パブコメを送りました。
今日、やっと大仕事を終えて、ホッとしています。いえ、大した仕事ではないのですが。ミスをしてしまってて、そのために大仕事になってしまったのです。日曜日には、ある行政に出す始末書も仕上げて郵送したし、留学する高校生が持参するお薬の説明書を英文で書いたし。そして、厚労省に出すパブリックコメントを仕上げたのですが。いざ、出そうとして、びっくり。私は、6000字と思い込んでいたのです。確かにそう書いてあったのですが。出そうとして、2000字とあって、仰天しました。
もう大変。6000字から2000字へ。3分の1にしないといけません。というより、3分の2を捨てないといけません。がっくりで。渾身の思いで書いたのを削るのがつらくて。日曜日から、今日までかかりました。やっと削り終えて、夜に送信しました。でも、削って削って、骨だけになりました。不満ですが、仕方がありません。
パブコメは、「緊急避妊薬のOTC化」についての意見書です。緊急避妊薬を薬局で買えるようにする事。私は、反対しますとブログにも書いて、フェミニストの方たちから総すかんを喰らっていることも自覚しています。反対の人は結構いるのですが、それでも、大っぴらにそれを声に出す人は少なくて。情勢を見て、だんまりを決め込んだ方が有利と思われるのでしょうか。でも、結論がどうなったとしても、私の思いは、一石を投じることになったのでは、と自己満足です。パブコメの最後だけをここに転載しますね。中学生に性交や避妊を教えられない歯止め規定のことや、当院の統計で、レイプされて来た人たちは4%であること、その方たちはもちろん無料であること、イギリスでは基本無料。産婦人科に来ることをどうぞ嫌わないでほしいとの思いを込めて、こんなことを書いた上でです。
性は生殖。まだ妊娠しても産めない状況であるのなら、避妊をしなければならない、こんなことがちゃんとわかっていない若者たち。私は、緊急避妊を求めて来る人たちに、それらを丁寧に伝えられるチャンスだと思っています。もしもOTC化されると「あとで薬を飲めばいいじゃないか」という人たちに薬局のカウンターで「コンドームはこう使わないといけない」とか、「ピルを飲みましょう」とか、指導をして下さるのでしょうか。風俗の経営者が沢山よこせと言って来た時に、体を張ってでも拒否して下さるのでしょうか。すべての若者に性教育がちゃんとでき、他国のように様々な避妊法が解禁され、女性たちが積極的に避妊を実行する、その時こそ、私は喜んでOTC化に賛成するでしょう。今はまだ時期尚早です。
うどんの「ちから」の中華そばがカップ麺になりました。私は、お店ではいつも中華そばミニを食べます。カップ麺は、たしかにちからの味です。でもいつもミニを食べている私には少し多いかな?
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