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兄のこと。

今日、別府でごとごとしていたら、義姉から電話がありました。医療センターから電話がかかって、昇圧剤を行ってもなかなか血圧が上がらないと。そして、心臓が止まった場合は心臓マッサージをするか否かを聞かれたと。うーん、心マッサージをして戻ったという事はあり得ないし、それはしなくていいんじゃないかね。と話して、すぐに駆け付ける用意をしました。あまりの急展開に、戸惑います。何より義姉が一人で心細いでしょうから、行ったほうがいいと判断しました。

 別府からは、大分道・九州道で行けば、二時間余りで行けます。急いで片付けをして、走りました。いつもは、お正月かお盆かゴールデンウィークくらいしかその道を走りませんし、そんな時はとても混むのですが、今日はスムーズに走れました。医療センターの駐車場で義姉と合流。

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救急救命センターでは、原則面会は禁止なのですが、少しだけ、顔を見させてほしいとお願いしてありました。一人ずつ順番に。一番に私。そしたら、昨日は意識がなかったそうですが、行ったときには、兄は目が開いていて、びっくりしました。口には人工呼吸のために、挿管されているので、声で話すことはできません。看護師さんと、文字板で話をしていました。

 私を見ると、わかってくれました。「大変じゃね。でも、まだ話をしないといけんことがいっぱいあるんで。頑張って元気になって。」「三枝子さんが一人だと心ぼそいだろうから、来たよ。」というと、うんうんとうなづきました。そして、文字板で「ありがとう」と。

 義姉は、昨日と変わって意識があって話ができたので、本当に喜んでいました。聞くと、昨日の朝食べたっきり、なんにも食べてないといわれます。食べる気にならないと。で、近所のロイヤルホストに行って、食事をしながら話をしました。これまで、兄にまかせっきりで、話をしていないことが沢山あると。あまりに急展開だったので、どうしたらいいのかと。陶芸教室の生徒さんの話、沢山の兄の作品をどうするのか。教室の家を売る話もあったし。それから、もしも万が一の時、どこでお葬式をするのかとか。兄は、農学部出身で、農事試験場に勤めていたのを辞めて神学部に入った牧師でもあります。でも、いろいろとあって、今、決まった教会がないようです。何より義姉が相談できて、支援してくれる人が必要です。その一人が私。


 いつまでも傍にいることはできないけれど、できるだけのことはしたいと思います。私は5人兄妹ですが、一番上の兄が亡くなって、二番目の兄が今こうで、姉は命が消えかかっているし。私と妹だけ元気ですが、妹は長い闘病から退院したばかりです。やっぱり私がシャンとしなければ、です。

福岡から広島へは、トラックがいっぱいでしたが、スムーズに帰れました。帰り着いた後、雨が降り始めました。結局持って行った仕事は半分もできていません。


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