別府にいます。
別府の我が家にいます。昨夜遅くに到着しました。お正月には帰らなかったので、気になっていました。この連休はお天気が良さそうなので、思い切って帰る(来る?)ことにしました。約6時間の運転でした。
途中、壇之浦で晩御飯。フグの定食です。トラフグのお刺身やフグの天ぷら等。
関門海峡を見ながらいただきました。向こうは九州です。やはりフグは美味だけど、ちょっと物足らないなあ。うどんはいらないけれど・・。
到着は23時。ついて直ぐ庭を見に行った夫が、枇杷が大変なことになってると。見に行くと、外に向かって倒れるように成長して、塀も倒れそうになまっています。すぐに枇杷を切ると、鋸探していましたが。私、もう、運転で疲れてるのに、明日にしようよと言ったものの、彼は必死です。結局電動の鋸は、広島の家にしかないことがわかって。朝いちばんに、ホームセンターに行って、買いました。
家は長い間留守なので、その寒いこと。部屋は0度です。エアコンはほとん効かないし。寒くて寒くて、顔が冷たくて、私はほとんど寝られませんでした。買って帰るとすぐに枇杷を切り落として、根を掘り出して。
実は、この枇杷は、植えたのではなく、自然に生えたものです。おそらく鳥が種を落としたのでしょう。私は、せっかくだから大切にしたかったのです。でも、義母や義姉は、枇杷の木が家にあると家族が病気になると。すぐに切るようにと。夫も切るといったけど、私は絶対に嫌だと言い張ったのです。そんなの迷信だと。その枇杷が成長して沢山の実をつけて。でも、私たちは丁度その実が実る時にはいなくて、いつも鳥に食べられた残骸だけを見ていました。だから、その枇杷のために塀が壊れたのは、「君が言い張ったせいだ」そうです。切られて下の駐車場に落とされた枝です。沢山花をつけていたのに、可愛そうだけど、私はなんにも言えず、手伝いをしました。
根ほ掘り出すのも、大変な労力でした。それから、今度はレモンの木が大きくなってお隣にはみ出しているので、その剪定です。もう一度ホームセンターに行って、高切りばさみと枝を切る大きな剪定ばさみを買って来て、先ほどまで、剪定です。一日中力仕事で、へとへと。
途中、ご近所の田中さんが来られました。田中さんは、昔関西のテレビ局で「てなもんや三度笠」を作っていた方です。引退して、ここ別府に来て、温泉と染物と決め込み人形を作って暮らしていらっしゃいます。掃除の手を止めて立ち話をしました。もう90歳の田中さんは、昼間からお酒を飲んでよろよろされていました。「白木実さんも亡くなられましたね。」というと、藤田まことと白木実とずっと仲よくって。でも、二人とも死んでしまって、私だけ無駄に生きています。と言われます。そして、私に今どこに住んでいますか、と。平和公園のそばですというと、広島に戦後早くに行って、原爆ドームのところの石をいくつか大阪に持って帰ったと。そしたら母親がこん危ないものをと、どこかに捨ててしまったと。放射能ですね、と。そうですね。私はそんな中にずっと住んでいますとお答えしました。記念撮影です。
もう今日は運転疲れと寝不足と労働で本当にくたびれました。収穫したレモンです。大小、きれいなの、汚いの、いろいろですが、正真正銘の無農薬です。だって、ほったらがしですもの。
明日はまた運転して広島に帰ります。
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