カルビーという会社③
私が大学の2年生の時、大学をやめたいと思ったときがありました。アルバイトを頑張り、お昼も食べないでお金を細々とためて、家出の準備をしていました。その話を友人としていたのを、たぶん聞かれたのだと思います。翌日、クラスの男子学生が、私に話があると。大学はやめない方がいいと真剣に話をされました。私は、よくよく考えた末だし、説得されても意思が変わることはありませんでしたが。それでも、その学生のやさしさは身に滲みて、ああ、いい人だなあと思ったのです。
それが、カルビーの創業者の四男さんの松尾君でした。創業者の子どもさんの四人の男性の内、彼だけがカルビーに入らず、医師となりました。元よりやさしい人でしたので、いいドクターであったと思います。先日、テニスをしていて、突然倒れて亡くなったと聞きました。医院は閉院されたと。私は、同窓会もすっかり失礼していたのですが、亡くなったと聞いて、残念に思いました。もう一度会って、あの時の話、その後のお互いの人生等について語り合いたかったなあと。
先日、ビル開業の産婦人科医の集まりがあって、カルビーの話が出ました。みんな昔からいろいろと知っていたり、お世話になっていたり。それは、広島の企業ですから、当然と言えば当然ではあります。
あるドクターは高校の先輩が社長でよく頑張ってらした。
家族がオペラ歌手でコンサートをする時に社長にお世話になった。
家に行ったことがある。こんな生活をしている人がいるんだとびっくりしたことがある。
私の同級生はお父さんが副社長だと言っていた。
皆さん、かっぱあられとか、かっぱえびせん等の商品の思い出だけでなく、個人的につながりから企業をも応援したい気持ちがあります。
企業としては、決してなにも言わない、ただ企業のために袋を白黒にするだけだと。それでも、うがった見方なのですが、私は、これだけの人権を大切にする会社です。人権を最大に踏みにじるのは戦争です。広島出身の企業として、戦争に反対するのは当たり前。それを声高に言わなくとも、トランプらに対して、そして日本の高市氏に対しての、無言の抗議の様に思えるのです。大きなお世話と言われるかもしれませんが。
さらに、うがったことを言います。東北大震災の福島の原発事故で、広島に避難してきたご家族の支援をしたことがあります。その中のお一人が言われました。除染の為、庭のすべての植物を失いました。私たちの庭は色を失いました、と。白黒の袋を見た時、その福島の女性の言葉を思い出しました。
政府が「売名」と言い、呼びつけまでしたことは忘れません。私は、これからもカルビーを応援したいです。今週から白黒の袋の製品が市場に出るそうですね。出たら、真っ先に買いましょう。 沢山買って、スタッフにも配りましょう。白黒にしたら、売り上げが上がったと言われるように。ささやかですが。
青野さんのきれいな色のシャクヤクのいけばなをアップしますね。
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