中国新聞の記事「性被害ワンストップセンター」
われらが中国新聞の久保記者が書いて下さいました。「広島県性被害ワンストップセンター」についてです。本当に今多くの訴えで、忙しくてスタッフみんな大変です。センターでは、常勤だけでなく、大勢の人がシフトでそれぞれ受け待ちをしています。
記事の中にあるように、過去の被害を何年もたって、お話しする方もとても多いのです。一人抱え込んで、ずっと悩んで、やっと今になって誰かに話をしたいと。そんな方のお話もワンストップセンターは、しっかり受け止めます。そして、その方がどうしたら心が楽になるか、一緒に考えます。
松本人志さんの件で、被害にあった女性について、あれこれ言われています。中でも、なぜ今になって、という声が多いですね。ジャニーズ氏による性被害が公になって以来、全国のワンストップセンターで同じ現象が起こっているそうです。過去の被害、それをずっと抱えて生きるのはとてもつらいことです。時間が経ってからの訴えを、責めてはなりません。それは、セカンドレイプとなり、さらに被害者を苦しめます。
私も、週刊誌は読みましたが、これだけ詳細に嘘が書かれることはないと思いました。辛い思いを話すのは、裁判の場だけとは限りません。時効が来ていても、裁判以外の方法でも、いろいろと対応出るのですから、悩んでいる方、どうぞ一人で抱えこまないで下さい。
ワンストップセンターは、弁護士さんだけでなく、カウンセラーや支援員など沢山の女性たちがフル活動していますよ。久保さんの記事、本当にうれしく読みました。この記事で、悩んできたけれど、思い切って話してみようかと思う人が、増えて下さいますように。
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