東京での講演について
先日23日日曜日、東京、有楽町にてある業界の関係の方たちに性教育についてお話ししました。それは、その職種の人の性加害が明らかとなって、ネットの世界でもかなりかまびすしくなりました。その事務局の方たちが、「私たちは、ジェンダーや性について、まったく勉強をしてこなかった」という反省のうえで、まず知りましょうと、私にも指名があったということでした。私の『今何が起こっているのか~知って下さい産婦人科医療の現場を~』もうお一人は、長野県立美術館館長の笠原美智子さんの『「ジェンダー的視点」からの展覧会企画・実施』というタイトルでのお話しで、11時から15時までの長時間の研修でした。
笠原さんのお話しは、私が全く知らない世界のことですが、とても興味深く聴かせて頂きました。どんな分野でも、ジェンダーには共通の問題があります。これから、みんなが頑張らないと。でも、心配なのは、教育ですね。今のままの教育では、このあたりが全く分からないままの社会人、特に男性が沢山出てきそうです。
今、さまざまな業界の方が、性暴力やジェンダーや性の多様性について学ぼうとしています。それは、世界の中での日本の状況が、あまりにいびつであるということに、経済会の方たちも気づき始めたということなのではないかと考えています。前から分かっていたこととは言え、ジャニーズの事、性暴力の法律がやっと変わったこと、性の多様性、世界での変化だけでなく日本でも性同一性障害の方たちへの法律も多少は変わったということなどが影響していると思います。
多分、私の性教育の話、総論でしたが、初めて聞く方たちにはびっくり仰天だったのではないかと思います。
すんだ後、何人もの方が来て下さいました。専門学校で話をしてくれないかという先生がおありでした。驚いたのは、そのお一人が「高校生の時、私の話を聞いたのではないかと思う、きっとそうだ」という方は、愛知県の高校出身だと。校名を聞くと、まさに何回も私が行っている学校で、そうだろうと思いました。もうずいぶん昔の話です。広島では良くこんなことはありますが、東京で愛知県出身の方からそんなことを聞いて、ちょっとびっくりしました。
それから、子宮頸がんワクチンについて、親に反対されて悩んでいるという方が来られました。これについては、またお話しします。今、いろいろとデータを集めていますので。
なかなかブログが書けなくてすみません。書く時間と意欲がなかなかなくなってしまって。また、ぼつぼつ書きます。
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