「性問題行動の基本的理解」の講義を受けました。
岡山のホテルにいます。8時10分に広島を出発して、11時に到着しました。こんな時、以前だったら横に姉が乗ってくれていたのになあと、ふと寂しくなったりして。でも、テレサ・テンに合わせて一人大声で歌ったりしながら、ひたすら夜の高速を飛ばしてきました。
明日はこれです。朝の講演なので、今日の内に来ておきました。
今日は、診療を終えるや否や、向いの県民文化センターでの研修会に参加しました。
「性問題行動の基本的理解」。同志社大学の毛利真由美先生の講義です。私は遅刻で途中から。到着すると、ちょうど休憩時間でした。
ワンストップセンターを委託されている「性暴力被害者サポート広島」の主催ですが、外部の方たちも含めて、沢山の参加でよかったです。お話し頂いたのは、一回目が
・非行・犯罪(行動)を扱うということ
・性問題行動の基礎知識
・加害者に対する治療教育
そして二回目の今日が
・こどもの性問題行動の理解
・親への対応
・きょうだい間性暴力への対応
私は途中からでしたが、それでも、とても良いお話しでした。
目標は、全員の未来の安心・安全
・加害者が自分の行動を変えられるように支援し、自分と他人の安心・安全を適切な形で守れるようにする。
・被害者が受けた傷をいやせるりように支援し、自分と他人の安心・安全を適切な形で守れるようにする。
・親が、自分の家族内で起きたことを理解してこれからできることを考えるよう支援し、自分と他人の安心・安全を適切な形で守れるようにする。
・施設の支援者が、自分の施設内で起きたことを理解してこれからできることを考え、自分と他人の安心・安全な形で守れるようにする。
そこに至るのに、例えば
・被害児に「許し」の期待や強要をしない。
→準備のない謝罪の場は、双方・家族にとって無益
→謝罪を聞きたいか、受け入れるかは被害児が決める
→親の「元通りに暮らしたい」という期待が圧力になる
→謝罪の機会を持つ迄の支援が不可欠
このようなアドバイスは、しばしば私のクリニックの場で起こっていることへの対応についてすっごく学びになりました。
この後、スタッフの方たちとの食事会。ここでも、活発に話が交わされました。全体の写真撮り忘れ。食事の写真だけですみません。
私はこの後の運転があるので、アルコールはなし。煮魚がとっても美味でした。あ、小いわしの天ぷらも。
明日に備えて、そろそろ休みましょう。
『河野美代子からだの相談室』
ここをクリックすると私の体の相談室と著書の販売があります。
ぜひ覗いてみて下さい。
| 固定リンク
コメント