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「8.6ヒロシマ平和の夕べ」豊永恵三郎さん

 今年の「8.6ヒロシマ平和の夕べ」の被爆証言は豊永恵三郎さんです。平和の夕べでは、必ず被爆証言をしていただいているのですが、だんだん証言をして下さいる方が少なくなっています。でも、今年も素晴らしい方に来て頂けることになりました。フライヤーから。

1936年横浜生まれ。3歳で両親の故郷の広島へ、9歳で被爆。1961年から広島電気高校で教員を務めた。71年、初めて韓国を訪問し、在韓被爆者と出会う。「韓国の原爆被爆者を支援する市民の会広島支部」を立ち上げ、84年から「広島を語る会」「在韓被爆者渡日ヒロシマ委員会」など結成、在韓被爆者救援や証言活動を続けてきた。孫振斗・被爆者健康手帳裁判をはじめ、在韓、在ブラジルほか在外被爆者への手当打ち切りに対する40数件の訴訟、裁判にかかわった。「豊永恵三郎句集」がある。

在外被爆者の支援をされている豊永先生のことは、広島の方はよくご存じと思います。私もそうでした。しかし、そのなさっている詳細を本当に知らなかった!!と思い知っています。豊永先生です。今年の2月にクリニックにお出で下さって、いろいろとお話をしていただきました。

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持ってきて頂いた写真や絵。豊永先生が見られたキノコ雲。

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先生にお持ち頂いた資料から。在外の方たちがどれだけの裁判を闘われてきたのか、愕然とします。豊永先生は、これらの約8割に支援活動を行っていらっしゃるそうです。「被爆者はどこにいても被爆者」なのですが。

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そして。これもお持ち頂いた資料です。

 在外被爆者被爆者手帳所持者(2021年厚労省)

韓国 1988人 、 台湾 11人、カナダ 28人、 米国 611人、 オーストラリア  10人、 ブラジル 84人。

一桁の被爆者しかいない国については、個人情報の特定につながる可能性があるので、情報提供は控えたいとのことで、人数が2桁以上の国(地域)についての情報です。香港、ベネズエラ、ペルーは被爆者が0となったそうです。朝鮮民主主義人民共和国については日本政府は国交がないということで、何らの支援もしていません。2018年に原水爆禁止日本国民会議が訪朝して調査したところ被爆者は60人だったということです。ただし、この内で被爆者健康手帳所持者は一人です。

   2021年9月

     韓国人原爆犠牲者を杞憂演する市民の会広島支部
                     世話人  豊永恵三郎 

先生は、2003年に前立腺がん、2007年に胃がんに罹られましたが、無事回復されています。今は、奥さまと二人暮らし。いつもリュックを背負って歩かれていますが、午後4時には買い物をして帰宅して、夕飯づくりなど、奥様のケアをなさっているとのことでした。

 ますますお元気で、若い人たちに証言を続けて下さいますように。

 

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