椿山荘での研修会
土曜日の午前の診療を終えて、午後は四方先生にバトンタッチ、あわただしく東京に行ってきました。月経困難症についての研修です。東京大学産科婦人科学の大須賀穣教授の講演「最新医療が支えるジェンダー平等」とシンポジウム「私が考える月経困難症診断と治療~女性の社会進出を支えるための婦人科医の役割~」これは、臨床の先生たちのお話しでした。座長は千葉大学産婦人科学教授の甲賀かをり先生。
臨床の場では、いまだに生理痛をうんうんと我慢している人が、若い人から熟年の人まで見られます。もう今は我慢する時代ではありません。様々な医療があって、うんと楽に過ごせるようになっているのですから、ぜひ相談にいらっしていただきたいと思います。
まあ、男女平等って、月経や月経前症候群が楽になったら、平等になるかというほど、単純なものではありませんが。大須賀先生は、やはり経営者の代表が集まる委員会などに、役目として出席されることが多く、それらをどう経営者に理解してもらうか、社会的な考察を教えて下さって、興味深いものでした。女性たちが元気に働ければ、それだけ経済も活気づくのですが・・。なかなか理解されないというのも今の経済状況を見ると、分からないでもありません。
現場の先生方の患者さんと向き合う上でのさまざまな工夫もこれは、私もやってみようというヒントをいろいろと教えて戴きました。
後の懇親会というか、この頃は情報交換会というのですが、御馳走を頂きました。懇親会の写真は、山口の金子先生から送って頂いた一枚だけです。金子先生と、後輩の友田先生と山本先生。友田先生とは、何年ぶりか、お元気なのが何よりです。
開場の椿山荘は、素晴らしいお庭。その庭に一時間に二度雲海が現れます。オーロラも。上から眺めました。写真は、私の部屋から写したものです。
朝は、8時に出発して新幹線に乗らないといけません。せっかくのお庭を散策して、お風呂に入って、ごはんを食べて、と考えるととても時間がないので、朝ごはんはルームサービスにしました。
朝の庭も素晴らしくって。お部屋からと散歩の写真です。雲海の出かけ。
ルームサービスの朝食です。お庭が見えるようにセットして下さいました。なんと贅沢な景色。フレッシュジュースのおいしい事。コーヒーはたっぷりすぎるので、残りはカープのポットに入れました。それでもまだ余るほど。パンも茹で卵もジャムも持ち帰りです。
本当にもったいない。こんな素晴らしいホテル、チェックアウト制限までゆったりしたかったのですが。仕方がありません。もう少しホテルの事と、帰りの事、帰ってから二時間半講演をしたことなど、明日に続きますね。
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