高校一年生男子の感想文です。
先日の映画「若人よ いのちと愛のメッセージ」のトークで、この映画が作られた1987年は、性教育が盛り上がりそうな頃で、その後、1992年に文部省の性教育元年、小学校の理科と保健体育で性が扱われはじめ、またそれと同時にバッシングが始まり、2000年からバッシングの嵐が吹き荒れて、性教育は殆どできなくなったこと。そして、2004年の指導要領で始まった小・中学校での性交は扱わないという歯止め規定は今も続いているということ、だから、日本は世界でも例を見ない性教育がなされない珍しい国になっている事。
教師の児童や生徒への性加害が相次いで、逮捕者が次々と出ている事。実は、このトークの前日にも、広島市の中学教師が逮捕されたという報道がありました。それは、いまや若い先生方が、学生時代にバッシングで性教育を受けないままに教師になっている事も大きな原因と思います。これを何とかするには、生徒と教師が一緒になって性教育を学ぶ事、それしかないと思っています。この映画を先生も生徒さんも皆さん観てほしいと言ったら、笑いと拍手が起こりました。
本当に先生方に性教育を学んでいただきたいのです。
今日の日曜日は、朝からクリニックに来て、まず「8.6ヒロシマ平和の夕べ」の呼びかけ文」を作り、チラシ担当のスタッフに送りました。そして、次は、今度の教師希望の大学生への講義の資料を作りました。出来上がって添付して送って、ホッとした所です。大学生の彼らに、性教育をしっかり学んでいただきたい、そして、少なくとも、せっかく教師になったのに、逮捕されるような事態にはなってほしくないということ、それは自分の人生が大きく変わってしまうことと、被害に遭った子どもたちが、どんなに悲惨な心の痛手を受けるかということをも話そうと思います。少なくとも、すべての教育学部の学生たちは性教育を学生の間にしつかり学んでほしいと思います。
4月に行ったおかやま山陽高校1年生の生徒さんたちの感想文が届きました。みんな、紙からはみ出しそうになるほど、しっかり書いてくれています。
その中から、今回は男子生徒さんの感想をいくつか、アップしようと思います。
最初は正直すこし気まずくてどんな話をするんだろう、こわいなと緊張や身構えていたりしていました。しかし話をどんどん聴いて行くうちに自分が思っていた以上に大切なことが講師の先生から伝わってきました。特に自分が印象に残った話は性のことは体やプライベートな場所のことではなく、相手を思いやる気持ちや相手を大切にすること、自分を大切にすること、自分もを守ることが大切だと知れたことです。またSNSやインターネットで見かける物は正しいものはあるが、正しくない事もあることも自分の心に残りました。普段から何気なく観ている情報でも素ママにすぐ鵜吞みにして信じるのではなく自分で一度考えることが重要だということが分かりました。今回の講演会で性のことについて学ぶことは恥ずかしいことではなく、自分のことを守るために必要なこと、相手を守ることにも必要なことと知ることができました。今日学ばせていただいたことを大切にして行動していきたいです。
自分は小学校、中学校の時から今日みたいな講演会は初めてだったので聞けてよかったです。河野先生が言ったことはすべて正しいと思います。先生は、人が死ねとこを多く観ているのにくじけずに続けて、さらにそのような人が減るよう努力しているのがすごいと思いました。自分は飼い猫が一匹死んでしまった時ずっと悲しくて今でも心残りで猫は好きだけど飼うのは怖いです。なので、先生はすごいと思いました。10代の妊娠の75%は人工中絶と知って減らしていかないといけないと思います。20%は出産でその人はすごく強いと思います。養子に出すとしても覚悟がいるし、育てるにしろ人一倍苦労するから強いと思いました。自分も将来もしかしたら彼女ができるかもしれないので、その時は今日の講演を思い出して、話し合っていこうと思いました。
明日に続きますね。
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