文学座「欲望という名の電車」観ました。
10月1日木曜日は、朝からずっと病院など体のメンテナンス。そして、夜は、安佐南区民文化センターで、市民劇場。文学座の「欲望という名の電車」を観劇しました。
テネシーウイリアムズ作。文学座が、その昔、杉村春子さんのはまり役で、何度も何度も全国で公演なさった名作です。この度は、新しい配役、演出で、全国公演を。
「欲望という名の電車に乗って、墓場という名の電車に乗り換えて、六つ目の角で降りるように言われたのだけれどーーそこが。天国だよって!」のセリフで有名な戯曲。
アメリカ南部の大農園に育ったが、一族没落により最後に残ったブランチとステラの姉妹。教師だったブランチは、身を持ち崩して(というより、男あさりをして、それは17歳の生徒まで・・)学校を追われ、ニューオーリンズの場末に暮らす妹のステラとその夫の貧しいアパートにたどり着く。華麗な過去が忘れられず派手にふるまうブランチと、粗野で奔放なスタンリー、(彼は、また、ポーランド出身であると差別をされている)二人は反発、衝突をする・・。ブランチはここでもスタンリーの友人の男に救いを求めるけれど‥、結局は過去の奔放さが知られて、ダメになってしまう。そして、(欲望の果てに)彼女の精神は狂ってしまう・・・。
男あさりをするしか生きる手立てがない女、それも年齢がかさんで・・ありのままの自分をさらけ出すことができず・・。
ウーン、私の年代の女には、しんどいテーマでしたよ。狂って精神病院に連れていかれてしまうのですもの。
あの、朝ドラの宇野千代さん、あれだけ男性を次々と変えて、それも信じられないほど、いい男ばかりと。それでも、あの時代でも彼女は世間から糾弾されることなく、むしろ女性のファンが多くつきました。それは、やはり千代さんが、男と恋愛はしても、男に生活すべてを頼るのではなく、しっかりと自立し、対等な恋愛を貫いたからなのでしょう、と私は思います。
ところで、私は杉村春子さんの「欲望という名の電車」を観ているはずなのですが、さっぱり覚えておりませんでした。それは、やはり自分が若かったからでしょう。年を取りかけた女の焦りやつらさが分からなくて当たり前だったのでしょう。
迫力満点、色っぽさもふんだんなこの舞台、年取った女は観てもつらい。‥と、私は思います。
会場に行くまで、とても忙しくて、何も食べていませんでした。演劇が終わるのは午後9時半。それまで、何か口にしないと。で、会場のレストランに入りました。ここの鍋焼きうどんとぜんざいは絶品です。というより、それ以外は食べたことがないのですが。今回も鍋焼きうどんかな?と思ってテーブルに座ったのですが、お隣さんが鉄板のパスタをおいしそうに食べられていました。で、つい私も「ナポリタン」と頼みました。卵が下に敷いてあって、ぐつぐつと湯気が立って。添えられた粉チーズとタバスコを振りかけて頂いたら、それはそれは絶品でした。お兄さん一人で作られているのですが、どんな料理もこなされる、素敵な料理人です。次も違うものを、たぶんオムライスを頼んでみましょう。
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