小学校4年生にお話しました。
今日は、安佐南区の広島市立大塚小学校の4年生の授業に行きました。学校と、大塚公民館の合同の事業・心の参観日です。
子どもたちと、先生たち、保護者の皆様、公民館の関係の方々。90分の時間を頂きました。それはそれは楽しい授業で、私自身がしっかり楽しみました。子どもたちが飽きないように、ずっと興味を持ち続けてもらえるように、動画も4本用意して行きました。
みなさんたちは、今思春期の入口。思春期は、心も体も大人になって行く途中の事。では、子どもと大人はどう違う?先生と〇〇君の何が違うんだろう。
裸になると、もっといろいろと違うけど、裸になってもらうことはできないから。で、スライド。。
すでに、初経教育で、月経や射精の事は学んでいるとのこと。それはありがたいことでした。卵子も精子も。
「鮭の子どもは何?」
「いくら」
「ニシンの子どもは?」
「数の子」
「鶏の子どもは?」
「卵」
「では、人間の卵子はどれくらいの大きさなのでしょう」
「小さい」
「どの位?」
「手で様々な大きさを作っています。」
で、あらかじめ一人に一枚ずつ配っていた千代紙をライトに照らしてみてもらいました。昨日、千代紙の一枚ずつに針で穴をあけていました。「ええーっ、小さい!!これ?」見えにくい子のために私はペンライトをもっていったので、それで照らしてあげました。
保護者の方たちも。
その卵が、お母さんのおなかの中で段々大きくなって、そして・・・。私は、用意していた赤ちゃん人形を何人かに抱いてもらいました。ネットで買った赤ちゃん人形の重さが少し軽いので、ダンベルで重くして、2700グラムになっています。おもーい!!と抱っこした子どもたち。
卵子と精子、命ができること。お母さんのお腹の中の事は動画を駆使して。
みなさんの命はずっと昔から繋がって来てたんだね。ずっとずっと。
そして、女子の生理の悩み(我慢しないで)、男子の悩み、ここでプライバシーの話、思春期の心の悩み・・話したい事は沢山あります。
さわりたいのは、自然な事、触っていいけど、一人でね、誰にも見られないように。
そして、大切な多様性の話。いろろいな家族。もう少ししたら、同性婚もあるようになるだろう話も。
いろいろな家族の中で、皆さんたちはそれぞれが育って行く、大人になっていくね。今はたとえしんどいことがいろいろとあっても、幸せな大人になることができるよ。
いよいよ赤ちゃんが生まれます。動画で。
そして、大切な事、性被害も含めて、注意してほしい事を。
助けてということはとても大切な事。できれば大人がいけど。親に言えない時は、親でなくてもいいよ、誰か一人、相談できる人を探しましょう。
時間を10分残して、質問タイム。手が沢山上がりました。質問と、性交の話、そして、子どもたちのお礼のことば、これが涙が出そうだった話。また、明日に続きます。
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