映画「若人よ いのちと愛のメッセージ」が上映されます。続き。
映画「若人よ いのちと愛のメッセージ」の上映を全国でした後、槙坪さんは、本を出版しています。

久しぶりに手を取ってみました。それがまた、面白くて。つい読みふけってしまいました。本には、シナリオや映画を見た人達の感想文、それに1989年5月4日に東京、朝日生命ホールでの映画の上映と、私と村瀬幸浩先生の講演、それにこの映画の音楽担当の小室等さんと映画評論のおすぎさんの対談がのっています。私が37年前にどんな講演をしているのか興味深かったのですが。若者たちの性や性教育について、今と本当に変わらなくって。今、この話をしても、本当に大丈夫。そのまま当てはまると思いました。私が喋っているいろいろな若者のエピソードを、ああ、そうだったと思い出しながら読みました。
それから、おすぎさんと小室さんの対談「えいがto音楽to性教育」もとても興味深くって。おすぎさんは、ゲイです。でも、その頃の同性愛等の性的マイノリティ―の人というのは、今と比べて、社会は差別満載でした。そのあたりの対話が今読むと、すごく大変だったかよく分かります。

この本で私が講演している所の一部を再現しますね。
「日本の性教育というものは、まだまだだと思っています。でもずいぶん広がってきたし、性教育をやらないといけないという雰囲気は確実に出て来たし、非常にすぐれた実践をしている所にも、隋分出会えるようになりました。素晴らしい実践に出会ったときは本当にうれしいですね。ただ、いろいろ試行錯誤ながら取り組まれている所を個別にみると圧倒的に女子高なんですね。
共学はまだまだ、男子校はさっぱりダメというのが、現状だと思います。男子校の先生方の中には「うちの生徒、男子ばっかりなのに、なんで性教育なんかしないといけないのか」「そんなもの放っておけば自然に覚える。我々の時代もそうだったし、ちつとも困りはしなかった」という風におっしゃる方がある。おそらく、そういう方は性教育を"ハウ・トゥ・セックス"セックスの仕方を教えることで、それに伴って性器の構造、妊娠、出産、人工中絶、性病、避妊、それらを教えることだと思われているんだろうと。とんでもない、「性教育というのは生命の教育です。命を考え生き方を考える、どう生きるかを考えていく。もっと言えば、人間関係を考えることでもあります。どういう人間関係を作りながら共にどう生きていくのかということを考え、トレーニングし、そしてより豊かな大人になっていく」ことが性教育の目的だと私は思っています。もちろん先程言った、ハウ・トゥ・セックスに伴うもろもろのことも、含むけれども、それだけが目的ではないし、また、生命を考え、生き方を考え、人間関係を考えるのは、女だけが考えればいいものでは決してない。」
イヤー、今包括的性教育ということを多くの人が言っているけれど、私、これ、37年前に言っていますわ。
村瀬先生の講演も含めて、この本、結構大切な本だと改めて感じ入ります。まだ何冊かあるので、私がトークする時には、もって行ってお分けしてもいいなあと思っています。
新しい映像文化ライブラリーはここです。

観賞料金は、「いのちと愛のメッセージ」は大人360円、シニア(65歳以上)・高校生180円、小・中学生は無料です。安いですね。
私は、トークをしなければいけないので、その前に4月8日の夜の上演には行ってみようと思います。楽しみです。
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