昨日のブログへ視覚障がいの方からのご意見です。

昨日のブログ、一例としてマッサージ師さんのことを書いて、ずっと心配していました。多くのマッサージ師さんに悪いことをしてしまったのではないかと。そんな時、私の友人の視覚障がい者の方から、メールが来ました。許可を得て、ここに転載させていただきますね。


河野先生、ブログ読ませていただきました。


マッサージ店でのお話。


あのマッサージ師に腹が立ちました。


ほんとにひどいですね。


さぞ驚かれ、ショックだったと思います。


私はこのマッサージ師がその性暴力で職を失­ったとしても、「障碍者だからかわいそう」­とは思わないです。


そのマッサージ師は視覚障碍者ですよね?


もしかしたらこのマッサージ師から被害に遭った方が他にもいるかもしれませんね。


その被害に遭った女性たちも声­をあげたかったけど、「視覚障碍者が職を失­ったらかわいそう」と思ったのかもしれませ­ん。


被害者にそう思わせて、そう思われるのがわ­かっていて、それを見越してこんな卑劣なこ­とをする人、障害を理由に訴えられないだろ­う、訴えられるリスクが自分は低いと見込ん­でいての狡さ、そこに腹が立ちます。


そういう人は二重に赦せないです。


人のやさしさと同情心に付け込んでいるから­。


そういう人は訴えていいです。(河野先生が­声をあげれなかったことを責めているのでは­ないですよ。)


その人がもし職を失って、その後も雇ってく­れるところが見つからなくても、マッサージ­師の国家資格を取り消されても(警察に訴えられて逮捕されて有罪になったら資格は取り消され­ると思いますが)、それはかえって良いこと­だし、大人なのだから自分のした犯罪への報­いです。


それは障碍者だろうが、健常者だろうが、関­係ありません。


かえって彼が働くこと、反省せずそのような­ことをしていることは懸命に頑張って仕事を­している多くの視覚障碍者のマッサージ師の­評判を 落とすことになるでしょう。


障碍とは関係なく、人としてやってはいけな­いことだし、日本国民なら法律で裁かれ、罰­せられるべきと私は思います。


視覚障碍者が仕事をしていくこと、就職すること­がどんなに大変か、それを克服するために多­くの人たちが頑張ってきました。


彼の犯罪はそれらをぶち壊す行為です。


こういうとんでもないのがいる一方で、視覚­障碍者の女性のマッサージ師が男性客から被­害に遭うことがあるということも耳にします。


私はそのような話を何人かから聞きました­。


それから視覚障碍者女性は「見えないからば­れないだろう。誰がやったのかも顔がわから­ないから訴えられないし捕まらないだろう」­ということで性被害に遭うことがわりと多い­です。


ですから周囲の見守りと視覚障碍者への声かけと困っているようなら手助けがとても大切です。


視覚障碍者女性は防犯ベルを持ち歩くことと、その使い方をきちんと習っておくことと、日ごろからサポートしてくれる友達、いざとなったら助けにとんできてくれる仲間をつくること(健常者の友達も、支援者、障碍者の仲間)が大切だと思います。



私は自分の人生の中で生かせる役立てられるような性教育を受けれなかったので、そしてもし何かあったら助けを求めていいし、どのようにして防犯すればよいかとか教えてもらえなかったので、大人になってから苦労しました。


ほとんどの視覚障碍者女性がそうだろうと思います。


私はそういう教育や話し合いの時間が盲学校を卒業する前の若い子たちに必要だと盲学校の先生に話したことがありましたが、取り合ってもらえませんでした。


私はそういうことをちゃんと学びたいし、考えたいです。そして協力者が増えたらいいと思っています。



ありがとうございます。私に足りなかったものをしっかり補填して頂きました。私は、女性のマッサージ師さんが被害に遭うということを確かに聞いたことがあります。でも、今回、それを失念しておりました。

 それに、性教育のこと。私は、常々障がいのある人もみんな性教育を受けるべきと言い続けています。それは、障がいのある方たちだって、恋愛したり結婚したり、人との付き合いはあるわけで、それに障がいゆえに、情報が偏ったりすることもあるからです。勿論、伝える方法は工夫したり、時間をかけたりしなければなりませんが。そして、女性だけでなく、男性だって。同性や異性との付き合い方を学ぶべきでしょう。

考えてみれば、私に対していやな行為をした彼は、意に反してそんなことをされた女性がどんないやな気持になるか、それは自分が職を失うことになるかもしれないような行為なんだということを学んでいなかったのかもしれません。

 そんなことも気づかせて頂いたありがたいメールでした。本当にありがとうございました。まだ飛び飛びになるかもしれませんが、この件についてこれからもお話したいと思います。

 昨日、一日中家にいて、講演の資料作りをしました。先日作ったのが、まだ気にいらなくって、作り直しです。それを作りながら、晩御飯用にお赤飯を作りました。以前、もち米を戴いてていたので。写真は、姉の家へのお裾分け用に詰めたものです。栗も、赤飯用に買っておきました。美味でした。

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「密室」で二人っきりになること

 今日は、色々と迷った挙句、「密室」の危険性について書きたいと思います。

 産婦人科医療では、診察の場合、決して男性医師と患者さんの二人っ切りになってはならないと、厳しく教育されています。必ず、看護師さん等に立ち合ってもらうようにと。それは、診察がとてもプライベートの場を見る、触るということから、犯罪につながり易いことによります。犯罪を犯すかもしれないというよりも、もしも患者さんが犯罪の被害を訴えた場合、医師の側は反論がとても難しい、えん罪に巻き込まれないためにという因子が強いようです。

 私は、性犯罪の被害の女性を診察することがとても多いのですが、世の中には、とても無防備に「密室」がしつらえてあることに気づかなければと思います。

 例えば、リンパマッサージなど、施術してもらうのに、ほとんど裸でなければならない時は、密室でも仕方がないかもしれません。でも、多くはリンパマッサージの施術者は女性ですから、さほど問題にはならないでしょう。もしも、施術者が男性であったら、ほとんど裸の女性と男性とが一体一で長い時間向き合い、体を触られるという行為は、ともすれば犯罪に結びつきやすいと考えます。そんな時は、完全な個室にしないでほしい、たとえ大部屋でカーテンで仕切る場合でも、一部施術してもらう人の体は見えないようにしての、どこかが外から見えるようにしてはいけないのかと思います。

 マッサージと言うのは、あくまでも一例をあげてのことで、お前はマッサージ師を犯罪者呼ばわりするのかと叱られるかもしれません。でも、実際、マッサージに限らず、個室の現場での被害がとても多いということを知って頂きたいのです。ほとんどの人はそうではないのですが、そんな人が紛れ込んでいる可能性もあるということです。

 そもそも、リンパでなく、服を着てマッサージしてもらうのに、完全に密室にしなければならない理由ないでしょう。

 以前、夫と二人で行っていたマッサージで、そこは沢山のベットが並んでいますが、完全にカーテンで仕切られるようになっていました。夫と私との間は、いつもはカーテンは開けていたのですが、その時には、マッサージ師さんが、カーテンをさっと閉めてしまいました。そして、施術してもらっている時に、後ろ向きになっていた私の手にその人の性器を握らされてしまったのです。

 えっ!!何!?ととまどいました。どうしよう、声を上げようか、手を振り払おうか、夫との間のカーテンを開けようか、激しくあれこれ考えても、結局なんにも行動できませんでした。それは、その方が障がいのある方というのもあったと思います。彼が職を失うようなことになってはかわいそうだとも思いました。でも、突然、考えもしないことに遭遇すると、急に行動はできないものだとよくわかりました。まさか、この私が、何にもできなかった、後で、私はどうすればよかったのか、どうして何もしなかったのかと、自分に嫌悪を感じました。私は、もう年寄りだからいいようなものの、同じようなことをその人はしているのではないか、それを見逃してしまってはいけなかったと後悔しました。

 それは、乗り物の中でちかんに遭った時でもそう。とっさに行動はできないものです。

もう一度、今回、マッサージを例に挙げて申し訳なかったのですが、 世の中には、「密室」や「個室」を売り物にしている業種が結構あります。その必要があるのかどうか、利用する時には、考えたほうがいいと思います。密室で目撃者もいない所から、被害を訴えてもなかなか難しいことなのですね。


私は、性教育の講演をする時に、特にこのごろ、SNSによる被害が多いので、「密室に二人っきりになること」の危険性を必ず話すようにしています。明日は、それについて話しますね。

先日の晩御飯、夫が作ってくれたそうめん。ミカンの缶詰を買ってたのとシイタケを煮たのは私です。おくらとなすとキューりのはテレビでやっていたのですって。おいしかった~。

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性暴力の被害に遭った時

今日の広島は雨です。

午前中に救急で診療のためにクリニックに来ました。ゴールデンウィーク中広島にいますので、緊急の対応は致します。クリニックに電話をくださいね。

 それから、このような時、性暴力の被害に遭うことがあります。被害に遭った、または緊急避妊薬が必要という時、性暴力のワンストップセンターも対応しています。

広島の場合   082-298-7878

全国のリストはこちらにあります。

http://www.gender.go.jp/policy/no_violence/seibouryoku/consult.html

何もないに越したことはありませんが、何かあった時には、早めにSOSを求めることで被害を小さくすることができますのでね。

桜が完全に葉桜になって、今市内はつつじが満開近くになっています。写真を撮ってきました。

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これは、教師と子どもの碑です。

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この碑の裏には、こんな正田篠枝さんの歌が貼ってあります。

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まだまだコロナのゴールデンウィークが続きます。皆様が無事に過ごされますように。

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ある警察官だった人の電話

昨日書いた私の投書について、あの事件の被害者の方が伊藤伊織さんにお手紙を書いていらっしゃることを知りました。友人の藍野さんがその手紙のことをフェイスブックに載せて下さいました。

https://courrier.jp/news/archives/142306/

「拝啓 伊藤詩織様 差出人は25年前の最も有名なレイプ事件の被害者」

という手紙です。この手紙には、何故6人がその加害者の家に行ったかということが克明に書かれています。それは、とても自然で、私だってあの様な状況で、あの様な会話があればついていたであろうと思いました。

でも、あまりに怖い経験をした彼女たちに浴びせられたのは、ひどい誹謗中傷でした。それにより、彼女たちは二度も三度も殺されました。まさに魂の殺人でした。 

 その手紙と、伊藤詩織さんのお返事から、回りの様々な「安全な所にいる人」が被害者を誹謗中傷し、さらには「弁護士の資格のある人」が、何よりもひどい言葉を浴びせていることも知りました。伊藤詩織さんに対しては、「国会議員」の女性たちがひどい中傷をしたことは知っています。その人たちのひどい言動が、「日本では女性が女性の被害者を中傷する」と世界中で非難されました。はい、男性だけでなく、女性までもが、被害者を攻撃するのですね。

 でもね、そうでない、被害者を心から支えたい、応援したいと思っている女性たちも、そして実は男性だって、少なくはないということも世の中に知らせたいなあとも思います。

 先日の、私へのインタビューが掲載された中国新聞「オピニオン」を読んだからと多くの方から連絡を頂きました。その中に懐かしい、かつて警察官だった方からの電話もありました。

 私はその方の携帯の番号を登録したままにしていました。おそらくその方もそうだったのでしょう。だから、直に電話を下さったのだと思います。もう何年も前に定年退職をされた方です。

 事件があると、「先生~」と私の携帯に連絡がありました。夜中でも、お休みの日でも。電話があると、即クリニックに駆け付けて被害者の診察をしていました。その実直な警察官を私は心から信頼していました。それは、ある高校生が被害に遭ったというか、補導といったほうがいいかもしれません。世の中では「彼女が軽率だった」と非難されそうなことでした。でも、彼は彼女に被害者として真摯に向き合いました。そして、「この子のことは、学校には知られないようににしないといけない。学校に知られると、彼女は切られるかもしれん。」と。そのことがあって、私は彼を信用するようになりました。転勤で管轄が変わるとその管轄での事件があると、やはり連絡があるというのが、ずっとずっと彼の定年まで続きました。

 新聞の記事の最後の私の「「いけんじゃろう」というのを読んで、あそこで私は涙が出ましてのう」と言って下さいました。

 今、女性のレイプの事件があると、どうも、警察や検察では、「事件性があるか」「有罪にできるか」が優先して考えられているように思われます。「これは事件の被害者だ」と私たちが思っても、「抗拒不能」すなわち「どれだけ抵抗したか」「あらがうことができない状況にあったか」ということが有罪の条件だからです。中には、「被害届けも受けません」ということすらあります。被害に遭った人は、それによりさらに傷つけられます。「門前払い」をされた被害者が、納得できないと、改めてワンストップの弁護士さんと共に申し出ると、実はその加害者は、それまでとんでもなくたくさんの事件を犯していたということが分かったということもありました。

 真摯に被害者の話を聞いてくださるという、そういう姿勢を持った昔ながらの実直な刑事さんとのやり取りが懐かしく、電話を頂いてとてもうれしかったのです。

 実は、その刑事さんに、私はとんでもなくご迷惑をおかけしたことがありました。私の大失敗なのですが、それは、女性のレイプ事件ではないので少しずれますので、また改めてめてその件のことをお話しますね。

今日の平和公園の桜です。だいぶ咲きました。この頃、毎日少し遠回りをして、桜を見ながら出勤しています。今日は小雨ですが、まだ花が散るほどの雨ではありません。ちょうど私たちのお花見の火曜日が満開になりそうです。

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古い投書から

もうずっと昔に亡くなった母が私の記事を切り抜きしていてくれてました。一冊は知っていたのですが、もう一冊。夫が、こんなのがあったと、父の古い本だなから見つけてくれました。

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その中にこんな記事がありました。その昔、1993年ですから、27年前。イタリアに行った女子学生が、六人全員一人の男に強姦されたいう事件です。6人で男の家についていった所、日本刀や空手で脅されて、一人ずつ連れて行かれ、犯されたというものです。その事件が大きく報道されましたがその一つ、毎日新聞に記者の目という特集記事があり、それを読んだ私が怒って毎日新聞に投書したようです。それが採用されて紙面に出ていたのを母が切り抜いてくれていました。すっかり忘れていました。左側の切り抜きは、そのころNHKテレビで電話相談をしていた、その番組表でしょう。

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当時私は45歳となっています。若いけれど、限られた字数でまっすぐに書いています。

転載しますね。

『なぜ被害者が責められるのか

 十八日の記者の目「ローマ・短大生レイプ事件」を読んで。
 
 レイプ事件は、これまでも常に、被害者である女性の側が、その落ち度を責められ続けてきた。レイプする男の問題でなく、された女の側の問題として。その面で、レイプは他の事件と異なっている。

 今回の不幸な事件も、この記者の視点は、そこから一歩も出ないものである。

 おそらく彼女たちは、ローマは治安の悪い所、個人行動は取らない、人に声をかけられてもついて行ってはいけないなど、十分に注意もされ、心がけていたと思う。

 この事件の異様さは、「一人の男が、六人の女性をレイプした」こと。六人一緒でも、レイプされうるというのは、彼女たちだけでなく我々にだって想像し難いことだ。

 彼は、空手と日本刀という武器を持った、あまりに凶悪な男であった。その彼をでなく、ただ被害者を責め、情け容赦なくムチ打つ論調に、彼女たちは、さらに傷つけられたことであろう。一刻も早い立ち直りを祈りたい。』

ああ、おんなじだ。あれから27年たっても、今だにこの国はちっとも変わらない。伊藤詩織さんに向けられた、ひどい誹謗中傷。それらを浴びながら、彼女はほんとうに歯を食いしばって訴え続けた。

もういい加減いいでしょう。変わらなければ。私たち大人が変わらなければ。性教育も刑法も変えて、被害者でなく加害者に責任を問う、そんな社会にしなければ。古い投書を読みながら、そんなことを考えました。
 

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昨日の二つの性暴力の判決について

昨日は、感動の日でした。午前中は、私の想いをしっかり聞いてくださることがありました。久しぶりでうれしく思いました。そうこうするうちに、待ち遠しかった朗報が二つ来ました。

 一つは、もうたくさん報道されていますが、名古屋高裁の判決。もう一つは、東京地裁の判決。どちらも、性暴力の加害者の有罪の判決です。

名古屋高裁の判決は、父親が実の娘に中2から19才まで、ずっと性暴力を続けていたこと。これは、昨年、名古屋地裁岡崎支部であろうことか、父親に無罪の判決が下されていました。抗拒不能ではなかったと。要するに、逃げようと思えば逃げられたことと。これには、日本中の女性たちが怒りました。それが、高裁では、懲役10年の実刑判決でした。

沢山の報道がありますが、毎日新聞の記事のご案内を。

https://mainichi.jp/articles/20200312/k00/00m/040/129000c

そして、この判決を受けての被害者の手記が出ました。全文はここにあります。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200312/k10012328321000.html

一部、転載します。

次第に私の感情もなくなって、まるで人形のようでした。

被害を受けるたび、私は決まって泣きました。

「私にはまだ泣ける感情が残っている」ということ、それだけが唯一の救いでした。

私が一人っ子だったら、何も迷わずにもっと早くに訴えられていたかもしれません。

やっぱり大切な弟たちのことが心配だったのです。

そんな弟たちと離れなくてはいけなくなること、生活が大変になるかもしれないこと、ただそれだけを考えると、嫌でも仕方なくてじっと我慢するしかできませんでした。

今も弟たちに会いたい。

話したい。

その気持ちでいっぱいです。

今も会えないのは苦しいです。

2.二度と会いたくないのは、父親です。

あの人が私の人生をぶち壊したんです。

返してください。

私のこの無意味に空費した時間を!気に病んだ時間を!全部返してください。

やってみたかったこと、本当はいっぱいありました。

でも全部諦めました。

今、すべてのことを振り返ってみると、ひたすら悔しい気持ちです。

父との毎日は非常識であり、ただただ気持ち悪かったです。

どうしたらあんなことができるのか、わかりません。

私たちはただ普通に暮らしたいのです。

暴力も暴行も、無慈悲な言動のない普通の生活がしたいんです。

もう二度とこんな思いはしたくありません。

これから私は無駄にしてしまった時間を精一杯埋めていきたいので、邪魔しないでもらいたいです。

私は父を許すことは絶対にできません。

不安と苛立ちに押しつぶされそうな苦しい毎日でした。

そして今も同じです。

私や弟たちの前に二度と姿を現さないでほしいです。

こんな思いをさせ続けた加害者が、なぜ一審では無罪になるのでしょう。高裁の判決では、一審の判決を「抵抗できない状態について、要件を正当に解釈しなかった結果、誤った結論になっている」と厳しく指弾しています。

懲役10年。これで被害者の心がすぐに癒されるとは思いませんが、どうぞ、これからの人生を少しでも心安らかに過ごしていただきたいと思います。伊藤詩織さんに続いての彼女、いえ、すべての性暴力の被害者の闘いに敬意を表し、感謝したいと思います。

 もう一つの東京地裁の判決。これは、「リアルナンパアカデミー」という、ナンパの方法を教えるという塾の塾長に対しての判決でした。これは、産経新聞の記事を。

https://www.sankei.com/affairs/news/200312/afr2003120020-n1.html

ナンパの方法を教えるとして、女性に強いお酒を飲ませ意識消失の状態にし、自ら性交をし塾生にも順番に犯させ、それを動画に撮るという、卑劣な犯行を繰り返していたものです。今回、懲役13年の判決と共に、動画が記録されているパソコンとハードディスクの没収も命じられています。

まったく、今、こんなとんでもないことが行われている、日本って、こんな社会であるということを改めて痛感します。同時に、このような卑劣な犯行の多くが、被害者の泣き寝入りで終わっているという事実もあります。今年の性暴力に対しての刑法の見直しがちゃんと行われますように。

フラワーデモに参加できなかったけれど、代わりにすべての被害者の方々に敬意を表して、クリニックのお花です。


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女性支援地域連携フォーラム③

そもそも女性自立支援法の制定の動きと言っても、ほとんどの人がこのことを知りません。婦人相談所はどんな人が利用しているのかということも。これらが」「売春防止法」に基づいての行政の女性支援であるということも。だからこその今回のキャラバンでもあるのですが。

戒能先生のこの支援法の制定に向けでの動きの説明があった後のシンポジウム。三つの行政の方、婦人相談所と婦人相談員と(岡山)県児童福祉班。それに五つの民間の団体がそれぞれの活動の発表をしました。配布された資料集より。

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NPOさんかくナビは岡山の地で2004年に立ち上げました.男女共同参画社会推進事業を行っています。具体的には、DV被害者支援事業、寄り添いホットラインからつながった生活困窮者の方々への支援などです。県内初の民間シェルターの運営、電話相談、面接相談、DV防止のための啓発講座の開催などなどです。でも、たくさんしていた事業、例えば子どもの心の回復支援事業としての学習支援等は、資金難から休止せざるを得なくなっています。委託や補助金は単年度制であり、安定的な資金源の確保ができないと訴えられました。厳しい中でも、継続して活動を続けられていることに敬意を表します。

にんしんSOSは、広島県の委託を受けて、2018年12月に開設しています。それから一年間、2019年12月までのデータを発表されました。
その一年であった相談件数は、電話が239、メールが548件と。特に若い人は、今は電話はハードルが高く、もっぱらメールでの相談が主流になっていると。若い人たちとの文化の違いを痛感する私的でした。相談は10代33%、20代35%。相談内容は圧倒的に」「妊娠したのではないか」と恐れてのものが48%だそうです。中絶については6%、アフターピルの相談が3%。レイプ、DVの相談が14%。やはり若い人たちの悩みの受け皿になっていることがよくわかります。貴重な場なので、なかなか困難でしょうが、頑張っていただきたいと思います。

そして、全国女性シェルターネットの代表理事の北仲先生のお話。北仲さんは、性被害ワンストップセンターの県の委託を受けている性暴力被害者サポートひろしまの代表理事でもあり、広島大学のハラスメント相談室の教官でもあります。大変忙しい活動を続けていらっしゃいます。北仲さんからは、世界の貴重な声をいろいろと紹介していただきました。

相談はたんなる「傾聴」「宿泊場所提供」では終われない。様々な包括的・全方位的・長期的な支援が必要。様々な専門家たちのチームで行うべき。

そして、大切なことは、支援の立場・理念であると。

上から目線の指導・助言ではない。本来、その人が持つ権利を様々な理由で行使できない状況にある人に代わり、その権利を代弁・擁護し、権利実現を支援する機能。
シェルターに入っている人は施設の収容者やではなく、住民なのです。それは人と人の平等を目指すフェミニズムの活動なのだから。
「私たちはプロフェッショナルのチームです。」(マレーシア:Women's Aid Organizationの理念より)。
インドの活動家Kamla Bhasinさんのスピーチ(第四回世界女性シェルター会議)から。「私たちのシェルターでは、少女たちに「女性は人間なのだ」という過激なフェミニスト思想を教えて、育てなければなりません。これは世界中で起こっている大きな戦争です。」

このような力強い言葉を教えて頂いて、力が沸いてきました。この会は、私自身の大きな勉強になり、ありがたいことでありました。私の現場でも、ほんとうに私自身が頭を抱えることが続出しています。ワンストップセンターの仲間の人たちの力も頼りながら頑張りましょう。 

 

 

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伊藤詩織さんは素晴らしいジャーナリストです。

山口氏と闘った民事裁判に勝訴した伊藤詩織さんは、その判決の当日にYahoo!JAPANのドキュメンタリー年間最優秀賞を受賞しました。彼女は、自ら監督、撮影、制作をした三本の作品を発表しています。

https://news.headlines.auone.jp/stories/topics/story/12975468?genreid=1&subgenreid=3&articleid=12975468&cpid=10130006&fbclid=IwAR03iLiNAwc-xmVrPdJQLL26tiV9AYW0Xri0m35_7KAxiRvgp0irFla4NJM

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それらを観てうなりました。この苦しい裁判を闘いながら、こんな作品を作っていたなんて。彼女は素晴らしいジャーナリストです。その作品には、女性や弱者、苦しみを抱えて生きる人への共感、寄り添い、怒り、温かさ全てが表現されています。

これは、そのうちの一本、アフリカでの女性器を切除する伝統に切り込んだ作品です。

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https://creators.yahoo.co.jp/itoshiori/0200035892

これまでにも、孤独死をテーマにしたドキュメント「Lonry Death」で国際メディアコンクール「New York festivals 2018」ドキユメンタリー部門で銀賞を受賞しています。

もう一度言います。彼女は素晴らしいジャーナリストです。

私は、どうしてあんな山口氏のような人間が、TBSの記者として出世して来たのか、そのお粗末さにげんなりするのですが。やはり政権に取り入る人が出世するのでしょうか。そういえば、この件でのTBSのコメントもお粗末でした。詩織さんに対しての謝罪の言葉も全くないし。この番組だけは信じている今度のサンデーモーニングが楽しみです。

そういえば、前川喜平さんのツイッターを観ていたら、こんなのが出て来ましたよ。官邸ですよ~。

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伊藤詩織さんの勝訴に思うこと。

伊藤詩織さん勝訴の判決は、久々にうれしいことでした。同時に、詩織さんは本当にどんなにかつらい日々だったことかを想います。多くの方がこの件について発信していますので、今さらなのですが。いくつか思うことを述べたいので。

テレビの報道では、敗訴した山口氏の記者会見の様子を長々と流し、裁判で否定された彼の言い分をしっかり言わせているという、局もありました。

中で、許せないと思うのは、山口氏のこの発言です。


「伊藤さんは性犯罪被害者ではありません」「私の所にも性犯罪を受けたといってご連絡をくださる方が複数。お目にかかった方もおります」「本当に性被害に遭った方は『伊藤さんが本当のことを言ってない。こういう記者会見の場で笑ったり上を見たり、テレビに出演して、あのような表情をすることは絶対ない』と証言して下さったんです」「性被害に遭った方が『嘘つきだと言われる』といって出られなくなっているのだとすれば、非常に残念なことだと思います」

性被害を受けた方は、みんな下を向いて、暗い表情でいなければならないのでしょうか。何をしていても、頭を占めるそのみじめさや怒りを懸命に抑えながら、前向きに日常の生活を送ることはしてはならないのでしょうか。私の知っている、ひどい性被害に合った人に「それにしては、つらそうな顔をしていませんね」と言ってのけた検事もいます。

実名をさらして訴え出た彼女へのひどいバッシング、セカンドレイプと言われますが、それを現職の国会議員もしています。

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更に、彼女は「枕営業大失敗」という字が書かれた漫画を見て大笑いするという、そんな動画も流されています。

https://twitter.com/shin919infinity/status/1014829191320072194/video/1

このような人が国会議員であるということはとても恥ずかしい。でも、彼女は安倍首相の一存で自民党の比例で議員になれたそうだし。山口氏の逮捕状の執行を止めたのも安倍の腰巾着の警察官僚だし。安部と仲良くすれば、レイプ犯だって罪を問われなくて済むのですよ。

一体いつからこの国はこんな情けない国になってしまったのでしょうか。

詩織さんは、民事がひと段落したら、これらのセカンドレイプした人達への法的措置を取ると言っています。とてもつらい仕事をこれからも彼女に背負わせるという事に、胸が痛みます。私たちが替わって訴え出ることができるなら、いくらでもするのですが。

もう一つ。「刑事」と「民事」が真っ向から異なる結果になったと報道したのも見ました。違うと思います。「刑事」では、裁判所は判断していません。その前に起訴されなかったのですから。せっかく詩織さんと警察が苦労して集めた数々の証拠が、どう扱われたのか。検察審査会にどう提出されたのかも、全く公にはされません。司法が三権分立とは程遠い現状になってきた今、起訴するか否かは、検察官の胸一つです。森友や加計などで、政権に忖度するその姿をさんざん見てきました。私でさえ、性暴力の被害で、なぜこれが起訴されないのかと悔しい思いをしたこともあります。

そんな厳しい状況の中で、今回の判決を勝ち取られた詩織さんを初め、弁護士さんたちにも、本当に感謝したいと思います。まだ日本にも正義はあると胸を熱くしたことでした。山口氏は控訴したそうですが、今後も見続けたいし、伊藤詩織さんを支援し続けたいと思います。

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トラウマとPTSD・私の場合

人生はトラウマに満ちているという村本先生の言葉で。そうね、なんのつらいことも無く、スイスイと生きている人ってないわよね、と改めて自分を振り返ることになった今回の講義。私自身のトラウマについてのその後ですが。

中学は生徒会で、高校は演劇部でそれなりに教師にも仲間の生徒や先輩にも恵まれ、楽しく過ごすことができました。進路を巡っては、東京に出たい私と、絶対に広島から離れさせないという親との間での確執はありましたが、親のいう事についてはあきらめなければならないという習性がもうついておりましたので。

そして、大学。高校に続きサークルは演劇研究会に入部。そこでの先輩たちとの豊かな会話、議論。いくつかの舞台に上がらせていただきました。さらに当時は全共闘運動の真っ盛り。当然のごとく、学生運動にももまれ。でも、セクトには入らないままでした。

 そんな中での初めての恋愛は、相手はものすごい嫉妬、束縛、暴力の人で。今なら、ひどいデートDVですが。その頃は、DVという言葉もなく、さらにフェミニズムという言葉もない時代。「女性問題」と言っておりました。殴られても、それは「怒らせたお前が悪い」という言葉を本当ののようにそう思っておりました。今なら、あの頃の私に、そうではないよと声をかけてあげるのに。

 何年もの確執の末にやっと別れることができたのは、恥ずかしながら、親の力を借りてのことでした。私が患者さんにも言うのは、「一人では無理だと思ったら、誰かの力を借りて。誰か一人でいい、信頼できる相談相手を探して」と言うのはこのあたりに原点があるのでしょう。その後、患者さんがDVの夫に殺されるという事件が起きて、私のこの持論は「だれかに助けてもらってでも、殺されないように、上手に逃げて」となります。

「女を殴るなんて、サイテー。絶対にしてはいけない」というやさしい夫と結婚し、二人の子どもにも恵まれました。夫は、前の人のように、私がすることへの嫉妬・束縛は全くなく、しっかり応援してくれました。ところが、今度は子どもが2才3才の時に夫の大病。あの頃は、がんは本人に告知してはいけない時代。何とかごまかしながら、治療を受けさせなければならないことが、本当にきつくて。おまけに、夫の両親からの(まあ、一人息子が癌で死ぬかもしれないとなった時の両親もそれはつらかったことでしょうが)治療についての神さま・仏さまを引き連れての介入も、それはしんどいものでした。あの当時一緒に入院していた同室の方たちはみんな亡くなりましたが、夫はほんとうにありがたいことに生き抜きました。

何とか子育てをしながら仕事は続けましたが、ある患者さんの味方をしたことで、あるドクターの怒りをかい、ひどい嫌がらせを受けました。その人の病院のスタッフで、「気をつけて下さい。内の院長が先生に興信所をつけています。先生は、尾行されています」という報せをしてくれた方もありました。それは、何年も続き、私はほんとうにつらい裁判を抱えることにもなりました。あんまりつらくて、お寺の門をたたき、修行をさせてもらいもしました。長い間かかって、その裁判に全面的に勝つことができました。以来、その判決文は私が落ち込んだ時には、それを読んで励みにしています。

まあ、子育てをした人なら誰でも経験することでしょうが、子どものこととか、まだまだいろいろとありましたね。

でも、何とかここまで生きてこれたのは、そして今、孫の成長を楽しみに夫と二人穏やかに生きているのは、常に私を励まし、支えてくれた人が回りにいるからの事。私は、自分の子どもや孫も含めて、患者さんも友人たちからでも、必要とされた時には、何らかの支えになりたいと思っています。

それが、数々のトラウマがあっても、周りの人からの支えでPTSDにもなならず、ここまで来れた私の役目でもありましょう。いつか、もっと詳しく、小説にでも書ければいいなあと思っております。以上です。

 

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