比治山大学で講義をしました。
一週間前の木曜日、夕方から比治山大学の「子ども発達教育学科」の一年生への授業に行きました。この学科の学生さんのほとんどは教師になる希望を持っています。教師になる学生さんに性教育について知っていただくことはとてもうれしいことなので、張り切って資料を作りました。が、90分の授業にやはり盛りすぎて、時間が足りなくなって、終わりの頃は飛ばしながらになってしまいました。ただ、それも想定して、資料として役に立つように配布しましたので、それを見ていただければわかってもらえると思います。
毎年一年生に話しに行くのですが、いつも私が話す前に緒方教授が私の紹介をして下さいます。今年は、緒方先生が出張でいらっしゃらないので、授業担当の村上先生にお手紙を託されていました。それを授業の前に村上先生が学生さんに向けて読まれました。ただ、短くしてくださいとお願いして半分だけ読んで頂きました。
その手紙をPDFで送って頂きました。少し恥ずかしいのですが、ここにアップしますね。
河野美代子先生の紹介
今から河野先生の講話を聞く1年生へ
河野先生の講話を今から聞く1年生に、緒方からも河野先生についてどうしてもひとこと紹介をしたくて、村上先生に伝言を頼みました。
河野先生の講話を緒方が初めて聞かせていただいたのは、25歳、教師1年目の新任研修のときです。とても心を強く打たれたのを今でもはっきり覚えています。その後の40年の教師生活は、つまり教え子に何を伝えてきたかは、先生の講話が土台にあります。また、家庭生活でも、自分自身の生き方についても、我が子2人に何かを語るときにも、河野先生の講話を常に土台にしてきました。緒方が、今、幸せに暮らせているのは、ひょっとしたら河野先生のお話を聞くことができたからかもしれないと緒方は思っています。
さて、河野先生はとことん弱い者の味方です。すべての弱い者の味方です。弱い者とは、女性です。子どもです。少数者です。今からのお話しは、このことに貫かれていると思います。どうか、しっかり聞いて、考えて、自分の生き方のヒントを見つけてほしいと思います。
最後に、河野先生のお人柄がわかるエピソードを紹介します。緒方の次女が里帰り出産で実家に帰ってきた頃、4年前です。日本はコロナ禍のまっただなかでした。娘は、実家から通える産婦人科を探しても探しても、なかなか見つからなくて、困っていました。どこも「新規の患者さんはお断りです」と言われていたのです。日本はそういう状況だったのです。でも、やがて、「お父さん、みつかった。紙屋町の河野クリニックが診てくれるって!」とうれしそうに言いました。「えっ、父さん、その先生知っとるよ」。そして、河野先生が、緒方のおなかにいる孫を「ふたごですね」と見つけてくれたのです。
河野先生は、そういうお人柄です。では、講話を聞いてください。
緒方
学生の皆さんから、しっかりと書かれたレポートを頂きました。また、ここにいくつかアップしますね。
緒方先生、村上先生、スタッフの皆様、ありがとうございました。そして、私の話をしっかりと聞いて皆さん素晴らしいレポートを書いてくださった学生の皆様、ありがとうございました。素敵な教師になってくださいね。
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