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性教育は教師がするものと思います。①

 私は、もう40年近く前、山本直英先生と村瀬幸浩先生が一緒に性教協を作られて直ぐからのメンバーです。性教育については、いろいろな団体ともかかわってきましたが、性教協が一番正しいと思って来たし、活動もしてきました。性教協広島のメンバーからはいろいろと教えてもらってきました。メンバーのほとんどが学校の先生です。その学びの中で、私は性教育は何より教師がするべきものと思っています。

 医師は、体は知っていても、性教育は素人です。素人から初めて、さまざまな実践者や患者さんと出会う中で、自分なりの性教育を作っていきます。その意味で、医師は謙虚でなければなりません。常日頃いつも子どもたちと向き合っている教師こそ、子どもたちの様々な姿を知り、今、彼等が何を必要としているかを感じ取り、実践していきます。だから、医師は実践をしている教師から学ばなければなりません。性教協広島のメンバーは皆さん、すごい実践者です。

 

 まだバッシングの前、みんな授業を工夫し、実践し、それを模擬授業でみんなに公表し、批判を受け、さらに実践する。それは見ごたえがありました。指導要領で、性交を小学生に教えるようになった時、その時のディスカッションはそれは素晴らしかったです。あある学校では、小学校の担任が、それぞれの専門の教科の中で性教育の授業をする。そして、それを順繰りに教室を回って、同じ授業をします。理科の先生、国語の先生、保健体育の先生、それぞれに特徴があります。だから、その学年は、それぞれの先生から授業を受けますので、みんな同じ学びをします。


 そんな時に、バッシングが始まりました。性交を教えることは、子どもと教師、それに保護者も加わって、なんにも問題がなかったのに、ありもしない想像の中で、意味のない批判が大出を振って歩きました。それは、今回私が買った浅井先生の「性教育バッシングと統一教会の罠」のなかにもありますが、地方の私たちが、どんな嵐の中に放り込まれたことか。そして、その痛手は、いまだに私たちの心を痛め続けています。

 一例です。統一教会の関連のある人がPTA協議会の会長になりました。その人が繰り返し連れて来た人がPTAに講演をします。その中で、私たちの仲間の先生の個人名を上げて、授業の曲解をして報告します。

 

 「ふれあい」の授業で、「いいふれあい」「いやなふれあい」などを話し合います。例えば、赤ちゃんをお母さんが抱っこする、うれしい時に親子で抱き合って喜ぶ、または友だちとハグをして喜ぶ。これらは気もちのいいふれあいです。でも、いやなふれあいもあります。それを知ることは、犯罪から実を守ることにもつながります。いやなふれあいは人にしてはいけないし、されたら、拒否をすることも大切な事。そんな授業です。それらは、保護者からも強く支持されていました。それをPTA教議会の会長に呼ばれて講演した人は、


「触れ合いとはセックスの事です。この教師は小学生にセックスをしましょうと勧めているのです。」などと言うのですから、それは聞いた保護者もびっくりするでしょう。

 統一教会系のPTAの役員さんが市会議員を伴って、ある学校に行って、「性教育の教材を出してください」と迫りました。授業で使った何かがあるでしょうと。ちょうど七生養護学校の事件が起こったころです。もうその時にはその小学校で性教育を頑張った先生たちは転勤でいらっしゃらなかったのですが。校長先生からの当時の先生たちに連絡があって、そのことが分かりました。

(だれにも言わなかったことなのですが。ここで初めていうのですが。実は、このことには後日談があります。その市会議員さんと私は、ある方の尽力でお会いしました。その方の家で、鍋を囲んで話をしました。そして、その市会議員さんがPTA協議会の会長に吹き込まれていたことは、まったく逆であったことを理解して下さいました。そして、その大保守の議員さんは、以来、私を応援して下さったのです。)

 先生たちの頑張りで、よく知られている七生の事件の陰に、広島だけでなく、地方で一体どれだけの事が起こっていたのでしょうか。私は、そのPTA会長にあらぬことを雑誌に書かれましたので、名誉棄損で裁判を起こしました。私が若者にセックスをそそのかして、家庭を壊し、社会を乱し、革命を狙っているだのと。そうして、私は広島市内の全ての学校での講演はできなくなりました・・。何しろPTA協議会の会長を訴えたのですから。でも、大丈夫です。広島市以外の県内、さらには県外の全国からの講演依頼はまだまだひきも切らずありましたので、私は変わらず忙しくしていました。


 でも、私の事より、何より深刻なのは、先生たちが学校で性教育ができなくなったことなのです。この頃、統一教会の大運動で、政治も動きました。金と票がある彼らが、政治の世界に何をしたか、今になっていろいろと分かってきましたが、私たちにとっては、性教育が深刻な事態となったこと、指導要領の改訂、中学校の教科から、一斉に性交という言葉も消えたこと、そう、歯止め規定です。先生たちは身動きできなくなりました。そしてその歯止め規定はいまもなお続いているのです。

今年1月24日の朝日新聞に、広島のPTAの講演会になん度も呼ばれてきた、そして、嘘八百をしゃべりまくったその人が出ていました。統一教会との関係も出ています。その記事を皆さんに読んで欲しいけど、ここに出すのはダメみたいで、残念です。

この項、まだ続きますね。とても一回では語り切れません。

奈良の性教育指導セミナーから帰り、京都駅で乗り換え。少し時間があったので、伊勢丹デパートの地下のお弁当売り場で、なだ万のお弁当を買って帰りました。晩御飯に。さすがのお味でした。駅弁には飽きていますが、こういうデパ地下のお弁当、たまにはごちそうです。

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性教育指導セミナーの感想。少しです。

昨日の奈良での性教育指導セミナーについて。いくつか、勉強になったことを。

基調講演は浅井春夫先生。性教協の代表幹事です。今回は「包括的性教育をすべての子ども・若者に」というタイトルでのお話しを聴きたくて、参加したといってもいいほど期待していました。

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浅井先生のお話しを聴きながら、メモを取ったのが、こんなことに。ノートを持っていくのだったと後悔しながら。でも、必死でとったメモをもう一度読み返しながら、自分の物にすべく、ここに書きます。

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先ず、性教育の歴史から。①女性・若者に純潔であることを誓わせ強制する「純潔強制教育」(結婚するまではセックスをしないという誓約書に署名させるマインドコントロール教育)②性行動の悲惨な結果を強調する「性の恐怖教育」(中絶の手術や性感染症を脅しとして紹介する)③「性教育によって無垢な寝た子を起こす」という曲解と性行動の管理を柱にした抑制的性教育④今日、世界的にスタンダードとなっている「包括的性教育」。私、これらのすべてを知っています。

包括的性教育の骨格は、多様性と人権の尊重を基盤に、①青年期迄のすべての年齢を対象にして、②日常生活のすべての局面に賢明な対応ができるちからをはぐくみ、③性的発達のさまざまな段階に対応できる学習課題を準備することで、④豊かな共生関係を保証することを目指している性教育の事。

そして、これがとても新鮮で、感動したこと。包括的性教育が必要なわけ~10+α。少し書き間違いがあるかもしれませんが。何しろ焦って書きましたので。

①からだに感謝していますか?
②人生は性的自己決定能力が試される連続
③射精責任を果たせる男性になれる?
④予期せぬ妊娠をしないための無知と偽情報からの脱出のために
⑤その時安全な中絶を選択できる力
⑥非暴力を貫いて生きる知識、態度、スキルを持っていますか?
⑦パートナーと素敵な恋愛をはぐくみ続けていますか?
⑧性の多様性を尊重できる感覚をはぐくむために。
 以下略

今、書いていても感動です。

先生の新しい本。購入してサインしてもらいました。資料としても素晴らしい本です。大切に読みます。

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奈良、性教育指導セミナーです。

こんばんは。奈良にいます。奈良駅の直ぐ側のホテルから、奈良市を望んでいます。

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性教育指導セミナーです。

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明日一日中、ぴっちり勉強です。今日も市民公開講座がありましたが、それには参加できず。夕方からの懇親会から参加です。

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舞台では、ヨモギ餅をついて下さいました。出来立てのお餅は、すぐにみんなにふるまわれました。

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あんこのと黄な粉の。つき立てって、本当に美味。でも、二個も。その前に、柿の葉寿司も、サバのとシイタケのも頂いていたし、おそうめんも。

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吉野葛のデザートも。

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これらは、屋台の物。でも、コースが一通り出てきて、それはもうお腹がいっぱいで、せっかくのステーキは食べられませんでした。

この後、二次会でした。日頃の女性保健医療ネットワークの皆さんと。

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ギューギュー詰めで、話がはずみます。北村先生、蓮尾先生、写真から切れていてごめんなさい。二次会のお料理は、こんなに食べられません。私は、早めにホテルに帰りました。ここは大風呂があります。朝に入ります・・。そして、9時には会場に入ります。勉強しますよ!!観光はなにもせず、夜には広島に帰ります。

 

 

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お通夜とお見舞い

 昨日は、お通夜に行きました。姉、南島洋子の義妹、すなわち洋子の連れ合いの妹さんが亡くなったので。姉洋子の長女夫妻を車に乗せて一緒に行きました。洋子の長男はすでに来ていました。洋子さんの連れ合い成守さんは、もう20年も前にアスベストによる肺の悪性中皮腫で亡くなっています。その時もとても悲しくて、みんな泣きました。妹さんも。今度は、その妹さんのお通夜です。時の流れを感じます。でも、洋子さんは施設にいて、出席できません。亡くなった妹さんの長兄さんも施設に入っていらっして、出席できません。

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 亡くなったお顔は、とても安らかで、成守さんとそっくりで、びっくりしました。

 こうして次々とみんな亡くなっていきます。実は、この葬儀場は、私も会員になっているのですが、帰る前に葬儀場の人に「私もここの会員です。私の時もよろしくお願いしますね」と言ったら、「はい、こちらこそよろしくお願いします。」と言われて、何かねえ。ここは、つい先日、私宛に封書が来ていて、何だろうと開けてみると、割引券が綴じられたのが入っていました。「霊柩車1000円引き」「お棺1000円引き」などと。ふうん、この頃は、こんなの?と、いい気持ちはしないのでした。一枚ずつ閉じてあるのをちぎって渡して、はい、これで1000円まけて下さい、なんてするのでしょうかねえ。それはもちろん私の役ではないけれど。

 この頃、悲しい事が続きます。

 その前の日には、大切な方が緩和ケア病棟に入院なさっていて、お見舞いに行きました。もうお話しもできません。でも手を握ると、しっかり握り返してくださいました。そもそも、私が初めてマスコミに登場したのは、この方の番組でした。最近まで、いつも私のブログを読んで下さって、励ましてくださったり、適切なコメントを下さったり。以前、その方を中心とした方たちと毎年お花見をしていました。一年に一回のその集まりは、皆さんがとても楽しみにしていらっして。ある時期からは、私たちが、お弁当の手配や場所取りをしていました。楽しい会でしたが、そのメンバーの多くももう亡くなっています。はだしのゲンの中沢啓治さん、RCCの佐々木典明さん、朝鮮人被爆者教会の李実根さん、広島大学の北西充先生、車いすダンスくらぶの仲井さかえさん・・。

 緩和ケア病棟でのその方の姿が悲しくて。もう一度、何とか元気になって頂きたくて。足をマッサージしたり(とても細くなっていました)、手の掌をもみもみしてあげたり。帰る前に、また来ますね、と言ったら、うんうんとうなづいて下さいました。お話しはできなくても、分かって下さっている!!ちょっとうれしかったです。分かって頂ける間にまた行きましょう。

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私の子ども時代のこと(2)

 私の小学校1・2年生の続きです。私は、担任の嫌われっこでした。数々のいじめとしか思えないような罰を与えられました。それを知った母からまた叱られて、私はいつも泣いていました。

 なぜ私が嫌われっこだったのか。わからないけれど、そうかもしれないというエピソードはあります。

 ある日、こくごの時間に「田」という漢字の書き順を問うテストがありました。「|」「3_20240724231901」「+」「ー」このよっつの順番を問うものです。わたしは、「|」「3_20240724231901」「+」「ー」の順番にしました。そしたら、×がついていました。おかしいなと思った私は、先生に問いに行ったのです。そしたら、先生は、「+」の先に「ー」だと言われたのですね。すなわち、先に国構え「口」を書いて、その後で中に+を書くのだと。そう教えられても、おかしいおかしいと思った私は、家に帰って、父にこれ、とテストを見せたのです。そしたら、父もおかしい、これは先生が間違いだと。で、お父さんが手紙を書こうと書いてくれました。「田と言う字の書き順を教えて下さい」と。次の日、先生にそれをもっていきました。

 そしたら、先生の顔がガラリと変わったのですね。なんか、罵倒されて、そして、そこに書いてみなさいと言われたので、黒板に書きました。そしたら、そうよ、それでいいのよ、何がいけないの?と。私は、「先生は、これ「ー」を先に書くようにおっしゃいました。」もう、泣きながら答えました。そしたら、そんなことないでしょ。そんなこと言わないわよ。テスト、持ってらっしゃいっととてもとても怖い声言われたので、机に置いていたテストを持っていきました。そしたら先生は、「あら、ほんと」と言って、後はなんにも言わず、赤のペンを出して、×のところに〇を書いて、そして100と書かれたのですね。とても乱暴に。そして、そのテストを床に投げてよこしたのです。それを拾って席に帰りましたが、私はそれからずっと泣いていました。私は100点にしてほしかったから言ったのではないのに。正しい事を教えて欲しかっただけなのに。それなのに、どうしてこんなに怒られないといけないのかと。ほんとうに情けなかったですね。私は先生にとって生意気な子だったのかもしれません。

 その日家に帰って、父に「どうだったか、先生は違ってたと言われたか?」と聞かれたので、私は、うん、私ので良かったと、と答えましたが、先生がものすごくきげんが悪かったとは言えませんでした。私は、まあ、先生が間違ってたわ、ごめんなさいね。ぐらい言われるとばかり思っていたのです。とんでもないことでした。

 ある日、これもまた何故だかわからないけど、教室の後ろに立っていなさいと言われたことがあります。本当に何もしていなかったのです。ただただお勉強をしていただけです。そう言った先生は、私を見て、「ニヤッ」と笑ったのですね。「ああ、先生は、私を立たせるのがうれしいんだ」と思いました。そして立っていた私は大変な事を思い出しました。その日、母が何気なく、今日、学校に行ってみようかねと言っていたのです。あっ、もしかしたら母がくるかも。私が立たされている時に母がきたらどうしようと。気が気ではありませんでした。そして、やっと先生が座ってよろしいと言われて、ホッとして座ったとたんに母が妹を連れて現れたのです。セーフ!でした。もしかすると、先生から母が来る姿がみえたのかもしれません。それも、その、すぐ自分の親に言う友だちから母にばれたのですが。

 まだまだ同じようなことは沢山あります。先生は、保護者の前では、本当にこれがそういうのだと言えるほど、ネコナデ声で優しい先生でした。でも、保護者がいない時は、機嫌が悪くてもう大変。その落差が激しくて。はっきり言えるのは、いい先生かどうかと言うのは、いくら子どもでも分かります。いえ、子どもだからこそ、その感覚で分かります。そして、小さい時でも、先生に傷つけられたことは、ずっと残り続けるということ。もう70年経った今でも私の中では鮮明に残っています。その先生の顔つきまで。私が幼くして死にたかった原因はその先生にあるとはっきり言えます。

以上、面白くもない話ですみませんでした。気晴らしに。宍道湖の夕陽です。

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私の子ども時代のこと(1)。

 この頃、子どもの自殺の報せに接することが度々あります。ただ、ほとんどは報道はされません。遺族が子どもの自殺はいじめによるものだとの訴えを起こし、遺族から報道に報せた場合のみ報道されています。広島でも、あちらの学校、こちらの学校で子どもの自殺があったと教えられることはよくあるのですが、まったく報道はされません。生徒に対してもちゃんとその件についての説明がされず、ただひたすら隠蔽し、生徒たちの動揺は見て見ぬふりの様です。でも、友だちの死を知った生徒たちはそれぞれひどく動揺していますし、何より、どうして?という思いを自分一人の胸の中で反芻しています。そして、教師に対しての不信感を持ちます。

 でも、事が公になった学校で、その後「繰り返さないために」先生方が必死でその最も不幸なことで子どもを失ったことに真正面から向き合っている姿にも接しています。それは、友だちを自殺で失った生徒たちにも伝わっていると思います。逃げたらだめ、隠蔽しようとすればする程、今そこにいる子どもたちを傷つけることになる、と、思います。

 そんなことを言うのは、この頃なぜか私自身の事を思い出すからです。私は、なぜ死ななかったのだろうかと。いつもいつも死ぬことばっかり考えていたのに、死ななかった。何が抑止力になっていたのだろうかと。

 私が、もっとも死にたいと考えていたのは、小学校の1・2年生の時でした。学校が辛くてつらくてたまらなかったのです。その頃、担任の教師に私はいじめられていました。もっとも、大人になって、あれはいじめだったのだと気づいたのですが、当時は分かるはずもなく。ただ、先生に嫌われている事は分かっていました。えこひいきの激しい先生でした。露骨でしたから、どんな子どもが可愛がられているか、よく分かっていました。私は、嫌われっこでした。よく教室の後ろに立たされたり、廊下に立たされたり、運動場を走って来なさいと言われたり。それが、自分で、どうしてなのかわからないのです。自分で悪い事をしたとの自覚があれば、それを直すこともできたのだけれど、さっぱり分からないままの罰ですから、直しようがない。ただ、ひたすら怒られないようにとびくびくするしかありませんでした。

 立たされたり、運動場を走って来る(その学校の運動場は、とても広くて、結構な距離がありました。)のは、体的にはどうってことはないのですが、心が辛いのです。

 私の近所に、同級生がいました。彼女とその母親は、なぜか私に敵愾心をもっていたように思います。私が、先生に立たされると、必ず彼女が母親に告げます。そして、その母親が私の母に言うのです。「〇〇さん(私の旧姓)が先生に立たされたんだってね」と。そしたら、母が私を問い詰めます。「なんで先生に怒られたのか」と。そして、もっと。「お母ちゃんに恥をかかせた」と。なんで怒られたのかと言われても、自分でわからないのだから、分からんとしか言いようがありません。そして、ちゃんと答えない私に母がさらに怒ります。私はただ、泣くしかなくって。

 そんな繰り返しでした。だから、先生になぜかわからないままに罰を与えられて、その後が嫌だったのです。母に怒られる、と。だから、死にたいと思っていました。

 もし、学校と家との距離が離れていたら、なんらかの方法で死ぬことができたかもしれません。何しろ幼いものだから、死ぬ方法が分からなかったこともあります。高い建物はないし、崖もないし。薬を飲むといっても手に入らないし。毎日毎日死ぬ方法を考えていました。一度、回り道をして、川の側に行ったことがあります。川に飛び込んだら死ねるのではないかと。その時、姉が家に帰る方向と違う方に歩く私の姿を見つけたらしく、追いかけてきました。姉は、川の側に立ってじっと川面を見ている私の側に、黙って立っていました。なんにも言わず。結局私はとぼとぼと家に帰りました。

 今考えても、あの頃はつらかったなあと思います。でも、そのつらい事、死にたいということを決して誰にも言いませんでした。今でもその頃の事を思い出すと、子どもの私がかわいそうで、涙が出てくるほどです。

 そんな生活も、三年生になると変わりました。担任は、すべての子どもをかわいがってくれる男の先生になりました。わけが分からないことで叱られることはなくなりました。先生は、作文教育が優れた方だったようです。書くことの楽しさを知りました。書くことで、いろいろと救われたように思います。ただ、私が書いたものを母に読まれるのが嫌で、隠したりしていましたが。

 私が、なぜ1・2年の担任に嫌われていたか、そのきっかけの、思い当たることはあります。また、立たされている時に母に見つかりそうになって冷えたことなど、もう少し続きを書きますね。

今の青野さんのお花。ピンクのユリが後ろにも隠れています。待合室がいい香りに包まれています。

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中学校の先生と生徒の感想文

 6月になってからいくつかの中学と大学に講演に行っています。次々と感想文が届いています。読むのも楽しみではありますが、勉強にもなります。ああ、ここはこういう意味に捉えられていた、とか、ここはもう少しこう説明すべきだなあとか。そして、やっぱり聞いてよかったという、うれしい感想文が多くて、ホッとします。

 これは、生徒のではなく、中学の生徒指導主事の先生からの礼状です。通り一遍の礼状ではなく、心がこもっていると嬉しいものです。

「河野産婦人科クリニック 河野美代子様

 先日はお忙しい中、今年も本校に足を運んでいただき、また急な日程調整にも快く応じてくださいましてありがとうございました。
 先生が講演の中でおっしゃられた「子どもは無知だからこそ、大人が正しい情報をきちんと教えないといけない」という言葉が教育現場に携わる私たちには深く胸に刻まれました。同時にスマートフォンの中で検索し情報を得てしまうことが多いように感じます。ことさら「性」についてとなるとさらにその傾向は大きくなるように思います。別紙に添付させていただいた生徒の感想文にも「初めて知った」「知らなかった」という言葉が多くみられました。また、「先生の言葉をずっとこれからも忘れないように」「エイプリルフール、お盆、クリスマスは必ず覚えいておきます」という言葉も多くみられました。大人が正しい情報を教えることが、生徒一人一人を守ることにつながると実感させられました。
 また、先生を玄関でお見送りした際には、講演を聴かれた保護者の方から「話を聴くことができて本当に良かった。」「生徒だけでなく保護者にも聞いてほしい内容でした」というご意見もいただきました。家でのプライバシーの事など学校からのお便りにも書かせていただき、保護者の皆様にも学校ができる働きがけをしていこうと考えております。
 これから暑くなりますが、お体に気を付けてお過ごしください。先生のこれからのご活躍を祈念いたしましてお礼の言葉とせていただきます。この度は大変ありがとうございました。」


ここでは、中学二年生に話しました。一部、生徒さんの感想文をアップしますね。男子のも女子のもあります。

「私は今日の話を聞くまでは、性について少し恥ずかしいという気持ちをもっていったけど、今日の話を聞いて、性とは恥ずかしがることではないけれど、自分の意思、行動を大切にしないといけないのだということが分かりました。自分が子どもを欲しい、相手が欲しいなと思っていても、一方的な意見をその時押し付けたりするのではなく、自分の現在の本当の気持ち、自分の職業、学業についてしっかり考える、本当にその出産してきた赤ちゃんを育てられる環境なのか、自分の周りには、助けてくれる人がいるのかなどを二人でしっかり深く考えて決めないと、取り返しのつかないことになってしまうし、その時の自分の適当な考え、行動によって、自分自身が辛く苦しと思い等をしなくてはならないから、本当にしっかり考えて、決めていくことが本当に大切だということが分かりました。」

「今日の講和で私は、命はどのように誕生したのかや、命の尊さ、大切さ、生きることの素晴らしさについて学ぶことができました。またエイプリルフールに妊娠した場合、予定日はクリスマスイブだということも分かりました。自分で予定日を計算できることや、妊娠何か月かの数え方について知ることができ、初めて知ったことばかりだったので正しい知識を身に付けることができてとてもありがたいと思いました。ネットは誤った情報もあふれている中、今回河野先生に正しいことを沢山教えていただくことができて、とても良かったし、今回学んだことを忘れずに大切にしていきたいと思います。」


「今日の講和で、まず感じたことは、自分が今、生きているのは、とても恵まれているということです。この世には、子どもがほしくてもできない人、できたとしても、育てられない人がいるに中で、自分を産んでくれて、育ててくれて、精一杯愛情を注いでくれた親に感謝の気持ちを持とうと思いました。また、家の中にもプライバシーはあるので、親や兄弟にもはいりょしていきたいです。」

先生方、聞きに来て下さった保護者の皆様、そして一生懸命聞いて下さった生徒さんたちありがとうございました。

これは、先日私が行ったある場のトイレです。びっくり。そうなんだ。この頃、こんなのが貼ってある所がずいぶん出て来たとは聞きましたが・・。立っておしっこができない男の子がいるとの話も、さもありなんなのですね。

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カープが面白くて。

カープが面白い!!ですね。打てない!でも、勝つ。

昨日は、1対0で、阪神のノーアウト満塁で、チャンネルを変えました。いやなものは見ない。いやな所にはいかない。もう、負ける所は見たくない。それが今の私。だからもうカープは忘れて、でも、もう終わったかなと、ふとスマホでカープを見ると、なんと、1対0のままで9回の裏ではないの。びっくり。阪神はノーアウト満塁でも1点も入れなかったってこと?で、あわててテレビをつけてみると、栗林ですよ。そして、上本のすごいファインプレーがあって、その後、試合終了。ひえー、勝った。信じられない思いでしたよ。巨人を抜いて一位返り咲き。もっともゲーム差なしですが。

 そして、今日。やっぱり1対0。その11回表の1点も面白いほどの阪神のエラーで入ったようなもの。笑いましたねえ。今日は、見ないということはなくって、しっかり見ましたよ。ライトごろなんてのも。

 11回の裏は当然。栗林さん。甲子園なので、栗林の登場曲ナルコは流されないので、私がテレビの前でスマホで流します。いろいろとあるけれど、一番いいのは、無料の呼び出し音の「トランペットナルコ」。それからこれも。

https://www.google.co.jp/search?q=%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%8A%E3%83%AB%E3%82%B3&sca_esv=321dac8c89e154ad&source=hp&ei=l7ubZtDBDoOH1e8Pnt7ZmQw&iflsig=AL9hbdgAAAAAZpvJpxgNwViD2Nb8-f12AAI21CZYTbBC&oq=%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%8A%E3%83%AB%E3%82%B3&gs_lp=Egdnd3Mtd2l6Ihvjg4jjg6njg7Pjg5rjg4Pjg4jjg4rjg6vjgrMqAggAMgUQABiABDIIEAAYgAQYogQyCBAAGIAEGKIEMggQABiABBiiBEiIUFCjCViuT3ADeACQAQCYAZUBoAHFDKoBBDAuMTK4AQHIAQD4AQGYAg-gAoINqAIKwgIQEAAYAxjlAhjqAhiMAxiPAcICDRAAGIAEGLEDGIMBGATCAhAQABiABBixAxiDARgEGIoFwgIHEAAYgAQYBMICChAAGIAEGLEDGATCAgYQABgDGATCAggQABgEGB4YD8ICCBAAGIAEGLEDmAMOkgcEMy4xMqAH8CY&sclient=gws-wiz#fpstate=ive&vld=cid:42a3aefa,vid:S73zDvMgGmI,st:0

球場で、この曲と共に栗林が出て来て、線のところで帽子を取って深くお辞儀をする所でつい涙がでそうになるのですよ。だから、家でもテレビの前でダウンロードしているこれを流して頑張れっと言うのです。

延長11回でやっと勝ったけれど、そして一位をキープしたけれど、しかし、打てません。シャイナーなんて、いきなりホームランだから、ああ、やっと大砲が来てくれてありがたいと思ったら、その一発のみで、あとはほんとに音無しですね。バッティングを何とかしなければ。どうすればいいのかなあ。私も考えましょう。何しろ、私を励ましてくれる源ですから。

 昨日まで、大きな書き物をしていて、ブログも本当に書けませんでした。でも、出来上がったので、ホッとしています。次の課題もあるのですが、ぼつぼつやりながら、できるだけ無理のないようにブログも書くつもりです。

青野さんの今の花。珍しく華やかです。

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「言えないことをしたのは誰?」

7月10日に出版された漫画。玉造のホテルで全部読みました。

スクールセクハラ、中学校の教師による生徒への性暴力を詳細に描いています。作者は、ともよく取材をしています。私がしばしば当たる性暴力の被害に遭った少女たちをそっくり再現しているとも言えます。とても読み応えのある漫画です。

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主人公は、中学校の養護教諭。いわゆる保健室の先生。生徒からの情報で、部活の顧問の教師が何人もの女子生徒をレイプしていることを知ります。彼女は、何とかして生徒たちを救い出そうとしますが・・。

 この中で、はじめは未熟で空回りばかりする養護教諭の行動ですが。後で、だんだんと力をつけていく中で、自らの間違いにも気づいています。しかし、それでも・・。と私は思います。

 この様な事件に向き合う時には、しっかりした取材が必要で、何より被害者本人からちゃんと被害を聞き出さないと。その証言もないままで、彼女は教員室でその疑惑を他の教師たちに話してしまいます。これ、もっともやってはいけないこと。なぜか。それは、加害者が犯罪行為を知られる可能性があることを感じ取ったら、何より被害者を危険な目に遭わせる恐れがあるからです。口封じのために。

1990年、広島県の小学校での事件です。

1990年3月…広島県警は、安浦町立の小学校6年女児を絞殺した疑いで同小学校教諭・T.K.を逮捕した。被害女児が小学校を卒業した3日後、元担任だったKは彼女の家に車で訪れ「ちょっと話がある」と連れ出した上、首を手で絞め殺害。自らの妻に「子供を殺してしまった、新幹線に乗って(自分も)どこかで死ぬ」と連絡したため事件が発覚したのである。
そしてこの件には、さらに根深い問題があった。そもそも河内は被害女児に対し、日常的に体を触る、キスをするなどのわいせつ行為を繰り返していたというのだ。その行為が明るみに出たため、河内は謹慎処分を受けている最中だったのである。そんななかで起こった殺害事件…学校長や教育委員長、他の教職員らの対応も大いに問題視された。・・


 私は、この件でメディアからコメントの取材を受け、本当にびっくりして、胸が痛くて、忘れられません。この教師も仕事熱心で、保護者の評判もいい人だったと。

 さらに、別のまだ記憶に新しい事件ですが。

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これらでも分かるように、教師による児童生徒への性加害は、なにも今に始まったことではありません。この事件では、加害者は女児たちに固く口留めをしていました。被害者、特にまだ未成熟な少女たちは、その被害をなかなか口に出せません。だから、長い間多くのこどもたちが被害に遭い続けました。

 この漫画の被害生徒たちも。それを、焦ることなく、じっくりと信頼関係の中で、話を聞くことがなにより大切。そもそも、社会的には、まさか教師がそんなことをするはずがないという思いが浸透していますので。話しても信じてもらえない・・ますます被害者はだれにも言えなくなってしまいます。


 今、やっとやっと法律も変わって来て、社会も少しずつ変わって来て、ワンストップセンターも力を発揮できる(すべてのワンストップセンターではありませんが)地盤もできてきて、告発もできるようになってきました。

 また、今もなお、この漫画の中にもありましたが、学校の名誉のために、事件を明らかにすることをためらい、あたかも被害児のプライバシーのために公にしなかったという言い訳がまだまかり通っています。今回の米兵による沖縄の少女への性暴力を政府が隠蔽したのと同じように。

 多くの人、とくに学校現場にいる人は、まずこの漫画を謙虚に読んでほしいと思います。作者の懇親の取材力で、性暴力の基本が余す所なく語られています。これを読んで、少なくとも、性暴力の被害者に対する偏見を改めてほしい、そんな思いを持ちました。すごい力作を書いて下さった作者に心から感謝します。

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お墓参りに行ってきました。

 14・15日の連休で、出雲市平田の両親のお墓参りに行ってきました。雨なので、ちょっと心配しましたが、何事もなく行って来れました。だた、帰りはホテルをチェックアウトすると直ぐに帰路に着きました。九州や山口の大雨が伸びて来るのが心配だったもので。結局お墓詣りの教会とスーパーマーケットとホテル以外はどこにも行かずです。

 教会は、ちょうど月例祭で、信者の皆さまが集まっていらっしゃいました。ご挨拶ができてよかったです。

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この教会のお墓には、私の祖父母も両親も入っています。お父さん、お母ちゃん、お兄ちゃんたちは死んでしまったし、姉は施設だし。寂しいことで。いろいろとしんどいけれど、何とかやっとるよ。などと、胸の中でお参りをしました。

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教会の信者さんたちは、祖父母や、兄のことも覚えていて下さいました。

 教会の近くのスーパーマーケットが好きで必ず行きます。何しろ安いので、見るだけでも楽しいもので。焼き芋が蜜芋5個入っていて、202円でした。やすっ!これは買いました。それから、日本海のお魚など。トビウオが5匹で300円。バラ真イカって何なのかと思ったら、けんさきイカ。これが2匹で400円。時間の関係でしょうか。夕方でもないのにさらに2割安になってました。帰る日なら絶対に買うけど、一つ泊まるので残念。見るだけです。サザエ、握りこぶし位おっきいの。これも帰る日なら買うけれど。つぼ焼きにしたら美味でしょうねえ。


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焼き芋以外見るだけで、ホテルに移動。奇跡的に一つだけ部屋が空いていて、玉造りに泊まれました。早めに入ってのんびり。広くてきれいでぬるぬるすべすべ、美肌の湯と言われるだけあって、いいお湯でした。お風呂とごはん以外はずっと部屋で講演の生徒の感想文と、漫画を読んでいました。雨だし、行く所もないので。漫画は、これ。12日に届きました。分厚いけれど2冊全部読みました。これについては、また書きます。

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帰りは、たたらば壱番地と高野の両方の道の駅に寄りました。二つの距離は近いけれど、両方の道の駅が好きです。たたらばでは、コーヒーを飲みました。朝、ホテルではバイキングを食べすぎて、コーヒーが飲めませんでした。ずっと漫画を読んでいて睡眠が短かったので、運転のための目覚ましのコーヒーです。有機農法のおいしいコーヒーでした。高野では、ゆきむろに入ってみました。冬の雪がまだたくさん残っています。

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 中は、ほぼ0°Cの天然の冷蔵庫です。さぶっ!で長くいることはできません。後は、すっきり、一気に運転して帰りましたよ。

 早くに帰ったので、クリニックに来ています。雨が当たらない所のお花にお水を上げたり、ちょっと片付けをしたり。朝沢山食べたので、お昼も夜もご飯はなしです。明日からまた診療です。

 

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記者クラブにフライヤーの投げ込み

 昨日は、お昼に市役所の市政記者室に「8.6ヒロシマ平和の夕べ」のフライヤーの投げ込みに行きまた。まあ、暑い中、自転車で行って汗びっしょりでした。記者さんたちに少しでも目に停めて頂けたらと。特に、今年は前長崎市長の田上さんが来られます。核兵器廃絶に向けて、その講演に多いに期待しています。フライヤーを入れると直ぐに二人の方が取って行って下さったので、ありがたいと思いました。

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段々と暑くなって、それもひどい灼熱になって来て、広島ではいろいろな行事が行われています。今日は、金光教広島平和集会が行われました。よく私のクリニックの向かいの県民文化センターで行われるのですが、今年は平和公園の中の慰霊塔の前だと。私は診療があるので、朝通勤途中に寄って、私の両親が眠っているお墓のある平田教会の先生にお会いし、「奉」を預かって頂きました。

 行った時は、まだ皆さん懸命に準備をなさっていました。

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これは、ユーチューブで観ました。和楽の演奏がされています。外国の観光客も含めて沢山の方たちがお参りをされていました。

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私は明日から(もう日が変わりましたが)二連休です。久しぶりに出雲の両親のお墓参りに行こうと思っています。書類については、急ぐ部分、裁判所に提出するものは作り上げて、レターパックで送りました。一息つきました。後は、週明けに時間をかけて書きます。


 


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やぶそばの「すだちそば御膳」

今、必死で書類づくりをしていて、ごはんを食べに家に帰ることはできません。帰ると、すっかり怠け者になって、何にもしたくなくなるからです。あくまでもクリニックで仕事を終えて帰らないと。なので、今日は外食。食べた後またクリニックに戻ります。前から行こう行こうと思っていたこれ。

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そごう10階のやぶそばの「すだちそば御膳」です。そもそもは、少し前にあったそごうの「夏のうまいもの大会」。そこで、讃岐うどんの、すだちうどんがありました。こんなの。

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絶対食べようと思っていて、食べ損ねました。残念で残念で。それから、一生懸命探したのです。どこかにないかと。そしたら、基町の「ここす」にあるみたい。で、念のために電話をしたら、「去年はやってましたが、今年はしていません」ですって。仕方ないので、いつか、自分で作ろうと思っていたのです。で、偶然なのですが、やぶそばでうどんでなくそばだけどこんなのをやっていると、写真で見ました。7月限定と。以来、やぶそばやぶそばと。


やぶそばには行ったことは、ずいぶん前に一回だけ。そばを食べる時は、いつも、地下二階の「一福」の出雲そばでした。つい先日もこれを食べました。ぶっかけそば。とろろ芋も大根おろしも、マイタケの天ぷらも乗っているの。


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今回の江戸前そばは、細いけどこしが強くて、ちょっとびっくりしました。このお店の厨房で打っているのですって。出雲そばと全然違う。そして、出汁もとてもさわやかで美味でした。段々すだちの味が濃くなって、最後にはおつゆも頂きました。ついている小さなチラシ寿司も、天ぷらも、デザートも完食。あ、真ん中の巣立ちが一切れ入っているのは、蕎麦湯用です。暖かいそば湯が土瓶で出てきます。すべておいしかったです。


 そしてもう一つのびっくりは、客の多いこと。次々と人が入ってきます。晩御飯におそばを食べる人がこんなに多いとは知りませんでした。私もちょっと病みつきになりそう。今度は他のメニューも試してみましょう。あ、うどんもあります。カレーうどん、おいしそうでしたよ。

 書類づくりは、もう一息。明日の夜中には出来上がる予定です。そしたら、二連休だ!!

 

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「国境の無い花たち展2024~8月6日にひろしまで花をいける~」

 ここ数日、ずっとずっと特別養子縁組の書類を作っています。作りながら、日本の民法の、いまだに男尊女卑であることを痛感しています。朝ドラの「虎に翼」で、戦後、それまでの男社会の法律の世界が、どのように変わっていったか、その陰に、これまでにどれだけの女性たちが悔し涙にくれながらも頑張って来たかも教えてもらっています。それでも、戦後80年経とうとする今でもなお、このありさまだと。それでも、私たちは法の元で、家庭裁判所に審判をお願いするしかないのですが。この件が、いつか無事に終わったなら、その時には、思いっきりこの件について、お話しできたらと思います。それまではひたすら我慢です。私の責務は、我慢しながら今週いっぱいにすべての書類を作り上げること・・です。

 私のクリニックにいつもお花を活けて下さる青野直甫さんが実行委員長の「国境の無い花たち展2024~8月6日にひろしまで花をいける~」が、今年もシャレオで開催されます。コロナが厳しい時には、ウェブで開催という時もありましたが、今年はシャレオでリアルに開催です。ぜひ皆様鑑賞に来られますように、私からもお願いしますね。

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スカートをね、買ったんですよ。

 今日は、職員の皆さんにボーナスを出しました。とりあえず出すことができて、ホッとしています。うちは、振り込みでなく現金を渡します。銀行に行って、お金を降ろして、新札に両替をしようとしましたが、制限があって、五千円と千円は新札で、万札は各人二枚だけ新札にして、それで精一杯でした。通帳の金額がごそっと減ったので、これから、また頑張って増やさなければなりません。でも、欲しい機器があって、それが高いので・・。逡巡しています。やれやれです。

 ところで、5月の2日に、私は、欲しいスカートがあって、欲しいけど、入らないと書きました。そしたら、フェイスブックで皆さんが買いなさいと後押しをして下さいました。迷っていたげれど、よし、それを目標にダイエットをしようと、思い切って買いに行ったのです。ところが、行ったときには、もう売り切れていたのです。なんのこっちゃ。結局は私に縁がなかったということだわ、とあきらめたのです。

 それなのに、日曜日、性教協の例会と食事会の後、本通りを歩いてクリニックに向かっていて、ふと、前にそのスカートが飾ってあったお店、多山さんにふらりと入ったのです。何の目的もなく。そしたら、びっくり、奥にそのスカートがあったのですよ。アッと驚いて、あるんですね、と言ったら、評判がいいので、また仕入れをしたのだと言われました。前、ほしかったのですが、買いに来たら、もうありませんでしたと話しました。でもね、入らなかったです。これから頑張ってダイエットをしようかと思って・・などと。

 そして、その同じ生地もあると。で、結局スカートと、生地、140センチ幅のを1メートル買いました。スカートに手を入れて、この生地で上も作って繋いで、すっぽりしたワンピースにしようかと。はい、オードリーヘップパーンのスカートです。可愛いですよねえ。

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 どうするか、当分眺めます。

 ダイエットも、ゴボウ茶を始めて、アッという間に〇キロ痩せました。これからも続けて、何とか入るようにして。上はちょっとおしゃれなブラウスにでも出来たらいいのですが。何しろスカートの後ろはゴムで、チャックもあるのだから。なんとかなりそうな気もします・・??。入ったら写真を撮ってここにアップしますね。

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性教協例会「性虐待の現実から見えるもの」

 朝早くに新幹線に乗って広島に帰ってきました。ま、どうせマスクしているから、お化粧もせず新幹線に乗って、クリニックに帰ってお化粧をして性教協の例会に行きました。早いみずほだからでしょう、横も前も後ろにも人は全然いませんでしたよ。

 こうしてみると、交通費が高額でも広島大阪なんて、通勤圏内ですね。

 例会での寺西先生のお話。数々の性暴力の被害者に寄り添っての弁護活動で、それはそれは何とも苦しい闘いであっても、それは被害者の尊厳を取り戻す闘いだとおっしゃいました。古い被害で、民事でも時効で負けることが分かっていても、それでも、訴えたケース。それこそ、尊厳のために。よくよく負けるということを話した上での訴えなのですが、それでも、そのことでマスコミに話すこともできたし、時効ではあっても、そういう事実があったということを判決の中に書かれることもできました。

 日本の性暴力についての法律は、明治の男性たちばかりで作られた法が延々と続いて、世界の中でも例を見ないほど、加害者に甘く、被害者には高い壁が作られていました。

 それでも。寺西先生に教えていただいたのですが、ここにこんな事件があります。

 ある男性が、中学時代の教師にずっとひどい性暴力に遭い続け、当時も年が経っても、それをどれだけ訴えても、誰にも受け入れられず。校長にも、教師たちにも。保護者も。多くの弁護士さんも受けてくれず、結局一人で裁判に訴えた、その事件。彼が勝訴したこと。これ、もっと多くのマスコミが取り上げてもいいのに。あんまりなので、ここにそのニュースのアドレスを張り付けますね。時効の壁をどうやって乗り越えたのか。判決には、彼がどのような性暴力に遭い続けたかが詳しく書かれたと言います。

https://shueisha.online/articles/-/110854


秘策は「下着の返還請求」。中学時代、同性の担任教師から性暴力を受けた男性(45)が34年後に勝訴できた驚きの手法



「中学時代の3年間、担任だった男性教師から性暴力を受け続けた栗栖英俊さん(45)。すでに時効を迎えているにもかかわらず、被害の事実を認定してほしいと、34年経った昨年、独力で提訴し、勝訴を勝ち取ったという。なぜ、いま孤独な戦いに挑んだのか? 時事YouTuberでお笑いジャーナリストのたかまつななが聞いた。」

 私もワンストップなどでずいぶん悔しい思いをする被害者の方たちにお会いしますが、やっと日本も何とかその思いを晴らすことができるようなそういう時代になってきつつあると思います。皆さん、ほんとうに苦しい闘いではありますが。

例会も、その後でみんなでお昼ご飯を食べたのも、写真を撮り忘れました。ランチした芸州本店は、国際ホテルが再建築中なので、移転してラッキー会館に仮住まいです。そこの入口。なのに、食べたものの写真を忘れました。



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大阪で研修でした。

こんばんは。大阪にいます。

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3時過ぎ診療終了。山路さんにクリニックまで来て頂いていて、3時43分の新幹線に乗りました。せっかく山路さんが間に合わせて下さったのに、新幹線は静岡で停電があって、大幅に乱れていました。昨日、フェイスブックに再アップした、6年前の越前に行ったときのあのひどい体験をまたまた思い出しましたが、新大阪迄はさほどひどい遅れではなくって、15分余りの遅れで済みました。新大阪駅は、ほとんどの新幹線がまだまだ順調に動いていなくて、ごった返していましたし、タクシーも長い行列で、5時半の研修開始には少し遅れてしまいました。

 今日は、東京と大阪をつないでの二元中継での「ヤーズフレックス」の研修でした。

テーマは、「患者さんの輝く生活をサポートするために患者さんに伝えたいこと」。

愛育病院の百枝幹雄先生の「月経困難症・子宮内膜症治療のための医師決定理論ーSDM(Shared Decision Making)の基礎知識ー」
福島県立医大の小川真理子先生の「月経困難女性のフレキシブルな選択を助けるアプローチ」
大阪大学の上田豊先生の「医療現場の行動経済学~患者さんの考え方の「くせ」を知る~」
茶屋町レディースクリニックの山中章義先生の「そうはいっても時間がない~限られた時間の中で治療方法を選んでもらう時短テクニック」

 今日も、強い生理痛の中学生が複数来られました。毎月、つらい思いをするのは、ほんとうに可哀そう。今は、単なる痛み止めだけではなく、いろいろと痛みを和らげる方法があるのだから、どうぞ相談に来てほしいと思います。

 中でも、今では低用量ピルが、避妊のためだけでなく、生理をとても楽にすることが分かっていて、月経困難症に健康保険が効く製剤も10種類以上。その中でも、ヤーズフレックスは、120日に一回、年に三回生理があればいいという、ありがたいものです。今、これがとてももてていて、痛み止めも聞かないほどつらい人とか、スポーツの選手とかに、重宝がられています。

 私は、講演の中で、低用量ピルもどんどん進化して、毎月生理がなくってもいい、120日に一回あればいいというのもできていて、重宝がられていますよ、というと、年配の方たちはびっくりされます。でも、生理は毎月あったほうが健康のためにいいのでは?といわれたり。いいのですよ、あんなの、いつもいつもなくったって。子どもが欲しくなればやめればいい、すぐに元の周期に戻ってきます。その効率的な勧め方などのお話しでした。知らない知識を教えて頂いて楽しかったです。まあ、長い間臨床をしている私は、SDMや「行動経済学」のような理論は知らなくとも、患者さんといかに向き合うか、身に着けているものがあります。これからも、ヤーズフレックスは多いに勧めていきたいと思っています。

 研修も終わって、一人、ホテルにいます。明日は、7時50分の新幹線で広島に帰ります。朝ごはんが食べられるかな?広島では、性教協の例会です。弁護士の寺西先生の「性虐待の現実から見えるもの~性加害・被害防止教育の課題を考える~」のお話しをしていただきます。多くの方に出会えますように。

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子宮頸がん予防ワクチンについてどなられた続きです。

 子宮頸がんの予防ワクチンの副反応について、マスコミは一斉にとてもひどい副反応があると報道しました。それは、少女がひどい症状があっても、それが本当にワクチンのせいであるのか否かの検証は全くないままに報道がなされ、そして、国はたった二か月で「積極的推奨はしない」と決めました。それまでかなりの率でワクチンが打たれていたのが、まったくと言っていいほどうたれなくなりました。それは、世界の中でも異常な状況でした。これは2019年の世界のデータです。この間、WHOだけでなく、世界産科婦人科学会、世界婦人科腫瘍学会など多くの学会が、日本の異常な事態に対し、早く積極的推奨を再開するように警告を発しました。

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その上、子宮頸がんの検診もこんな状況です。

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ワクチンは打たない、検診は受けない、結果、子宮頸がんの研究をしたければ、日本に行けと言われるような状況が続いているのですね。

 マスコミにより子宮頸がんワクチンは危険と刷り込まれた方たちが、打ちたくないのは、いわば当たり前だろうと思います。だから、私がどなられたりするのです。私は、いつになったら、マスコミがこれらについての検証を自らするのだろうかと、待ちかねています。

 私のクリニックでは、いま、2700回の子宮頸がん予防ワクチンをうっています。この中にお一人、うった当日に発熱した方がありました。翌日にはもう下がったのですが、私はその方の副作用報告をきちんと届け出て、二回目三回目は打たないようにお伝えしました。その他はなんにもありません。お一人、接種から三年経って、生理痛がひどくなったのは、ワクチンのせいではないかと来られた方がありました。もうお一人、やはり三年経って、拒食症になったのはワクチンのせいではないかと来られた方がありました。三年も経つと、いろんなことはあったでしょうし・・。生理痛は、ワクチンとは関係なく、成熟した女性にはほとんどの方にあるものです。ですが、私の立場としては、ワクチンをうとうが打つまいが、生理痛の人は楽にしてあげなければいけないし、拒食症の人は、ワクチンをうとうが打つまいが、治してあげなければならないと思います。もし何かがあったら、必ず治療をするから、その体制もとれているから、だから心配しないでうってほしいと言います。

 20代で、これからという時に子宮を取らなければならなくなった方の苦しみを見てきているからです。

 それから、ワクチンをうって失神するという副反応の事が行政の方のお知らせに書いてあることもあります。これについても、私はあらかじめお話ししています。

注射のお薬のためでなく、「注射は嫌い、痛いかしら、痛い!!」という緊張のために後で気分が悪くなる人がいます。我慢していると倒れるから、気分が悪くなったら言って下さいね。ベットに寝て頂きます。10分も寝ていると、気分は戻りますからね。これは、迷走神経反射と言って、緊張のために起こることです。これらは、採血をしただけでも倒れたり、病気についてお話ししただけでも起こったりということがあります。

 やっと積極的勧奨が再開され、キャッチアップの期間も作られているのですから、ぜひこの機会にうってほしいと思います。それから、多くの国では、男性にも無料で接種しています。2022年2月、世界では60か国を越えて男性にも定期接種のプログラムが組まれています。日本は、まったくその気配もありません。このウィルスによる肛門やのどのがんは、男性にも女性にも発症します。これらの事を考えると、日本も早く他国並みになってほしいて思いますが・・。先進国のプログラムです。日本以外はみんな男性にもうたれています。


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以上、子宮頸がん予防ワクチンについては、もう言うだけ言いました。これまでに、学校の養護教諭の方や国会の議員さんに、まったく検証もなしに、世界も見ることもなく、マスコミによって(それは、宗教団体によってまき散らされたものですが)作られた印象操作でこちらが攻撃されたこともあります。でも私は、信念をもって、副作用宣伝、これらは作られたものであると言い切りますし、がんの予防のためにはワクチンはぜひうってほしいと言い切りますね。

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今日もカープはかーちかーちかーちかち。

イヤー、今日は忙しかったけど。誘って頂いたカープには行かなくっちゃ。というのも、カープは昨日まで連敗。私の勝率は高いし。これまで5勝1敗ですもの。大丈夫、私が行けば勝つ、なんて。

 しかし、終わってみればくたびれました。疲れたけれど、楽しかったです。

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最後の一人になって栗林が出てくれて、好きな音楽、トランペットのNARCOもしっかり聴けたし。なんといっても、羽月の走塁のすごさ。一塁に代走で出て、二盗、三盗。そして暴投でホームイン。すごいなあ。

勝った所。

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そして、ヒーローインタビュー。羽月、堂林、二俣の三人。羽月のちっちゃいのが目立ちます。この小ささで、ちょろちょろ走り回るのですから、相手もやりにくいだろうとは思いますが、阪神はちょっと警戒なさすぎ。

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 二俣は、四年目にして初めてのお立ち台だと。おめでとう。これからもご活躍を、と言っても、カープは本当に若手の育成が上手で、若い人たちがどんどん力を付けて行っているので、なかなか割り込んで行くのは大変だろうとは思いますが。

 ああ、今日も満足。勝島先生ご夫妻に感謝です。私はこれで6勝1敗になりました。カープ、明日は名古屋球場で中日とナイターと。ハードですね。頑張れ頑張れ、カープ。

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患者さんのお父様から怒られました。

 先日、患者さんの父親という方から電話がかかってきて、ひどく叱られました。生理不順で母親が付き添ってこられた方なのですが、親子さんに子宮頸がんの予防ワクチンについて、早く始めないとキャッチアップの期間を過ぎてしまうからというお話しをしたのです。その上で、読んで見て下さいと、子宮頸がんとワクチンについてのパンフレットをお渡ししました。そして、次の来院の時にお母さまが「打ったほうがいいのでしょうか」とおっしゃったので、打ったほうがいいですねとお話しし、予約を取って帰られました。

お父様が怒られたのは、そのことです。あんなものを勧めてと。テレビでやっとったでしょうが。あんな副作用のあるものを勧めるのかと。私は、打ちたくない人に無理やり勧めはしません。その前に、本を読んでくださいとお渡ししました。そして、予約した日に来られた時に、親子さんに詳しくお話しします。予約は、お電話で取られる方がほとんどですし、その段階では、詳しくはお話ししません。質問があれば、それはお答えします。でも、予約当日には、一人約15分かけて、副反応についても、詳しく詳しくお話しします。その上で、納得して頂いて希望する方のみに打つだけです。保護者の方の中には、これだけ説明していただければ、もう充分ですとおっしゃる方もあるくらい説明します。お父様にもそう説明しました。もし、それでも受けたくないと言われればそこまでです。でも、ガンの予防ですから、私としては、ぜひ受けてほしいという思いはあります。予約も取り消して、お嬢さんが接種を受ける機会を失われるのは残念ですとお答えしました。

 私は、このワクチンについては、ずっとぶれないで一貫して必要としてきました。それは、ワクチン導入前から、世界の動向をしっかり見ていましたし、これを導入するにあたって、宗教団体が反対ののろしを上げていたのも見てきていました。彼等は、票と金があって、政治を動かすこともしてきました。それに動かされた政府がやっとこの国にワクチンを導入したのは、世界の中の100番目の国です。若い人に「100個国名を挙げてみて」というと、皆さん笑われます。それに、WHOは「世界中でもっとも安全なワクチン」と言っていることも知っていました。ワクチンの必要性を訴えたドクターたちがいかに迫害されたか、日本に住めなくなってしまった方もおありです。副反応について、なん度も言ってきましたが、名古屋市長の委託を受けて、名古屋市立大学の鈴木先生たちがなさった「名古屋スタディ」。これをマスコミの方がほとんど知らなくって、だから、報道することもしないで、ましてや世の中の方が知らされていないのも当然なのでしょう。

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ワクチン導入から10年経ってスコットランドが「我が国は子宮頸がんは克服した。これからはごく稀に見る珍しい病気になるであろう」と宣言したことは、衝撃でもありました。どこの国の報告を見ても、日本で報道機関がこぞって報道したあの副反応とした症状と同じ報告は全く見られていません。それに、今、ワクチンをうっていないのは、日本も含めたアジア。今や子宮頸がんはアジア人がかかり、アジア人が死んでいく、早くに見つかれば死ななくても済むけれど、子宮を取ることになる。子どもを何人か産んだ後ならまだしも、これから子どもを産みたいという20代の女性が子宮がなくなるのは、ほんとうに可哀そうで。日本は今、毎年1万人がこの進行がんにかかり、3千人が死んでいます。そして、毎年千人の20代の女性の子宮がなくなって行っています。研究者で、子宮頸がんの研究をしたければ、日本に行け等と言われているのですね。

 今の高校一年生とキャッチアップとしてそれ以上の年齢の方(平成9年・1997年4月より後に生まれた方)は、来年の3月で終わりです。それ迄に3回の接種が無料なのですが、それを過ぎると、有料となります。

 コロナワクチンや子宮頸がん予防ワクチンだけでなく、ワクチン全体にノーと言う方があります。中には、ドクターでそんな方もあって、びっくりするのですが。これは、ワクチンのおかげでこうなったという一覧表です。少なくとも、ドクターはこの事実を無視したらいけないでしょう。

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まだまだ言いたいことは沢山あります。今回も何回かに分けてお話しすることになります。よろしくお願いします。


 


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広島県女性医師の会で精神科の勉強でした。

 昨日30日は午前中は広島県女性医師の会で、総会と講演会。講演は、草津病院の大澤多美子先生の「臨床医に役立つ精神医学的話題など」でした。大澤先生は、精神科専門医・指導医、児童精神科認定医、子どものこころ専門医・指導医であり、広島西部こども療育センター嘱託医でもあります。豊富な臨床経験のなかで培われた、精神科医療について、とても分かりやすく教えて頂きました。

草津病院は現在429床。職員は663人。精神科医師40名。常勤医21名、非常勤19名。内科医13名。(ネットより)という大きな病院です。近々、「こころホスピタル草津」という名前に代わるそうです。

精神疾患は、身体と同じく、誰にでも起きること。心にも不調や病気がある、若者の約20%は何らかの精神的悩みを抱えると。一人で抱え込まず、早めに信頼できる人に相談すること。メンタルヘルス・リテラシーとして予防の知識、精神科に偏見がない事、精神的に不調な時に援助を求められることが大切だと。

 2022年から40年ぶりに高校保健の教科書に「精神疾患」の記述がある様になったと。1970年代の教科書では、「理解し方がたい行動を取ったり、廃人となったりする。優生手術の適応となる」などと、まったくひどい記述であったと。そして、今は、「うつ病・統合失調症・不安症・摂食障害」について。MHLがしっかりしないと、発見・支援の遅れとなってしまうと。書かれているそうです。

 私たちには、うつ病や双極性障害(昔にはそううつ病と言われていました)、統合失調症についてわかりやすく教えて頂きました。かかりつけ医がこれらの症状の前兆を早く見つけて、精神科医につなぐことがとても大切であることが良くわかりました。いずれの病気も自殺率は高く、それは最悪のゴールであると。様々な治療と、再発予防、リハビリで回復して日常生活が送れるようになること。

 また、発達障害(神経発達症)・アスペルガーなどの自閉スペクトラム・ASD・ADHDの原因・治療法、また広島市の発達障害支援センター・サロンの話などもありました。動画では、青年たちが自分たちの事や政党の事などを話し合っている姿が紹介されました。こうして、話すことによって、社会と繋がっていけるのだなあと、とてもいい試みだと思いました。

 さらに、先生たちは広島の被爆者の実態調査を行い、被爆者が長い間自分一人で抱えていた体験や苦しい生活を聴くことを通して、その方たちがやっと話せたと解放されて行くことを紹介されました。それらは、「被爆者の人生を支えたもの(臨床心理士によるインタビューから)」という本として出版されました。読みたいと思って調べましたが、とてもお高いです。

 質疑応答で、皆さんいろいろと先生に質問されました。私も、「知的障害のある人や発達障害の人、たとえばサロンなどで、体や性や結婚についての学習などはされていないでしょうか。知らないためだったり、相手の心を読み違えて、相手が傷つくような行動をしたり、辛くて自殺念慮が出て来たりというようなことがあると思います。もし、可能であれば、ボランティアででも、それらの学習に行きたいのですが、いかがでしょうか」と質問をしました。私は、堺に行ったときに、知的障害のある人の性や結婚の学習や出会いづくりに取り組まれている方たちの話にいたく感銘を受けたことがあります。そのような取り組みが広島でもできないだろうかと思っています。

この後、みんなで記念撮影をして、懇親会に移りました。

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私は、残念。午後の会があるので、15分だけしか参加できなかったのですが、大澤先生とお話しをして、今後の相談事業にお声を掛けて頂く事になりました。それが、学習会に繋がっていくといいなあと思います。

 とても有意義なお話しをありがとうございました。午後は8.6ヒロシマ平和の夕べの最終打ち合わせ、個々の役割分担等をしました。その後はまたまた懇親会。これについては、またお話ししますね。

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