子宮頸がん予防ワクチンの接種方法が変わります。
子宮頸がんワクチンは、小学6年生から高校1年生までに無料接種されます。が、これまで打ちそびれた方へのキャッチアップ接種は、今年の3月までと制限されていたのが、今年の3月までに一回でも打っていれば、残りは来年の3月まで無料接種できると、延期されています。ところが、私のクリニックのスタッフの家にこんな手紙が送られてきたと、そのスタッフさんがクリニックに持って来ました。
これまでは、クリニックに来られれば、クリニックに予診票は置いてあって、助成の期間の方かキャッチアップに相当する方であれば接種していました。とろこが、接種券と予診票が送付されるので、それを持って医療機関を受診するようにと。そして、それは5月の末に送付予定と。それより前に接種を希望する方は4月1日以降に、必ず事前に保健センターで交手続きを行ってください。接種後の手続きは行いませんので、ご注意ください。だそうです。
ええっ?当院では、4月1日に接種の予定が入っている方もおありです。だけでなく、4月の上旬に何十人も予定を入れています。春休みに打ちたい方は多いのです。そんな、それは大変。皆さんに連絡をしないと。それにしても、4月1日に打つ予定の人は、その日に行って手続きをしてから、当院に来られないといけない。そう皆さんに連絡をしないと。それも今になって、こんな連絡をしてくるなんて。いえ、私たち医療機関には何の連絡もありません。たまたまスタッフの家に知らせが来たから、知っただけです。わたしは、この前の東京での講演でも、行けば予診券は医療機関にありますので、なんて話してしまいました。
で、私は保健センターに電話をしました。1日に接種の予定の方はいつセンターに行けばよいのでしょうかと。そしたら、本庁からの接種券はまだ来ていません。いつ来るか、本庁に問い合わせますと。そして、「本庁は、いつセンターに送るか、まだ分からないそうです。」との電話でした。
なんと、まただわ。変更になったことを医療機関に連絡もなく、先に住民の方に知らせが行って、それも4月1日から変更なのに、送付は5月末だなんて。それより早く打ちたい人は4月1日以降に手続きに来いだなんて。4月1日から変更になるのだったら、それまでに送付しないといけないでしょう。
でも、もしかすると、これは広島市役所の問題ではなくって、厚労省なのかもしれません。くるくる方針が変わって、私たちが翻弄されます。でも、それは市民の方のためになることなのだからと我慢して付き合いますが。今まで通りだったら、なにがいけないのでしょうかね。
ま、取り合えず、仕方がないので、予約をなさっている方たちに電話をしましょう。
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