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「尿漏れ」の研修でした。

昨日は、診療後は研修でした。「女性下部尿路症状」、いわゆる尿漏れについてです。急にに強い尿意があって急いでトイレに行かないともれそうになる過活動膀胱、切迫性尿失禁、またはくしゃみなどでの腹圧性尿失禁など。

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尿漏れは、主に泌尿器科領域ではありますが、婦人科を訪れる患者さんも非常に多くて、私も、様々な治療に取り組んでおります。それも、言えない人が多くて。でも、恥ずかしいことではないし、快適に過ごした方がいいので、ぜひ相談してほしいと思っています。そんなことで、自己流でなく、しっかり勉強をしたくて、期待していきました。

産業医大の産婦人科の西村和朗先生からは、骨盤底の神経支配のお話。膀胱、子宮、直腸、肛門などの神経支配を整然とお示し頂き、それらの神経が複雑に絡み合っての排尿、排便の仕組みが分かりました。例えば、尿意や便意はどこからくる、そして実際は排尿排便はどの神経が働いて、尿道や肛門を緩め、膀胱や直腸の収縮をどの神経が促すかなど。そんな発想は全然していませんでしたが、これが、手術などの際には、とても重要になります。それらの見えない神経を傷つけないようにと。単に吊り上げればいいというものではなく、慎重になされなければ、と。

そして、講演2、県立広島病院の泌尿器科の梶原允先生には、「人生100年時代における過活動膀胱~健康寿命延命に必要な過活動膀胱対策を考えてみましょう~」。という長いタイトルのお話を頂きました。先生には、手術が必要な患者さんを良く紹介してお世話になっております。先生のお話は蘊蓄があって、とても楽しく聞かれました。今や、女性の平均寿命は87.45歳。健康寿命は74.79歳。この12.35年をいかに近づけていくか。また、尿漏れとフレイル、認知症の関連なども。

 様々なエピソードを伺いましたが、私は、尿漏れの患者さんにはいろいろとお薬をたしていますが、もっと手術をお願いしてもいいかなと思いました。大変治癒率が高いということでしたので。また、こんな資料も頂きました。

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これらを活用して、客観的に見える化して判断することも必要と思いました。

他科の先生のお話も本当に勉強になります。

今日は、午後は福山市神辺の中学生に講演です。帰り道は県医師会館で今度はSTI・性感染症と避妊の研修です。


 


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