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美容師の患者さんにカットしてもらいました。

 少し前のことです。患者さんのお一人から電話がかかってきました。「先生、髪を切りに来て」と。彼女は美容師さんです。店がね、立ち退きになりそうなんよ。その前に、どうしても先生に来てほしいんよ、と。これまでも度々そんな誘いを受けていたのですが、家が離れていることもあって、一度も行くことは出来ないままでした。立ち退きになるかもしれないということなら、それなら一度は行かないとと思って、休みの木曜日に思い切って行ってきました。自転車で行くには少し遠くて、車で。

 とても喜んで下さって、彼女が髪をカット、若い方が洗ってくれて、また彼女がブローをして下さいました。手際よく。私が美容院に行くのは、何年ぶりでしょうか。いつも、家で自分でカットしているので。シャンプーしてもらうのも、気持ちのいいこと。おかげで、すっかりくつろぎました。

 そうこうしているうちに、彼女のお嬢さんがお店にやってきました。挨拶などをして、そして、本当に先生のおかげで、となりました。本当にねえ、よくできたよねえ。奇跡よね。いやいや、先生のおかげよと。

 実は、40数年前、彼女は私が勤務医をしている時、子宮外妊娠で手術をしなければなりませんでした。片方の卵管を切除しました。そして、その後、今度はまたまた残っている卵管の子宮外妊娠となってしまったのです。それも、卵管采と言われる太い出口の所ではなく、卵管の途中がぷっくりと膨れています。まだ破裂はしていません。それを見て、私は激しく迷いました。この卵管を取るのが原則だけれど、でも取ってしまったらもう彼女の妊娠はない。迷った挙句、私は思い切って卵管に縦にそっとメスを入れました。中から妊娠したもの、胎嚢が出て来ました。それをそっと取り除いて、看護師さんに一番細い糸をもってきてもらいました。それで細い一ミリほどの卵管を丁寧に縫ったのです。ダメでもともと。一応、卵管はのこしたけれど、妊娠は難しいと思う、妊娠してもまたまた子宮外妊娠になることも、ということを話していました。その彼女が妊娠、それもちゃんと子宮に胎嚢があるということを知った時、彼女はもちろんですが、私は信じられない思いと、喜びでいっぱいでした。

 まだ体外受精による妊娠なんて夢物語の頃のことです。

 お店に会いに来てくれたお嬢さんは、その時の子です。お嬢さんには、今はもう小学校高学年の息子ちゃんもいます。

 あの時の、あの卵管の姿、切った時に出てきた胎嚢、細い細い所を縫い合わせる所作、しっかりと覚えています。

 これまで医者を続けて来て、つらい思いは山ほどあるけれど、こんなほこっとしたことはごくわずかです。その少ない中で、最高にうれしかったことの一つです。彼女はいつか先生の髪を切りたいと思ってた、それがかなったと喜んでくれました。私もうれしかったですよ。

暑い毎日、先日コオリヤ・ユキボウシに行きました。すいかアンニンというのを頼みました。体が、特に足がむくんでいるので、スイカを食べましょうと。スイカのシロップだけでなく、実も入っています。アンニンのクリーム、初めて食べました。おいりのトッピングも別に購入。おいりと練乳は途中、アンニンのクリームがなくなってからかけました。とっても美味しいけど、なんか多すぎて。でも頑張って完食しましたよ。

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