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広島市立特別支援学校の講演の感想文です。①

昨年12月25日に行った、広島市特別支援学校での感想文が届きました。広島市の特別支援学校は、児童生徒が588人、120学級という、児童生徒が日本一多い特別支援学校です。

 私は、県内でもほとんどすべての特別支援学校の保護者や教職員の方たちに講演に行っていましたが、広島市だけは、お声ががかからないままでした。多分、ずっと前の広島市PTA協議会の会長との裁判や、教育委員会からのバッシングが影響をしているのだろうと諦めていましたが。それについては、ここから二日間について報告しています。

http://miyoko-diary.cocolog-nifty.com/blog/2026/02/post-d30fff.html

ですから、今回のお話があったときには、それはうれしくて、喜んで参りましたよ。保護者の方のご意見が強くて講演会が開かれることになったようですが。何はともあれ、うれしいことでした。

現保護者の方や卒業生の保護者の方、それと先生方、全部で200人余りの方が参加して下さっていました。

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このたび、PTA会長さんから、とても丁寧なお手紙と感想文をまとめたものを頂きました。ありがとうございます。ここに転載させていただきます。私の仲間の性教育に取り組んでいる産婦人科医も、障害のある子どもたちの性教育について、講演を求められることがあるようになったと聞いています。参考になれば、と思います。以下、転載です。


 この度は、学習会「教えて河野先生!」『障がい児の性について』~ココロとカラダの成長に寄り添った大人の関わり方~」におきまして、ご多用の所ご講演を賜り、誠にありがとうございました。

 本学習会は、保護者ならびに教職員を対象として開催いたしましたが、河野先生の長年のご経験と実際の調査に基づいた具体的なお話は、それぞれの立場にとって大変貴重な学びの機会となりました。

 性教育が子どもたちの「尊厳」と「安全」を守るための不可欠なサポートであること、プライベートゾーンの守り方や正しいからだの仕組みを伝え「あなたはかけがえのない存在だよ」というメッセージを子どもたちに届けることが、本当に大切であると学びました。

 障がいのある子ども達に関しては、発達のアンバランスがあっても訪れる成長は等しく、大人が「性」をタブー視せず、特性に合わせて時間をかけて伝えていくことが、豊な人生の土台となる・・・親として、子どもの変化を優しく受け止め、誠実に見守り続ける心の準備を整えたいと実感した、と言った保護者の声も寄せられました。

 本日、学習会終了後に参加者の皆様から寄せられた感想を、同封させていただきました。河野先生のお話が、それぞれの立場でどのように受け止められ、今後の関わりにつながろうとしているのか、率直な声としてお読みいただけましたら幸いです。

 あらためまして、この度のご講演に心より感謝申し上げます。
 河野先生の今後ますますのご健勝とご活躍を、心よりお祈り申し上げます。    敬具

                 令和8年1月26日
                                広島市立特別支援学校PTA
             PTA会長
                  〇〇〇〇

   •性に関する学習会の感想



【在校生保護者】


・小中学校での「はどめ規定」で性交について教えられない今の日本の現状によって、社会人になってまちがった性交をしてしまうことが分かった。思春期においてのプライバシーを親と子でもよく守るように教えることが大事だなと思った。性に対して積極的に場所時間後始末など丁寧に時間をかけて向き合って教えることが大切だなと思った。(小学部)


・障害あるなしに関わらず、困った事、問題事にするのではなく、対策すること、解決することとして考えていく親の思考を変えていく事が大事だなと思いました。その時がきたら成長のひとつととらえ一緒に親子で話し合って対策解決していこうと思います。(中学部)


・学習会は母親の参加が多かったですが、ぜひ父親にも参加して一緒に考えていけたらと思いました。(中学部)


・あまり他の人と話を深める機会が極めて少ない内容についてお話を聞く機会をいただき、本当にありがとうございます。現在の医療現場や貴重なケース例を知ることができて、非常に参考になりました。(中学部)

・性・生理現象・本能いずれもよく把握して、我が子らに伝えていかなければと感じました。諭していただける機会を下さりありがとうございました。(中学部)

・保護者や教員、こどもにとってもデリケートな問題ですが、大人がきちんと向き合うことの大切さを改めて教えてもらいました。ありがとうございました。(中学部)

・社会を取り巻く性教育の難しさを感じました。身近な家族から、丁寧にまっすぐな気持ちで、性について向き合っていきたいと思いました。(中学部)

・性に関しては、なかなか聞きにくかったり、なんとなく恥ずかしいというか、隠したいようなイメージがありました。が、今回学習会に参加して、本当に、誰が教えてあげるのか、ということが強く心に響きました。とても大切なことなのに、親である私自身も、学校で十分な性の勉強をしておらず、これから先の未来も危機感を覚えました。もっと日本は性の教育に力を入れて取り組むべきだとつくづく思いました。(高等部)


【卒業生保護者】


・卒業生保護者も参加させていただき、ありがとうございました。
私は息子が小さい頃から「自分の体が大事なのと同じように、人の体も大事だよ」と話してきました。今も、女の子とお話ししたいようで少し心配しています。これからどんな生活をしていくのかわかりませんが、人と楽しく関わりながら生活してほしいと思います。


・この度は学習会へのお声がけありがとうございました。
性を学ぶことは生きることを学ぶことでもあると感じました。長年産婦人科医としてご活躍の河野美代子先生のご経験に基づく多岐にわたるお話は、大変心に沁みる勉強になるお話でした。
障害のある息子はもちろん、きょうだい達のこと、私自身のことをイメージしつつ多くの気づきを頂きました。心と体についての大切な学びの実践をされてきた七生養護学校事件については初めて知ることとなり、性は大切なもの、素敵なものと思えない一部の大人達の偏見と凝り固まった概念が、権力の名の下裁判にまで発展してしまった事実が、健全さを忘れたこの国の歪みを見せているようでなんとも言えない憤りを覚えました。無知は最大の罪ですね。性は生きる力そのもの、生活を豊かにしてくれるものと教えてくださった、とても謙虚でいらっしゃる河野美代子先生に心より感謝しております。

次回は、教職員の方々の感想文を転載させていただきます。明日になるか、その次の日になるか、明日から(もう日が変わったので、今日からですが)東京に行きます。時間を見つけて、書きたいと思っています。


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