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オフィスギネコロジストの会でした。

 昨夜は、広島オフィスギネコロジスト・ビル開業の産婦人科医の集まりでした。昨日は、皆さんご都合が悪かったのでしょう。集まりは少数でしたが、とてもいい会でした。ANAホテルの中華料理を食べながら。

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 話題提供は、昨日は、三人。松本先生はご自分がメンバーであるトーストマスターズについて。井原先生は、ここの所認知症についてお話して下さっていましたが、今回は、認知症、アルツハイマーの薬についてと、薬によるかもしれない死亡例についてのお話もあり、怖い思いもしました。そして、私は性別違和を訴える若年の患者さんの治療についてまとめたものをお話ししました。

 松本先生のお話。トーストマスターズというのは、世界規模の教育団体で、語学とスピーチ力向上のための楽しそうな会です。松本先生が先日その会で英語でスピーチしたものを披露されました、今、先生は英語とスペイン語を学んでいると。なぜ自分が語学を頑張っているのか、そのきっかけを話されました。外国で言葉も不十分な時、困ったときに、サッと助けてくれた人たちがいたこと。それがとてもうれしかったと。そのエピソードを話されたことで話が弾みました。中原先生は、アメリカで警察官に車を止められて、外に出ろ、出て両手を下につけろと言われて、とても怖かったことなども。わたしは、語学と言えば、韓国語のスピーチコンテストに出て、若い人たちばかりの中で大変苦労したけど、銀賞を頂いたことなどもちょっと話したり。

 それから、私の性別違和の発表ですが、大人の性同一性障害、FTM(体は女性であるけれど、自分は男性だと違和感を持っている人)の方は、男性ホルモンによる治療ができます。が、ホルモン治療は18歳以上と決められています。もっと若い人、小学生、中学生がつらいのは、学校での制服のもんだいなどいろいありますが、特につらいのは、第二次性徴で、バストののふくらみと月経の存在です。そのつらいことの治療について。いろいろと個人差もあり悪銭苦闘する中で、ある程度の方針が出てきたので、それを今年の思春期学会で発表しようと思っています。昨夜はその前哨戦で、皆さんに聞いてもらい、率直な意見をしてもらいました。皆さん、ぜひ発表しろと、こんな数の若い人たちのことは聞いたことがないと言って下さいました。背中を押してもらったような気がしますので、これで抄録を書いて演題の申し込みをしようと思います。


 ところで、ANAホテルの中華料理はいつもなのですが、チャーハンが絶品です。前菜とそのチャーハンの写真をアップしますね。

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井原先生のご努力で長い間続いている会ですが、一人開業医は孤独なもの。情報提供も貴重で、いつまでも続いていほしい会です。

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