今日は針仕事。
今日の夜は久しぶりの針仕事。何かを作るというほどのものではなく。作ったのは、単なる紐ですが。
もう何年も前、広島そごうでの「伝統工芸展」だったか、日本の職人展だったかで購入した宮城県伝統的工芸品である若柳地織りの綿入れ?なんて呼ぶのでしょうか、室内着?ちゃんちゃんこ?お気に入りだったのだけれど、片方の紐が切れて、その紐がなくなってしまいました。切れた紐があれば縫い付けるのだけど、どこで切れて、どこでなくなったのか、さっぱりわからずでした。腕が自由になるし、背中があったかで、作業をするのにも快適でした。紐がないと着れなくって残念で。
ここの所急に寒くなって、あの綿入れが着たいなあ、でも紐が切れてて。いつかまた伝統工芸展があったら、若柳地織りの人が来られるだろうから、そしたら直してほしいと言ってみようかとは思っていて。でも前回お会いした時に、確か、今、もう縫う人がいなくて・・」と言われていたので、来られるかどうかわからないし。でも、着たいから何とかしなければと。
そして、今日、ふと思いつきました。紐をつくればいいじゃんと。同じ生地はなっくても、似たような生地だったら。早速端切れを引っ張り出しました。多分千代田の道の駅かどこかで買った端切れです。何にするというでもなく、端切れが好きで、見つけるとよく買っています。その中に、赤と黒で、イメージが合う生地があったので、それで。同じ生地は望めないけれど、まあ、こんなのを着て外に行くのは、お風呂に行く時くらいのものですら、似ていればいいのです。
ちくちくしながら、孫のことを思っていました。孫ちゃんが小学5年生くらいだったと思います。ママが靴下に穴が開いたのを、縫って直す方法を孫ちゃんに教えたと笑って教えてくれました。私、感動しました。いい子育てをしているなあと。確かに、昔は破れた靴下は縫ってまた履いたものです。でも、今は私は穴が開いたら捨てています。
ちくちくと手縫いで、出来上がったのが、これです。
ね、おかしくないでしょ?何せ、この貴重な綿入れがよみがえったのがうれしくて。どうしてこれまで気づかなかったのでしょう。
私も孫を見習わなくっては。で、その一号でした。
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