広島市立広島特別支援学校でお話しました。
25日木曜日は広島市広島特別支援学校で講演でした。障がいのある人の性教育については、県内では広島の手をつなぐ育成会や広島県立の特別支援学校では中央や三原や庄原などに行っていますし、県外の様々な場に行っています。が、広島市の特別支援学校には初めてです。児童ライト500人を超え、教職員も200人を超える大規模校です。障がいと言っても、知的も身体もだけでなく、軽度から重度まで、中には人工呼吸などの医療支援を受ける子もいます。そのような子どもたちの「性教育」は、簡単に語れるものではないということは分かっています。それでも、保護者や教職員の方たちの想いは切実です。
教職員約100人、保護者の方約 200人もの方が集まって下さいました。


沢山の本や家族人形も持っていきました。本はこんなの。
なかでも、七生養護学校の性教育の実践を記した「知的障害児のためのこころとからだの学習」、「性say生」「生活を豊かにする性教育」の三冊は貴重で、講演の中でももいろいろと使わせて頂きました。
あらかじめ頂いた子どもの「自慰」らついては、手をつなぐ育成会の「性say生」の中にある「マスターベーションのしかた」はとても具体的で使えること。念のために目次を出しておきますね。

障がい者の性をタブー視しないこと。具体的な例も挙げさせて頂きました。ちょっとした工夫や支援が在れば、障害のある人も豊かな性を享受しながら豊な人生を生きることもできると。ただ、特性によって伝え方の工夫や時間をしっかりかけて、丁寧に伝えることが必要です。
「生活をゆたかにする性教育」の千住まり子さんたちは、障がいのある方たちの出逢いや恋愛や結婚のお手伝いを始められたこと、その手本となったのが、長崎の「ぶーけ」、これについては、私のブログで5回の分けて書いています。
お話を一通りした後、質疑応答ではいろいろな問題がでました。中でも、私が話した生理痛は我慢させないこと、今では、単なる痛みを抑えるだけでなく、月経そのものを少なくして(ほとんどないようにできる、毎月なくてもいい)ということがびっくりだったようでした。産婦人科というと、すぐに内診が・・と考えられることも残念ですね。よほどのことがない限り内診なんてしません。お腹から超音波を当ててみるということでほとんど対応できます。私自身が診療している障がいのある人の例も10人余りお話しましたが、中には、過多月経、痛みの治療をしながら通院7年目にやっとお腹から超音波の診察をさせてくれた例もありました。嫌がることを強引にしないで、工夫をしながら対応するものです。
後で校長先生や保護者の方たちともいろいろと話が弾みました。なかでも、中学や高校時代に私の話を聴いて下さっている方が多いのにまたびっくりしました。
ところで、お話した会場は高等部の新しい校舎の体育館でした。工夫がいっぱいの素晴らしい建物。なかでも、これ。玄関のすぐ横にある長ーいベンチ。よっこらしょと一休み。だけでなく、仲良しさんたちとここに座っておしゃべりも。
スクールバスは全部で28台で、子どもたちの送り迎えをしているそうです。
先生方、保護者の方たち、本当にお世話になりました。私のつたない話でも少しでもお役に立てれば幸いです。これからもどうぞよろしくお願いします。
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