県医師会女性医師部会で講演をしました。
本日は午前中に広島県医師会女性医師部会で講演をしました。
お話しがあって私がつけたタイトルがこうです。「医療と医療のすきまの医療」
会には、県医師会長、副会長も来てくださいました。
おそらく知られていないであろう産婦人科医療の中の隙間の部分について、他の科のドクターたちに聞いていただくことはとてもうれしいことでした。
性教育には、いまだに「歯止め規定」があって、中学生まで性交や避妊については教えられない事。それから、これらの女性医療行政の事。
これらも、本当にびっくりされていました。この後で、懇親会がありました。
性教育に反対ばかりしている〇谷議員の動画について、副会長さんは「あの議員さんはひどいですねえ」と。会長は、私が緊急避妊薬のOTC化に反対している事に、びっくりしたと。今、試験的にしている事に、賛成してしまったと。コンドームも使わずに少女をレイプした大人が、後でこれを飲んでおけと購入していた緊急避妊薬を飲ませたことなどの例なども話しましたので。男たちが、「後で薬を飲んだらいいでないか」となるのが目に見えています。私はそういう時こそ、今後の避妊についての指導をしたいし。それが薬局でできるのならいいのですが。外国では、自分で買って飲むことができると言っても、日本の性教育は、外国の人から見ればびっくりするほど遅れているのだから。外国ではほとんど無料で多くの女性が利用しているピルの普及率も日本ではとても低いし、インプラントなどの避妊法も日本では許されていないし。そんなことを医師会長に話ができて良かったです。
それから、若いドクターたちが、河野をサポートするために何をしたらいいかと聞いてくださいました。私、性教育がなかなか進まない状況で、大学生、これからのドクターや教師たちに話ができるチャンスを作って欲しいとお願いしました。大学病院に勤めるドクターたちがやってみると言って下さいました。それから、もうすぐ喜寿になる私の、後継者をどうすればいいのかとも。養子縁組がどうなるのかと。それは私の課題でもあります。
貴重な機会を与えて頂いて本当によかったと、うれしかったです。今度は、今週の木曜日の、企業での講演の準備です。
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