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映画「型破りな教室」

今日は、前回満席で入れなかった映画「型破りな教室」を観に行きました。実話を映画化したものです。

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メキシコのアメリカ国境の貧しくて治安も悪い町にある小学校。様々な事情を抱えた子どもたち、成績ももっとも底辺な学校の子どもたちの元にやってきた一人の教師。彼はこどもたちの「学びたい力」を引き出します。その教師の役は、私も観た「コーダ愛のうた」の教師役であった人。彼も、たくさんの子どもたちも生き生きとして素晴らしくて。どんどん引き込まれます。

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例えば、どうして風船は水に浮かんで石は沈むのか、重い・軽い。では、重い船はどうして浮かぶ?これらの疑問から子どもたちはそれぞれ答えを引き出します。浮力、質量・・。弟や妹を育てなければならない少女は、お風呂に子供たちを入れるときに思いつきます。それは、教師とお腹の出た校長先生を水に沈めることにつながります。この少女は、大学の図書室に行って、哲学の本を読み漁りますが、母親が次の子を産むために弟妹を育てなければならず、やがて学校には行けなくなります。彼女が言った「中絶は悪か・・」それに対し「コンドームが物事を解決する」といった男の子。それを聞いていた教育委員会は、担任を停職処分にしてしまいます。ゴミを漁って生活している少女は、ごみの山の中からたくさんの宝物を探し出します。彼女は賢くて、こっそり勉強をしていましたが、なんと天体望遠鏡を作ります。それは、NASAのロケット打ち上げ場を見ることも可能でした・・・。その賢い少女に恋をした少年、それは壊れた船を修理することで船の浮力、空気の存在に思い当たります。犯罪組織から抜けようとした彼は、賢い少女が連れ去られようとするのを防ぐために戦い、殺されてしまいます。

 教師は、それらの教育を理解しようとしない、型にはまった教育を推進する権力者たちに苦しみますが、結局子どもたちは共通テストで素晴らしい成績を上げます。天体望遠鏡を作った彼女は、全国一位の成績でした・・。

 観終わった後、殺されてしまった彼や、学校に行けなくなった彼女のことは重く残りますが、それでも、多くの人がこんな教育を受けたかったという思いになるでしょう。映画の最後には、例のあのアインシュタインの「私の学習を妨げたものは"教育"である」という名言が流れました。

 全国では、これから上映されるところが多いです。ぜひ見ることをお勧めします。私は、広島での上映が満席になるのがうなづけました。今日も、平日の昼間にもかかわらず、満席近い観客でした。残念なのは、パンフレットが売り切れだったことです。

今日のお昼ご飯。ミニのバーガー、ハムとチーズのとドーナッツ。これは甘すぎて半分しか食べられませんでした。飲み物はアールグレイ。席の前には、こんな言葉がありました。

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