松本正さんの本が出来上がりました。
灼熱の8月3日です。平和公園の6日の準備はすっかり出来上がっています。
今年は、平和公園の式典に入るには、荷物チェックがあるそうですし、原爆ドームの前でいつもする集会は、どうにも規制されそうです。ますます被爆者、市民主体の8.6とはかけ離れていきます。
広島二中の生徒で、14才で被爆した松本正さんの本が出来上がりました。
松本さんには、2016年の8.6ヒロシマ平和の夕べで証言していただきました。その後で灯篭流しに参加されて。その時の事が中国新聞に。これも本の中の写真の一枚です。
松本さんが灯篭を流された後。10人のお身内の灯篭を流して、ホッとされた時です。この後、食事をご一緒しました。
改めて本を読んで。原爆が落とされた時の衝撃、モクモクと湧き上がるきのこ雲を下から見上げた証言、ひたすら逃げて、無残な被爆した人達の間を縫うように必死で歩き、走り、家に帰り着くその証言。そして、10人ものお身内を原爆で亡くされたこと。特に、やはり広島二中に入学したばかりの可愛がっていた弟さんの死。名古屋から広島に疎開して来て全員亡くなったお姉さん母子。などなど、本当に胸が痛くなります。
でも素晴らしいのは、93才にもなる松本さんが今も頑張って被爆証言をして下さっている事です。それに、二度ほど横浜球場でご一緒してカープの観戦をしました。またご一緒できればうれしいことですが。どうぞまだまだお元気で若い人たちの証言をしてくださいませ。
この本は、俳優で「ひろしまのピカ」の朗読をなさっている岡崎弥保さんのご尽力で出来上がったと伺いました。8.6ヒロシマ平和の夕べでの会場でも本を販売しますし、その後は、私の手元・クリニックにも置いております。どうぞ皆様手に取って見て下さいませ。
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