県立輪島高校の校長先生の祝辞
3月1日は、全国の多くの高校の卒業式でした。ニュースはローカルも全国放送も卒業式がいっぱい。広島では、廃校になる高校の卒業式が報じられました。よくわからないけれど、生徒さんが一学年60人いても廃校になるのですね。ニュースの中では生徒さんたちが明るかったのが救いでしたが。
いろいろなニュースの中で、石川県の県立輪島高校の校長の祝辞が、見ていてたまらなかったです。
こんなに、普段の言葉で胸をうつことが言えるのは、大変なご苦労をしながら、本当に心から生徒たちを愛していらっしゃるのだろうと思いました。以前から、教えてもらって、輪島高校の校長先生のブログは読んでいました。震災からの過酷な毎日が記されています。ご自分の家も被災しているのに、避難されている人、生徒たちの事、それは読むだけの私でも、胸がつまる日々でした。NHKの7時のニュースでお顔を拝見し、お声を聞いて、その祝辞を聴いて。その後、そのブログを開くと、ほぼ全文が載っていました。もちろん、文字で読むのとは、校長先生の声でその言葉を聞くのとは異なるけれど。ブログ、「おこらいえ」はここにあります。
https://cms1.ishikawa-c.ed.jp/wazifh/%E8%BC%AA%E5%B3%B6%E9%AB%98%E6%A0%A1%E3%83%A1%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC/page_20211214053904/page_20220412045635?fbclid=IwAR0LqBEHW_2YYoKBZ53Oz0Uc7mP0JyVKdS8Dc_4lLAeaXqnFs9K9vNiuKAU_aem_AZ1GJpt1GU1u8nxzh_ekIdWXssg4ggooszAwKZbVcZZGr1NwTPeIw3jI4rL4kCl6H5k
「どんな顔をしても、もうみんなにはこれ以上頑張れなんて言えない。でもね、前を向くしかないんです。」
「輪島に残る人、いっしょにすばらしい輪島を作ろう。一時、輪島を離れる人、きっといつか帰っておいで。みんながびっくりするような街を作って待っている。」
今、テレビでは、延々と政倫審を写しています。言葉では謝罪をしながらも、自らは、関与していないと逃げるばかり。一体、政治とは何ぞや。政治家はパーティーのキックバックで得たお金のすべてを地震の被災者に差し出し、その後、無料のボランティアに能登に行って働いてみろ。二か月たってもまだ水道も来ていない人のために穴を掘って、水道管をつなぐ労働をしてみろ。
それにしても、こんなつまらない議論しかしない政倫審をどうして政治家の皆さんは「非公開で」と主張していたのでしようね。
むなしい逃げるばかりの自民党の政治家の言葉と、輪島高校の校長先生の悲しくも温かい言葉の対比があんまりだったので・・。
輪島高校平野校長先生、先生には、きっとブログを通じても無数の支援者がいます。でも、どうぞお体を大切になさって下さいませ。食事、睡眠、休息も必要です。今のような毎日だと、先生の突然死なんてこともあり得るのではないかと、危惧します。どうぞお大事になさって下さいませ。
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