片付けも終わりました。
遺作展が日曜日に終わって、それから夜な夜な残りの梱包等をし、昨夜本格的に全部の梱包を終え、家に運べるものは運び、そして今日、すべての荷物を搬送しました。がらんとしたギャラリーです。夕方には、拭き掃除をして、今日、大家さんに鍵をお返ししました。
荷物は、またまた河口さんにお願いしてトラックを出してもらって、小坪邸の倉庫に置かせてもらいました。後は、遠方の方への配達を残すだけになりました。小物は黒猫に来て頂いてあちこちに宅配し、大物は、私が運ぶことにしました。大手の運送会社に頼んだのですが、美術品になるため、かなり大がかりな梱包と、保険等もかけるため、バカにならない金額になるし、それに今はとても忙しくて見積もりもしに来ることはできないと断られました。県外三か所に連休を利用しながら、運びます。
宅配で送った長兄の妻、義姉からラインがきました。大き目の花瓶。兄の遺影に飾ったと。長兄が亡くなった時には、弟の康行さんが、牧師として葬儀をしたものです。
長兄は遺体を大分大学の医学部に献体したので、その感謝状が後ろにあります。また、アマチュア野球の審判でしたので、その置物が遺影の前にあります。あとは、孫ちゃんのピアノ演奏の写真。長兄は、遺骨は東京湾に散骨し、お墓もありません。その遺影の前に長兄の弟の作品が置いてあるのを見て、さすがに涙ぐんでしまいました。みんないなくなる・・。姉は認知症で、たぶん兄の死の報せも分からないと思います。こんなことを話せる身内がいなくなって、やはり寂しいものです。と、こんなことを言ったって、もしかして、今度は私が「あの時は元気に兄の遺作展をしていたのに」と言われるようなことになるかも・・ですね。人生、まったく何があるかわかりませんもの。
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