映画「チョコレートな人々」を観ました。
今日土曜日、診療をすませると自転車をぶっ飛ばして横川シネマへ。3時40分からの「チョコレートな人々」を観ました。今日を観のがすと、もう見れないことが分かったのが、昨日の事。明日から9日までは、12時10分からなのです。その後はもうありません。気づいてよかった、セーフです。
私は、障害のある人やシングルマザー等がみんなでチョコレートを作る話と、軽く考えていましたが、とんでもない。これは、とっても重い、社会や私たちに生きる事を突き付ける映画でした。
こパンフのタイトルの下には、本物のチョコレート、映画館で買って私が食べかけたのが写っています。
障がいのある人、一人ひとりの事、生き様、家族、働くことなどが丁寧に描かれます。そして、障害のある人も、最低賃金が受け取れるように、という事業を展開しようとして、悪戦苦闘する一人の男性。彼をテレビ局が20年間追い続けて、この映画を作りました。東海テレビ、そう、あの感動作「人生フルーツ」などドキュメントを作り続けている人たちの作品です。
今日は、知らなかっけれど、この映画監督、でも実は日頃は東海テレビの記者さんですが、その方の舞台挨拶がありました。写真を撮ってもいいですかと問い、了解を得ました。苦労話等沢山聴くことができました。
あきらめずに、障がいのある人たちや、性的マイノリティーや子育てと介護を抱えたシングルマザーなど、さまざまな人たちとともに、事業をし続けた主役の夏目さんもすごいし、その彼を追い続けた人もすごい。今や、その久遠(QUON)チョコレートは全国展開をする大きな企業になっています。とても美味だし。今広島ではそごうの9階のバレンタインの特売場で購入できます。
私は、この映画を観ながら、縄文アイスを作った「ひとは」の寺尾さんを思い出して。障がいのある人達との共生を目指して、尽力されて。昨年9月の突然の訃報に呆然としました。寺尾さんもこの映画のようなご苦労をされたのだろうなと。
昨日は、NHKで「国境なき医師団」のドキュメントも観たし。私にできることは何だろうと‥また突き付けられたような思いでいます。
映画館で買って来たチョコレートたちです。
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