に。そして、赤ちゃんの時だけでなく、子どもとしての発達、思春期のことなども踏まえて。

でも、思うのです。みんなこんな研修を受けて、親になるわけではありませんよね。

今日、患者さんの妊婦さんが「母親学級がコロナの関係で中止になって、受けられないので、すごく不安」と言われました。

「母親学級で習わなくても、生まれてから必要なことは病院で教えてくれるから。実際にやった方がはるかに勉強になるのだから、不安に思わなくても大丈夫よ。勉強をしなければと思うのだったら、この母子手帳をしっかり読んでご覧なさい」といいました。そこには、不安に思うことのその対処方もしっかり描かれています。

みんな子育ては試行錯誤です。完璧を目指したら、それこそノイローゼになってしまうでしょう。そんなことを含めての研修をしたいと思っています。

まだまだ時間がかかります・・。

 

 

 

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特別養子縁組の養親希望の方への研修

一週間の夏休みが終わり、今日から診療再開でした。当然ではありますが、忙しかった!!です。昼休みは少しの時間ですが、ローソンの冷やし中華ミニを食べられただけ良かったですし。終わりもそごうの閉店までに駆け付けることができました。

夏休みの間、大分に行っている時以外は、ずっとクリニックに出勤していました。休みといえども、次々と電話がかかるし、来られる方もあって、忙しく対応しました。そして、ずっと取り掛かっていたのが、二つのスライドを作ること。やっと出来上がりました。

実は、特別養子縁組の養親希望の方への研修のためのスライドです。一つは、特別養子縁組についての基礎知識。希望すると、どうなるのか、具体的に赤ちゃんを迎えるのは、どういう流れになるのか、裁判所への手続きは?などなど。これまで、マンツーマンでこれらの研修をしていましたし、例えば手続きなどはすべて私がやっておりましたが、それらを「見える化」しました。それをスライドを使いながら説明もしますし、それの一ページずつプリントをして、冊子としてお渡しもします。

もう一本は、事例が沢山ですし、写真もいっぱいなのでプリントはしません。スライドを見ながらお話をしたり、考えて頂いたり、話し合ったりのためのものです。これまでの私の実践が詰まった集大成みたいのもので、誰にもまねができないものと自負しています。養親希望の方に家庭訪問した時に、そんな研修をしようと思います。

 私は、これまで国内外のたくさんの方たちの養子縁組のお世話をすることで、ほんとうに多くのことを学ばせて頂きました。それらを通して、養子縁組に対する信念も徐々にできました。

私は、嘘や秘密のない子育てを、と思っています。それに、子どもを育てるのに、しつけよりも何よりもかわいいと思って育ててほしい、それには、仲の良い優しいご夫婦でいてほしい。どちらかの力が一方的に強い夫婦よりも、力関係が平等で、楽しい夫婦でいてほしいと思っています。贅沢なようですが、難しいことではありません。それらの方々が養親になる条件だと。

研修のためのスライドが出来上がって、ほんとうにホッとしました。というか、一応基本ができたので、これから実践をしながら追加したり、訂正したり、充実させようと思います。

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夏休みには、大分の墓参りとお見舞い以外はどこにも行かずでしたが、何より充実した休みになりました。

 

 

 

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真夜中の電話、続きです。

東京からの電話、続きです。

「あの、こんな人、これまでもいましたか?」うん、いますよ。何人も。

「15歳も?」はい。15歳ででも、14歳でも、一番少ないのは11歳というのもいたよ。小学生。

「ええっ?小学生?その子、どうなりましたか」産んだよ。もう間に会わなかったからね。産んで、子どもはちゃんと育ててくれる人の所に養子で行ったよ。
「その子、親に言いましたか?」はい。小学生だからね。親には言わないとね。あなたね、15歳て言ったけど、中学生?

「はい、中学三年です。」じゃ、これからどうしようと思ってるの?高校に行きたいの?「はい。高校に行きたいです。」行けるよ。中学生で赤ちゃん産んでも、みんなちゃんと高校生になってるよ。大丈夫。でも、誰か助けてくれる人がいるね。ここはあまりに遠いから。もっと近い所で。ねえ学校の保健室の先生には言えない?

「いやだ。」「あの、東京で、お金なくてもいい、親に言わなくてもいいっていう病院、どこかにありませんか?」うん、分かった。ちょっと待ってね。今リストを見るから。

えっとね、メモ取れますか?私は、東京の特別養子縁組あっせん事業所で、私が会ったことがあって、信頼できる所を二か所、ホームページを見ながら教えました。必ず、そこに連絡をするように。ちゃんと助けてくれるからね。お金がなくてもいい、親にいえなくてもいい、そのまま、連絡だけすると、会いに来てくれるからと。そこから先は、もうその人たちに任せたらいいから。あなたは、何も考えなくてもいいよ。

 あのね、どうしたらいいかわからない時には、誰かに「助けて」て言ってていいのよ。ちゃんと助けてくれるからね。

「わかりました。でも、私、広島に行きたい。行くかもしれません。」でもね、新幹線に乗ってここまで来るの、大変だから。そこに連絡して、そこなら近くて、すぐに動いてもらえるから、それからまたここにも連絡してね。どうなったか、心配だからね。

翌日、私は彼女に教えた二か所に電話で連絡しました。こういう人から連絡が入るかもしれないから。お金もない、親にも言えないと言ってます。どうぞよろしくと。両方とも、分かりました!と言って頂きました。

 どうぞ彼女がそこに連絡してくれます様に。私は、彼女の名前も連絡先も一切聞いていません。本当は、知りたかったけれど、彼女の警戒している姿から、全面的に信用してもらえるまで、それが限度でした。

今、どこかに夜中に人知れず助けてと電話をしている娘がいる!!自分にSOSを求めてくれず、なにも知らないで日常生活を送っている、そんな両親がどこかにいます。

やっとパソコンのメールが復活したので、クリニックのお花を。いつもの青野さんのお花です。このピンクのお花、かわいいのですが、何ていうのでしょう。下のピンクのユリが咲くと、また、一段と華やかになるでしょう。

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