三原市の講演無事終わりました。①
三原市の講演、無事終了しました。たくさんの方に来ていただきました。広島からも応援に来て頂いた方もありました。知ってる方の顔が見えるのは、ずいぶん勇気づけられました。それから、LGBTの当事者の方にも来て頂きました。
演題には、レインボーフラグを立てて下さいました。うれしくて。
私は、昨日まで知らなかったのですが、三原市には、とてもすごい条例がありました。
「すべての三原市民の人権が尊重されるまちづくり条例」で、6月27日に全会一致で可決され、10月から施行されています。素晴らしい条例です。その前文です。
人権とは、誰もが生まれながらに持つ、人間が人間らしく自身の意思で生きていくための誰からも侵されることのない基本的な権利で、私たちの先人たちが築いてきたとても大切な財産です。
日本国憲法では、基本的人権は、侵すことのできない永久の権利であり、すべて国民は法の下に平等であって、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されないことを定めています。また、世界人権宣言は、すべての人間は生まれながらにして自由であり、かつ、尊厳と権利について平等であることをうたっており、これらはともに人類普遍の原理です。
しかしながら、私たちが暮らしている社会には、今もなお、同和問題、女性、子ども、高齢者、障害者、外国人、性的指向・性自認等の人権課題が存在し、加えて、情報化の進展に伴い、新たな媒体を介しての差別を助長する掲示や誹謗中傷などが顕在化しています。
私たちは、どんな理由があっても、誰かを差別したり、傷つけたり、いじめることがあってはなりません。すべての市民や事業者は、相手を理解して、尊重し、思いやり、「人権尊重」を自分の事としてとらえ、差別を決して許さない心を育む努力が必要です。
この条例は、すべての市民が差別のない、自分らしく生きることができる、誰一人として取り残さない安心して暮らせるまちをめざす、その礎になるものです。
市民向けパンフレットです。
この中の真ん中のをアップします。こんなのがきちんと書いてあるのがすごい。
前文だけでなく、15には、ちゃんと「性的指向及び性自認(性同一性)を理由とする偏見や差別をなくそう」と書いてあります。
それになんの異論もなく、議会で反対の意見はされなかったそうで。賛成をしていて、さて、どうしてあんな投稿をされたのか、不思議です。
こんな条例は、広島市でも制定しようと市民運動の方たちが頑張って運動をしていますが、広島市の行政は全く、動きません。トップの問題でしょうか。
今日、来て下さった方との会話とか、戴いた感想文とか、また明日続けますね。私は、次の大きな講演の準備に入ります。お世話になった皆様方、心配して下さった方々、本当にありがとうございました。
『河野美代子からだの相談室』
ここをクリックすると私の体の相談室と著書の販売があります。
ぜひ覗いてみて下さい。
| 固定リンク
コメント