性教協中国ブロックセミナーでした。
16日日曜日は、島根県松江市の県民会館で性教協第17回中国ブロックセミナー・第29回島根セミナー~今生きる子どもたちに豊かな「性と生」を~でした。
今回は、二つの模擬授業でした。①中学生対象の「安心できるつながりって?」~デートDV、②5歳児へのからだ話「からだっていいな」~幼児期から学ぶからだの権利。どちらも、みんなが参加してのとても楽しい模擬授業でした。
どちらも、先生方が子どもたちと共につくる授業です。
先日も広島へ関西の多田直子先生に来てもらって模擬授業をしていただきました。今回のも含めて強く思いました。こういう教育現場の先生方、生徒のことを良く知っている人の授業こそと。
私は、性教育の講演に呼ばれて行きますが。そして、するからには、めいっぱいいい講演をと思ってしていますが、でも、大切なのは、そうではなく、先生方たちがする授業なのだと。そして。バッシング前はこんな素敵な授業を、みんなで取り組んでいたのにと。
配っていただいた授業案というか、展開をここに出したいと思ったのですが、写真がうまく取れませんでした。明日、クリニックでスキャンしてから出しますね。二つとも、本当にいい授業でしたので、ぜひ皆さんにも見ていただきたいと思います。
ここに、デートDVの実際の授業を受けた生徒さんの感想文も配っていただいていますので、その中の三つを紹介します。
「今まで知っていた暴力以外にも間接的に気づかないうちに相手を傷つけてしまっている行動がわかりました。相手は何も言わないから大丈夫と思わず、何も言ってこなくても嫌そうだったり、自分ならされたくないということはしないようにしたいです。また、付き合っていく上で大切なことはやっぱりコミュニケーションだと思います。自分の価値観を他人に押し付けないように気を付けていきたいです。」
「暴力といっても、殴る、ける、たたくだけでなく、暴言やネットの書き込み、何かを強制させるなどいろいろな種類があり意外だなと思うものもありました。デートDVについては、他人の視点から見るとおかしいと思うことも、当事者からするとそのような考えが浮かばないとわかり、びっくりしました。対等な関係をつくるように、思いやれるようになりたいです。」
「上下関係のない、対等な立場でいることが大切だと思いました。相手の気持ちを考えていくことをしないと入れないと思いました。伝え合うことも大事。手遅れな時は信頼できる人に相談することも大事だと思いました。付き合う人を間違えないように、付き合う前に相手をよく知ることも大事だと思いました。」
いいですよね。もし、中居君がこんな授業を受けていたら、と、思いましたよ。
ところで、お昼ご飯、注文を申し込んでいました。私が頼んでいたのは、チキンの入ったスープカレーとパン。会場の一階にあるパン屋さんのものです。とってもおいしくて、今度松江に来た時には、またここに来ようと思いました。
主催の島根サークルの皆さんの心遣いがうれしかったです。ありがとうございました。
『河野美代子からだの相談室』
ここをクリックすると私の体の相談室と著書の販売があります。
ぜひ覗いてみて下さい。
| 固定リンク
コメント