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マイナンバーカードと保険証の一体化で。

共同通信の記事です。

政府の医療DX(デジタルトランスフォーメーション)推進本部が、医療分野でのデジタル技術活用に向け策定する工程表の骨子案が7日、判明した。全国の病院や薬局で電子カルテの内容の一部を共有し閲覧するため創設するシステムの対象情報を、順次拡大していくなどの内容。マイナンバーカードと健康保険証の一体化を加速することも盛り込んだ。

 政府は、推進本部幹事会での議論などを踏まえ、今春に正式決定する方針。

 骨子案は、医療DXを「保健・医療・介護に関する情報やデータを活用し、国民自身の予防を促進し、より良質な医療やケアを受けられるよう社会や生活の形を変えていくこと」と定義。関連施策を進めることで、健康増進や医療機関の業務効率化、保健医療データを利用した医薬産業の振興を実現すると強調した。

 病院と薬局間のほか、自治体や介護事業者とも必要な医療情報を共有する仕組みを構築し、行政手続きの負担軽減などを目指す。救急患者の治療時にアレルギーの有無や服用できない薬といった必要な情報が速やかに調べられる仕組みを早急に整備するとした。


これこそが、私がもっとも恐れていたことです。マイナンバーカードと健康保険証が一体化されるという、その陰にあるものを怖いと思ってきました。患者さんのプライバシーが丸裸にされると。私は産婦人科医ですので、他の人には知られたくないだろうというのをいっぱい見ています。例えば、人工中絶等の妊娠歴、性感染症歴等。それを他の科の人たちや自治体の人が見ようと思えば見られるようにする、こんなこわいことが予想できたので、私はマイナンバーカードをどんどん人が作っているのを「いいんだろうか」と思って見てきました。

もっとも、そう簡単にできることではないと思っています。でも、2万円あげるという(それも税金ですが)ことでまさかと思うスピードで、マイナンバーが広がっているのを見ると、なんか、なりふり構わずやってしまいそうです。電子カルテにしそびれて、いまだに紙のカルテで診療をしている私には、もう、およびのない事なのでしょうが。

今、広島市の平和ノート、「はだしのゲン」についてシリーズを書こうと準備しています。しっかりと固めてからにしなければならないのでもう少し時間がかかると思います。

クリニックの青野さんのお花です。今回は、ほっこりした大らかなお花です。

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