ムクウェゲ氏の自伝

デニ・ムクウェゲ医師の講演の際、沢山のチラシを頂きました。その中にこれがありました。

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チラシの中に書いてあった一部です。

「 本書は、売国奴と政府に非難されたムクウェゲ医師が殺人集団に待ち伏せされたシーンから始まる。全て事実なのだが、まるでアクション映画のような始まりである。性的テロ撲滅のために、命を懸けて闘う医師の、衝撃のノンフィクション!」

この一文に引かれて、直ぐにアマゾンに頼んで、すぐに来ました。

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本当に襲撃されるシーンが詳細に書かれていました。そして、その襲撃で奇跡的に命を取り留め、でも、大切な部下を亡くしました。そして、これがもっとも重要なのですが、この襲撃事件を警察も本気で捜査をしなかった事です。「売国奴」。弱者に寄り添い、命掛けで救い続ける医師は売国奴になるという事。

世界にコンゴの現状を知らしめることが国にとって都合の悪いことなのでしょう。日本の現状、世界の現状を見ても、うなづけることでもあります。

ほんとうに心暖かで、意思が強固で、こんな人が地球上にいることだけでも感動です。このとてつもなく大きな人と私は会話をし、握手した!!胸がホコホコとしています。まだ、読んでいるのは途中までなのですが、早くこの本のことをお知らせしたくて。

私は今日一日、大変忙しい日になります。またお知らせしますね。

 

 

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デニ・ムクウェゲ医師の講演メモ。

ムクウェゲ氏の講演を聞きながら、メモをしました。それを再現します。とてもつたないのですが、できるだけ忠実にお伝えしたくて。

写真は、講演後の主催者代表の渡辺朋子さんが挨拶をされている時の物です。

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講演があったのは106日。くしくも、1996年10月6日ムクウェゲ氏が勤務していた病院が襲撃された日、その日に今、私は広島にいます。

コンゴでは、1996年から、これまで作って来た全てが恐ろしく破壊され、ナショナリズム、ポピュリズム、テロリズムが横行し、無知、無関心を育んで来ました。今、世界に目を開いてもらわなければ。

広島の原爆のウランはコンゴで発掘されたものです。

レイプ、性暴力は、戦地では戦争の兵器として、支配の手段として使われています。強引で屈辱的な性暴力の被害を過少評価してはなりません。人間を物のように扱い、人間性を否定する行為です。

大規模に、組織的で整然として行われ、一晩で何十人も何百人も家族の目の前でレイプされています。武装勢力によるやり方、拷問は被害者を診ると、どの勢力によるものかがわかります。レイプの後、銃を性器に入れ発砲する、棒を突っ込んだり、割れたガラスを入れたり・・。

そして、性暴力は、直接的にだけでなく、間接的に被害者を増やす行為、安価で効果的な行為なのです。若い兵士の心は壊されて行き、大量の避難民を作ります。

目撃した人は激しい恐怖感を持ちます。男は家族を守れなかったと責められます。女も子も安全を求めて、追い立てられ、人口移動。人口は減少し、経済は破壊されます。畑は放置され、兵士ばかりとなり、資源を手にします。

性器の破壊は子どもを産めなくなる、不妊を作ります。性病もHIVAIDSの感染は世代を超えて広がります。感染児が生まれますし、レイプで生まれる子は社会から暴力を受け、コミュニテイーを追われ、暴力しか知らない生活を強いられます。

被害者には、包括的支援が必要です。医療、精神的ケア、経済的支援など。自尊心を取り戻し、人権意識を取り戻すためには、暴力の治療だけでなく、平和を訴えなければ。

それには、教育が必要です。幼児期から大人まで、男女は平等であるという教育をしなければ。

更に、被害者は加害者が処罰されることを望んでいます。コンゴでは、600万人が殺され、400万人の避難民が出、そして40万人の性暴力の被害者がいても、全く加害者は処罰されません。1996年から2003年までの間コンゴで起こったことが国連のレポートに詳しく書かれています。その再犯防止のためのレポートはいまだに全く実行されていません。

平和を守るためには、人権が守られなければなりません。

無関心でいないで欲しい。日本が新しい電子機器を作るときに、コンゴの違法に手に入れた鉱物でなく、合法的な物を使って頂きたい。

全ての人が尊重され、居場所が提供される社会であって欲しい。

質疑応答で。誰が真に罰せられるべきと思うか。経済時自立はどうなのか等の質問がありました。

国連の専門家がきちんと聞き取りをしたレポートには、誰が指示をしたかが、はっきりと読み取れます。はっきり名前が分かった人が今もコンゴで生活をしています。

住民が被害に遭っているのは、民族紛争でも、宗教的対立でもない。鉱物資源の取り合いで地域をめぐっての争いなのです。

コンゴでは、とても優秀なコーヒーが取れます。被害者の経済的自立のために、コーヒーの栽培をしたいのですが、畑には兵士がいて、レイプされてしまいます。そんな状況なのです。

 

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コンゴ・ムクウェゲ医師を囲んで

昨日は、診療後コンゴのムクウェゲ医師を囲む食事会に参加しました。本日朝講演会があります。

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来日以来、とてもハードなスケジュールをこなしていらっしゃいます。昨日は、広島に入られると、平和公園の慰霊碑に参拝、被爆者の方のお話を聞かれました。今日は早朝から講演をされ、その後すぐに京都に移動、立命館大学での講演をされるそうです。

日本で、「コンゴの性暴力を考える会」の方たちがとても地道に支える活動をなさっていることを知りました。広島の講演会は、ピースボートとANT-Hiroshimaの方たちも尽力されました。

この度の食事会には、「コンゴの性暴力を考える会」の方たち、平和関連の方たち、この講演会の後援をされた広島大学などの大学関係の方たちが参加されました。私は、「性被害ワンストップセンターひろしま」の関連で、大畠弁護士と共に招待され、参加しました。

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私たちには、ムクウェゲ氏から、「ワンストップセンター」について、とても熱心に質問されました。たくさんの性暴力の被害に遭った女性たちの治療をなさって来たムクウェゲ医師ですが、今、コンゴにワンストップセンターを作ろうとされているのだそうです。私は、いまの活動について、お話しました。

日本は平和な国のように思われているけれど、性暴力についてはとても後進国で、多くの事件が起こり、子どもも含めて、沢山の被害者がいます。その加害者たちの多くは、警察に訴えられることも無く、また、ひどい事件の加害者でも、有罪とされることは少なくて。今、広島のワンストップセンターではこんなことが起こっています、それにつき、こんな活動をしていますとか。ムクウェゲ氏は、熱心に耳を傾けて下さって、拍手して下さいました。ああ、来て良かったと思いました。これからの、コンゴの活動についても、個人的に支援したいと思いました。

私のお宝の写真になりました。

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左は、フランス語の通訳の大村祐子さん、右は立命館大学のマスワナさんです。

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今日の講演を楽しみにしています。世界中から、性暴力がなくなりますように。講演が終わると、直ぐに福山に行きます。


 


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