中学生への話・保護者の方も。
昨日の木曜日は、午前中から府中町立緑ヶ丘中学校で2年生と保護者の方に話をしました。講演の前に校長室に入ると、こんなのが。
素晴らしい切り絵。なんとこれが特別支援学級の生徒さんの共同制作だと。びっくりしました。指導する方たちの力でしょうか。特別支援の生徒さんたちには、地域のボランティアの方たちの支援があるのだそうです。ちょうど生徒さんたちがグランドで体育の授業でソフトボールをしていました。そこに、地域の支援をする方が、特別支援の生徒のそばにいて、一緒にプレイをしていらっしゃいました。楽しそうでした。
講演中の映画を上演している所。生徒さんは、びしっと男女が分かれています。ウーン。久しぶりです。多くの学校が、今、混合名簿になっているので。校長先生や担当の先生によると、性の多様性について、これから真摯に取り組まれようとされているそうです。
講演を終えて体育館から出ようとしていると、保護者の方が駆け寄ってこられました。「私は学生時代に先生の話を聞いています。そして、クリニックの患者でもあります。」と。それはそれは。うれしいことです。校長先生たちと話をして車に乗るために歩いていると、今度はもう一人の保護者の方が、私の患者だと言ってこられました。8か月まで私が診たそうで、その時の子が今ここに通っていると。
子どもさんといっしょに話を聞こうと来て下さってうれしいことでした。
実は、昨日はとても忙しい日でした。帰ると、すぐに車を置いて自転車でクリニックへ。今、「教科書」を作っています。特別養子縁組の養親希望の方のための研修資料です。完全な手作りの教科書で、私は一番いい教科書だとの自負があります。目次はこんなの。
これまでも作っていますが、今回は三刷りです。だんだんと内容が増えていきます。きちんとした印刷にするにはお金がないので、自分でプリンタ―でプリントをし、製本だけを友人のプロの方にほとんどボランティアのような値でやって頂ききます。考えてみれば、産んでも育てられない出産をしなければならない女性と赤ちゃんのために、やむを得ずに初めた特別養子縁組のあっせんです。こんな臨床での取り組みがあるからこそ、私の性教育の講演は、他の人たちにはない厚みがあると思っています。
その資料の整理、それから従業員の健康診断の申し込みにいきました。事務長がいなくなった今、それらもすべて私の仕事です。
急いで家に帰って、今度はタクシー、新幹線で神戸に行きました。大切な人と食事をしながら話しをして、深夜に帰りました・・。充実した木曜日でしたが、少々疲れました。
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