お通夜とお見舞い
昨日は、お通夜に行きました。姉、南島洋子の義妹、すなわち洋子の連れ合いの妹さんが亡くなったので。姉洋子の長女夫妻を車に乗せて一緒に行きました。洋子の長男はすでに来ていました。洋子さんの連れ合い成守さんは、もう20年も前にアスベストによる肺の悪性中皮腫で亡くなっています。その時もとても悲しくて、みんな泣きました。妹さんも。今度は、その妹さんのお通夜です。時の流れを感じます。でも、洋子さんは施設にいて、出席できません。亡くなった妹さんの長兄さんも施設に入っていらっして、出席できません。
亡くなったお顔は、とても安らかで、成守さんとそっくりで、びっくりしました。
こうして次々とみんな亡くなっていきます。実は、この葬儀場は、私も会員になっているのですが、帰る前に葬儀場の人に「私もここの会員です。私の時もよろしくお願いしますね」と言ったら、「はい、こちらこそよろしくお願いします。」と言われて、何かねえ。ここは、つい先日、私宛に封書が来ていて、何だろうと開けてみると、割引券が綴じられたのが入っていました。「霊柩車1000円引き」「お棺1000円引き」などと。ふうん、この頃は、こんなの?と、いい気持ちはしないのでした。一枚ずつ閉じてあるのをちぎって渡して、はい、これで1000円まけて下さい、なんてするのでしょうかねえ。それはもちろん私の役ではないけれど。
この頃、悲しい事が続きます。
その前の日には、大切な方が緩和ケア病棟に入院なさっていて、お見舞いに行きました。もうお話しもできません。でも手を握ると、しっかり握り返してくださいました。そもそも、私が初めてマスコミに登場したのは、この方の番組でした。最近まで、いつも私のブログを読んで下さって、励ましてくださったり、適切なコメントを下さったり。以前、その方を中心とした方たちと毎年お花見をしていました。一年に一回のその集まりは、皆さんがとても楽しみにしていらっして。ある時期からは、私たちが、お弁当の手配や場所取りをしていました。楽しい会でしたが、そのメンバーの多くももう亡くなっています。はだしのゲンの中沢啓治さん、RCCの佐々木典明さん、朝鮮人被爆者教会の李実根さん、広島大学の北西充先生、車いすダンスくらぶの仲井さかえさん・・。
緩和ケア病棟でのその方の姿が悲しくて。もう一度、何とか元気になって頂きたくて。足をマッサージしたり(とても細くなっていました)、手の掌をもみもみしてあげたり。帰る前に、また来ますね、と言ったら、うんうんとうなづいて下さいました。お話しはできなくても、分かって下さっている!!ちょっとうれしかったです。分かって頂ける間にまた行きましょう。
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