「チロルの挽歌」観ました。
昨夜のNHK・BSの「チロルの挽歌」前・後編、観ました。1992年作、脚本山田太一さんの追悼番組です。高倉健さんと大原麗子さんのダブル主演。美しい北海道の四季、特に雪のシーンの魅力と、寡黙な健さんがとっても恰好良く、大原麗子さんの美しいこと。夢中で最後まで見て、今日はひどい寝不足です。
テーマパーク・チロリアンワールドを作るために北海道に赴任した高倉健さん。そこには、自分と娘を捨てて駆け落ちした、行方不明の妻がいました。
それから、びっくりしたこと。自分の土地、牧場を絶対に売らないと頑張る人。あら?なんか、懐かしい人と思ったら、なんと、昨日書いた「ヒロシマ・モナムール」の主演の岡田英次さんではありませんか。モナムールから時を経てぐっと渋くなって、頑固おやじをしっかりした演技で演じ、存在感抜群でした。
この三人の方たち、皆さん亡くなってしまってます。でも、こうして作品は残り続けて、後世の人達にも見てもらえるって、素晴らしいと思いました。山田太一さんの脚本、いつまで経っても、その社会になじんですごいなあと。そもそもこの作品が作られた時は、私は激務の真っ盛りでドラマを観ることなんて、まったくできない時。今になってこうして名作を観ることができたのは、ありがたいことでした。
それにしても、脇役にいたるまで、すごい演技力で魅力的な役者さんが勢ぞろいして、見ごたえのある名作です。
もう一度、美しい(生活する人には大変かもしれないけれど)北海道の美しい雪景色を。
最後に、いろいろと伏線はあったけれど、結末は驚きました・・。
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