映画「ひろしま」が上映されます。
8月4日から10日まで、広島市の八丁座で映画「ひろしま」が上映されます!!
映画「ひろしま」は、1953年に制作され、今年で70周年です。これは、教育学者の長田新さんが編集された広島の子供たちの作文集、「原爆の子~広島の少年少女のうったえ」を元に作られました。(私は、この初版本を持っています。父の形見です。)
私がまだ子どもの時、6歳ですね。この映画のロケが観音中学校の講堂であって、見に行ったものです。私のもう亡くなった長兄も出演しています。チラシの裏の映画の解説から。
「自らも広島で被爆した教育学者・長田新が編集した文集「原爆の子~広島の少年少女のうったえ」を、日本教職員組合が映画化を決定し、八木保太郎の脚色により映画化された本作は、広島県教職員組合と広島市民の全面的な協力の下で制作され、多数の広島市の中学・高校生と父母、教職員、一般市民など約8万8500人が手弁当でエキストラとして参加した。その中には、原爆を直接経験した者も少なくなかった。映画に必要な戦時中の服装や防毒マスク、鉄カブト等は、広島県下の各市町村の住民から約4000点が寄せられた。「ひろしま」で描かれる原爆投下後の圧倒的な群衆シーンの迫力は、これら広島県民の協力なくしてはあり得なかっただろう。
東宝出身で戦後独立プロに転じた監督の関川秀雄は、原爆が投下された直後の地獄絵図の映像化に勢力を傾け、百数カットに及ぶ撮影を費やして、克明に原爆被災現場における救護所や太田川の惨状等の阿鼻叫喚の修羅場を再現した。そして被爆者たちのその後の苦しみを描いた。それはひとえに被爆者の声でもあった。
被爆国ニッポンは、すべての核を否定すべきであった。唯一の被爆国だというのに、私たちは、核の恐ろしさをもっと大きな声で訴えてこなかったのか・・。原発も核開発に他ならない。」
私は何回もこの映画をみましたが、チラシにも採用されているこの川の中のシーンも、救護所でのシーンも、そして何よりもほとんど裸の小さな子どもががたがたと震えているシーン、決して演技ではない、でも、どうやってこんなシーンを撮ったのだろうと言うような、迫真のシーンが沢山あります。最後の、沢山の市民が続々と集まる所では、涙を押さえられません。
8月6日を中心に、沢山の方が海外や他県から広島に来られるでしょう。ぜひこの映画を観られますように。
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