製本が出来ました!!

3月7日、特別養子縁組の第三者評価の会社の方が来られます。一体、何したらいいのかさっぱりわからないままにお迎えします。社会福祉法人が受ける監査のようなものかと思っているのですが。うちは医療法人であって、社会福祉法人ではないし。養子縁組のお世話は何度も言うのですが、診療の延長のようなものととらえ、全く無料というか、持ち出しでしているので。義務付けられている養親希望の方の家庭訪問には旅費もかかりますが、医療としての家庭訪問なんて料金設定はありません。だから、個人的に、全く私の懐から出ています。

まあ何をどうすればいいのかは明日聞くとしましょう。

そんな時にこれも偶然ではありますが、養親希望の方の研修のための資料が製本されてきました。お願いしたたけだまるみさんが一晩でやって下さいました。手づくりの製本です。薄紫に、緑の淵で、なんとも上品で素敵な資料集です。中身も外もすべて手作り。中は私のパワーポイントやブログの原稿、家庭裁判所への上申書等、これまでの物をせっせとコピーしたものです。写真では紫のきれいな色がでないのですが。

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実際の研修ではこれらとスライドでします。スライドは、ここにプリンとしたものと、もう一本肝心なのをしますが、それは写真等個人情報が満載なので印刷はできません。その場でスライドを見て頂くだけにします。

そして、赤ちゃんと養親の一組づつ、出生届けや広島市への提出書類や、裁判所への申立書等のコピー、その後ラインで送ってもらった写真やあれこれやりとり等をプリントした物をfileして保管します。これらを見て頂けば、紳士に取り組んできたこと分かっていただけるとは思うのですが。評価が低ければ低いで仕方がないなあと思っています。

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特別養子縁組養親希望の方の研修資料作り

今、特別養子縁組の養親希望の方の研修資料を作っています。

 私の所では、特別養子縁組の養親希望する方には、各地の児童相談所が行う、里親(養子縁組里親)の研修受けて、それを終了したという証明または登録されていること条件にしています。どこの児相も、とてもきっちり研修されますので、終了していると安心しです。それに私を特別養子縁組あっせん事業者として許可して下さっている広島市も児相の研修を受けていれば、ということでしたのでそれで大丈夫と思っていました。

 でも、厚生労働省は、それではだめで、あっせん事業者独自で研修をしなさいということでした。ですので、以来、養親希望の方に私が研修をしています。これまでは手作りの資料で、主にクリニックに来て戴いた時と、順番が近くなった時に家庭訪問をして、そこで研修を行なっています。研修は、プロジェクターをもって行って、おうちの壁にパワーポイントを写させていただいてお話するのと、いろいろな資料もプリントしてお渡しして読んでいただき、ディスカッションをします。

 特に気を付けているのは、子育てをするにあたって、早くから養子であることをお話しして育てるということ。それをかくして育てて、丁度思春期のむずかしい時に、それも他の人から事実を聞いて知ること。それが最悪であることをわかって頂かなければなりません。

 私はボランティアでお世話をしているので、なかなか行政の厳しい規制、それも、現実にマッチしないことに抵抗があることもあります。でも、それはクリアしないとできなくなってしまいますので、何とか頑張っています。

 研修資料は、私にしかできないこと、これまでの経験でのいろいろとあった出来事、いろいろな方たちのこと、それらの満載で、難しくなく、机上の空論にならないように。これまで書いてきたブログや各家庭裁判所に提出した「上申書」などを読んでいただいて、実感を伴って理解していただくように。どこのあっせん事業者にも負けないだけの研修が出来ていると自負しています。

今回それらの資料を一つの冊子にまとめるべく準備して、製本していただくように、今日手渡してお願いしました。中身も印刷するといいのでしょうがそれだとお金がかかるし、手作り感がなくなってしまうので、いっぱいコピーして作りました。もしかして、プリンターのインク代のほうが高くつくかなと思いながら、せっせとプリントしたりコピーしたりして、準備しました。


 近々県外の遠い所に家庭訪問(家庭訪問も義務です)に行きますので、そこではこの製本した冊子をお渡しすることが出来そうで、ワクワクしています。

 それから、近々「第三者評価」を受けなければならなくなっています。いわゆる「監査」みたいなもので、第三者評価の会社の方に来て頂いていろいろと評価していただくのですが、これがまた難問です。私は養子縁組のお世話は、全てボランティアとして無料でやっていますので、料金的なことは全く心配ないのですが、元の「医療法人」の会計もチェックがあるらしいです。これは膨大なもので、毎年税理士さんが大変な力量でやって下さっていますので、分厚い確定申告の資料をお見せするのみです。養子縁組に関する支出は全くありませんし、もちろん収入もありません。

 文書の管理とかいろいろとあるらしいのですが、まだお話を伺ってみないと、分からないことばかりです。一回目の来訪が今度の日曜日、まあそのままでお話を伺ってみようと思います。もし評価が悪くて、おやめくださいとなれば、はい分かりましたと撤退するのみです。

 私は養子縁組のお世話は好きなことなのですが、こういう行政の様々な規制に四苦八苦しています。


 


クリニックの青野さんのお花。春らしいかわいい花満載です。


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養親の子育てについて。

今日は、特別養子縁組の養親希望の方のおうちに家庭訪問に行きました。お家を見させていただくのと共に、研修をしてきました。特別養子縁組の具体的な流れや具体的な事例もお話しました。

 私自身も研修を受ける中で、養子として引き取られて育ててもらっている人自身の声を何人か聞きました。中には、育ての親からの愛着を感じないままに育てられている方もおありです。その養親の方の育て方を見て、この方は養子だからそんな育て方をしたのではなく、そもそも子育てをする資格のない方だと思える人も。きっとその方に実子が生まれていても、こういう育て方をして、子どもはとてもつらい、そんな状況になったでしょうと思います。そんな人は子ども持たないでほしい。虐待する多くの親は、義理の親である場合もあるけれど、実の親が多いのですね。

 私は私がお世話をした人の中から、そんな親子を出したくありません。今日も最後に伝えました。「子育てをしつけだと思わないでね。子どもとととも生きることが楽しい、そんな子育てをして下さいね」と。今日のご夫妻も大丈夫。誠実で、しっとりと落ち着いて、穏やかに子どもを育ててくれそうな方たちでした。

それから、頑張って赤ちゃんを産んでくれて、その赤ちゃんを手放さなければならなかった実母に対して、ありがとうという感謝の気持ちを持ってもらいたいことも事例を上げて話しました。資料もいろいろとお渡ししてきました。

この方たちに早くいいご縁があります様にと、さわやかな気持ちで帰りました。

孫からお手紙が届きました。もう一年会えないままの孫です。何と手紙の中にお年玉袋が入っていました。「私も皆みたいにおとしだまを上げたかったから、少ないけど使ってください。」と。10円入っていました。


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これは使えません。ずっと大切にとっておきます。

あすから診療です。この休み、結局「愛の不時着」は寝る前に一話ずつ、今4話まで観ました。傍から夫があれこれ言うので、うるさくて。「いくら財閥の娘だと言っても、北朝鮮がこんな状況だというのは分かっているだろう。あんな、あれが欲しいこれが欲しいなんてチャラチャラして、こんな女は大っ嫌いだ」などというのですよ。だから一人で部屋にこもってひっそりと見ます。私はすっかりはまっています。

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温泉から帰って、クリニックで過ごしました。

今日は朝早く目覚めて朝焼けを見ました。電柱電線が邪魔ですが、後でせめて窓を開けて撮ればよかったのにと後悔しました。せっかくの瀬戸内海が残念。

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11時にはチェックアウトでそのままお昼には家に直帰でした。短い滞在でしたがとっても素敵なホテルでした。お湯は柔らかくすべすべの肌触りで気持ちいい温泉でした。部屋のお風呂なので、結局お客どうしは誰にも会わないままでした。

お部屋にはでっかいテレビがあって、それにはYouTubも映ると。それに部屋の隅には、何とかいうのがあってそれに向けて「ヘイ、グーグル、テレビつけて」とかいうと、「はい、テレビをつけます」としゃべってテレビがつきます。慣れない私には何を命令すればいいのががよく分からなくって宝の持ち腐れでした。

そして朝ごはんも。昨夜と同じこんな個室で。

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庄原産のこしひかりを南部鉄器で炊いたご飯が素晴らしくおいしくて。お野菜は廿日市産、ジュースはゆずジュースそれにチチヤスヨーグルト。紅白なますには鰆が入っていました。朝ご飯の後は場所を移して、ジュースやコーヒー紅茶等をゆっくりとセルフで。姪のおかげで、いい温泉を味わうことができました。

家に帰った後、午後にはクリニックに行きました。実は明日特別養子縁組の養親希望の方の家に家庭訪問に行きます。こんなコロナ事情なので控えていたのですが、そうそう先延ばしするわけにもいかなくって。県外なので車で行きます。公共交通機関は使いませんし、お宅ではしっかりマスクをして過ごす予定です。それに、その場で研修もしたいので、その用意をしました。これまでにしてきた研修の資料はあるのですが、先日私が受けた研修も取り入れて、新たに追加で作りました。訪問先のお宅では、資料をお渡しして見ながらするのと、パソコンやプロジェクターももっていってスライドをしながら、お話します。

これでお正月も終わりです。クリニックはもう一日お休みで5日からふつう通りの診療です。

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「朝が来る」についての語り合いでした。

昨日は、「8.6ヒロシマ平和の夕べ」の合宿から帰った後、夜には白井千晶先生の主催で映画「朝が来る」を見ての語り合いがズームでありましたので、それ参加しました。

 自らが養子を育てている人、養子の当事者の方、支援している方等様々な人が集まって、それぞれの立場での思いを語り合いました。

 私は、以前ここで書いたようなことを話しました。あの映画の一番の問題点は、産んだ女性が幸せになっていないこと。先日、私のコーディネートで特別養子縁組の申請をし、子育てをしてる方は、実親と約束をしました。「絶対にあなたは幸せになって下さい。そして、将来この子があなたに会いたいと望んだ時には会ってあげて下さい。」と。

実親が幸せにならないと、養子、養親とも、幸せになれません。映画のように、子どもに会いに行ったりするようになるのだと思います。子どもが幸せに育ててもらっていると安心し続けること、それが立ち直りにもっとも必要なことだと思っています。

産んだ女性があんな映画のように転落していくのは、問題なのです。みんなが幸せになるために「特別養子縁組」があるのだと。勿論、みんな引きずってしんどいけれど、それを乗り越えて生きていくのですね。その立ち直りのための支援もしたいと思い、続けてきました。

あの映画の彼女はまわりの大人たちのサポートが全く得られませんでした。特に両親の。本当にかわいそうでした。

白井先生のフェイスブックから戴きました。ので、ぼかしを入れました。

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皆様、ありがとうございました。いろいな立場の方のいろいろな意見を聞いて、勉強になりました。私は私の立場でもう少し頑張ります。

 

 

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田中病院の皆様にお話しました。

昨日は、周南市の田中病院の招きで「特別養子縁組」についてお話させて戴きました。田中病院も特別養子縁組あっせん事業所として病院を上げて真摯に取り組まれててらっしゃいます。院長先生、ケースワーカーの方、助産師さん、臨床心理士の方などに私のこれまでの取り組みについてお話しました。

会場は、こんな素敵な海沿いのマリーナのレストラン、シーホース。こんな所があるとは知りませんでしたが、ヨットハーバーやダイビング等もできる所の様でした。向い側に徳山の工場群が見えます。

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こちらの一階のお部屋で約2時間お話をしました。自分がお話しするものだから、お話している所は写真は撮らず。私は、35年前からコツコツとしてきていますので、いろいろなノウハウを持っています。それらを存分にお話しました。でも、若い先生たちは、その機動力を存分に発揮されています。こういう方たちが出てきていることをとてもうれしく思いました。私の話がどれくらいお役に立てたか分かりませんが、でも交流できて私にとってもよかったと思いました。

その後、二階に上がって、お食事を戴きました。海を見ながら、とても素敵なお料理です。

前菜三種。アッと気づいたのです。ポテトチップスがタツノオトシゴです。

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レストランの入口には、タツノオトシゴが水槽で泳いでいました。ゆったりと上がったり下りたり。

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器も素敵。この真っ白な器の中はマッシュルームのポタージュでした。

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お魚、お肉と続いて。

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デザートは、何と柿のクリームブリュレでしたよ。温かい柿と冷たいアイスクリーム。

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食事を戴きながらも、話は弾みました。意を同じくする者同士の楽しいひと時でした。田中病院では、皆さんで取り組んでいらっしゃってそれは素晴らしいことです。私はずっと一人で細々としているので限界があるなあと痛感しました。

ほんとうに楽しいひと時をありがとうございました。頑張りましょう!!


 


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「朝が来る」の続き・特別養子縁組について

明日は、妊娠SOSのスタッフの研修会での講師を務めます。少し苦労して2本のスライドを作りました。

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昨日は、映画「朝が来る」について思うことを書きました。

これは、私が昨日手続きをした特別養子縁組について、家庭裁判所に提出する上申書の一部をここに掲載します。養親になりたい方の事情、やむを得ず、赤ちゃんを養子として送り出す人などの事情について、裁判所には詳しく述べますが、もちろんここでは割愛させて頂きます。


私は、広島市中区紙屋町にて医療法人河野産婦人科クリニックを開業しています。

1972年に広島大学医学部医学科を卒業し、同年医師免許取得、広島大学医学部産科婦人科学教室・土谷総合病院などの勤務医を経て、1990年に当地に開業しています。開業以前の勤務医の頃から、まだ女性の産婦人科医が少なく、女医を求めてか若い人の受診が多く対応に苦慮することもしばしばでした。そのような中で、性教育の必要性を痛感し、診療と並行して、性教育についての講演や本の出版もしてまいりました。

 それらにより、さらに若い人の受診が増えました。受診する若い人の中には、望まない妊娠をし、だれにも相談できず一人悩んでいる内に、中絶の時期を失するという人もあります。中には、出産しなければならない、でも育てることも不可能という事もあります。

 一方で、不妊で挙児を望み、いろいろと治療をしても、どうしても妊娠がかなわなかった、でも、子育てをしたいという方も患者さんとしていらっしゃいます。

 その間を取り持って、特別養子縁組のお世話をすることもしてまいりました。私は、以前から厚生労働省、広島市への届け出をしている特別養子縁組あっせん事業者であり、制度が変わって許可制となっても、2018年12月4日付で広島市から特別養子縁組あっせん事業者の許可を頂いています。

この度の、Iさんご夫妻と〇〇ちゃんの特別養子縁組の申請につき、あっせんをした者として、その経緯のお話をします。


 まず、Iさんから電話で特別養子縁組の養親の希望のご連絡があった時、一度、当方に患者さんとして受診して頂きたい旨お話しました。私は、特別養子縁組のあっせん事業者ではありますが、本業は医師であり、日々の診療があります。自分の患者さんのうちで、困った状況にある人の赤ちゃんと実母のためにのみ斡旋をしていますので、全く宣伝もしていませんので、あまり知られてはいません。Iさんは、厚生労働省のサイトで当方のことを知られたそうです。一度、いらっしていただきたいとお話ししました。原則、養親希望の方には、患者さんとして来院していただいて、お話することにしていますので。

(中略)

ご夫妻は、お二人ともやさしそうで穏やかで、また子ども好きであり、お二人の親族もみんなが児を望んでいるということ、そして、子どものいる家庭を望んでいるので、養子縁組を希望しているという事がよくわかりました。

 私は、順番を待って頂きたいこと、でも、その順番はいつ来るか全く分からない事。当クリニックでは、時々育てられない出産があるけれど、それはいつも突然のことで、予測はできない事をお話し、待って戴くことにしました。

まだ順番を待っている人もあるので、どこか他のあっせん事業者にも登録して、早い方にされたらとお勧めしました。

 私は、前述したように、あっせん事業をしていますが、本業の診療がありますし、宣伝はしていません。診療の中で出会った人だけにやむを得ずあっせんしていますが、経費は一切頂いていません。ですから、あまり知られることもなく、他の事業者よりは特別養子縁組の成立は少数と思います。

私としては養子縁組をするのにはこだわりがあります。

 やむを得ず育てられない出産をする人たちは、とても苦しみます。100%の人が、何とか自分で育てたいと言います。では、何とか育てられる方法を一緒に考えましょうと。例えば、学生さんであれば、児相に相談して、学校に行っている間は施設にあずかって頂いて、時々会いに行って、そうして自活できるようになったら子どもを引き取るかとか。何とか、実母の両親と一緒に育ててもらえないかとか。それがどうしてもかなわない時に初めて、養子縁組についてお話します。

 それから、妊娠の相手の男性とはどうなのか、破綻しているのか否かも大切なことです。まだ付き合いが続いている間は、決して養子縁組をしてはなりません。もう、ずっと以前、もちろん私があっせんしたのではありませんが、養子縁組で子どもを手離した後、その二人が結婚して、子どもを返してと訴えたというニュースに接したことがあります。二人の仲が続いている場合には、そのようなことも考えられますので、養子縁組で子どもと離すことはしてはなりません。

 それから、特に女性が若い場合、本人が自分で育てたいとの気持ちをもっていても、周りが強引に手放すことを勧める場合があります。これも、絶対にしてはいけません。生んだ本人の将来の立ち直りを考える時、本人が十分に時間をかけて冷静に考え、自ら結論を出すこと、それが何より重要と思っています。

そのような姿勢であっせんをしていますので、そう数もあるわけではありませんので、いつまで待って頂くかは、全く分からないと、その旨をお話しました。

(以下略します)


そして、この度養親として赤ちゃんを託したご夫婦は、共働きの方です。共に働く人は子育てをしてはならないなんて法もありませんし、その点がこの映画でとても残念なことでした。

明日はこれらに加えて、私がとても残念なこと、原則海外への特別養子縁組が禁止になっていることへの思いなども話したいと思っています。何よりも私は、海外の方たちに「養子を育てる」ということを学んだものですから。

 

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映画「朝が来る」について

11月3日の午後、ワンストップセンターの研修の後、数人の人に「朝が来る」を観ましたか?と聞かれました。先生の感想が聞きたいと。いえ、観てないわ、というと、先生の名前が出てますよ、と。うん?映画に「協力 河野美代子」ってと。それは観なくては、と思いました。行けるとしたら、昨日5日の木曜日しかありません。それも、府中のイーオンの「ばると」で、一日一回だけ。そして、上映は5日で終わりです。それに、聞くと会場いっぱいの人だと。当日の朝電話で尋ねると、今の所、席はまだあるということでした。もしかして、と思ったので、早くに家を出て、車を飛ばしていってきました。

カツカツ席が取れましたが、始まる時には、一杯の人でした。どうしてでしょう。「特別養子縁組」という極めて特殊なテーマを取り上げた映画ですが、河瀬直美さんという監督の力でしょうか?それとも、広島・瀬戸内海の美しいロケーションのためでしょうか?

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中学生が産んだ赤ちゃん。その赤ちゃんをとてもかわいがって育てる幸せな夫婦、家族。

しかし、そこに一本の電話がかかってきます。赤ちゃんを返してと。うーん、それを知っただけで、私はこの映画を観る気持ちを失せていました。でも、見終わって、よくできた映画だったと思いました。

 美しい瀬戸内海の景色。初め、プロデューサーの方が訪ねて見られた時に、なぜ似島?と思ったのですが、それは現実はとても無理な設定であっても、映画を美しく、事態の深刻さを和らげる一つの必要性は確かにあるとも。

映画には、突っ込みどころは沢山あります。何より、赤ちゃんを産んだ少女がその後の人生をとてもつらいものにしてしまっていることがいやです。その後のケアが全然できていない。実際、少女が妊娠し、もう中絶もできないとなった時の映画の中の両親の態度は現実とはとてもかけ離れていること。映画のように、自分たちの対面を考えるよりも何よりも、実際は娘自身の人生を考えるものです。それから、娘のサポートを。養子縁組をあっせんするものとしては、そうもっていかなければならないし。身ごもった彼女自身の意思も尊重しなければ。粘り強く話し合わなけければ。映画のように、両親が強引に事を進めてはいけません。心の傷がとても深くなってしまいます。

その後は早く立ち直って、しっかりとこれからの人生を歩んでもらわなければなりません。まして、「返して」なんて、絶対に言わせてはいけないことです。

まだいろいろとありますが、今度、この映画を巡っての話し合いがあるそうで、それに私も参加しますので、その時に皆さんと話を深めたいと思います。あっ、そうそう、映画の中の特別養子縁組あっせん事業者の代表の人は、共働きの家庭にはあっせんしないと。それは、とてもおかしい。今は特別養子縁組の養親にも育児休暇が出ますし、多くのカップルが保育園を利用しながら子育てをしている今、養子を迎えるのでも、同じような子育てがあってもいいはず。それはとても抵抗がありましたが、そのような取り決めをしているあっせん事業所があるということですね。

これは、パンフレットです。この中には監督の想いなどが十分に語られていて、興味深いものでした。

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それにしても(なんか、この言葉を使うことが多くなったような‥)映画って本当にいいですねえ。もっともっと映画漬けになりたいものですが。

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特別養子縁組

今日、赤ちゃんが養親予定のご夫妻と共に、お家に帰って行きました。思ったより早く小さく生まれて保育器に。NICUで小児科のドクターやナースたちに丁寧に育てられ、そして養母予定(家庭裁判所の決定が出るまではあくまでも予定なのです)のママと母子同室でレッスンしてもらって、今日お迎えに来た養父予定のパパと3人で広島から出発しました。

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きっと幸せに育つことと思います。発つ前には、実母とも会ってもらいました。実母は、少し大きくなった赤ちゃんを抱っこしてお別れしました。赤ちゃんへのお手紙やプレゼントも用意されていました。

私は、今日に向けて、昨日1日かかってすべての書類を作りました。広島市に提出するもの、居住地の県知事あてのもの、家庭裁判所用、養親に持っておいて頂くもの、当方に保管しておくもの、それらにそれぞれ添付するものもあって、誠に膨大でした。明後日には、広島市に報告書をもっていきます。

全てを作り終えて、赤ちゃんも送り出して、これでひと段落です。

ホッとした今日、こんなニュースを知りました。

https://digital.asahi.com/articles/ASNC23HN4NC2UTIL008.html

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ああ、彼女が誰か一人でいい、誰かにSOSを求めていたなら。一人の赤ちゃんが命を落とさなくってもよかったのに。赤ちゃんが欲しくて、育てたくって、喜んで子育てを引き受けてくれる夫妻は沢山いるのになあ。それに、彼女は犯罪者にならなくても済んだのに。

 でも、なぜ彼女がSOSを求められなかったのか、それが一番私たちの課題でもあります。彼女と紙一重。もしかして、今回の実母だって、一歩間違えればそんなことになっていたかもしれない・・。

 そして、こんな時、もう言い古しているけれど、彼女が妊娠していることさえ知らず、のうのうと暮らしている赤ちゃんの父親がどこかにいます。今回の養子縁組でもそうでした・・。

 

 

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特別養子縁組の手続き

特別養子縁組のお世話は、時には突然やって来ます。毎日病院に行き、実母に会い意思を確かめ、そうと決まったら、養親候補と打ち合せ、何度も。手続きはとても複雑。集中的にしなければなりません。今、書類書きに追われています。今日は、病院⇒役場でほぼ一日過ごすことになりそうです。役場では、出生届、事情を説明して(わかって頂いて)住民票を急いで作って頂いて(その間待機)それをもって健康保険の加入、福祉の手続き、あちこちの部署を回ります。その度に「特別養子縁組のあっせん事業者の市長の許可証」を水戸黄門の印籠のように提示して、説明します。

 私は、もう長い間こんな手続きをしているので、プロです。それでも、時には頭を悩ませることがあります。今回もかなり特別な事情があるので、どうすれば一番いいだろうかと考えに考えました。それで、思いあぐねて、思い切って役場に相談とお願いをしました。担当の方は、とても親切に調べて下さり、そして、改めて了解のお電話をくださいました。これまでは、役場の方の「知らないから拒否」「前例がないから」の壁にぶつかることが多くて、今回も、きっと断られるのだろうなと思いながら、お願いをしたのですね。そしたら、O.K.で、本当にうれしかったです。ああ、お役人の中にも、こういう方がいるのだと。ありがとうございますと、電話機の前で、なんども頭を下げました。

 そんなことで、昨夜は夜中まで書類作りに追われていて、ブログを書く時間は全くありませんでした。そして、また思いました。なぜ?何のためにこんなことを続けてしているのだろうと。(他のあっせん事業者の方の所には、国からも大金が行っているのに、当方には、全く出ないし、むしろ持ち出しだし・・)そんな私の邪な思いは、やっぱり赤ちゃんの姿を見ると、吹き飛びます。ああ、このかわいい赤ちゃん、生まれたばかりの小さな命が、どうぞすくすくと幸せな人生を歩みます様にと、祈らずにはおれません。私にとっては、お金ではありません。

今日も、一日、頑張りましょう。

先日行った「らぁめん紺屋」さん。大好きな「まぜそば」をと思ったのですが、特別バージョン、「冬瓜のあんかけまぜそば」というのがあって、それをお願いしました。

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いつもの、たっぷりのお野菜の下にミンチやラーメンが隠れているのに加えて、透明なとうがんとアンがたっぷり。とても美味でした。またすぐ食べたい。でも、混ぜそばは期間限定なのです。やはりおいしいものを食べることは、私のエネルギー源です。

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