大阪で研修でした。
こんばんは。大阪にいます。
3時過ぎ診療終了。山路さんにクリニックまで来て頂いていて、3時43分の新幹線に乗りました。せっかく山路さんが間に合わせて下さったのに、新幹線は静岡で停電があって、大幅に乱れていました。昨日、フェイスブックに再アップした、6年前の越前に行ったときのあのひどい体験をまたまた思い出しましたが、新大阪迄はさほどひどい遅れではなくって、15分余りの遅れで済みました。新大阪駅は、ほとんどの新幹線がまだまだ順調に動いていなくて、ごった返していましたし、タクシーも長い行列で、5時半の研修開始には少し遅れてしまいました。
今日は、東京と大阪をつないでの二元中継での「ヤーズフレックス」の研修でした。
テーマは、「患者さんの輝く生活をサポートするために患者さんに伝えたいこと」。
愛育病院の百枝幹雄先生の「月経困難症・子宮内膜症治療のための医師決定理論ーSDM(Shared Decision Making)の基礎知識ー」
福島県立医大の小川真理子先生の「月経困難女性のフレキシブルな選択を助けるアプローチ」
大阪大学の上田豊先生の「医療現場の行動経済学~患者さんの考え方の「くせ」を知る~」
茶屋町レディースクリニックの山中章義先生の「そうはいっても時間がない~限られた時間の中で治療方法を選んでもらう時短テクニック」
今日も、強い生理痛の中学生が複数来られました。毎月、つらい思いをするのは、ほんとうに可哀そう。今は、単なる痛み止めだけではなく、いろいろと痛みを和らげる方法があるのだから、どうぞ相談に来てほしいと思います。
中でも、今では低用量ピルが、避妊のためだけでなく、生理をとても楽にすることが分かっていて、月経困難症に健康保険が効く製剤も10種類以上。その中でも、ヤーズフレックスは、120日に一回、年に三回生理があればいいという、ありがたいものです。今、これがとてももてていて、痛み止めも聞かないほどつらい人とか、スポーツの選手とかに、重宝がられています。
私は、講演の中で、低用量ピルもどんどん進化して、毎月生理がなくってもいい、120日に一回あればいいというのもできていて、重宝がられていますよ、というと、年配の方たちはびっくりされます。でも、生理は毎月あったほうが健康のためにいいのでは?といわれたり。いいのですよ、あんなの、いつもいつもなくったって。子どもが欲しくなればやめればいい、すぐに元の周期に戻ってきます。その効率的な勧め方などのお話しでした。知らない知識を教えて頂いて楽しかったです。まあ、長い間臨床をしている私は、SDMや「行動経済学」のような理論は知らなくとも、患者さんといかに向き合うか、身に着けているものがあります。これからも、ヤーズフレックスは多いに勧めていきたいと思っています。
研修も終わって、一人、ホテルにいます。明日は、7時50分の新幹線で広島に帰ります。朝ごはんが食べられるかな?広島では、性教協の例会です。弁護士の寺西先生の「性虐待の現実から見えるもの~性加害・被害防止教育の課題を考える~」のお話しをしていただきます。多くの方に出会えますように。
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