山の中で車のキーの電池が切れた!!
先日、山陰に行く途中、必ず寄る高野の道の駅に停まって、いざ出発しようとしたら、エンジンがかかりません。パネルには、訳がわからないことが書かれています。
「リモートコントロールをステアリングコラムに当てて保持」そして、△が向かいあっているような絵が描かれています。なんですって?こんな横文字さっぱりわからない。どうしよう。よりによってこんな山の中で。とにかく電話だ。私のスマホの電話番号にあったディーラーに電話。そしたら、出た方が、以前つとめていたけれど、今は退職していると言われます。そして、今ならまだお店が開いているので、早く電話なさった方がと。一旦、分かりました、ありがとうと言ったけれど、電話を切る前に、「あの、やめてらっしても、この意味を教えて頂けませんか」と。「リモートコントロールをステアリングコラムに当てて保持」を読みました。そしたら、その方が、「あ、それは、キーの電池切れです。それなら、私にもわかります」と。そして、電池が切れた時の応急処置を教えて下さいました。ハンドルの下というか、ワイパーを動かす所の下の方に、△が向き合っているのが見えるはず。覗き込んで下さいと。かがみこんでみると、確かにそんな絵が見えました。あった!!というと、そこにキーを当てて、当てたまま、エンジンのボタンを押してくださいと。で、いわれたようにしてみると、パネルの電気は点くけれど、エンジンはかかりません。もう一度してみると、今度はライトもすべて消えます。これは切れたということ。もう一度、今度も電気がつくだけ。でも、退職した方にずっとお付き合い願うのはあんまり気の毒なので。お礼を言って電話を切りました。
そして心細いまま、何回か試していると、電話がなりました。見ると、今の私の車の担当の方でした。最初の方がわざわざ連絡して下さったのですね。なんと親切な。「わー、〇〇さん、助けてよ。」そしたら、彼は「落ち着いて、ゆっくりやりましょう」と。まるでカウンセラーです。そして、今の状況を説明すると、エンジンのボタンを長押しするのだそうです。してみると、すぐにエンジンはかかりました。助かった!!でも、キーの電池は早急に替えないといけないと。それは、そうだけど、広島ならまだしも、山陰に行くので。松江にはお店があるそうだけれど、今日松江に行くことは出来ないし。それでも、電池は市販のだと教えて下さいました。とにかくたちまち車は動くのだし、目的地までいくことができました。
そして、その夜。いざ寝るだけになって、もし、明日車が動かなかったらどうしようと心配で。もしかして、コンビニに電池がないかと思いました。ホテルのフロントに尋ねると、コンビニは午後10時半迄だと。その時、10時20分。急いでコンビニに飛びこみました。でも、コンビニには、リチウムのボタン電池はありませんでした。で、店員さんに、どこか、ボタン電池を売っている所はないでしょうか、と尋ねると、奥に入ってどなたかに尋ねた上で、「ドン・キホーテがあります」と教えて下さいました。スマホで調べると、午前2時までやっていると。それはうれしかったですね。駅に出て、そこにいるタクシーに乗って、ドン・キホーテへ。店員さんに尋ねて、スマホで調べた電池と番号の合う電池をゲットできました。やれやれです。で、その場でスマホで見ながら電池を交換できましたよ。
ところが、物事、そうすべてうまくいきません。帰り、タクシーがいません。お店に戻って、タクシーはどうしたらいいかと尋ねると、タクシー会社の三社の電話番号が張ってある所に連れて行ってくれて、ここから電話して呼びなさいと。しかし、その内の二社は、車がいませんと断られました。一社は電話に出てくれませんでした。また外に出て、うろうろとタクシーが通らないかと探しました。冷たい雨の中。傘もなく。タクシーは全く通らなくって、もう、歩いて帰ろうかと、絶望的になりながらも、何とかならないかと頭を巡らせました。ドンキには、若い人たちが次々と車で乗り付けます。彼等に頼んでみよう。そして、若いカップルに声を掛けました。駅のそばのホテルまで連れて行ってくれないかと。もちろん、お金をお払いしますと。そしたら、二人が顔を見合わせて、そしてあっさりと「いいっすよ」と受けてくれたのです。もううれしくて。立派な車でホテルの真ん前まで乗せてくれたのです。ドンキに行くときに払ったタクシー料金より倍以上のお金を渡しました。二人は遠慮しましたが、とにかくうれしかったので。
雨の中、直ぐに駐車場の車に行って、試してみました。エンジンがかかった時には、うれしかったですねえ。
ということでした。思いもよらない事が、山の中で起こりましたが、いろいろな人に助けてもらって、何とかなりました。教訓。車のキーの電池は、車の中に置いておきましょう。または、毎年、電池切れする前、お正月にでも交換しておきましょう。今回、思いがけないことで、電池の交換の仕方とか、もしも電池切れで車のドアが開かなくなった時にはどうしたらいいかとか、いろいろと勉強しました。
まだまだ寒い中、クリニックの花は青野さんのおかげでいつも暖かです。
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