性教育指導セミナーの感想。少しです。
昨日の奈良での性教育指導セミナーについて。いくつか、勉強になったことを。
基調講演は浅井春夫先生。性教協の代表幹事です。今回は「包括的性教育をすべての子ども・若者に」というタイトルでのお話しを聴きたくて、参加したといってもいいほど期待していました。
浅井先生のお話しを聴きながら、メモを取ったのが、こんなことに。ノートを持っていくのだったと後悔しながら。でも、必死でとったメモをもう一度読み返しながら、自分の物にすべく、ここに書きます。
先ず、性教育の歴史から。①女性・若者に純潔であることを誓わせ強制する「純潔強制教育」(結婚するまではセックスをしないという誓約書に署名させるマインドコントロール教育)②性行動の悲惨な結果を強調する「性の恐怖教育」(中絶の手術や性感染症を脅しとして紹介する)③「性教育によって無垢な寝た子を起こす」という曲解と性行動の管理を柱にした抑制的性教育④今日、世界的にスタンダードとなっている「包括的性教育」。私、これらのすべてを知っています。
包括的性教育の骨格は、多様性と人権の尊重を基盤に、①青年期迄のすべての年齢を対象にして、②日常生活のすべての局面に賢明な対応ができるちからをはぐくみ、③性的発達のさまざまな段階に対応できる学習課題を準備することで、④豊かな共生関係を保証することを目指している性教育の事。
そして、これがとても新鮮で、感動したこと。包括的性教育が必要なわけ~10+α。少し書き間違いがあるかもしれませんが。何しろ焦って書きましたので。
①からだに感謝していますか?
②人生は性的自己決定能力が試される連続
③射精責任を果たせる男性になれる?
④予期せぬ妊娠をしないための無知と偽情報からの脱出のために
⑤その時安全な中絶を選択できる力
⑥非暴力を貫いて生きる知識、態度、スキルを持っていますか?
⑦パートナーと素敵な恋愛をはぐくみ続けていますか?
⑧性の多様性を尊重できる感覚をはぐくむために。
以下略
今、書いていても感動です。
先生の新しい本。購入してサインしてもらいました。資料としても素晴らしい本です。大切に読みます。
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