東京に来ています。漫画「熊野先生」
東京です。診療が済んで新幹線でやって来ました。荷物に本を5冊入れて来ました。なかなかまとめて本を読む機会がないので、新幹線がいい機会です。でも、しょっぱなに読んだのが、ちょっと情けないのですが、漫画です。

6月19日に書いたブログ、更年期の手の不調について、土谷総合病院の手の外科・微小外科研究所所長の蜂須賀裕己先生。手の外科の名医ですが、その先生がお若い頃、漫画家だったと。聴いてびっくりして、で、さっそくアマゾンでその漫画を購入して置いていました。それを読みました。とて面白くて。脳死からの肝移植の話。この漫画が描かれたのは、1995年から96年。まだ脳死からの移植は違法とされていた時代。その時、ドイツでの3年間の留学を終えて帰ってきた手術の天才、名医が一人の脳死の男性の肝臓を二人の子どもに移植するという話。医局、大学だけでなく、医療界、政治の世界、世の中が大騒ぎになります。
この漫画の後、1997年日本では「臓器移植法」ができ脳死下の臓器提供が可能になりました。しかし、本人の書面による意思表示と、家族の承諾を必要とし、しかも意思表示の年齢を15歳以上としたため、子どもには移植できませんでした。2010年、改正移植法が施行され、本人の意思が不明な場合も家族の承諾があれば、脳死下の臓器提供が可能となり、子どもたちへの移植が可能になりました。
漫画は、絵も上手だし、ストーリーもしっかりしているし、提供する側と受ける側の家族の状況なども良く書かれていましたし。なんかなあ、これだけで終わってしまうのはもったいないなあ、どうなんだろう、手の外科の名医として患者さんを助けるのは、それはありがたいことなのですが、漫画家としても続けていらっしゃれば、それなりにその世界でしっかり生きられた方だろうに、と思いました。どっちがいいのか・・。でも、先生自身が今の状況を選んでいらっしゃるのだから、それはそれで・・なのでしょうね。面白く読ませて頂きました。
ところで、その次の本を読んでてふと目を上げたら、ちょうど富士山が見えました。もう暗いし、雨だしですっかり諦めていたのに、信じられない思いで写真を撮りました。
このすぐあと、みるみる内に富士山は雲に包まれてしまって、そして、アッという間に外は真っ暗になりました。本当に奇跡だと思いました。または、私への激励のプレゼント?うれしかったです。
東京でのことは、またアップしますね。
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