性の多様性と学校~小学校の授業を中心に~
今日は午前中、性教協の例会でした。我らが城さんの「性の多様性と学校~小学校の授業を中心に~」。今年度、小学校2校で行った授業はどんなものであったかということなのですが、授業に入る前に、私たちに今、社会は性の多様性についてどのような状況になっているか、まとめて下さいました。中国地方の状況について。
いわゆるレインボーパレード・岡山は2021年からもう行っていて、昨年は10月22日に岡山市で。5月5日には山口市で。広島は6月10日、フラワーフェスティバルで(サミットのために昨年は6月10日に延期されました)。
パートナーシップ宣誓制度・岡山県、岡山市2020年7月、今、県27市町中12、広島県、広島市21.1.月今、県23市町中9、山口県、宇部市21.9、山口市24、4月から。県24.9.月から。鳥取県、境港市22、7月、県23.10月これはパートナ―シップより一歩進んで家族としてというファミリーシップ、島根県、県として23.10月から。
さらに、裁判もずいぶん変わってきていると。
・最高裁:性別変更に生殖不能にする手術要件は憲法違反で無効
・岡山地裁:手術なしでの性別変更認める。
・札幌高裁:同性婚。認めないのは憲法24条1項違反。初認定。
・最高裁:犯罪被害者遺族給付金、事実婚の同性パートナーも対象(2024.3.37)
そしてLGBT法の成立。これは差別禁止にはなりませんでした。この法、正式な名称は知ってますか?と城さん。あれ?それは、
「性的指向及びジェンダーアイデンティティのの多様性に関する国民の理解の増進に関する法律」。
これをLGBT法と呼んでもいいのだろうか?と城さん。確かに。
でも、文科省からは早速全国の教育委員会、都道府県知事等あてに通知が出されました。これは、なかなか厳しい通知です。
https://www.pref.osaka.lg.jp/attach/6686/00456722/01_monka_05_237.pdf
これに対して産経新聞社が記事を書いた所、すぐに文科省から産経新聞社あてに抗議文と言ってもいい申し入れが出され、それを国民にも通知しました。
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/jinken/sankosiryo/mext_02424.html
文科省、やりますね。こんなことまできちんとする文科省が、どうして性教育については、こうなのでしょう。
そして、各自治体は、さっそく動きました。広島県では、廿日市市、呉市、府中市等が、学校に対して早速生徒の名簿を男女別でなく、名前による五十音の混合名簿とするように、そして保護者や学童・生徒にも名簿が変わる旨の通知をしています。
これらを踏まえて、城さんが実際に行った授業が展開されました。私たちも授業に参加する模擬授業でもありました。明日に続きますね。
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