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AYさんのエッセイの続きです。

 昨日の、AYさんのエッセイの続きです。

手紙を読み終え自分の席に戻ろうとすると、N先生が、顔をくしゃくしゃにして、


「あれら家族はな、お父さんお母さん皆、朝鮮人なんや。Mも在日朝鮮人の子供や。あの暗い炭鉱の坑内で、カンテラ一つでもって、坑内の最先端で、Mのお父さん、働いとったんや。事故があって、いつも死んでいくのは彼等朝鮮人の人達なんや。」と、話出しました。


突然の在日朝鮮人の話で、当時の私には、


その歴史的背景と事実を含め、理解できませんでした。しかし、講堂での卒業式を終えて教室に戻り、先生が、黒板の上の額縁に書いてある「批判」という言葉の意味を、皆に話したことを思い出しました。


「ものの見方、考え方にはいろいろある。


批判という目をもって考えてみることも必要です。」と。今思えば、先生の私達への最大の「贈る言葉」でした。


そして先生からM君の住所を書いたメモ用紙を渡され、「手紙でも出してみらんか。」


「はい!」と、大きな声で返事をして、


私は、小学校を、あとにしました。


中学校へ入った私は、ギョロ眼のM君との文通を期待し、手紙を書いていましたが、彼からの返事はありませんでした。私も慣れない中学校生活に追われ、彼のことが頭の中から消えかかっていた時、郵便局から「ある通知」が、届きました。「貴方の出された郵便物は、宛先に該当される方はおられません。」という趣旨。「なんや、これは?あいつ何処へ行ったんか。そうや、N先生の所に行ってみよう。」。


暫くして先生から連絡がありましたが、


その声には、何時もの元気は無く、


「調べてみたが、消息は分からん。石炭産業は不況のどん底、採掘止めて他の仕事に、


夕張から出たかも知れん。美唄、歌志内、石狩、あの時別れたみんなとも連絡を取って貰ったが、中学校も、どこへ行ったか?」と。


肩を落とした先生の姿が浮かぶと同時に、


私は、「ギョロ眼のM君が、ボタ山で石炭屑を背負っている姿や、俺は長男だからと、お母さんや妹弟の面倒を見ている様子」を思い出し、想像していました。


この中学校時代で、私とM君との時間は止まります。このお話、回想もこれで終わるわけですが、やはり彼は、「私の記憶」に、残る人でした。


あれから50年、半世紀が経ちました。


M君!今でも鮮明に覚えています。あのお別れ会での教壇上の姿、そしてシミのついたあの手紙、これらが貴方との最後の「接点」となりましたが、君は私に大きな「宿題」を残してくれました。


この間私は、貴方を追い求める中で、書物、写真集、歴史資料館を通じ、在日朝鮮人問題や炭鉱の歴史を描き告発する画家:「山本作兵衛」、そして作家:筑豊文庫「上野英信」との出会いもあり「いろいろな見方、考え方」を学び、行動する機会が、ありました。


そして今、M君家族を含めた在日朝鮮人の歴史検証の一つとして、彼らの「無縁仏」をテーマに、筑豊、北九州を歩き写真を撮り続けています。ある写真集に、以下のようなタイトルがつけられています。「人間の山」「大いなる火」「カンテラ坂」「六月一日」「アリラン峠」「地ぞこの子」等。


日本近代史にその負の影を落とした朝鮮人労働者の問題、人命を奪い続けた炭鉱災害とその離職者達の苦闘。


しかし、その悲しい暗闇の中に唯一の光、


運命共同体としてあった子供達。これらの点を、赤い糸で結んでくれたギョロ眼のM君。「記憶」の中の君は、「記録」を残す宿題を、私に与えてくれました。


そして何時も私達を優しく見守ってくれ、背中を押してくれたN先生。


私は、国籍、民族、宗教を超えた人間の繋がり:共同体を、「友達」という言葉の中に求めていきたいと考えています。完

8月の終わり、北海道「笹の墓標強制労働博物館」に行ったとき。幌加内町朱鞠内湖畔にこんな碑が立っていました。ここにダムを作るための強制労働で、多くの方が命を落としたところです。マイナス41.2度を記録した所です。

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どんなにか寒かったことでしょう。あの頃ですから、暖房も、着るものも、ろくな食べ物もない中で。想像を絶します。AYさんの文章のM君と、博物館にあった強制労働させられている人たちの写真が重なります。

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今年の北海道のテレビで、こんな放送をしています。(安藤先生に送って頂いた動画からです。)

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AYさん、転載させていただいてありがとうございました。胸に重く響いた文章でした。ここに転載することでもっと多くの方に読んで頂ければ幸いです。感謝します・・。


 


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AYさんのエッセイです。

 日韓首脳会談は「未来志向で」としきりに言ってました。未来志向という言葉で、過去のことはもう振り返らないで、と言っているようです。日本が何をしてきたのか、ここの所、「笹の墓標強制労働博物館」のこと、「長生炭鉱の遺骨」のこと等、改めて知ることで、本当にひどいことをしてきたものだと、今更ながら痛感しています。

 こんな時、福岡在住の友人、AYさんが以前書いたというエッセイを送って下さいました。AYさんは両親とも広島の被爆者で、彼は二世です。「8.6ヒロシマ平和の夕べ」には毎年参加して下さいます。彼の文章が、今日の日にちょうどふさわしいと思ったので、許可を得てここに転載させて頂きます。

「友達」

 

私にとって「友達」とは、迷うことなく「記憶に残る人」です。

私の少し悲しいお話、でもそこから生まれた一つの希望のお話を、したいと思います。

1960年(昭和35年)私が小学校6年生の暑い夏の日の事でした。

「おはよう!」と教室の扉を開けると白い花が机の上に置かれて、「どうしたんやろう?」と思いながらその机の傍を通り私は席につきました。

室内は少し騒いでいる者も居ましたが、

普段より静かな空気が漂っていました。

N先生が教室に入るや私に、「ちょっとこっちへ来い、今から葬式がある、一緒にいくぞ。」と。窓際の机に呼び私の全身を見まわしながら「その恰好でよか。」と、数珠を渡してくれました。

60年代、皆さんの記憶にも残っていると思いますが、三池闘争「総資本対総労働」。

エネルギー革命による石炭から石油の時代へ、

そして炭鉱での労働災害(炭塵爆発に寄る落盤事故等)、坑内で働く人達にとっては、正に、非道な時代でした。

しかしながら、その様な暗い時代の中でも、私達子供達は、「明るく強く逞しく」をモットーに、運命共同体の中で学校生活を送っていました。

N先生は、机の上の献花の訳を、先日起きた落盤事故で多くの死傷者が出たこと、クラスの仲間にも被害者がいることを、私達に話してくれました。「死んだんか、あいつの父ちゃんも」、みんな献花を見ながら黙りこくると、「今から葬式に行ってくる、静かにしとけよ、午前中は自習や。」と、大きな声で先生が話すと、みんな少し明るくなり、先生は私の眼を見て廊下に出るよう、促しました。

葬儀場に着き私は、クラスの仲間を目で追いながら探すも沢山の参列者で見つからず、

先生と一緒に席に座っていました。すると、私がよく遊んでいるM君と、彼のお母さんが寄ってこられました。

私は、数珠をぐっと握りしめ、先生から教えてもらった「南無阿弥陀仏」を唱え、頭を上げた時でした。

M君のギョロっとした眼と私の何かしら申し訳なさそうな眼が、一瞬出会い、私の心臓が張り裂けそうになりました。「なんやろ、

これは。」このドキドキした鼓動は。

あれから数か月経ち、冬休みに入る終業式の日、ギョロ眼のM君が私の所にやって来て、「俺、今度、北海道に行くけ!」と。

「北海道?寒かろう、大雪の降る所や。何で?」。彼は「有難う、元気でな!」と、突然声をかけてきました。

N先生が、「今日は、お別れ会をやるから席につけ。M含め5人北海道の夕張という所へ転校する。」先生の声は、少し沈んでいました。

「転校するんか、本当か。」、

私は、M君や去っていく仲間たちとの「炭住街」での思い出が蘇ってきました。

ボタ山に登り、ボタの中から石炭の屑をかき集め、それらを背負ってトロッコで降りたこと。水飴やするめイカを口にほおばり、紙芝居に夢中になった事。アケビやザクロを採りに山へ入り、時間を忘れて家に帰ると、

「何しよったんや!こげな時間に。」と、おばちゃんから拳骨を貰った事など。

そして、転校していくM君達が教壇に上がり、一言ずつお別れの挨拶をしましたが、彼は、ギョロ眼を伏せて握りこぶしを作り、

ただ下を向いて涙をこらえているようでした。

その時「北海道に行ったら、大きな雪だるま、雪合戦、スキーもできるぞ!」と、N先生の大きな声が教室に響きわたりました。

私は、「卒業式」を迎えました。

「おーいちょっと来い。」何時ものぶっきらぼうな声で、日差しの当たった先生の机に呼ばれ、一通の手紙を渡されました。「お前、Mの事、覚えとるやろ、今どこにおるか知っとうか。」渡された手紙を開けてみると、シミのたくさんついた用紙に、ギョロ眼のM君が、書いたと思われる下手な文字が目に入りました。先生へのお母さんからの礼状に始まり、私宛の彼の言葉が最後に、書かれていました。

「元気にしとうぞ、寒いけどな。同じ長男やけ、妹や弟の面倒をみらんといけん・・。」

お父さんを亡くし、お母さんと妹弟のためにあのギョロ眼を更に開けて頑張っている姿が眼に浮かびました。私は身震いすると同時に「負けんなよ。」とポツリ、先生の顔をじっと見つめていました。 (明日に続きます)

世羅のコスモスのアップしていない写真です。摘み取りコーナー、白いコスモスがある場所です。

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最近のお昼ごはんです。

最近のお昼ご飯です。前夜の残り物がある時には、基本お弁当にします。ない時は、適当に。インスタントのラーメンなどを買い置きしていて、それを食べます。

今日のお弁当は、昨夜の肉じゃがをごはんにのっけて。右のは、フグの皮とキューリの酢の物です。朝もう一度肉じゃがに火を入れたら、ジャガイモが溶けて小さくなってしまいました。

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昨日のは、焼き鳥の残りとつゆ豆の煮たのとチーズとブドウ。ごはんに乗せているのは、ワサビの粕漬けです。大好きで、これだけでもごはんが食べられます。

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その前のは、買い置きの日清の完全めしのカレー。これが、ものすごくおいしくて。インスタントといえども、バカになりません。おすすめです。

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少し前には、完全めしのトムヤムクン。これも美味ですが、辛くて、涙目になりながら食べました。

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もう少しお弁当を。これは、栗ご飯の残りです。クリは、おやつ用のもうむいてあるのを買ったので、簡単ですがおいしいです。ソセージとピーマンと玉ねぎの炒めたのとアジの干物を焼いたのをむしって入れました。

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これは取り合わせがよくないので、載せたくなかったけれど、まあ、こんなこともあるので。鶏の焼いたのと、すき焼き風の煮物です。野菜がありません。

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北海道展で買って冷凍していた肉まんです。すごく美味で、もっと買っておけば良かったと思いました。

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こんなもので。お昼を粗末にしているおかげで、少しずつ体重も減って、現在4キロ減です。もう少し頑張ります。


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中一の保護者の方への講演の感想文です

10月16日の木曜日に、千葉県市川市の市川学園の中学一年生の保護者の方たちに話しに行きました。話を聞いて下さった保護者の方たちからの感想文が届きました。

 市川学園では、入学したばかりの一年生の保護者に話をし、その後で一年生に話をして、もう一度中学3年生にバージョンアップして話をします。この間まで小学生だった子どもたちなのですが、まず保護者の方に知って頂くこと。お子さんたちにはこんな話をしますよということをあらかじめ知って頂くことは、必要でかつありがたいことなのです。

ただ、話す側の私にとって、保護者の方たちがどのような意識をもって、子どもたちに話すことをどう考えられるのかが気になることなので、感想文を頂くことはまたありがたいことでもあります。沢山なので、一部となりますが、アップしますね。(プライバシーに気をつけることでアップの了解を得ました。)

1
いつもお世話になっています
1 年〇組の〇〇〇〇保護者です。本日は大変貴重なお話をありがとうございました。2時間があっという間に感じました。
特に河野先生の具体的なお話からの今の日本の課題、若者が抱える悩み不安に対する精力的な活動に感銘を受けました。
一時期ですが公教育で性教育に携わっていた者としては、市川学園に入学したおかげで河野先生から学びを得ることが出来たことを幸せに思う判明、学びの機会が限られた子供達へのアプローチをどうしていけば良いか考える機会になりました。来年の 1 月に河野先生の講演を我が子が受けるにあたり、本日のお話を活かして家庭でも日常から話題にしていきたいと思います。

2
まず、河野先生のバイタリティー、広島生まれということもありながらこのような活動を始められた経緯、働く女性を取り巻く社会情勢や環境を踏まえ上で継続的なご活躍の状況に対して、敬意を表するとともに同じ女性として尊敬いたしました。そういった面からも大変刺激を受けたご講演でした。特に性教育と政治の関係、思いもよらない実情を突きつけられました、教育と政治の関係といえば学費無償のような金銭面のつながりばかりが目に行きがちで性教育の観点は盲点でした。ご講演の内容については、目を背けたくなる実情、統計数値、実例をお聞かせいただき、私自身息子とこういった話題に無理なく触れて行かなければならないと強く思い知らされました。とはいえ家族間のプライバシー尊重もありますし、思春期を迎えるにあたり益々親子の信頼関係が問われる局面となり身が引き締まる思いです。
先週私の勤める会社のコンプライアンス委員会にて、男性上司による女性部下へのセクハラ(現行法令に照らし合わせると犯罪レベルです)によって男性上司が懲戒解雇になる事案がありました。(上場企業です、お恥ずかしい話ですがまだまだ社会はこんなレベルだと改めて認識)河野先生のご講演と合わせて、早いうちから性教育の重要性を身を持って体感しております。保護者向け講演の開催、ありがとうございました。また中3とか子供が成長したときに改めて振り返りたいです。

3
本日はお忙しい中遠方からお越しいただき貴重な講演をありがとうございました。
有給を取って参加させていただいて本当に良かったと思いました。
知らないことばかりで、テーマも多岐にわたり、河野先生のお話に二時間聴き入ってしまいました。中でも、政治の問題で性教育が今の日本の小中学校であまり積極的に行われていないこと、世界と比べて日本では予防接種が進んでいないことなど、衝撃でした。恥ずかしながら、中 1 の息子には、小さい頃から家庭では性教育らしきことはしてきませんでした。一月に子供にも講演頂けること大変ありがたく、家庭で話をするきっかけにさせていただきたいと思います。

4
本日は貴重なお話を拝聴させて頂き、誠にありがとうございました。
河野先生の情熱やバイタリティ、行動力に感動しました。長年現場でご活躍されているからこそのお話に説得力があり、早時期から性教育をすることの重要性、困ったことのがあった時に相談に乗れる大人の必要性等、深く共感しました。保護者だけでなく、同様の講演会を 1 月に子供たちにして頂ける機会を作ってくださった市川学園の先生方にも深く感謝しております。

5
本日は、貴重なお話をたくさん聞かせていただき、ありがとうございました。あっという間の 2 時間でした。河野先生の実体験に基づくお話は説得力があり、自分ごととして考える必要を感じました。そしてこれは絶対に子どもにも聞いてもらわないと!と思いました。子ども達への性教育の機会を設けてくださる市川学園の一員で本当に良かったと、感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。

6
とてもためになるお話を聞かせて頂き、ありがとうございました。幅広い観点から性教育というものをお話頂けたおかげで、社会における問題点から子どもとの向き合い方まで、真剣に考えることができました。先生の実体験に基づくエピソードは、衝撃的なものも多く、親として大変考えさせられました。我が家は男の子ですが、性行為における責任の重さを(自分が妊娠・出産をしないからこそ)女子以上に正しく理解してほしいと思っています。家庭ではなかなか話題にあがりにくいテーマではありますが、話す機会があれば丁寧に教えていきたいと思います。性教育とは人権教育である、というフレーズを聞いたことがあります。自分を尊重し、相手を尊重する、という人権の基本的な在り方が、対等で思いやりのある(性的)関係に繋がるのだと思います。思春期ということもありなかなか直接的に性の話がしづらい状況ですが、こうした相手への敬意・尊重・同意という切り口からでも少しずつ話題にしていけたらと思っています。
またこういう話を学校で講演会という形で 1 月に子供達にして頂けるのは、親として本当に有り難く思っております。専門家の方によるお話は、子供達にも響くものがあると思います。どうぞよろしくお願いいたします。
お話にもありましたHPVワクチン、幸いなことに我が家が在住している区では男子も高校1年生までは無料で接種することができます。(長男(中3)は受けており、次男(中1)もこれから接種を予定しています。)こうした取り組みが全国レベルで(せめて一部補助でも)実施されていってほしいと思います。長くなりましたが、本日は貴重なお話を本当にありがとうございました。

(中略)

11
「対策を講じたい」「憂慮される」「早急な解決が望まれる」など、昨今よく聞くうんざりするようなフレーズが一切なく、ご自身の経験の範囲でのことを話されていて、とてもクリアな講演でした。
子供というのは女性 1 人では出産することはできないのに、若者の出産だの赤ちゃんの遺棄などで問題になる時はいつも男性側のことが語られないことがずっと気になっていましたが、講演を聞いていて、男性側に知識があまりになさすぎることもいけないなと思いました。せめて息子にはパートナーになる人を大事にできるようになってもらいたいです。LGBTなどのお話ももっと丁寧に聞いてみたかったです。ありがとうございました。

12
考えさせられることが沢山あり、1日経った今でもまだ消化しきれておりません。非常に有意義な濃い2時間でした。産婦人科医に留まらず、シェルター、養子縁組等多岐にわたる分野を見られている河野先生だからこそ、いのちの話しは子供達の心にきっと響くのではないかと思います。本来は家庭で行わなくてはならない話をしてこなかったため、1月に河野先生の授業を受けられる事非常に有り難く思います。また公立では出来ない話しという事に衝撃を受けました。このような機会を設けていただける市川学園に感謝いたします。1 月の講演会の前に、保護者が先にお話を伺うことが出来よかったと思います。この度はどうもありがとうございました。

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思春期講習で、性に関する正しい知識を学ぶことがとても大切だと感じました。
これまでは少し話しづらいことだと思っていましたが、河野先生のお話を聞いて、体や命を大切にすることにつながる大事な学びだと分かりました。現実に起こった出来事を交えながらのお話は、どれも衝撃的で、河野先生のお話を聞ける機会はとても貴重だと思います。思春期の心と体の変化について知り、間違った情報に流されず、自分で考えて行動する力を身につけていってほしいと思います。生徒だけでなく、保護者である私自身も参加し、聞くべき内容だと感じました。ありがとうございました。

14
性教育についてさまざまな観点(指導要領、DV、LGBTQ、子どもたちの悩み等)からお話していただき大変勉強になりました。具体的なケースやデータを踏まえた内容でとてもわかりやすいと感じました。プライベートゾーンや同意、命等について、家庭でも折に触れて話してきたつもりですが、性交については説明が難しく、どこまで伝わっているのだろうかという心配もありました。中学生になり異性の息子にはますます話しづらくなってきていますので、子どもたちにもお話ししてくださると聞いて大変ありがたく感じています。

15
河野先生、市川学園の先生、お忙しい中、今回のようや貴重なご講演をありがとうございました。男の子を持つ母親として、男の子の身体の悩みやプライバシーを守ること、いつでも相談にのるということを言い続ける大事さが、とても参考になりました。思春期真っ盛りで、難しい時期に突入してきますが、向き合い続けたいと思います。

16
いろいろと考えさせられる講演会でした。中学での性教育については、歯止め規定の影響もあり十分に学ぶことが難しいと心配していましたが、こんな有名な先生から中1と中3で、直接ご指導を受ける機会があると知り、河野先生と、市川の先生方のご尽力に感謝しております。家庭では小学校低学年頃から、子ども向けの動画や絵本などで、男女の体の仕組みや性行為と妊娠・出産について、折に触れて学んできました。性教育は小さい頃から始めたほうが、内容を素直に受け入れられるため良いと聞いていたためです。今回お話を伺って、国際的に見ると、性教育に加えて日本では様々な面で遅れがあるということが、改めてわかりました。欧米諸国では克服しつつある子宮頚がんで、日本では毎年約3千人が死亡し、20代で約1000人が子宮を失っているという現状は、とても残念です。帰宅してから、娘とワクチンの話をしました。15歳までに、なるべく早く接種をするつもりです。低用量ピルについては、私も20代の頃と30代後半以降、種類を変えながら使用しています。望まない妊娠を防げることにとどまらず、メリットは非常に多くQOLが上がるので、娘にも若いうちから服用を薦めたいと考えています。また、性交同意年齢が16歳に引き上げられたことや、人工中絶薬がようやく認可されたことは、性的自己決定権の面でも個人的には良いことだと思いました。海外養子縁組についても、法整備の面など、課題がいろいろとあることもわかりました。事例は、ショッキングなお話もたくさんありました。とりわけ、貧しい国から赤ちゃんが買い取られ、臓器移植のドナーとなるケースがあるというのは、この世界で起こっている目を背けたくなるような残酷な現実のひとつです…。暴力や虐待、犯罪、人権、ジェンダーなど、多様な視点から学ぶ、包括的性教育の重要性を痛感します。河野先生のお話が、子ども達自身と周りの人達の幸せや、生きる力、問題解決の力につながっていくことと思います。
私も、子どものプライバシーや人権を尊重しながら、いざという時は、良き相談相手となれるように、自分にできる身近なところから実践していきたいです。大変有意義な講演会をありがとうございました。引き続き、どうぞよろしくお願いいたしま
す。

17
河野先生の講演は、性のタイトルでありながら、多くの方々の命と向き合い、支えてこられた先生の壮絶なご経験を拝聴する貴重な機会でした。先生の生き様そのものから、「目の前の人を必死に助けようとする、勇気と行動力」と「専門知識だけではなく、人として生きる「愛」の大切さと逞しさ」を深く学ばせていただいたように感じています。先生の具体的なお話には衝撃を受けることもありましたが、それは同時に、ふとしたきっかけで人生が変わってしまう人が世の中にたくさんいること、そして誰にも言えず悩んでいる人々が数多く存在しているという現実を突きつけられました。私も微弱ながらも、そのような方々にしっかり向き合い、支えていける人間として生きていきたいと強く感じました。
今回の講演は、私にとって感動とともに、知らなかったことを多く学ばせていただく機会となりました。
このような素晴らしい先生からの授業の機会を子どもたちに与えてくださる市川中の先生方にも、心から感謝の気持ちでいぱいになりました。我が子をこの学校で学ばせていただくことができて本当に良かったと感じました。子どもが中学生となり、身体が成長し、女性として変化する中で、自立心もますます強くなってきていると感じています。その中で、子どもだけでなく親である私たちにもこのような教育の機会を設けていただいたことは、親子の成長の歩調を合わせるための貴重なヒント
となりました。子供の成長を見守り、本人のプライバシーもしっかり守っていく、子供としてなんでもかんでもみるのではなく、1人の人間として尊重しあたたかく見守り、必要な時にはそばで話をきく、そして悩みを共に乗り越えていくよう心がけて生きていこうと思います。この度は、講演会に参加でき、本当に良かったと思っています。貴重な学びと素晴らしい経験をさせていただき、誠にありがとうございました。試験期間中の大変お忙しい中、このような機会をいただき、重ねて御礼申し上げます。ありがとうございました。

18
家庭内でも、大事な事だとはわかっていても、なかなか踏み込んで話すことはなく、今日まできていました。このような講演会に参加させていただき、私自身も知らなかったことも多く、とても勉強になりました。また、娘にも知って欲しいと強く思いました。子宮頚がんの予防接種も打たなければと思いつつも迷いがありましたが、すぐに接種しようと思いました。
正しい知識を生の声で聞くことができ本当に感謝致します。

(後略)

感想、ご意見を寄せて下さった皆様、学校の関係者の皆様、ありがとうございました。今度は生徒さんにしっかりお話をさせて頂きますね。

クリニックの青野さんのお花です。ふさふさしたススキが素敵です。

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ちょっとうれしい話です。

少し難しい話やさえない話が続きましたので、ちょっとさえた話というか、うれしい話を。

クリニックのベランダに葉が数枚の小さなシソを植えたのですが、どんどん大きくなって、一杯花穂がつきました。そろそろ摘んで帰って食べようと思います。天ぷらかな?

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すっかり枯れてしまったハイビスカス。広島では冬はやはり寒いので、残念。それでも、と思って枯れた木に水と時々液肥を上げていたら、なんと枯れた枝から葉が出て来ました。うれしくて、丁寧に水を上げています。さて、これから寒くなるので、室内の明るい所に入れないと、と思っています。花が咲くと万歳なのですが。枯れたからと捨てなくて良かったです。

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 私の初めての本「さらば、悲しみの性」は、高文研から1985年に出版しました。

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ものすごく売れて、でも、いろいろとあって、1999年に絶版にしました。それをリライトして、同年に集英社から文庫にしました。

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それが、26年経った今もまだ毎年8月に2000部ずつ増刷されています。今年も知らせがきました。

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そのたびに印税が振り込まれて、ありがたいことです。今回、集英社にお電話をして尋ねました。これまでいくら出版されましたか?と。そしたら、13万冊だそうです。本当にありがとうございます、です。

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2030年にむけた産婦人科医療

先週22日の水曜日、「Women's Health Forum~2030年にむけた産婦人科医療~」が開かれました。

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第一部、「未来の産婦人科医療~各施設の取り組み~」がとても面白くて、聴き入りました。様々な病院の若い先生たちの発表です。

まず広島市民病院の先生の「AYA世代のがん診療」。先日、旭川の思春期学会でも「AYA世代のがん」のシンポジウムを聞いたばかりです。AYA世代とは、思春期・若年世代といい、この時期は、子どものがんと成人のがんの両方に発症するがんを発症しやすいのです。そして、この世代のがん治療は手術、放射線療法、抗がん剤などにより、生殖能力に影響があり得ます。その治療前に、将来の生殖のための、卵巣や卵や精巣や精子の保存をしようとする試みです。思春期学会では、かなり活発な論議がされて、世の中こんなに進んで来たのかと感慨深いものがありました。それが広島でも取り組まれています。なかなか大変なことではありますが、患者さんやその親の皆さんがつらい中、少しでも将来に望みを託すことができる、貴重なことと思います。私も、これから乳がんの治療をする人に相談されて、不妊治療で卵を保存しているドクターにつないだことがあります。この分野はまだはじまったばかりですが、将来は大切な治療となるでしょう。長い間の保管、保存など管理が大変なこともあるでしょうが。

 次の尾道総合病院の「SDGsで考える産婦人科医療」もとても面白かったです。経営、お金をできるだけかけないということは、勤務医の方はなかなか考えにくいことでしょうが。我々開業医にとってはとても深刻なことではあります。多くの病院が赤字に陥っている今、病院の経営に貢献する取り組みは貴重なことでした。こんなことが発表されるようになったかという感慨もありました。例えば、残業をできるだけしないように、時間内に仕事は終えましょうとか、夜はできるだけ呼ばれないように、近隣の先生方にも協力していただくとか・・。これらは経営の為だけでなく、女性の産婦人科医が増えた今、とても大切なことでしょう。(以前、土谷病院で産婦人科の医師を女性ばかりでしていた時、子育てのためにも時間内に頑張って仕事を終えましょうと言って実践したことがあります。)


 次は県立広島病院の「子宮腺筋症病巣除去術の導入と展望」。子宮筋腫の核出術はよくされていますが、腺筋症はなかなか難しいのです。が、それに挑戦しているということでした。それにより、病気で苦しいだけでなく、妊娠が困難な方も妊娠が可能になってきていると。これはすごいことですね。頑張ってほしいと思います。同時に、早くからの治療で、そこまで行かないようにすることも大切なこと。つらい月経痛を我慢しないように、早く病院に行くように若人達への警鐘が必要なことです。

 最後の広島大学の「当院でのロボット手術の取り組みについて」。新しく赴任された山口教授は京都大学でロボット手術に取り組まれていました。若い先生たちがそれを学ぶためにどのような研修が必要かという発表でした。これまでの普通の手術、腹腔鏡による手術など、どれもがその役に立っていて、今患者さんにより負担のない新しい手術に取り組もうとする意欲がとても頼もしいものでした。


 時代が変わります。わたしたちは、もう老兵です。私たちの任務としては、これらの治療を必要とする患者さんを的確に見分け、しかるべき病院につなぐこと。それをさらに痛感しました。

第二部の基調講演は県立広島病院に赴任された阪埜先生による「月経困難症診療における治療戦略2025~薬剤の特性を踏まえて~」は、私たちの日常の診療に直接必要なお話でした。私も講演の場で必ず若い人たちや保護者の方たちに伝えるのですが、生理痛は我慢しないように。早く病院に行って、楽に過ごせるようにしてと。それは、その時を楽にするだけでなく、筋腫や内膜症や腺筋症などのつらくて不妊に繋がる病気が潜んでいることが多いからでもあります。もっと啓発をしなければと思いました。

 はじめから終わりまでずっと楽しく聞けて、役に立つ会でした。その後は、懇親会。研修会では写真が撮れませんでしたので、ここで。

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いつも、患者さんを紹介してお世話になっている先生方に直接お会いして、いろいろとお話ができました。沢山紹介してきても、今回初めてお会いする先生にもご挨拶出来ました。

 発表された先生方、持田製薬さん、大変お世話になりました。ありがとうございました。私も、どんどん進歩する医療に遅れないように、このような会には、きるだけ積極的に参加しましょうと思いました。そんな会でした。

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さえないことがあるものです。

さえない話二題です。

今日と明日フードフェスティバルです。以前はよく姉と一緒に行っていました。一人だとさえないなあと思いながら、スマホを見ていたら、魅惑的なのがありました。

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「17番北京ダックのクレープ焼き」ですって。東京に行くと、赤坂に北京ダックがお安い中華料理屋さんがあって、好きでよく行っていたのですが、しばらく行ってなくって。わあ、これは買わなくては、と思ったのです。お昼時間に、距離がありますので自転車で。駐輪場において、しばらく歩きで探しました。いくらかなあ、高いだろうなあ、値段によっていくつ買うか決めようかね、なんてわくわくしながら。17番。そしたら、北京ダックはありませんでした。春巻きとかだけです。うん?17番に北京ダックがあると見て来たのですがというと、ありませんと。やってないのですか?ハイ。初めからやってないのですか?「ハイ。」どうして?ネットで書いてあるのですが。「変わったんです。」私、それを見て、買いに来たのですよ。変わったら変わったで、ちゃんと直して下さい。と言ったのですが、ないのだから仕方ありません。本当にがっかりで。仕方なく、隣の庄原の卵かけごはんを買って帰りました。ごはんと卵を持ち帰り様にして下さいました。クリニックで卵を割ると、あら、双子でしたよ。ちょっとだけ機嫌が治りました。

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しかし、面白くないですね。北京ダック、何だったのでしょうね。食べ物の恨みは怖いんです・・。

さえない話、もう一つ。少し前、ユニクロでTシャツを買いました。それを着て、性教育の講演に行きました。レインボーなので、性教育にぴったり。好評でした。その時の写真です。大分の矢口先生と一緒に写ったのです。この上にベージュのジャケットを着ていたのですが、暑くて脱ぎました。

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で、今度学会に行くのに、これは黒のスーツでないと。その下に、レインボーカラーのもうちょっと地の色が違うのがないかなあと、ユニクロに行きました。白だとちょっときついので、ちょっと淡い色の。その時、やはりユニクロで買った、別のTシャツを着ていました。

ユニクロで探したけれど、白はまだありましたが、他の色はありませんでした。がっかりして、お店を出ました。ユニクロは二階です。エスカレーターで一階に降りて、お店を出た所の道路で、肩をポンポンと叩かれました。ハイ?なんでしょう?

「ユニクロにいらっしゃいましたよね。」「ハイ。」「なにも買わないで出られましたね。」「ハイ、気に入ったのがなかったので」「ちょっとバックを見せて下さい。」「ハイ、いいですよ。見てもらっても。でも、何なのですか?」「ブザーが鳴ったものですから」「私に?」バッグを開けて見せて、「これは前に買ったものですからね。」と着ているTシャツをつまんで言いました。バックの中、当然何もありません。「本当に私でブザーが鳴ったのですか?」と聞くと、実は、他のお客さんと一緒だったのです。そのお客さんには別の者が尋ねています。」と。もちろん、無罪放免ですが、なんだかね、いやーな気分です。何にもないのにブザーがなった、万引きを疑われた、バックのなかも見られた。私は、絶対に万引きはしないけれど。でも、またブザーが鳴ったらどうしようと、ちょっと怖くて、それからユニクロには行けないでいます。

 さえない話でした。今度は何かさえた話を書きます。あんまりないのですが。


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嵯峨御流いけばな展

 昨日からの嵯峨御流のいけばな展「山紫水明 黄樹青林~伝える ひろしまから~」に、今日のお昼休みに行ってきました。

まさに山紫水明。生け花でさまざまな景色が作り上げられていて感動しました。

 まず真正面にドーンと御所車が。まるで源氏物語の世界の様です。

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大きな作品が続きます。

私は、これが一番好きです。「野辺の景」とあります。

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森林の景

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深山の景

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池水の景

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そして、太田川。河川の景です。とても大きな作品なのですが、全体を写そうとすると、小さくなってしまってすみません。

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小さい生け花は、毎年お題が出ているようです。広島らしいかな?「水」(頭に入れて帰ったので、違ってたらごめんなさい。)

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いつも私のクリニックにお花を活けて下さっている青野さんと記念写真です。御所車の前で。

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バタバタと忙しく憂鬱なことも多い毎日ですが、つかの間、癒されてまいりました。ありがとうございました。

 

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なぜ「外国人」だけ特別に?

 私のクリニックには、毎日毎日何人もの外国人の患者さんが来られます。クリニックが平和公園の近くなので、時には旅行者の方も来られますが、多くは広島で働いている方たちです。

 母国はアメリカ、カナダ、フィリピン、ブラジル、ペルー、中国、韓国、台湾、インド、ベトナム、インドネシア、ああ、カープの関連なのかドミニカもありますね。言葉は、英語はともかく、辞書とGoogle翻訳機能で何とかなります。

 この方たちは、皆さん様々な職業について、働いています。本当にいろいろです。英会話の教師、商社のビジネスマン、お掃除、工場の仕事(夜勤も)、介護職、コンビニ、着物を着て和食の飲食でのお仕事などなど。中には夫がIT関連で働いて女性は主婦という方もあります。

 そして、大切なことは、この方たちは皆さん仕事をして、ちゃんと税金を払っているということです。健康保険のお金も払っています。「外国人の特権」て、何を言うのでしょうか。私にはわかりません。

 今のような「外国人政策」担当の大臣の言い方だと、まるで日本にいる外国人は、日本人が働いて税金を収めているその恩恵にあずかっているかのような言い方です。

 日本人であろうと外国人であろうと、税金を払い、病となれば健康保険で医療機関に罹り、もし不法なことをすれば、日本の法律でちゃんと裁かれます。それでいいではありませんか。

 大臣が「外国人」とひとくくりにして、多くの方が傷ついていることがなぜわからないのでしょう。「外国人政策」という中には、ご自分の父親の国から来ている人も含まれるはず。特権と言えば、その国から日本の基地に来ていて、散々不逮捕の特権で沖縄の人を中心に苦しめて来た、そのことを言うではありませんか?とでも言いたくなります。

 日本人が不安になっているのは、今、高齢者が詐欺により大金を取られたり、闇バイトによる殺人であったり、都会での無差別殺人であったり、教師による子どもへの性暴力であったり。こんなことで怖くなっていますが、これらは外国人がしていることですか?少なくとも、これまでこんな犯罪をおかしているのは、日本人ではありませんか。

 生活保護だって、困った人が生保で救済されるのは、日本人でも外国人でも当たり前。日本の総人口の外国人の占める割合は2025年6月末で3.21%。生活保護の受給者を見ると、生活保護を受けている世帯の約2.9%が外国人世帯です。決して外国人の特権で税金も払わず、日本人の稼ぎのお世話になっているのではありません。

 こんな人を「外国人担当の」大臣に据える、総理の本心が透けて見えるように思います。

 私は、以前も言いましたが、日本人であろうと外国人であろうと、病んで悩んでクリニックに来る人には、順番に正面から向き合って、ちゃんと医療で対応をします。これからもずっと。日本人を優先するということはありません。国籍で差別はしません。

クリニックの青野さんのお花です。秋ですね。

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 その青野さんのいけばな嵯峨御流のいけばな展が今日からシャレオの中央広場で行われます。ぜひご覧くださいませ。

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中学一年生の社会科での包括的性教育

19日日曜日は、性教協広島サークルの例会でした。ご案内したように、広島大学大学院修士課程、社会科教育学の学生であり、かつ中学校1年生社会科の非常勤講師である野呂さんによる「中学校1年生社会科での包括的性教育の試みー大学院修士論文研究の経過ー」の発表でした。これが、もうとっても面白くて、感激でしたのでご報告しますね。

始まる前、沢山の資料を頂いて、うれしいことです。それを見ていて、びっくり仰天です。

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昔、まだバッシングが始まる前、各教科の先生方が、自分の授業の中で性教育を試みていました。社会科では、人工妊娠中絶の歴史、人口ピラミッド、従軍慰安婦の問題などを取り上げていらっして、勉強させていただいたものです。そんなイメージで、若い彼がどんな授業をしているのだろうかとわくわくしていましたが。なんと。

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歴史的分野で「生理の貧困」ですよ!!「社会問題を考えるための歴史」だそうです。

さらに、歴史で「古代の日本では、平安貴族はどんな結婚、恋愛をしていたのだろうか」・・性の多様性です!!源氏物語も。

地理的分野で人口ピラミッドですが、「中国の一人っ子政策」他、インドやイスラムの国の人口の状況など。

もう一つ、地理的分野で「Make America Great Again」トランプ大統領の政策を学びます。

私は、小学校から高校まで歴史が大嫌いだったのですが、こんな授業だったら、うんと楽しく学べたでしょう。

生理の貧困!!歴史から学びます。「40年間お待たせしました!!」のアンネナプキンの大々的発売。それまで女性たちはどんな手当をしていたのか。かつて、女性の生理は「けがれ」として「月経小屋に隔離されていた」とか。府中市の学校のトイレには、生理用品がおいてある、そのきっかけの出来事。三重県議会議員の女性がSNSで「市役所のトイレに生理用品をおいてほしい」と訴えたら、反対するメールが3000件以上届いたとか。このようにまさに社会問題を考えるための歴史の学びです。

 後で、ちょっとこちらからも情報提供をしました。震災の時の義援の品を配る所に地域の有力者の男性たちばかりがいて、生理用品が欲しいと言ったら「なにもこんな時に生理にしなくてもいいじゃないか、不謹慎な」と怒られたとか、それでも、ほしいと言ったら、袋を開けて、一個ずつ配って、それでは当然困るので、また行列の後ろに並んで一個ずつ受け取った、という話もあります。本当に無知な男たち。ナプキンは一人一日一個と制限した所もあったと聞きました。

 実は、これらに入る前に、単元における本授業の位置づけとか、単元計画とか、きっちり作って、許可を得なければなりません。それも大変な作業でしょう。大学院の先生だけでなく、中学の校長や担当の教科の責任者や、担任など、多くの人の許可がいると、本当に大変ですね。


 その中に、歴史とは何か、クラスの歴史を書いてみようとか、日本のアニメの歴史、違いを知るための歴史として、主に、文明開化・第二次世界大戦・女性参政権運動が「教科書」「アイヌ副読本」「広島県地域史」という中学生向けの3つのメディアでどのように書かれているのかを調べる、異文化理解として「歴史」も文化の一つであること、国内でも違いがあることに気づく。と書かれているのを読んで大感激です。こんな授業、私も受けたいとつくづく思いました。

 今回の発表は私たちは現場にいて話を聞きましたが、ズームで島根や山口の人も聴いて下さいました。そして、いろいろとアドバイスもして頂きました。今、文科省は「包括的性教育」とは言わないのだそうです。だから、チェックを通るためには「包括的」と言わない方がいいかもしれないとか。

彼は、三月で院を卒業し、教師になる希望です。素晴らしい教師になるでしょう。できれば、広島で教師になって、これからも一緒に性教育に取り組みましょうね。

 ご苦労様でした、で、あとはみんなで慰労会でした。「和風創作料理六」今年初めての松茸の釜めし。他もおいしかったです。写真撮り忘ればかりですが。

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院生の彼には、今度私が中学生に話す性教育の講義を聴きに来てもらうことを希望したら、実現しそうです。

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「女であればいいというものではない」

 私が産婦人科医になったころ、まだ女の産婦人科医はとても少なかったのです。というより、珍しかったと言えるでしょう。そんなころからいつも言っていました。


「女であればいいというものではないんよ。女の意識を持っていない女、権力にすり寄っていく女は、男以上に残酷になれるものなんよ」と。

 今日は、とても憂鬱な日になりそうです。

 統一教会はどうなるの? 性教育は? 原発は? 選択的夫婦別姓は? 同性婚は? 何よりも医療は大丈夫なのか。

 クリニックのベランダで。世羅のコスモス園で頂いて帰ったひょろひょろとしたコスモスが咲きました。硬いつぼみだけで、色も不明でしたが、咲いてみると定番のやさしいピンクでした。変わらずひょろひょろですが、花は元気です。三つ一度に。でも、下の方にもう一つつぼみがあります。それも絶対に咲いてもらおうと思っています。

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朝ドラの「ばけばけ」、主題歌もとてもいいですね。歌詞が公開されていますので、一部。

「毎日難儀なことばかり/泣き疲れ/眠るだけ/そんなじゃダメだと怒ったり/これでもいいかと思ったり/中略/日に日に世界が悪くなる/気のせいかそうじゃない/そんなじゃダメだと焦ったり/生活しなきゃと坐ったり/夕陽がとてもきれいだね/野垂れ死ぬかもしれないね/後略、」でも、最後の方に「落ち込まないで諦めないで」というのもあります。

 本当に私の心境そのままだと。今の世界、日本そのままだと。今を戦前にしてはいけないのですが・・。


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宮島花火大会

 昨日は、6年ぶりの宮島の花火大会でした。土曜の診療終了から急いでアストラムに。新白島からJR岩国行きで、宮島口まで。早く行ける最高の方法だと思ったのに、JRが半端ない激混み。身動きできない状況で立ちっぱなしで足のしんどいことこの上なくって。

 何とか到着すると、甥や姪たち家族がすでにみんな揃っておりました。頼んだお弁当も甥の息子が早くから来て受け取ってくれていて、準備万端でした。

 近々、宮島口のマンションは手放そうと思っているので、これが最後の花火大会となるでしょう。なので、身内に声をかけて集合です。と言っても、私の子どもたちは遠方なので来れないし、妹の子たちもそれぞれ用事があって集まれず、残念でした。

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ついこの前に生まれて家族みんなで大喜びした甥に、もう孫がいます。孫の両親はこれまた来れないけれど、みんなになじんで楽しそうです。楽しくおしゃべりしている間に、だんだんと夕暮れとなって来て。

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真夏ではないので、夜になるのも早いです。何とか雨も降らず、6時15分に花火開始です。ベランダからみんなで観賞しました。スマホなのできれいに色は出ませんが。

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多分これが最後の花火と思うと、感慨深いものがありました。

付き合ってくれた若い人たちに感謝しました。楽しみなことがまた一つ終了です。

今日は、性教協広島サークルの例会。若いメンバーの中学1年生の社会科での包括的性教育の試みの発表です。急遽、私も先日思春期学会で発表した性別不合の子どもたちへの対応について、少しだけ発表することにしました。もう一度、例会案内を掲載しますね。どうぞ多くの方に聞いていただけますように。ZOOMでも参加できます。


トピック: 広島サークル例会 Zoom ミーティング


時刻: 2025年10月19日 13:15 PM 大阪、札幌、東京


Zoom ミーティングに参加する


https://us02web.zoom.us/j/83303835359?pwd=4QL0zc9p4aAHGiMTokQkbAwcy8JVa2.1


 


ミーティング ID: 833 0383 5359


パスコード: 967759


 
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市川学園の保護者の方へのお話と性教協の例会

15日水曜日の夜中11時半に大井駅前のホテルに到着、16日木曜日の夜の日付変わって17日午前0時30分に自宅に帰り着くというハードスケジュールで千葉に講演に行ってきました。

 お話をしたのは、市川学園の中学一年生の保護者の方々です。玄関を入った所にこんなのが掲示してありました。

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まだ始まる大分前、ぼつぼつ保護者の方が集まられる時の写真です。生徒さん対象と違って保護者の方に話す時には、一気に話ますので、話始めると、写真を撮る時がありません。

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市川学園では、毎年中学一年生と三年生に話をしますが、その前に中学一年生の保護者の方に話をすることになっています。今度、一年生には、1
月に話をします。今の若者たちの現状や、生徒にはどんなことを話すかなど、保護者の方に知っておいてほしいことを話します。ついこの前まで小学生だった子どもたちです。厳しい受験を通って中学生になったとたん、こんな話でびっくりされたかもしれませんが、早くから知っておいていただいた方がいいと思います。あらかじめ、患者さんの個人情報や写真などを除いたデータなどのパワポイントを保護者の方に資料として配っておいていただきました。

 2時間ぶっ通し、立ちっぱなしで話をして、終わると、足がよたよたしてしまいました。

帰り、東京駅で、娘が予約しておいてくれたマッサージ店で一時間ばかりマッサージを受けました。それは上手で、足も背中もすっかり楽になりました。終わって娘と合流。孫のママとも、ちょっとだけ合流。本当に一目だけです。みんなと会いたかったけれど、孫ちゃんは中間試験の真っ盛りでした。代わりに娘に頼んで、晩御飯のお惣菜を買っておいてもらって渡しました。

 娘とは、その後晩御飯。ちょっとおしゃれな食事をと思ったのですが、娘のお勧めで、天どんです。秋の天丼で、サンマと牡蠣の天ぷらのどんぶりです。

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びっくり。サンマと牡蠣と海老とマイタケの天ぷらと玉ねぎと大葉のかき揚げ。とても豪華です。それに、ここのそばはとてもおいしいという娘の勧めで小さな蕎麦も。

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とてもお安いし、東京には、こんなお店があるのですね。大満足で、そそくさと新幹線のホームへ行って、娘ともバイバイしました。またいつかゆっくりね。

皆さんにご案内するのが遅くなってしまいました。性教協の例会です。若い会員の発表です。中学一年生の社会での性教育です。とても楽しみです。本当に遅くなってごめんなさい。多くの方がいらっして下さいますように。

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原爆小頭症被爆者と家族の会「きのこ会」の写真展に行きました。

12日の日曜日、きのこ会の写真展「原爆が残した子ら」に行きました。4日からやっていたのに、終わる前になってやっと行けました。旧日銀跡です。

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会場では、こんなパンフレットを頂きました。

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その一ページ目です。

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文字が小さいので、そこだけアップしますね。

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行って良かったです。とても感動しました。まだ原爆小頭症のことが公にされず、差別厳しいころ、当時学生だった重田雅彦さんが撮った小頭症の方と家族の写真が並びます。会場では、一枚ずつのアップの写真は取らないように。全体を写すのは構いませんということでした。

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経済的にとても厳しい生活がうかがえる中でも、親子の生き生きとしたあたたかな生活が浮かび上がります。これらは、撮影する重田さんと被写体の方たちとの信頼関係がよほどしっかりしていたからこそ、撮れたものと思います。

 私は、お母さんのおなかの中にいて被爆をし、様々な障害をもって生まれてきた原爆小頭症のことについて、主に平尾さんたちが作られた報道やドキュメントを見てのことを度々ブログに書いています。


ここから5回にわたって書いています。

http://miyoko-diary.cocolog-nifty.com/blog/2020/02/post-7f181f.html

性教協の全国大会にも平尾さんに来ていただいて、お話をして頂きましたし、2023年の「8.6ヒロシマ平和の夕べ」にも来て頂きました。

その時のことは、ここに書いています。

http://miyoko-diary.cocolog-nifty.com/blog/2023/08/post-29398b.html

この度の写真展では、写真だけでなく、いろいろと貴重な資料も展示してありました。

「この世界の片隅で」の初版本もありました。

また、秋信記者たちが、とても苦労して原爆小頭症の人を探して歩いていた時、ABCCの職員の山内幹子さんが、ABCCが把握している(
家族には、それは栄養失調でこうなったと嘘の説明をしていたのですが)名簿をひそかに作り、渡して下さったのですが、その山内さんが書かれたリストも展示されていました。几帳面な小さな文字でした。それを見て胸がいっぱいになりました。

ここでも、私はこの本のことを言わざるを得ません。「原爆小頭症被爆者と家族の会」事務局長の平尾直政さんが書かれた「広島のともしび」です。

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秋信記者が小頭症の被爆者にどんな苦労をして向き合ってきたのか、昭和天皇にどうしてあの質問をしなければならなかったか、その実現のためにどんな苦労をされたのか、まるで、ドキュメントが一つの物語として迫ってきます。ぜひ皆さんに読んで頂きたいと思います。広島の貴重な歴史の本でもあります。

 

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作木の続きです。

カヌー公園作木のコテージは、昨日チェックアウトして帰りました。各部屋は、こんな風に囲炉裏のある板の間と、畳の部屋に分かれています。トイレ、バスあり。そして全部のコテージのベランダから外に出られます。外の庭には、バーベキューができるようにテーブルがあります。家の中では、囲炉裏の鍋は可能ですが、バーベキューは外だけでとなっています。布団を上げたばかりで片づけをしていない時の写真ですみません。

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みんなで手分けしての朝ごはんです。昨夜の鍋が具沢山のお汁になりました。パンの人とごはんの人と好みで。ごはんはパックのを。

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山口さん持参の巣蜜はクラッカーにぬって。濃厚!!牡蠣の燻製のオイル漬け。そのオイルでのイノシシとアスパラの炒め物は私作。山下氏が全部卵を焼いてくれました。どっかのホテルみたいに豪華でした。

たらふく頂いて、後片付け、お掃除、チェックアウトの時間です。もう少し長く居かったなあ。できればカヌーにも乗って。またいつか、お楽しみだけの為に来ましょうかね。

 帰りは私の車はずっと下道を通りました。同乗のお一人は、吉田の出身。もうお一人は吉田での勤務の経験があったし、私はここの病院に何度も当直に来ていて、みんなにとって懐かしい所です。吉田の三矢の道の駅に寄りました。吉田は毛利家の三本の矢の場所です。ここの卵サンドは絶品です。それと、フレンチトーストを買いました。以前、卵サンドをたくさん買って、姉の家などに配ったりしていました。今はそんな所もないので一つだけ購入です。

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実は、家に帰るとひどく疲れていました。どうしてだろうと考えたら、ずっと椅子のない生活でした。板の間と畳の上で、立ち仕事と食べる時だけ膝を抱えて座ります。寝転ぶこともできず、膝の痛い身には少し応えたのかも。お年の人と一緒に時には、簡易の折り畳みの椅子でも持って行ったほうがいいなあと思った次第です。

でも、もちろん楽しいひと時。つかの間ですが癒されましたよ。今日からまだ忙しい日が続きます。


 


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カヌー公園作木です。

 おはようございます。作木のカヌー公園に来ています。8.6ヒロシマ平和の夕べの合宿です。何年振りでしょうか。10年は経っているでしょう。以前はよくここで合宿をしていました。そのころ、作木で牛を飼っていたスタッフの中村さんが、やはりスタッフの秋田さんと一緒に来ていた息子さんを連れて、朝早く、牛の世話をしに行っていたものです。中村さんは大腸がんで亡くなってしまったし、秋田さんの息子さんはもう成人して父親について来なくなりました。

江の川にあるカヌー公園。キャンプ場もあります。朝早く起きて、散歩に行ってきました。

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川沿いにかわいいコテージが並びます。

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私たちのコテージは、二軒続きとなっていて、間が仕切られます。男性用、女性用と仕切って頂きました。

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以前にはなかった入浴場もあります。

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昨夜はお刺身や焼き肉をして、あとは囲炉裏で鍋です。イノシシ肉と鶏肉、きのこたっぷりのおいしい鍋ができました。

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来年に向けて、話がはずみます。

今から朝ごはんを作りに、男性用の部屋に行きます。10時チェックアウトで帰ります。なんかもったいない。もう少し山と川の中にいたいのですが。


 


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きのこ会の写真展

 今日は、今からやっとここに行けます。4日から開催されていたのに、お昼時間も全く行く時間が取れませんでした。もう明日までとなってしまいました。これまで平尾さんたちが作られたきのこ会のテレビ番組なども会場で放映されていたのに、それらも観に行きたいと思っていたのに。

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この平尾さんの著書。多くの方に読んでいただけますように。

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これも、これまで開催されていたのに、全く行くことができませんでした。昨日、やっと夕方に行って、お弁当を買いました。土曜日の夕の為か、すごい人でごったがえしていました。

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喉が渇いていたので、飲むヨーグルトと、やっぱりこの際だから、ソフトクリーの小豆がトッピングされたのを食べました。うん、美味です。

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そして、晩御飯用にお弁当を。豪華ですが、ソフトクリームが効いていたのか、一度に食べきれません。

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残りは冷蔵庫で、今日の朝かお昼に食べなければ、ですが。つい大きすぎるのを買ってしまいました。ダメですね。


 


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世羅のコスモス園に行きました。

 神辺中学校から、一旦福山東へ、山陽道で尾道へ、そこから尾道松江線で世羅へ。世羅の道の駅でいろいろとお弁当を購入。昔は、世羅の松茸が沢山出ていたけれど。道の駅はなくとも松茸小屋があって、そこで地元の松茸がとても安く出ていました。今は岩手産の松茸が出ていました。高くて手が出ません。松茸ご飯のお弁当を買いました。それと、世羅牛とたくわんの巻物。これは道の駅の職員の、私の患者さんがおいしいですよと教えて下さったので。確かに。しそも巻いてあって、本当においしかったです。松茸ご飯についているのは、観ただけでは何かわからなかったけど、ツクシの佃煮でした。

そこから、山道を通ってラベンダーの丘へ。今はラベンダーではなくコスモスです。

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一人が来ている女性が何人もいました。その一人にスマホを渡して撮ってもらいました。昨年は小坪と来たのに・・。

摘み取りでは自撮り。昨年は10本だったけど、今年は5本でした。

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気持ちの良い晴れですが、暑くて。カフェで一休み。ブルーベリーのソーダとソフトクリームにモンブランが乗っているの。日陰で風がそよそよ。癒されました。これが遅いお昼ご飯です。

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 ここから広島に帰りました・・。ナビだと、5時半過ぎに広島につくと。そこから7時からの県立広島病院の研修会に行くつもりでした。昨日書いたけれど、大変な目に遭って。尾道松江線で尾道へ。そこであり得ない!!通行止め。外に出さされました。出さされるだけで大渋滞。一時間かかりました。それでも、高速代はしっかりとられるのですね。尾道松江線は無料のはずなのに。ちょっとの間が有料みたい。

 そこから下道を本郷まで。まったく知らない道。それも渋滞だったり暗い山道だったり、川沿いの細い道だったり。ナビの言う通り、必死です。その内、ブルーベリーのソーダが効いて・・。そう、トイレです。本当につらかったです。途中、ありえない。高速の下り線が通行止め解除になったと。それを大渋滞の中で聴きました。やっとのことで本郷に着いて高速に。7時半です。泣きそうな思いでやっとやっと小谷のSAへ。トイレに行くことも困難で・・。外の椅子に座って心を落ち着かせて、そしてトイレに行きましたよ。助かった・・。

 そこでリポビタンDを一本飲んで。そして無事家に帰りました。9時でした。研修なんて、もう終わってる時間でした。疲れました・・。コスモスを見られたのは良かったけれど。研修から帰って、次の講演のスライドづくりをするつもりでしたが、よれよれで無理でした。以上です。

あ、世羅の道の駅で買ったお弁当の写真です。残りは冷凍しました。

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摘み取って頂いたコスモス。あっちこっち向いて、まとまりません。

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一本頂いたコスモスの苗(つぼみばかりのを選びました。ひょろひょろですが何色が咲くか楽しみです。)もクリニックのプランターに植えました。どちらも長持ちさせるつもりです。


 


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神辺中学校でお話しました。

昨日は、福山市立神辺中学校の三年生に話をしてきました。今時珍しく、三年生だけでも生徒数200名を超える大規模の中学校です。福山市の保健師さん、保護者の方たちも来て下さいました。

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ちょっと感動したのは、すべて生徒たちがこの講演会を運営したこと。司会、私の紹介、あとの感想などなど。校長先生はじめ、先生たちの出番は全くなしで。もちろん、校長先生も他の先生たちも話を聞いて下さいましたし、生徒たちの裏方に徹していらっしゃいました。

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帰りの車に乗ろうとしたら、校舎から大きな声が聞こえます。窓から、生徒さんが呼びかけてくれてました。本当に大きな声。応援団でしょうか。次々と窓が開き、他のクラスの生徒さんも、あちこちから叫んでくれました。手をふって、さようならをしました。うれしかったですよ~。

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福山はバラの町。今年5月には世界バラ祭りも開かれました。それに生徒さんたちも参加して、自分たちのバラづくりを英語で紹介して絶賛されたそうです。校長先生によると、数年前に生徒たちが荒れた時があって、何か生徒が取り組めるものをと考えて、バラづくりを始めたそうです。もう花のピークを過ぎていましたが、それでも、いろいろなバラの花が残っていて、観させてもらいました。

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今回の講演は福山市の行事として行われました。福山市の皆さん、先生方、そしてしっかり聞いてくれた生徒の皆さん、ありがとうございました。気持ちよく帰ることができました、が・・。

 この後、遠回りをして、世羅のコスモス園に行きました。この時は、まだこの選択が大変なことになるとは思いもよらず・・。山陽道で大型トラック(乗用車を一杯積んで運んでいるトラックです)の車両火災が起こっていました。世羅コスモス園から帰り、見事に通行止めに巻き込まれてしまいました・・。5時半に帰って、夜の研修会に出るつもりだったのが、やっとのことで家に帰り着いたのが、午後9時を過ぎていました。くたびれて、夜の内に神辺中のことを書くことはできませんでした・・。コスモス園のことはまた明日に書きますね。


 


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日本性科学会当日その3

性科学会でお話しされて、東京に新幹線で帰られる村瀬先生をお送りする前に食事です。先生と性教協山口サークルの池岡さんと、関西の多田さんも一緒です。多田さんは、たまたま他の講演に呼ばれて、すぐ近くの益田に来られていました。そして、このことを聞いていて、こちらに回ってこられました。最高のメンバーで、喜びました。私が予約していたお店で4人合流です。

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久しぶりの昔からの性教協のメンバーで、話が弾んで。みんなでテーブルを囲んでいる写真を撮り忘れて、すっごく残念です。食事は撮ったのに。フグのコースです。デザートは、写真撮り忘れました。

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お刺身も前菜の煮凝りもウーン、美味。ごはんは一人ずつのふぐの釜めし。とても食べきれません。少しだけ頂いて、あとはおむすびにしました。村瀬先生も、お結びにして持って帰られるというので、作って、ナイロン袋に入れて差し上げました。これが、東京に帰られてお役に立ったそうです。晩御飯を知っているラーメン屋さんで食べて帰ろうとしたら、大変な人で待たなければならなくって。で、あ、そうだ、お結びがあると思い出して、家で食べられたと。良かったよかったです。お連れ合いが亡くなって、一人暮らしですもの。一回ずつ食べ物はご自分でなされなければなりません。お結びにしてあげて良かったです。

 話が弾んで、アッという間に時が経ちました。先生の列車に間に合うように。みんなで駅までお送りしました。駅で一人ずつ、ハグをして頂きましたよ!!

駅からみんなで歩いて会場に。多田さんとはお別れです。そして、私は午後の発表の会場へ。午後は一般演題です。タイトルは一度出しましたが。少し他のスライドも。

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此の後、実際のラインの写真を見て頂き、文を読み上げました。

これで、おしまいです。閉会式、その後、会長の金子先生をみんなでハグして。記念撮影です。

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本当にお疲れ様でした。金子先生、しばらく脱力カナ?いえいえ、先生も日常の診療がありますものね。頑張らなければ、ですね。

 私は、今福山のホテルです。明日の朝、中学生にお話しします。ここから北に大分入った所。朝早く家を出て運転するよりも、夜の内に移動のほうが、朝楽です。実は、養子縁組についての大変なレポート4本、締め切りが10日のを、今日まで必死で仕上げて送りました。これがあったので、学会が済んでも、すんだーとならなくってしんどいことでした。まだ次の講演のスライドづくり、明日頑張らないといけません・・。時間がありません・・。


 


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日本性科学会当日その2

村瀬先生とのセッション。「過去から未来への性教育~大人にこそ聞いてほしい大切な話~」、私はこれに「性教育のこれまでとこれから~私の通ってきた道~」という長いタイトルです。広い会場にいっぱいの人。まず私から50分。

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日本の性教育、私も含んでの関わり、性教育バッシング、これを具体的な証拠と共に。動画を沢山使いました。これまで大切に持ってきた動画です。きっと、初めて見るという人がほとんどと思います。子宮頸がん予防ワクチンの、ここからバッシングが始まった、という動画も。

これは、40年前のNHK特集から。私が講演しているとこ、私、38歳ですよ。若い~。診察室の状況など、今と本当に変わりません。会場では、動画の中で一番面白い所を使いました。やっぱり会場内、爆笑でした。

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本をお見せしたりしていると、やっぱり時間が足りなくなりました。あれだけ練習したのに。仕方なく、これからの性教育という所は、最後のシンポジウムの所にもってきて終えました。

村瀬先生のお話。先生は、保護者の方にお話しした時の保護者の感想文から入られました。いかに大人たち、とくに女性たちが、性を大切にされてきていないか。村瀬先生はパワポは使われません。その代わりに先生の詳細なレジュメが皆さんに配られました。その方が役に立ちますね。もう84歳なのに、力強く話されます。先生の「おうち性教育始めます」シリーズは、今もベストセラーです。

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その後、二人並んで。座長は学会長の金子法子先生と山形の井上聡子先生。

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初めに、私が話せなかった所のスライドを読ませてもらいました。前にスライドを載せましたが、ちょっと変えています。

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済んだ後で、座長と演者の写真撮影。

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後で、知らない多くの方が、感動しましたと、私のところに来て下さいました。ありがとうございます。大変だったけど、やって良かったかな?金子法子先生のおかげです。本当にありがとうございました。あの動画を皆さんに見ていただいただけでも・・。

その後、村瀬先生は、2時過ぎの列車で東京に帰られます。その前に、お昼ご飯をと、下関市内の料理屋さんに予約をしておきました。また明日ですね。何しろ、レポートの提出期限が迫ってきているので・・。


 


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日本性科学会当日その1

昨日、無事学会の発表を終え、家に帰りました。

 4日土曜日は、車を飛ばして、下関へ。ラジオでは、カープの最終戦を放送しています。田中広輔と松山竜平と上本崇司の最期の試合です。三人の名前をファンのみんなが揃って呼ぶのを聴いただけで、ウルウルです。運転があぶなくなるので、ぐっとこらえましたが。私、きっとこれが最後の学会発表に向かっている、若い先生たちにつなぐためにと思っただけで・・。


 6時に会場の海峡メッセ下関に到着。急いで9階の市民公開講座へ。「死ぬまで豊かな性を享受したい!男女の性のすれ違いを乗り越えるためには~」。産婦人科医の丹羽咲江先生、泌尿器科の今井伸先生、そして、AV男優の森林原人さん。私は、もちろん、女性の治療はするし、男性には男性ホルモンを出したりするけれど。ウーン、一応、楽しんで聞きました・・


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その後は懇親会。実は、別動隊が春帆楼のフグを満喫する懇親会に行っているのですが、私は、やはり学会の懇親会に行かねばならず・・残念。

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村瀬先生と。東京から新幹線で。さぞお疲れでしょう。明日はよろしくお願いします。

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 会場に車を置きっぱなしでホテルにはタクシーで。実は、梅酒を飲んでしまったもので。

 ホテルは、海沿いの温泉。でも、大浴場はなくお部屋に温泉です。海を見ながら入れるのですが、海は真っ暗。残念。むこうに九州の灯が見えます。

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部屋では、もう一度、時間内に収めるためのの練習。よしっ!!お風呂に入って、目覚ましを6時半にかけて、睡眠薬を飲んで・・。そしたら、目覚ましで飛び起きたら、なんと3時でした。操作を間違えたみたい。緊張しています。もう一度目覚ましを操作しなおして・・。眠れました。まだ睡眠薬が効いている時間ですもの。

朝。海が楽しみでした。関門海峡です。素敵。

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さすが、朝ごはんは豪華です。でも、8時10分にタクシーを頼んでいて、朝ごはんは一番早くても7時半からと。大急ぎです。

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お刺身サイコー。ジュースは夏みかんです。

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タクシーで会場に。いよいよです。村瀬先生と私のセッションは、9時20分から。皆さんにお見せする本も、ものすごく重いの。若い方が運んでくださいました。また、明日に続きます。実は、パソコンが調子悪くて。変換が二回しか動きません。一応アップして、あとはスマホで直さないと・・。

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日本性科学会学術集会

ここの所ブログを書いていません。学会の準備で大変です。10月5日日曜日、村瀬先生とのセッションと一般演題の二つの準備です。スライドができてはいるのですが、時間オーバーを削るのがなかなかで。一般演題の6分の制限は、30秒オーバー。村瀬先生との討論は50分の制限が57分になります。とにかく削らなければ。

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村瀬先生とのセッションで、私のこれまでを振りかえる必要がありました。性教育50年です。本当にいろいろとありました。私のことだけでなく、日本全体のこれまでで。貴重な私のお宝本を持っていきます。

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Book

日本の先達たちが、ずっと昔からこうして声を出していたのだと。それにしても社会は変わりませんねえ。

もう一つ、ちょっと若い人がえッと言うだろうことも用意しました。今から約40年前のことです。私が「さらば悲しみの性」を出したのが、1985年。その翌年NHKが病院に3か月間張り付いて、NHK特集「少女たちの産婦人科診察室-10代の性のカルテ」という番組を流しました。これは、ものすごい反響があって、大手の新聞社の読者欄に何度も感想が寄せられて、社説にもなりました。この後も全国から講演の依頼が殺到して大変でした。

 その放映されたものをこの度再度観たのですね。そしたら、診察室の状況は、今とまったく変わりません。少女たちや保護者と話をしているのですが。セックスや避妊や人工中絶について、今話しているのとかわりがありません。まだピルもエイズもなかった時代です。私が高校生や保護者の方たちに講演しているのも今とあんまり変わりません。40年前と今。性教育の分野は変わらない。世界から大きく後れを取っているのに、政治がこうだということです。今だに歯止め規定。中学生にセックスや避妊は教えるなと。そういう政治家の動画も用意しました。

ちなみに、「さらば悲しみの性」は、1999年5月にリライトして集英社から文庫として出しています。それが、26年経った今も、毎年8月に2000部ずつ増刷されていて、ありがたいことです。

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なにより大変だったのは、バッシングにより私がどんな目に遭ったのか、それも話をさせて頂きます。

 そして、これから。スライドの一部を。

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さ、いまから時間を削る作業、頑張りましょう。

発表が終わるまでなかなかここにも書けないかもしれません。ごめんなさい。


 


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