G7サミットのために。
広島では、G7サミットを控えて、浮かれている人も多いけれど、そのために、腹立たしい事も多くて。
とにかく、今は工事だらけ。夜遅くにお風呂から帰ろうとすると、工事で車線規制や通行止めだらけ。それも、その日その日で一体どこが通行止めなのか、来てみないとわからないという状況で。家の方向に左折しようとすると、通行止めで入れない、仕方ないので、ずっと先迄行って左折。もう一回左折して橋を渡って右折しようとすると、今度はそこも通行止め。ええっ?一体どう行ったら家に帰れるの?延々と遠回りしてやっと帰りつくような状況です。
びっくりしたのは、先日通った吉島線。そう言えば、吉島線の中央分離帯を取っている、その真ん中をサミットの車を通すんだって、という話を聞いていました。まさかと思ったら、やっぱり本当でした。取っている最中でした。そこまでするの?
平和公園の中も工事だらけです。付け焼刃か泥縄か追い込みか知らないけれど。
そして、最悪なのは、これです。中国新聞ウエブ版から。夾竹桃が伐採されているという事。
刈り込まれたのは、平和記念公園の西側の本川沿いで南北約600メートルにわたって植わるキョウチクトウ。どの木も腰の高さまで剪定(せんてい)され、視界を遮る枝葉がなくなったため川面や同公園を見渡せた。
市公園整備課を訪ねた。「サミットを前に、伸びた枝や葉の陰に不審者が隠れたり、爆発物を仕掛けたりするのを防ぐテロ対策です」。長尾昌洋課長の説明は明解だった。昨年9月、市と県警が参加国首脳の移動ルートになり得る道路を点検し、美観対策も兼ねて沿道や平和記念公園周辺での剪定を決めたという。
対象はクスノキなどの高木約400本やキョウチクトウ約100株、計1万9千平方メートルの中低木で、事業費8700万円を確保。主会場のグランドプリンスホテル広島(南区)周辺では、昨年11月下旬から剪定が進んでいる。
本川沿いのキョウチクトウ約100株は、昨年12月中旬に剪定された。10月末までが適期だが、発注準備などで冬になったという。高さ約3メートルまで茂っていたのを、歩道からの高さが1・3~1・5メートルになるよう切りそろえた。
まさか、と思って見に行くと。やっぱり。夜で、自転車の灯りだけで撮っているので、写真がきれいではないけれど。平和公園沿いではなく、公園とは、本川一つ挟んでいるのに。
昨年夏に、私は偶然、まさかここの夾竹桃がバッサリ切られるなんて知りもせずですが、写真を撮っています。向かい側が平和公園です。
昨夜の写真がどうにも不満で、今朝もう一度撮ってきました。こんなのです。この川向うが平和公園です。やっぱりひどいなあ。
被爆後、焼かれながらもいち早く花をつけたという夾竹桃。広島復興のシンボルとして市の花でもあります。まあ、ここまで残酷に切れるものなの?と言いたくなるほど、丸坊主です。計500本の木を切るために8700万円ですか。お金もだけど、切られる木が可哀そう。サミットで本気で「核兵器廃絶」と議決でもするのなら、多少のことは許せますが。岸田氏はポーズだけで、ハナからそんな気はないのにね。
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