中学受験お疲れ様でした。
23、24の連休で東京に行ったのは、まったく私的なことでした。孫ちゃんの中学受験が終わり、そのお疲れ様と、お祝いを兼ねて会いに行きました。受験があるので、しばらく会わないままでした。息子の家に泊めてもらうことも遠慮して、もっぱらホテルに泊まっていました。首都圏の中学受験がなんかすごいことになっているとは聞いていましたが、ここまで大変だとは思ってもいなかったのでびっくりだらけでした。
例えば、家の近く、これまで孫ちゃんが行っている小学校のそばに、公立の中学校があります。そのそばに、都立の高校があります。都立の中でも私たちの頃から少し名が知れた高校です。それなら、その公立の中学、高校に行ったらいいんじゃないの?と言ったら、びっくり。その中学からその高校へは、年に一人受かるか受からないかだと。ひえー、そんなことがあるん、と絶句しました。そんなんだったら、やっぱり中高一貫の学校に行っておいた方が、となるわねえと。
塾も本当に大変だったし。冬休み中は、お正月の1日と2日の二日間だけお休み。それ以外の日は朝から晩まで塾。紅白歌合戦は、3曲だけと塾の先生に言われていたのに、7曲も観てしまったといいます。あれ?テレビ、壊れてたんじゃないの?と聞くと、パソコンで見たと。
それに、いよいよ本番の2月1日と2日は、午前の学校と午後の学校を受けて回ると。もしも、電車が動かなかったら、チャリを借りる手配をしておいて、親子でそれに乗って移動とか、いろいろと万全の準備をしていたそうです。初日の合格は、翌日の朝6時に発表。もし落ちていたら、また同じ学校の二回目の受験にするか、ほかの学校にするか・・。ものすごい短期決戦です。ママなんて、過酷すぎて、メンタルの具合が悪くなってしまったと。
そんな過酷な受験を乗り越えて、希望の学校に入ることができて、よかったよかったのお祝いでした。久しぶりに会った孫ちゃんは、なんとすっかり背が伸びて、私、追い越されてしまっていました。
お祝いは、近くに新しくできた焼き鳥やさんで。
無事入れた第一希望の学校の試験問題がなかなか大変なのだと聞いて、見せてもらいました。ここでまたびっくりだったのです。国語。長文で、小説と大学教授の論文。完全に大人向けの文章です。
うわー、まいったなあ。こんなのを読んで、そして問題に答えていく、それも制限時間内で。まあ、孫は本好きな子で、暇さえあればせっせと本を読んでいる子ではありますが。よくやったねえ、孫ちゃん。ほんとうにびっくりでしたよ。小学生がこんな試験に取り組んでいることに。
小学生からせっせと塾に行って、難しい問題に取り組んで、過酷な試験戦争を闘うよりも。それよりものびのびとさせた方がいいのでは、という思いもあります。でもまあ、最後まで乗り切ったことは、きっと今後無駄にはならないでしょう。中学生活は、どうぞのびのび楽しんでね。
明日は、診療後東京へ行きます。一年前に過酷な試験を乗り越えた、中学一年生に話しに行きます。
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