中三の感想文「元カレに裸の写真とか・・」
昨年の12月に講演に行った中学三年生の感想文を冊子にして届けてくださいました。皆さん一生懸命に書いてくれて感謝です。うち、いくつかアップしますね。中にはドキッとしたり、お話ししてよかったなあと思うのもあります。
・卵から細胞がだんだん増えて、人間のかたちになることは初めて知りました。SNSの中でうそっぽい情報はとりうえず信じないでおこうと思いました。子宮頸がんの予防接種は、まわりの人でうっている人もいるので、自分を守るためにうとうと思いました。
・万が一のことが起こってしまう確率をわざわざ調べて下さっていたのですごくわかりやすかったです。そして本当にそうなってしまった時はどう対処したらよいのか等を丁寧に伝えて下さったのできちんと忘れないようにしようと思いました。「性」の事を恥ずかしいと思っている人はすごく多いと思うけれど、恥ずかしがって何も知らないままでいるのが一番危ない状態だということがわかりました。
・普段の授業や生活では知ることができない貴重な話が聞けてとてもいい経験になりました。実は私は母子家庭で、詳しいことはよくわからないのですが、きっと出産のときに私の父はいなかったのかなと思います。河野さんのお話しの中の、「一人で育てられるだけの年齢や収入があれば、一人で頑張って育てる人もいる」という言葉を聞いて、私の母は高齢出産でしたが、覚悟を決めて産んでくれたのかなと少し胸が熱くなりました。そんな母に感謝しなければいけないと、この講演を聞いて思いました。ほんとうに素敵なお話しありがとうございました。
・たとえ家庭内だとしてもプライバシーは大切で守らなければならないということがわかりました。インターネット上の情報や人が言っていることは嘘だらけだからう呑みにしてはいけないということがわかりました。自分の体について自分自身で理解することはとても大切だと思いました。これからも知って理解していきたいです。
・LGBTの話がありましたが、私の友達にも同性愛の人が何人かいます。私とは何気なくでもLGBTQの話をするのですが、他の友達はなかなかそうもいかないらしく、やはり中学生という子どもにも偏見はあり、大人になってからはもっと大変になるのだろうなといつも思います。ですが、昔よりは理解や柔軟な考え方も増えていますし、しっかりこれから伝えていきたいと思いました。
・4cmで大丈夫という言葉に感動しました。女性のことだけではなく男性についての話もあったのでわかりやすく、2つの種類で大切なことがわかりました。動画・話どちらもわかりやすく、一つのことだけではなくいろいろな事を知ることができたので、次につなげることがもしあったらつなげようと思いました。
・命にも関係のある講演を聞かせて頂いてとても貴重な経験をすることができました。性は人の気持ちや新しい命にもつながるものだとわかりました。もし私が親となる時が来たら、私は子どもたちに正確な事を教えてあげたいと思いました。そして現在は日本の性教育について私はもっと沢山の方に知ってほしいと思いました。なぜなら性について間違った情報を広めてほしくないと思ったからです。性のことで悲しむ人がいなくなってほしいです。
・私は性の事について話をしたり学んだりする事が、恥ずかしいことだと思っていたけれど、いつかそれについてきちんと知っておかないと自分を苦しめたり悲しめたり、家族も巻き込んでしまうと知りました。世の中には赤ちゃんを産みたくても産めなかったり、赤ちゃんを人工中絶しなければいけなくなったりする人がいるので、自分もきちんと、今妊娠しても大丈夫か、出産できるかしっかりと考えて行動したいなと思いました。今日の講演ありがとうございました。
・はじめて知ること、学ぶことの多い講演でした。河野先生がおっしゃっていたように両親が性関係について話してくれることはないので今回新しく良い学びになりました。そして、出産のことについて。私は帝王切開で生まれたことを知っていました。でも、私は正直普通に産まれるより帝王切開の方が麻酔もあるし、楽だと思っていました。でも、それは違って、帝王切開もすごく辛い思いをして母は私を産んでくれたと知り、感謝の気持ちを知れてよかったという気持ちになりました。ありがとうございました。
・何となくでしか知らなかった性のこととか、女の子と男の子の性別の別れ方とか、多くのことを知ることができました。特に避妊というものでは、データからすごく分かりやすく、コンドームだけでなく、ピルとかを飲んで、避妊対策をしたいと思いました。元カレに欲求を抑えるためか、裸の写真とか色々なこととか言われていたけど、今回の授業で自分自身を大切にして、彼だけに指示されたりしない人になりたいと思いました。将来的には、私も相手も気持ちよくなれるようなセックスをしたいと思いました。本日は、ありがとうございました。
みんな、それぞれ自分の体験や環境の中で、話の響いた部分も異なることがよくわかります。それに、本当にいろいろな子どもたちがいるので、広く配慮して話さなければならない事も、改めて感じることができました。私が話す事で傷つく子が一人でもいてはいけないと、十分に心してこれからもお話ししようと思います。もちろん、要請があれば、の話ですが。
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