朗読劇「蛍火」
昨日の夕方交通規制でひどい目にあったので、今日の朝、患者さんを待たせることになってはいけないので、結局朝7時に家を出ました。かなりの雨、風も強くて、平和大通りで自転車にさしていた傘が、おちょこになってしまいました。それなりに交通量が多くて、かなり恥ずかしい。警察官も沢山いたし。でも、一切交通規制はないので、スイスイとクリニックに到着しましたよ。スタッフは、みんなそれぞれちゃんと到着して、滞りなく診療ができました。あすもまた早くに出ないといけないでしょうね。今になって気づいたのだけれど、リーガロイヤルホテルからプリンスホテルへの道を、私が通勤する道はどうしても横切らなければなりません。そこの交通規制にかかってしまうと、もう、どれだけかかることか。やっぱり明日も早く行きましょう。
昨日、午後7時から、朗読劇「蛍火」を観に行きました。舟入高校のOB会が中心となっての演劇です。観音高校OBの板倉さんがこれに出演されるということで、少々気になっていました。ちょうどG7のサミットの前日、このような演劇を見ることができて、良かったです。
広島の平和記念資料館に展示されている「焼け跡に立つ少女」、その藤井幸子さんの一生を追う形で演劇は始まります。藤井幸子さんの息子さんが、舟入高校の演劇部員であり、この演劇の出演者の一人でもあります。藤井幸子さんは、10歳の時に被爆、腕に重症のやけどを負いましたが、生き延びました。やがて二人の子を産みましたが、42歳で亡くなりました。幸子さんの10歳の時の写真があることが分かったのは、被爆から70年以上たってからでした。
私は、朗読劇は正直あまり好きではありませんでした。それなら、自分で本を読んだほうがいいと思っていました。その上、原爆の演劇を観たくもありませんでした。それは、昨年の「劇団民芸」の「泰山木の木の下で」で、あまりにひどい被爆者差別を見たからです。
でも、今回は、素晴らしかったです。単なる「朗読劇」ではなく、中央にスライドが写され、音楽(フルートやお琴、マリンバ、尺八、朗詠、そしてキーボート)等は生演奏だし、みんなを退屈にさせない工夫がされているし。何より、明るいのがいいです。いろいろと悩むけれど、その中で、明るく生き抜いていく、その姿がいいです。劇団民芸の人たちに見せたいと思いました。よくこれだけの演劇を作り上げたこと。みんながそれぞれお仕事があるでしょうに。さすが舟入高校!!と思いました。
できれば、これを全国に持って行ってほしいし、アメリカにも・・。大人数ですので、大変かもしれませんが。そう思いました。
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コメント
ゆうぽっぽ の近くに住んでおります
輝きライフ です
先生にお会いできましたら
ご挨拶させていただきましたが
2階席でビデオ撮影をしておりましたので
誠に残念でした
後日 YouTube にアップして
原爆の悲惨さを世界に発信する予定です
投稿: 輝きライフ見遊録 | 2023年5月20日 (土) 23時50分
朗読劇『蛍火』制作委員会代表 久保田様に
河野先生のブログをリブログさせて頂きましたら
とても嬉しいコメント頂き
蛍火グループにもリブログしますとのことでした
ありがとうございます。
投稿: 輝きライフ見遊録 | 2023年5月21日 (日) 09時53分