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「いただきますの山」

一気に寒くなりました。平和公園の紅葉です。

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 明日の木曜日は、久々に広島市内の中学3年生に話します。今日の夜は移動しなくて済みます。なので、銭湯に行きます。

 明日の夜は、日韓親善協会の「忘年・会員の夕べ」です。無事開かれます。以前はあったボランティアの方たちの韓国料理、これが楽しみの一つだったのですが、それは今回もなしだそうで、残念。でも、いろいろと制限がある中ですが、ちゃんと開かれることがうれしいです。一昨年まではいつも姉と一緒に参加していましたが、今年は一人です。これも残念なことです。でも、楽しみ。懐かしい方々にお会いできるかな?

 最近読んだ本のご紹介を。若い女性の猟師の本です。私は、寝る前に布団の中で本を読みますが、この本は面白くて、「早く家に帰って本を読みたい」と本当に久しぶりにワクワクするような思いでした。

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元は幼稚園の先生であった筆者が、銃を持ってイノシシを追いかける!!それも、もともと昆虫をたべるのが好きと。セミを食べたり、幼虫を食べたり。カミキリムシの幼虫が、とびっきりおいしいという話には、うへーっと引きますが・・。かえるやサルまで食べた話。そうそう、かえるの卵を食べたときには、当たってしまって嘔吐下痢で大変だったという話には、読みながら大笑いしました。

 その彼女が、芸北の人々に助けられながら一人暮らしをします。獣を取り食べ、山菜も集め、小麦を育ててパンを焼く。この本には、人として生きることの大切なことが溢れるほど書かれてありました。ああ、本来人はこう生きるものなのかもと。私の不健康な生活が、なんかちょっとみじめになったり。

 以前、京都大学生が猟師になった映画を見て、本も買って読んで、これも無茶苦茶面白くて、感心したことがあります。「ぼくは猟師になった」ですね。それと共に面白い本でした。


 彼女は芸北の厳しい冬の一人暮らしの中で、うつになってしまって挫折をしますが、これもまた人生。きっとまた、彼女は彼女なりの生き方をしっかり見つけて歩んで行くでしょう。その挫折をもちゃんと書かれていて、それがまた好感を持ちました。

お勧めの一冊です。
 

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クリニックのお花と桃花さんの俳句

今日、ワクチンを打ちに来られた患者様が、また俳句をくださいました。いつもクリニックの中のことを詠んで下さいます。

青野さんが活けて下さったこの枇杷の花です。枇杷の実は可愛いけれど、花はとても地味で、でも、こうして活けてみると、不思議な力強さがあります。

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しばらく、桃花さんの俳句も青野さんのお花も載せていなかったので、まとめて。

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濃竜胆・こりんどうは、真ん中に活けてある濃い紫の花です。

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いちいち言わなくてもいいのでしょうが。昇降機はエレベータです。降りてすぐの所に青野さんが活けて下さるコーナーがあります。

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そびらは背中のことですいちいちすみません。こうして、お花と俳句が一体となってうれしいことです。

桃花さんは、二冊目の句集を出されました。ご自分で絵も描かれます。

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心からありがとうございます。ますますお元気でご活躍くださることが本当にうれしいです。

 

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TBSテレビ「報道特集」からのお手紙

TBSの報道特集のディレクターの方からお手紙がきました。とても丁寧なお手紙と、お貸しした本や資料が送ってきました。うれしかったので、差しさわりのない部分を転載しますね。


9月17日の報道特集については、私の9月18日からずっとブログに書いています。ここからです。

http://miyoko-diary.cocolog-nifty.com/blog/2022/09/post-439e8d.html

その後も、報道特集は、ずっと統一教会について特集をし続けています。粘り強く・・。

9月17日の報道特集に一部を写真でアップしますね。

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河野美代子先生

お世話になります。TBSテレビ「報道特集」の〇〇です。
9月17日の当番組の放送にあたり、膳場キャスターや〇〇ディレクターが広島にお邪魔し、いろいろと取材させていただきありがとうございました。
(私は先生に紹介していただいた"性教協"〇〇さんらと〇〇県で取材していました)

先生にお送りいただいた貴重な本と、データの入ったUSBメモリーを返却させていただきます。ご確認下さい。

 私が初めて先生にご連絡したのは9月初めでしょうか。
先生のブログを拝見し、昔から「性教育と統一教会」について指摘され続けていたことを知り、本来やるべきマスメディアとしての責任を果たしていなかった自分たちに恥ずかしさを感じました。

放送までに時間がなく、私たちに知識がない状態での取材にご立腹されたことと存じます。大変申し訳ありませんでした。

 しかし、先生が辛抱強く指導して下さり、ご丁寧に資料を送っていただいたおかげで、日本における性教育のいびつさを、ベストなタイミングで報じることができました。

 これが、一時のブームではなく、旧統一教会によって壊されてきた様々な日本の制度をこれからも修復していかなければなりません。

継続的に報じていきたいと思いますので、これからもどうぞご指導いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

TBSテレビ「報道特集」
以下略

このことをスクープした報道に、私は心から拍手を送りました。

残念なのは、福井県でこの番組が報道されなかったこと。先日福井に泊まった時に知ったのですが、福井にはTBS系の民放がないのですね。せっかく福井県の多くの学校が校内に統一教会の信者さんに来てもらい、生徒たちに直接講演を聞かせていたことが、報道特集で明らかにされたのに、福井の人たちに知られないままであるということ。まさか、これからも同じことが続くということはないでしょうね。

まだまだこれからも、統一教会については問題が噴出することと思います。土曜日の夕方の報道特集を注目したいと思います。

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小山祐士作「神部ハナという女の一生」

 今日は、午前中は呉で「にんしんSOS広島」の研修の講師をしました。私は、ここの顧問をしています。今年度は、4月から10月迄の半年で569回の相談がメール、電話で寄せられています。日頃は、相談員さんが困った、またはわからない時に随時相談に乗ってきましたが、今日は、まとめて日頃の疑問などに詳しくお答えするという形での研修でした。

 例えば、ピルを飲んでいるのに、生理が来ないとか、妊娠検査薬で薄く反応がでた時には、どう考えたらいいのかとか。ピルの種類による違いとか。やめた後のホルモンの戻る期間とか。これは、飲み始める前にその人の月経がどうであったかによって異なることも。また、月経が不順な人のその原因、ダイエットによって無月経となった場合、また、若い人にとても多い「PCO」多のう胞卵巣についてであるとか、それらを詳しくお話ししました。相談員の方たちがしっかりした知識で自信をもってお答えしてあげることが何より大切ですので、今日の研修はお役に立ったのではないかな?と思います。また、深刻なケースについても、相談員の皆さんの適切な寄り添いで、多くの女性たちが救われていることが、本当にうれしいと思います。

済んだ後、用意していただいたお弁当を食べながら、雑談をするのも楽しみにしていたのですが、コロナがまた増えてきていることで、それぞれ持ち帰って頂くことになりました。

 広島では、性被害ワンストップセンターも、にんしんSOSも、DV相談センターも、LGBT相談も、エソール広島の生活相談も、ずいぶん活発に機能しています。私たちは機会あるごとに「一人で悩まないで」といい続けていますが、それぞれに関わっている人たちのおかげですね。

 広島に高速を飛ばして帰って、それからすぐに今度は自転車で出かけました。「広島文学資料保存の会」主催で、朗読劇「神部ハナという女の一生」を観るために、袋町のひと・まちプラザへ。

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尾道のそばの瀬戸内海の景色が美しい小さな島に住むハナは、困った女性の堕胎をして、訪ねてきた木下刑事につかまります。その刑事と彼女を中心として、堕胎をしてもらった女性や思い留まって元気な子を産んだ被爆女性等が出て来ます。

 いろいろな意味で、私には身につまされるお芝居でした。

「九人の子どもがみんな揃って、ようでけて丈夫に育っとるいうんで、優良多子家庭じゃいうて、厚生省から表彰されたりしたんですがの。優良多子家庭じゃいうて宝物見たいにほめそやしておきながら、一方じゃ戦を進めて行きんさって、子どもたちを、次々にみんな殺しんさった。」
「次々にみんな殺した、と言うと・・・?」
「この年寄り一人残して、みんな死んでしもうたんですわい。上の三人の男の子は陸軍にとられ、まだこまかった四男まで少年航空兵に志願し、みんな、あっちこっちの戦争で戦死し、残ったもんは、みんなピカで死んでしもうたと見んさい。ようもようも、こがいにあたし一人が生き残ったもんですわい。」

「でも旦那さん、若い娘さんに・・「いいわ、いいわ、おろして戴けないとしたら、生きておれないですもん、いいわ、あたしァ死ぬけん、あたしァ、この前の海に飛び込んで死ぬるわ」そがいに言うてワンワン泣かれてみんさい。可哀そうで、いとおしうて、たとえ自分は地獄へ行ってもええと、ひとつ助けてやろうかいの、という気持ちになりますぞ。・・」

 結局ハナさんは堕胎罪で実刑判決を受けます。が、その半年後、白血病を病み、刑務所から市立病院に移され、そこに木下刑事がお見舞いに行きます。涙を流して喜んでくれたハナは見違えるほど衰弱しています。枕元には、誰が持って来てやったか、コスモスと野菊の花が飾ってありました。

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「あたしァ刑事さん、本当は早よう、あの世へ行きたいでがんす。主人や、可愛い九人の子供が、次い次いに顔をのぞいして、「ハナや、早よう来いや」「お母さん、一人で苦労ばァせんと、早よう来んさいや」「お母さんむごい、世の中にいつまでも居らんと早よう来んさいや」言うて・・、呼びに来てくれるんで・・。(尺八の調べ 静かに・・)ほーら、主人が、尺八を吹いて・・ええ音色で・・。」

そうして、木下刑事に見守られて、彼女はその生涯を閉じます。

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木下刑事の役は、私の高校の演劇部の先輩、板倉勝久さん、どんな障害がある子が生まれるか怖くて、一旦はハナにおろしてくれるようにたのんだけれど、思いとどまって元気な子を産んだ被爆者の女性の役は、いつも「8.6ヒロシマ平和の夕べ」でメッセージの朗読等で協力して下さる高山いづみさんでした。板倉さんも、ハナ役の土屋時子さんも、学生時代からずっとずっと演劇を続けていらっして、本当にすごいし、うらやましいことです。

そのあとで、第二部、「小山祐士の魅力と劇世界を語る」広島大学名誉教授、ふくやま文学館館長の岩崎文人さん、土屋時子さん、板倉勝久さんのお話しがありました。そもそもラジオドラマとして作られたこの名作について、また、小山祐士についての原爆をテーマとした反戦、反原爆のお話しはとても魅力的で、小山祐士の戯曲集を買って読みたくなりました。

ちょうど、時を同じくして、この「神部ハナという女の一生」を発展させた「泰山木の木の下で」の劇団民芸公演が市民劇場で上演されます。私は、3日の土曜日に観に行きます。


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市川学園にて「わたしも被爆者です」と。

昨日は、無事市川中学三年生に話をして帰りました。今回は、スライドを駆使して、子宮頸がん予防ワクチンやLGBTQや日本の性教育や女性医療行政がゆがめられてきたこと等、しっかり話すことができました。オバマ元大統領のLGBTの若者に向けてのメッセージや、逆に日本の国会議員の性教育についてのインタビュー等の動画も見てもらいました。これらについて中学生たちがどう受け止めてくれたか、気にはなります。

二時間、スライドを使いながら話をするので、自分で写真を撮ることはできないと思ったので、その前に会場を撮りました。

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何度もここで講演をしてきましたが、改めて立派な会場だなあと思います。音響も素晴らしいし。

後ろの方でお話しを聴いて戴いた先生たちの中に、白衣を着た方がいらっしゃいました。養護の先生かな?と思ったのですが、講演が済んで帰ろうとしていた時に、その方に声をかけられました。理事長のお連れ合いで、カウンセリングをしていると。そして、そのお話しに驚きました。私は、講演の初っ端に廃墟の中の父の姿や、被爆後の学校の写真等を見てもらいました。それを見て、思い出したものですから、と。私も広島の被爆者ですと。坂に住んでいらっしたのだと。上空を飛行機が二機回っているのを見上げて、あれなあに?と言っているところで、ぱあっと光が来たと。その後、多くの死体が並べられているのも見ましたと。黒い雨が降ってきて、この度、初めて黒い雨の降った地域にいたからと被爆者手帳を頂いたと。千葉でこんな話を聞くとは思いませんでした。

その方の手です。写真に撮らせてもらいました。

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爪に「あなたに感謝さらば」と書いてあります。私は、もういつ死ぬかわかりませんから、と。「そんなことを言わないで、もっともっと生きてくださいね」とお伝えしました。カウンセリングルームはほっとるーむと名付けられています。

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ネットにある理事長先生のメッセージの一部を転載させていただきます。


「・・・前略

いじめ問題が噴出している。いじめが原因とされる自殺、自殺予告など暗い悲しいニュースが連日の新聞やテレビなどで続いている。 いじめに限らず、今や悩む子供に対して家庭、学校、地域、国あらゆる部門が総力をあげ対応し、さらに抜本的・本質的解決にむけ更なる努力を続けなければならない。いわばいじめに対する救世軍活動が必要である。


当学園は毎日のクラスや授業、クラブ活動など学園生活での生徒の様子を『よく見る』ことが基本と考えている。
一方家庭と学校の緊密な連絡、信頼関係なくしていじめ問題は解決できない。何でも話し合える信頼関係が基盤となっている。


当学園では4人のカウンセラーが土曜を含め、『ほっとるーむ(本館1階北)』に駐在し、生徒、保護者の悩みの相談に対応している。 保健養護室(南館1階)では3人の養護教諭が連日生徒の体調や怪我は勿論、心の健康にも対処している。
校長、教頭、生活指導部長を中心に、クラス担任と学年主任、部活顧問、保健養護とカウンセラーが協力しあい、いじめに対しても報告、連絡、相談をスピーディに的確にし、保護者の皆さんとの連携を更に密にするよう努力している。
教師もチームとして対応し、『いじめ/悩みの総合ネットワーク』を更に強化している。特にいじめや悩みの初期段階のSOS(助けてのシグナル)を見逃さない感度と情報を持ち、いじめの芽への迅速な対応が大切である。


いじめは100%いじめる側が悪く、許容の余地は全くない。


いじめるものに対して毅然たる対応をとるとともに、人の心を傷つけることが如何に恥ずべき行為であり罪が重いか、人間はお互いに助け合って生きていることを、繰り返し教え続けねばならない。


また、いじめられる生徒には、君はオンリーワンのかけがえのない存在であること、先生と親が盾になり絶対に助けるので、恐れずなんでも言ってくること、君のことを思う人が沢山いることなど生きる根本を、教師、保護者などそれぞれの立場で説き、自らも手本を示すことが必要である。・・・以下略」

いいですねえ。このような理事長だからこそ、学校全体が明るいし、先生たちも生徒たちも生き生きしています。

素敵な学校に何度も行かせて頂いてありがたいと思います。今度は一月にもう一度行きます。



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三重大学の岩本先生のお話。

おはようございます。東京です。すごいお天気で、ホテルから富士山が見えます。これまで何度もこのホテルに泊まっていますが、ここから富士山が見えたのは初めてです。昨日はせっかくの昼間の新幹線なのに、雨で富士山が見えなくて残念でした。窓際の席だったので、窓から冷気が来て寒かったし。そしたら、今朝、こんなのが見えて、もうびっくり。です。

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昨日は、息子一家と会って食事をしました。今日、息子たちはそれぞれ仕事と学校なので、息子の家には泊まらず、ホテルにしました。そしたら、旅行支援でとても安くなって、ホテル代もいれても、新幹線だけよりもうんと安くなって、びっくりしました。息子たちは、食事をした後、私が泊まるホテルまで一緒に来て、ホテルと同じビルにある「お風呂の王様」で一緒に入浴をして帰りました。久しぶりに孫と一緒お風呂に入ってうれしかったです。

昨日は、静岡大学の白井先生から送っていただいたアドレスで、ユーチューブを見ました。これは、多くの方に見ていただきたいと思いました。

https://www.youtube.com/watch?v=17CuHdvOtZc

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三重大学の岩本先生のお話しです。宗教右翼と政治右翼と、統一教会との関係、特に日本会議と統一教会の関係等、もやもやしているものが、すっきり。なぜ日本を敵、天皇よりも文鮮明のほうが上とする統一教会と、自民党を中心とする右派の政治たちが仲良くするのか、不思議と思う人は多いでしょう。その歴史を知ると、わかってきます。岩本先生のお話しは、それをすっきりさせてくださいます。ただ、性教育に関しては、少しうん??と思うこともありましたが・・。山谷えり子氏の動きをとても詳しく話して下さいましたし、高橋史郎氏などのいうことをはっきり「ウソ」と言われることなど、とても愉快です。それに、1982年ころ、人工中絶の優生保護法から経済的条項を消そうとする成長の家等の動きに、必死で反対運動したことなどを思い出しました。

私、山中先生のお世話で三重大学に行ってお話しさせていただいたこともあるのですが、お会いしたかったなあ、と思いました。

 今日は、千葉、市川学園の中学三年生に話しに行きます。パワーポイントを作って、それから個人情報や動画や写真等を消して、生徒さんへの配布資料も作って送っています。それについて。私、これをA4一枚に4枚か6枚印刷して配ってくださいと依頼しました。そしたら、生徒さんはアイパットを持っているので、それに送りますということでした。さすが!!

すでに中学一年の時にお話ししている生徒さんたちへ、二度目のお話しです。ずっとバージョンアップしました。楽しみです。

夜は、今度は娘と会って一緒にマッサージに行く予定です。

 

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経営者、講演料、愚痴・・。

 まあまあ、今度は、岸田総理自身の疑惑ですって。宛先、但し書きなしの白紙の領収書がどっさりと。何をしているのでしょう。こんなの、普通、私たちの確定申告では許されません。こんな時政治家は、寺田氏もそうだったけど、いつも「私自身は知らなかった」と言いますが、最終責任者は政治家自身です。それに、事務所の人たちに「うまくやれ」ではなく、「決して不正なこと、違法なことはしないように」と厳しく命じておかなければ。もしも違法なことが発覚したら、私自身の首が飛びかねないことであると。まあ、これまでこんなことがまかり通っていたということでしょうね。安倍さんがいなくなったら、次々とこれらが出てきたということでしょうか。

その上、これだけ物価が上がり、給料が上がらなくって生活が厳しくなっているときに、防衛費のために増税ですって??何を考えているのでしょう。

 「給料が上がらない」ことについて。私は極零細企業の経営者ですが、仕入れの何もかも値上がりして、でも医療費は上がらないので、あっという間に厳しくなっています。これから給料、ボーナス、給料と立て続けの月です。昨日、通帳を眺めて、頭を抱えました。どうしよう。これでは、従業員の給料を上げるどころか、退職金を貯めることもできなくなっています。

 コロナで軒並みなくなっていた講演がぼつぼつ戻ってきて、ありがたいことです。講演料もすべてクリニックの収入に入れます。でも、ここでいうことではないかもしれませんが・・。

 先日、ある学校から「外部講師に来てもらって授業をする」という枠があるので、来てもらえませんかという依頼がありました。命の授業です。日にちや内容をいろいろと打ち合わせをして、それでは、という時に「あの、お礼はお支払いできないのですが」と言われて、びっくりしました。私は「ええっ?珍しいですね。外部講師の枠が決められいても、その予算措置はないのですか?」と言いました。でも、「それでは行きません」とは言えなかったのです。でもねえ、すっきりしません。私の時間や労力はどう考えられてるのかと。以前はこんなことはありませんでしたね。「自助、共助、公助」なんてことが言われだしてでしょうか。これは、先生方の問題ではなく、性教育についての予算がとても厳しくなっているという現実があります。

ただ、私はボランティアは自発的にするものであって、公からボランティアを持ちかけるものではないと思います。

少し前には、新幹線の距離のある市の職員研修に来てほしいと依頼があって、O.K.しました。その資料も作って行く用意をしていたら直前に「ところで、謝礼ですが」と。「8800円でお願いします。ただ、交通費は出ません」と。びっくり。この時は、学校ではなく行政の方なので「では、行きません。お近くの方に依頼してください。」と言いました。だって、新幹線代のほうがうんと高くて、はみ出しますもの。身銭を切ってまで行こうとは思いません。しっつれいな。

その時は、また連絡があって「上司が頑張ってくれました。交通費が出るようになったので、来てください。」と言われたので、行きました。「上司が頑張らないと」交通費は出ないということが、そもそもおかしいと思うのですが。やっぱり、こういうところの予算が削られているということなのでしょう。全国的に。それにしても、行き帰りも含めて5時間。うち2時間の講演。それで8800円というのも、うーんなのですが・・。それなら、断ればいいじゃないか、ということです。ハイ、すみません。

カープについて書こうと思っていたのに、愚痴になってしまいました。すみません。これがうれしくって。新井さんと黒田さん。もう少し続きを書きたいです。

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今日は、午後から新幹線で東京に行きます。明日は千葉で講演です。

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広島の政界、ボロボロ。

うわー。

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最悪。更迭した総理も広島、更迭された大臣も広島。大臣の辞職だけでなく、捜査だなんて。議員の座も危なくなるのではないでしょうか。河合夫妻だけでなく、本当に広島の政界はボロボロ。恥ずかしい。もっとちゃんとしなければ。

 今日の新聞に出ていました。今からですが、私は患者さんの状況で見られるかどうかわからないけど。時間のある方、ぜひ見てみてくださいね。イマナマ!午後4時50分頃からです。

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明るい話が全くないのですが。明日は、ちょっと思いを変えて、カープについて書きますね。唯一ワクワクするのがカープですから。


 


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明日のRCCを見てください。

初めに、明日のお知らせを。明日22日午後4時50分から、RCC中国放送の「いまなま」で「性暴力の被害に時効の壁」が放送されます。先日、広島地裁であった判決について。4歳から中学2年まで、実の父親の性暴力の被害にあい、その実父を訴えた女性。加害を父親が認めたものの、時効で訴えは退けられました。
 
子どもの被害については、ほかの国々は「時効の停止」をしています。子どもの頃の被害の意味をある程度大人になってから自分で理解し、改めて傷付き、怒りやくやしさを認識し、トラウマとなることも至極当然と思います。

 この判決の原告も、PTSDと診断されています。PTSDの症状がでてから時効を算定できないか、それに望みをかけたそうです。実の父親を訴えるという、とても困難なことをあえて頑張った彼女に、ネット上でも多くの激励の声が寄せられています。

 日本の性犯罪に対する刑法は、世界の潮流に大きく取り残されています。先日も、性的自立の「13才」について、書きました。子どもの被害の「時効」という観点からも、明日の番組を見てほしいです。私もインタビューを受けましたが、実際どれくらい使われるかは不明です。先日の「報道特集」の件もありますし・・。

 今日は、今度5.6年生に授業をする小学校の先生たちと打ち合わせをしました。思春期の体の変化、二次性徴だけでなく、大人に向けての心の葛藤、自立等。妊娠、出産、命の始まり、誕生についてももちろん話す予定ですが、肝心の「性交」について、語るのか否か。学校としては「指導要領」をはみ出して話すことを望まれるか否か、はっきりさせて下さいと言いました。私は、外部講師だから、指導要領をはみ出すことは認められているので、学校の希望に従います。話してもいいのか、それはやめてほしいのか。当日は、保護者の方たちにも授業を見ていただきます。これまで、小学校で授業をしたときに、あえて「性交」に触れなかったら、あとで保護者の方に「それをちゃんと話してほしかった」と言われたことがあります。

まあ、どちらにしても、動画をいっぱい使って、楽しく感動時な授業にしようと思います。

今日はまた、今週の木曜日に中学三年生にする講演のスライドを完成させて、配布資料も作って、メールで送りました。一度、彼らが中学一年生の時に話しているのですが、今度はバージョンアップさせて教えてほしいとのオファーでした。ありがたいことです。

教師になる予定の大学生に話す内容をアレンジして作りました。きっとしっかり受け止めてくれることと思います。

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講演が続きますが、どれもいろいろと対象、テーマが違うので、準備にけっこう頭と時間を使います。

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福井県、越前市、池田町。

夜、無事広島に帰ってきました。結構疲れて足がパンパンにむくんで。講演はリアルとリモートのハイブリットで。会場は、懐かしい、武生の駅のすぐそばの建物です。以前私が中学生に講演に通っていた時、駅からこの建物の中にある越前男女共同参画センターに行っていました。


今朝は宿で早くに目が覚めてしまって。またまたスライドの点検と手直しをしました。まったく、講演のぎりぎりまであたふたしました。一通り仕上げた後、今度の木曜日の講演のスライドの作りかけを頑張って作り上げました。これで一安心です。明日もう一回点検と直しをして送ります。

そうこうしているうちに、暗かった外が薄明るくなって来て。障子を開けると、まあ、美しい景色が。残念ながら雨でしたが、それはそれで、靄がかかって美しかったのです。

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外にも出てみました。とても寒かったけれど。泊まった宿です。私は武生だと思っていたけれど、武生の隣町、池田町でした。

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忙しかった日々から離れて、こういう景色に触れると、心が洗われるような思いがしました。みんなで朝ごはん。

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昨夜と同じようにごはんがすごくおいしくて。そのあと、近所のホテルに温泉に入りに行きました。ぬるぬるすべすべ、とってもいいお湯でした。温泉から出たところです。

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さて、そこから会場へ、車で約40分。会場には20名、リモートで30名の方たちへ、幼児期から思春期、青年期に至るまでの性教育についてお話ししました。ほとんどの方が里親さんと養親さんです。

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武生駅から列車に乗る前に、そそくさと買い物を。和紙、越前かにの雌、みずようかんなど。カニは、一匹千円なのが、今日中の賞味期限で半額になったのを買いました。

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京都で乗り換えの間に、夫と二人分のお弁当を買いました・・。

岩本さんはじめ、里親会の方々にはほんとうにお世話になりました。ありがとうございました。またあすから仕事を頑張りますよ。

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福井の素敵な宿です。

福井、武生のホテルに来ています。JR武生駅にお迎えに来ていただいて、それから車で30分の山の中にある宿コムニタです。

私が遅くなったけど、皆さんが待って下さっていて夜更けまでお喋りをしました。

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きゃ、憧れのまきストーブ。これ一つで広い部屋がぽかぽから暖かくなっています。

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養子の話、統一教会の話、性教育の話・・。話は尽きません。

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ファームハウスだそうで、お料理がまあ、おいしい野菜料理がとっさり。とても食べきれません。それに、土鍋炊きのごはんがおいしくて。

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〆はお蕎麦。懐かしい、辛みダイコンの冷たいお蕎麦です。どれもこれもおいしくて。でも、食べきれません。残すのはもったいないと思うけれど・・。私の部屋は落花生です。あはは。

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素敵な建物も、私が着いたのはもうまっ暗なので、わかりませんでした。明日の朝、外に出て全貌を見たいと思います。それに、明日の朝はみんなで近くの温泉もに行くのですって。楽しみ!!

 講演は午後です。こんなタイトルで話します。告知のことなど、ちょっと難しいところがあるので、ここ数日緊張していました。緊張すると、眠れなくなるのです・・。それと、次の講演のスライドがまだできていなくて・・。日曜中に作って送らなければなりません。明日だ。どうしましょう・・。列車の中で勝負です。

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講演の予定です。

今週末、福井に行きます。懐かしいところ、武生です。でも、主催は全く違って。

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福井県、里親会にて。養子や里子等を育てている方への、性教育のお話し。小さいうちから育てている方、もの心ついてから育てた方、告知している方、していない方、いろいろな立場の方たちとともに考えます。ハイブリットにて、オンラインによる参加も可能です。

 久しぶりのの福井、楽しみにしています。

もう一つ、沖縄です。これは、完全にオンライン。ほんとは沖縄に行って話したいけれど。

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これは、まだ締め切りは先ですので、興味のある方はどうぞ申し込んでくださいませ。

これ以外も、木・日ごとに講演が入っていますが、学校や対象がクローズドゥなので・・。


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日曜日に撮った平和公園です。だいぶ紅葉が進んできました。もう少ししたら、まっ黄色やまっ赤になるところも出てきます。そしたら、また写真を撮ります。

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産婦人科の方たちに性犯罪の刑法について話しました。

昨夜はオフィスギネコロジスト・ビル開業の産婦人科医の集まりでした。とても久しぶりに皆さんにお会いして、いろいろと積る話をしました。私は、性暴力の刑法の改定に向けての資料を作っていき、話しました。

明治時代の刑法は、2017年に110年ぶりに少しだけ変えられたこと、でも、それには課題が残されており、三年で見直しをすることになったこと。その見直しの試案がやっと発表されたこと。

まず、2017年に変わったこと。2021年11月3日の私のブログから一部転載します。

1.「強姦罪」が「強制性交罪」に。
2. 3年以上の有期懲役刑が5年以上の有期懲役に。
3. 親告罪が撤廃されて、おおむね被害届けだけで起訴ができるように。(でも、私は個人的に被害届けのハードルはあると思うけど)
4. 定義の拡大: これまでは男性器の女性器への挿入のみだったのが、口腔・肛門への挿入も強制性交となった⇒男性も被害者に(でも、あくまでも男性器の挿入です。韓国等は、何を入れても、たとえ指でも、棒でも罪に問われます)
5. 監護者であることに乗じた性犯罪が創設された。(監護者とは、同居している親(里親)や施設の長等18歳未満の子どもを監護している人)
6.  集団強姦罪が廃止された!!

そして、残されたこと。

課題1.抵抗できないほどの暴行・脅迫があった証明が必要:怖くて固まってしまった(フリーズ)は同意とみなされるは明確な暴行・脅迫がないと起訴されないため、多くの被害が埋もれている。暴行・脅迫があったことではなく、あくまでも、同意していない「不同意性交」を罰してほしい。
課題2. パートナーからの性犯罪 : 多くの被害が事件化されない。
課題3. 地位・関係性を利用した性犯罪 :抵抗しにくい立場での被害が救われない。例えば、職場の上司と部下、学校の先生と生徒、スポーツの指導者と選手、就活生等。
課題4.  性交同意年齢 :「13歳以上」は変わりませんでした。13歳以上は大人と同じように、暴行・脅迫要件が適用されます。
課題5. 時効 :強制性交等罪10年。強制わいせつ罪7年。10才で被害に遭うと被害者が20歳と17歳でもう時効で罪に問えません。
課題6.  集団の犯罪の撤廃 : 集団で受ける被害は想像を絶します。加重要件にすべき。

これらについての、見直しの試案の発表がありました。この中の性交同意年齢について。

性交同意年齢が13才という国は、ほかにはありません。やっと16歳に引き上げられるかと思いきや、こんなことになっています。これは、10月27日の私のブログからです。どうして、こんなにごちゃごちゃ条件を付けなければならないのでしょう。

1 13歳未満の者に対し、わいせつな行為をした者は、6月以上10年以下の拘禁刑に処するものとし、13歳以上16歳未満の者に対し、当該者が生まれた日より5年以上前の日に生まれた者が、当該13歳以上16歳未満の者の対処能力(性的な行為に関して自律的に判断して対処することができる能力をいう。2において同じ。)が不十分であることに乗じてわいせつな行為をしたときも、同様とするものとすること。

2 13歳未満の者に対し、性交等をした者は、5年以上の有期拘禁刑に処するものとし、13歳以上16歳未満の者に対し、当該者が生まれた日より5年以上前の日に生まれた者が、当該13歳以上16歳未満の者の対処能力が不十分であることに乗じて性交等をしたときも、同様とするものとすること。

それから、時効についても。子どもの頃の被害が、大人になってそれを認識し、罪に問いたいと思うようになることは、当然のことでしょう。先日の広島地裁の判決でもあったように、実の父親からの被害であっても、時効の壁で父親には何の罪も問えませんでした。(民事ですので謝罪、賠償ですが)。世界では、子どもの被害については、時効をストップさせるのが当たり前となっているのに。不同意性交についても、地位利用についても試案には載っていません。

そんな話をしました。皆さん、驚かれて。お話ししてよかったと思いました。被害者と直接接する機会がある産婦人科医が法律について知っておくことは必要と思います。

そして、今日は、年一回のドック入りでした。いつもは、夏に終えるのですが、今年は今日になりました。体重が、ここのところの努力で、昨年よりも少し減っていてよかったです。だから、今日だけ解禁して、そごうの「宮城県の物産と観光展」に行きました。まあ、おいしそうなのがいっぱい。迷った末にこれを食べました。「オマール海老のつけ麺」です。それはそれは美味でした。スープもすべて平らげました。牛タン定食が食べたかったけれど、高過ぎでした。

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胃カメラの鎮静剤でボーとしていたのが、やっとはっきりしてきたので、パソコンを開きました。まだ次の講演のスライド作りをしなければなりませんが。夜は産婦人科医会です。排卵障害について勉強します。

 

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広島観音高校同窓会

 少し前になりますが、12日の土曜日に、母校の広島県立観音高校の同窓会がありました。設立100周記念です。私は、ほとんど同窓会に参加したことはないのですが、今年は100周年ということなので、参加の申し込みをしました。観音高校は私の母校でもありますし、父が長い間お世話になった学校でもあります。広島二中の時から、芸陽、観音と。兄たちも私も妹も父の勤務している高校に通いました。

 私は、高校時代の三年が、ここまで生きてきた中で、もっとも充実して楽しく過ごした時だと思っています。でも、同学年だった人は私も含めて4人しか来ていませんでした。会場の前には、書道部の書が力強い書が展示してありました。

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それから、漫画。同窓生の森本一樹さんが描いた100周年。森本さんは、小学館の日本の歴史の30巻「平成の30年」の漫画を描いていらっしゃいます。

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鏡開き、乾杯、太鼓に合わせての書のパフォーマンス・・。

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私が、参加してよかった!!と思ったのは。

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益田遥先生と写真を撮って戴いたこと!!益田先生は、観音高校音楽部OB合唱団が毎年コンサートをする「混声合唱のためのレクイエム碑(いしぶみ)」の指揮をしてこられましたが、今年のコンサートで指揮者としての役目を終えられました。最後のコンサートは、私は他に用があって行くことができなかったのです。お会いできて、本当にうれしかったです。その時に、後継の指揮者が決まりましたとお聞きしました。よかった。このコンサートは、いつまでも続けていただきたいのです。「広島二中一年生全滅の記録いしぶみ」この写真は、父が持っていた初版本です。

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そんなことや父のことをいろいろと考えたり感じたりしながらの同窓会でした。参加者の中には、私が40年前に赤ちゃんを取り上げたという方や後輩たちにも沢山お声をかけていただいてうれしかったです。

役員の皆様、100周年で大変だったことでしょう。ありがとうございました。


 


 


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神楽の学校2022

7月13日日曜日の午前中、アステールプラザにて、「神楽の学校」が開かれました。総監督はエリザベートの伴谷晃二先生。県内の10の神楽団が集まりました。私は、この中の上中調子・あおぞら子供神楽団に以前からご縁があって、応援しています。

2015年7月、広島で「性教育指導セミナー」が開かれました。その時の前日の市民公開講座の後のANAホテルでの懇親会で、あおぞらの子どもたちに、神楽「やまたのおろち」を演じてもらったのです。お願いするのに、練習場に行ってがんばっている子どもたちの姿を見させてもらったり。当日は、やんややんやの大拍手、スタンディングオベーションでした。それ以来、どこかで演ずるという情報があると、駆け付けていました。でも、ここ三年は、コロナの関係で、寂しいことでした。

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ワクワクしていったのですが、残念。上演中の写真撮影は固くお断りしますと。でも、その前の広島大学の片桐先生の「ひろしま神楽-神楽文化の継承と後継者育成と神楽のあるまちづくり」では、すたれていきそうな神楽をどう盛り立てて、継承していくかと様々な提案がなされ、そのなかに写真展の開催、これはプロだけでなく、素人の神楽ファンの人たちの写真をもと、ということを話されて、そうだそうだと思いました。が、当日はしっかり禁止なので、とてもとても残念でした。私は、ここで頑張って続けている子どもたちが生き生きと演じているのを、全国の産婦人科医に、あの時の子どもたちがこうして頑張っていますよ、とお見せしたかったのです。

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だから、一枚だけ。

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題目は「天の岩戸」。こどもたちが、楽器と舞を見事に演じました。そのあとで、ワークショップ。会場からたくさんの子どもたちが舞台に上がり、衣装を着せてもらったり、舞を教えてもらったり、楽器の演奏をしてみたり、と、楽しんでいました。以前、小さいけれど、とても舞が上手な子が、三年会わない内にすっかり大きくなって、小さな子のお世話をしている姿を見て、胸が熱くなりました。

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あとで、楽屋に訪ねていき、子どもたちへ差し入れをしました。団長の池原さんと記念撮影。池原さんは体調がお悪くて、これが最後の上演です、と言われてびっくりしました。目がほとんど見えないのですと。でも、今回だけは、子どもたちが頑張ってくれというので、何とかやりました、と。ああ、寂しいことです。池原さんのおかげで、地域の子供たちが、生き生きと神楽に打ち込み、子供神楽を卒業した子どもたちが、大人の神楽団を組み、皆さん、ずっと続けています。池原様、本当にお疲れさまでした。でも、まだまだずっと続けてほしいと思っています。

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関係者の皆様、本当にありがとうございました。

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高校生が描いた原爆の絵画展

昨日は、とても忙しかったのですが、昨日が最終日なので時間を作っていきました。「聞き、描く。共に、描く。高校生が描いた ヒロシマ原爆の絵画展」です。実物の絵を見たくて。

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これまでも、いろいろ被爆証言の方の絵をスライドで見てきました。どれも、基町高校の生徒さんが描いたものです。残念なことに今年亡くなってしまった李鐘根さんの証言の時の、馬が死んでいた絵、お母さんがアイゴーアゴーと泣きながら、鐘根さんの首のやけどに沸いた蛆を箸で取ってくれている絵等、強烈な印象でした。鐘根さんは、今また高校生に絵を描いてもらっている、それは原爆が落とされた瞬間のあの光を描いてもらいたいのだが、その色がなかなか出せないのだと、お話しなさっていました。描く高校生はさぞ大変だったことでしょう。亡くなるまでに無事出来上がったでしょうか。

 今年の被爆証言の小倉桂子さんの、被爆者の遺体や苦しむ人がたくさん描かれた絵は、息をのみました。

 被爆者の証言をしっかり聞いて、場を定め、描き、何度も証言者の訂正を受けながら、さらに描き加えていく。それは大変な作業でしょう、それを基町高校の生徒さんたちは描き続けています。

 証言をする方たちが、これらの絵をスライドにして写しながら話をされる時、その絵が証言する方の場面をそのまま再現したように、迫力をもって迫ってきます。

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小倉桂子さんは、やはり、アメリカで証言をしたときにこれらの絵をスライドにして映したと。ある小学校で、生徒が「こんなひどいことをしたのは、どこの国なのですか?」と質問をしたのだと。で、小倉さんは、「ごめんなさいね、アメリカなの」と答えたら、その少女は「オオ、ノー」と首を振ったと。

これらの絵は、核兵器の残酷さを何よりも実感をもって人々に迫ります。

身に来てよかったです。それに、写真撮影禁止となっていなかったので、うれしかったです。基町高校生の皆様、本当にありがとうございました。これからもご活躍を期待しています。

 

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ああ、米澤鐵志さん・・。

訃報が届きました。米澤鐵志さん。

電車内被爆者。満員電車で被爆し、奇跡的に生き延びて‥。一昨年まで毎年「8.6ヒロシマ平和の夕べ」に参加して下さって、最近ではまとめの役をしてくださっていました。ここの所、コロナのことがあるし、そして今年は少し体調が悪くて、と、お目にかかることができないままでした。悲しい・・。

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2011年8月、被爆電車に乗って証言をしてくださいました。その時のことを私のブログに書いていますので、転写します。

被爆電車・平和学習



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昨日は、平和の夕べの最後の企画、被爆電車・平和学習を行いました。

 広島駅から、被爆電車に乗りました。被爆した電車は今二台だけ現役で動いています。その一台を貸し切りしました。駅前から原爆ドーム前までの約20分運転して頂きました。沢山の皆様に集まっていただきました。

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中では、電車内被爆者の、今、おそらくただ一人の生存者といわれている米澤鐵志さんの説明を受けました。

 米澤さんは、広島駅前で乗った電車が八丁堀の福屋デパートの前に差し掛かったところで、被爆。 米澤さんが被爆した辺りの風速は約220メートル。ほとんどの木造家屋は、吹き飛ばされ、約30メートルも舞い上げられ落とされたこと。当然電車のガラスは吹っ飛んで窓際にいた乗客にびっしり刺さったこと。電車を運転していた女性は一瞬にして真っ黒に焼かれて即死したこと、などなど・・・・。

 そこから白島に向かって逃げたこと。その途中で見た人々の姿。さらにそこから迫ってくる火に追われるように逃げますが、途中から米澤さんもお母様も激しい頭痛と嘔吐に襲われひどく吐いたこと。

 20分はアッという間でしたが、それでも、ここで被爆して、この道をこっちに逃げたなどとてもリアルに実感できました。


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その後は原爆資料館東館の研修室に場所を移し、そこで二時間のお話をして頂きました。そこから新たに加わった人たちもいて、超満員。通訳のいらっしゃる外国人の方も含めて、後ろには追加の椅子を出し、さらに立ち席も出てしまって、申し訳ないことでした。

 米澤さんは、お母様と命からがら当時疎開していた田舎に戻り、戻ってからのひどい急性症状。それによりお母様は亡くなり、被爆はしていなかったのに、お母様の母乳を10日飲んだだけの一才の妹がやがて髪が抜け、紫斑が出て亡くなってしまったこと。ご本人もひどい状況から奇跡的に立ち直り、元気になったことも語られました。

 すでに何回もお伝えしていますが、このようなことをリアルに語ってくださる方たちはもう少なくなっています。今回の米澤さんのお話を聞くことができて、とてもありがたいことだと思いました。

 これですべての企画が終わりました。無事に終えることが出来たこと、参加してくださった皆様に感謝申し上げます。それから、広島ブログの方たちも多く参加してくださり、それぞれに記事を書いて下さってありがとうございました。(以下略)

もう一つ、2013年10月2日、米澤さんの二冊目の出版記念会に私が寄せたメッセージについて書いています。それも転写します。

「米澤さんの出版を祝う会」

 9月29日、京都で米澤さんの「出版を祝う会」が開かれました。私は広島での講演があって行くことができませんでしたが、出席した関西の仲間が写真と共に報告を送ってくれました。沢山の方が駆けつけて、お祝いをしたと。本は大変な反響を呼び、ひと月ですべて売り切れて、今、増刷をしていると。

 以下、私がその会に送ったメッセージです。

 米澤鐵志さんは、私たちが行っている「8.6.ヒロシマ平和の夕べに」毎年参加し、そして被爆電車に乗り、その時の体験を話して下さいました。毎年、この関連企画「被爆電車と平和教育」は大好評で、被爆電車はいつも満員です。

 11才の少年が満員電車に乗っていて被爆し、その後も過酷な人生を生き抜いたというお話しは、何回聞いても涙なしでは聴くことができません。一緒に電車に乗っていたお母様もその母乳を飲んだ妹も亡くなってしまって。被爆の地獄を見た11才の少年の心中は如何ばかりだったかと思います。

 私は、米澤さんと川一つ隔てた町で育ちました。原爆の廃墟の中で、落とし穴を掘っていると、ぞろぞろと骨が出てきました。被爆直後に生まれた私は、そんな廃墟は知っていても、現実に被爆した現場を知りません。

 米澤さんが体験した、そのお話しはとっても貴重であり、聴く人の胸を打ちます。もう、三度核は使ってはならないとの思いを強くします。でも、その体験を証言して下さる被爆者は、次々と癌にかかり亡くなってしまっています。米澤さんと同じ町に生まれ育ったはだしのゲンの中沢啓治さんも亡くなってしまいました。

 そして、今、米澤さんの「本」ができました。中沢さんが「はだしのゲン」を残したように。今、米澤さんの体験や思いは、子どもたちに広く伝えることができるようになりました。本ができると聞いた時、思わず、ああ、良かった!!とつぶやきました。
米澤さんには、これからも、命の続く限り、みんなに、特に子どもたちにお話しをして上げて戴きたいのです。戦争とはどんなものなのか、原爆の投下がどんな状況を作り出すのか。「あの本の米澤さんだよ、本物に会って話を聞いたよ」。その体験は、一生残り続けるに違いありません。

 今日は、駆けつけたい思いで一杯なのですが、ほかに予定があり、残念です。広島の地から、想いを馳せますね。

米澤さん、どうぞ、これからもお元気で。そして、これからも「8.6.ヒロシマ平和の夕べ」にはお元気な姿を見せて下さいね。

        「8.6.ヒロシマ平和の夕べ」実行委員 産婦人科医
                         河野美代子


米澤さんの二冊の本です。

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米澤さんは、一緒に電車で被爆したお母さんもその母乳を飲んだ妹さんも被爆からほどなく亡くなりました。11歳だった少年が、奇跡的に生きた後、生き抜くのがそれは大変だったことでしょう。そして、彼は活動家になりました。私が、李実根さんにお話しを聴いた、プレスコードで原爆を語ることができなかったとき、福屋の屋上からビラをまいた話。どうやって逃げたか、ということ等を詳細に話を聞きました。そのビラを持って行ったのが少年だった米澤さんだったと。もっともっと話を聞いておきたかったです。

ご冥福をお祈りします。

 

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美術館とライティングされた紅葉。

三次の尾関山です。

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昨日、布野中学で講演をした後、どうするか迷っていました。 奥田元宋・小由女美術館に行くか、尾関山に紅葉を見に行くか。 美術館は、ジュディオングの版画展をしています。 尾関山も美術館もどちらも期間限定です。 私はこの日しか行かれません。 美術館は入館が午後4時半まで。 閉館は5時です。 講演の終了時間は午後3時半。 両方は無理だなあと。 そしたら、尾関山はライティングをしているから夜になっても大丈夫と聞きました。 それなら決まりです。両方だ! 急いで美術館に行って、それから夜の尾関山へと決めました。

美術館、かつかつ間にあいました。今、美術館では、ジュディオングの版画展をしています。

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まあ、素晴らしかったです。 ジュディオングさんの版画、とても版画とは思えないような。 写真撮影がダメなので、仕方ありません、チラシをアップします。

それに、常設館の奥田元宋さんの絵画と小由女さんの人形も忙しくではありますが、全部見て回りました。 元宋さんの紅葉の大絵画はすごい迫力ですし、小由女さんの人形たち、それはそれは美しくて。心が洗われたような思いがしました。やっぱり来てよかったと思いました。 一筆箋を二冊買いました。

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そこから、ちょっとワイナリーに行って。ノンアルコールのワインを少し試飲して。それから尾関山に急ぎました。ライトアップされた紅葉が、とても美しくて。

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グラデーションが美しいのだけれど、もう少し真っ赤なのが上の方にあるはずと思いましたが、でも、ライティングは上はなくってあきらめました。昼に行けば、真っ赤な美しいのも見られたでしょうけど。これは、2018年にやはり講演の後で尾関山に行ったときの紅葉です。真っ赤です。向こうに街が見えるので、だいぶ高いところです。

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中学生に話ができたし、保護者の方たちも来てくださったし。先生方も皆さん、気持ちのいい人たちばかりだったし、そして美術館にも尾関山にも行けたし。あっ、そうそう、道の駅のバイキングも食べたし・・。いい一日でした。


 


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布野の一日。

今日は、三次市の布野中学校に講演に行きました。県北の島根県の県境近くの小さな学校です。全校生徒18人。今日は出席した14人に話をしました。18人の内、男子14人、女子4人。特に三年生5人は全員男子です。それも、保育園から小学校の1年から6年まで、それに中学に入学してからも、ずっとそのままの5人だけだったそうです。うち4人は頭が丸刈りで、野球部だそう。そうして共に過ごしてきた5人ですが、中学を卒業すると、初めて5人がバラバラになるのだそう。

このような小さな学校で、一人ひとりのお顔を見ながら話すのは、大好きです。

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主催は三次市の教育委員会。PTA教育講演会と合同で、保護者の方たちにも来ていただきました。

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三次市教育委員会は、平成20年、2008年から、私を学校に派遣する事業を行ってたくださっています。今年は、2校の中学に行きます。そして、今日も中学生たちにこのパンフを配ってくださいました。


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例えば、こんなページも。

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いつも、私の講演とセットでこれを配ってくださることはとてもうれしいことです。

後で聞いたのですが、来てくださった方の保護者であるお母さんのそのお母さん、すなわち中学生のおばあちゃんが、昔私の話を聞いたことがあって、そのお母さんも私の本を読んだことがあって、そして今日、実際に私の話を聞きに来てくださったと、そんな方もおありでした。長くやってると、そういうこともあるものですね。三代です。

素敵な高校生に、そして素敵な大人になってね、そんな思いでお話しをしてきました。校長室のこれ。

歌人の中村憲吉さんは、ここの出身。布野中の生徒たちも皆さん、月に一首ずつ歌を詠んでいるそうです。


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実は、その前に、早めに家を出て、道の駅「ゆめランド布野」で、バイキングのランチをしました。お惣菜のバイキングです。ごちそうを前にすると、いつもこんな顔になります。

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こんなの。ごはんはチラシ寿司とチャーハンと自分で作るラーメン。私は麺は半分にして、味噌ラーメンにしました。枝豆は、丹波の黒豆の、きっとここで作られたものに違いありません。種まきから収穫までフェイスブックで読みましたから。よく太って、大変おいしい枝豆でした。デザートも充実していました。たくさんのお惣菜で大満足です。

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そして、講演から帰り。またまた素晴らしく充実していましたので、明日ご報告しますね。

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原爆ドームの月食

昨日の月食。原爆ドームの月です。

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昨日は、体操教室。午後8時半に終わるのですが、月食が見たいと言うと、少し早くに終えて下さいました。外に出て探すと、ありました。赤い月。

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帰りながら思いついて、原爆ドームに行ってみました。びっくり。たくさんの人が、それも全部の人がおっきな望遠レンズ、三脚で静かに待機しています。もう一応撮り終えて、何かを待っている感じ。後で考えたのですが、きっと天王星食を待っていたのかな?とにかくシーンと静かです。

 私のようにスマホで写真を撮る人なんていません。こそこそと三脚の前をかがんで歩いて、座って見上げて撮りました。スマホでも、これだけ撮れて、私は満足です。もう一枚、横のを。

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赤い月を見れて、世界遺産と一緒に小さくても写真が撮れて満足して帰りました。


 


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性教育で伝えたいこと。

私が、統一教会を許せないと思うのは、性教育や女性の医療について、脅すことで、行動制限をしようとする、そのことなのです。「性」は、ただ、「結婚して」子どもを産むためだけのもの。そうでない性は「悪」。しかも、その独特の論理で、合同結婚式をしたカップルの間に生まれた子は祝福された子で、そうでない子はすべて生まれながらにして「原罪」・「罪」と「悪」をもって生まれた子。それを逃れるためには献金が必要でたくさん献金すればするほど、その罪はぬぐわれていくと。

彼らが多くの学校にまで入り込んで、生徒たちに直接、こんなことを吹き込んでいるのが、本当に怖いと思います。さんざん脅された生徒たちは、いったい、そこから先、どのような性意識が作られていくのでしょうか。これから先、大人になって、多くの生徒たちがパートナーとともら生きていこうとする時に、本当に力がついているのでしようか。

私は、生徒たちもいつかは、性を実行するようになるであろう。その時のために、これだけは知っておいてほしいと思うことを精一杯話します。単なる知識だけでなく、人権やパートナー間の平等など、人間関係を築く上で大切なことも。

先日、講演に行った高校から、校長先生のお礼の手紙と、生徒の感想が送られてきましたので、ご紹介します。


講演のお礼


 


深秋の候 貴殿におかれましては、ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。


さて、先日はご多忙中にも関わりませず、本校の生徒に対し、貴重なご講演を賜り、誠にありがとうございました。
御経験に基づいた妊娠や出産に関するお話やDVDでも出産の様子から、生徒は生命の誕生のすばらしさや命の尊さを実感したようです。また、男女の身体、性の悩み、避妊や妊娠などについて事例や具体的な数値を交えてお話しいただき、生徒にはわかりやすく印象に残ったようです。


「自分と相手の身体に責任を持って行動したい」「パートナーとしっかりコミュニケーションをとりたい」という感想が多く、自分のこととして考え、講演で得た知識をこれからの行動につなげたいという思いがうかがえました。


また「性は素敵なもの」という先生のメッセージは多くの生徒の心に残ったようです。


なお、生徒の感想文の一部を同封させていただきますので、ご覧ください。


末筆ながら、先生のご健闘と、ますますのご活躍をお祈り申し上げ、略式ながら書中をもってお礼をさせていただきます。

生徒から。一部ですみません。



  • 河野先生が性は大切なもの、素敵なものと教えてくださり、説明も分かりやすかったので納得できました。先生のクリニックには、未成年の受診が1,000人を超えていると知り、多いな、自分の周りにもいろいろなことで悩んで産婦人科に行っている人がいるのかなと初めて考えました。私が知らないだけで同じ年代でも人工中絶等してつらい思いをしているのかなとも考えました。誰かに相談された時、産婦人科へ行くように勧めたり、話を聞いてあげることもできると思うので手助けできるとよいなぁと考えました。コミュニケーションが取れてこそ最高の良い恋愛、お付き合だというのが心に残っています。私もそんな恋愛ができるように今日、先生から学んだことを生かしたいと思いました。



  • 今までは全部知っていると思い込んでいたけれど、実際に話をされると知らないことのほうが多くびっくりしてしまいました。
    僕たちの年齢になると子供ができる体になっています。たった1回と軽いノリで行為をしてしまうと妊娠してしまうことだってあり得ることです。よくニュースで妊娠させたや中絶などのことを言っているのを聞きますが、他人事ではないなと思いました。いざ自分に彼女ができ、行為をするとなったらコンドームをつけないといけないけど、妊娠しないわけではありません。なのでいかに彼女とのコミュニケーションをとることが必要なのかがわかりました。自分が行為をするようになったら、しっかり話し合って女性を傷つけることがないようにしようと思います。



  • 知っている話もあったけど、全然知らないことや初めて聞くこともたくさんあって、いい勉強になった。河野先生が言っていたように性は恥ずかしいことではないと思った。
    自分に子供ができたときは、ちゃんと教えてあげたいと思った。女性は生理があるし、妊娠もするし、男性に比べて辛い思いや悩み、痛い思いをするけど、男性にもいろんな体の悩みとかあるんだな、ってわかった。
    22+X、22+X=44+XX=女の子、22+X,22+Y=44+XY=男の子で性別が決まるってことを初めて知れて、面白いなって思った。今日学んだことをこれからの自分に生かしていこうと思う。


  • 性について、改めて考えさせられる講演会でした。一度の過ちで人生が一変してしまう、そのためにきちんと避妊をすべきだということは保健の授業でも習っていたことだけど、実際の数字を見てもっと現実的に考える必要があると思った。女性側ばかりに責任を押し付けるのではなく、男性もきちんと覚悟を決めてから行動すべきだとおっしゃっていたのが印象に残った。産む女性が苦しい思いをしなくてもすむように最後まで責任を取る男性と、困ったときにSOSを呼べる女性が増えていくといいと思った。自分も他人事だと思わずに、性について考えていくべきだと思った。望まない妊娠を増やさないためにも双方が合意の上でのことが増えていく世の中になればいいと思った。


  • 保健の授業で習ったことよりも、さらに男女の間のコミュニケーションはしっかりしないといけないんだなと改めて感じることができました。話を聞く前はじっくり考えることはありませんでしたが、聞いた後、しっかり考えて世に出回っている情報をしっかり見極めることが大切だと思いました。そして命を一つでも無駄にすることをなるべくなくせるように頑張ろうと思いました。僕が生まれてこられたように、生まれてこられない命もあると思うとぞっとしました。性行為が無理でも幸せになれる方法をたくさん考えようと思いました。


  • 男性も女性も相手のことを知っておくのが大切ということがわかりました。望まない妊娠で中絶に至る人がいる中で、法律によって中絶すらできない人もいるということが心に残っています。中絶ということもするものではないが、できなくなって育てもできないのに、産まなければならないことだってあるというのがとても胸が痛くなりました。僕たちは異性の方とお付き合いするということは責任があるということを自覚し、向き合っていかなければならないと強く思いました。 



  • 映画の出産シーンがとても印象的だった。出産するときに立ち会ったことがないから、とても臨場感があって大変だろうなと思った。血もたくさん出て、妊婦さんもきつそうだったけど、赤ちゃんが無事生まれた時の笑顔が素敵だった。河野先生のいろいろな話を聞いて、女性・男性、互いが責任をもってコミュニケーションをとることがとても大事なことなんだと分かった。その場の流れに流れるんじゃなくて、一回ちゃんと考えることが大切だと思った。



みなさん、一生懸命書いてくださってありがとうございました。励みになります。

ベランダの花が寂しくなりました。寒い中、おそらく最後のハイビスカスの花と思います。これは、昨年からベランダの簡易温室で冬を越して、また今年も咲き続けてくれたものです。もう三つつぼみはついていますが、おそらく咲けないでしょう。長い間楽しませてくれてありがとう。また、今年も温室に入れて冬越ししてもらうつもりです。冬に咲く花をべランダにおきたいのですが、なかなか見つかりません・・。

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カニとイワシとこのしろ

どっさりの戴き物をしました。どうしようというほど。

ワタリガ雄と雌半分ずつ計13匹。

カンジャンケジャン作る?と思ったけれど、もう生きていないので、思い切って、ぜーんぶ茹でました。大きな鍋にあふれるほど。

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イワシをドサッと。夫がしご(これって広島弁?あっ、さばくだ!)してくれましたので、私がショウガと共に煮ました。鍋いっぱい。

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そして、このしろも20匹。私はお寿司のこはだが好きなのですが、この頃はあまりこはだを置いているお店は少ないです。安い魚なのに、手間がかかるからでしょう。よし、私がこはだを作ろうと思って。

三枚におろしました。

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我ながらきれいにおろせたと思うけど、何しろ多くて。足がパンパンです。これに塩をして、タッパーに入れて冷蔵庫に。明日、すし酢につけます。

今日は、ほかにリンゴと柚子と柿をいただきました。ありがたいことです。あしたみんなにおすそ分けをしなければ。そうしないと、とても食べきれません。私たちは二人暮らしなので。カニはともかく、イワシの煮たのなんて、誰ももらってくれないでしょうね。食べ物を無駄にしないように、二人で一生賢明いただきましょう。

 

 

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帰りは疲れたので「孤独のグルメ」を。

朝早くに息子の家を出て、忙しい一日が終わりました。今、帰りの新幹線の中です。講演は無事終えました。が、いろいろと引っかかることもあって、また気が向けばこのことは書きます。

写真を撮らなくって。とれたのは、休憩時間と、一通り講演を済ませて、質疑応答の時に前から並んでいる皆さんを撮っただけです。

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統一教会の問題は、安倍さんが亡くなったからと言って、そうそう簡単に変わるものではなく。政治の世界も、即座にひっくり返るものではないと思っています。まだまだ意志のある人がしっかり頑張らないと・・。仲間内にもなかなか分かってもらえないもどかしさもあります。

 一応、このことはこれで終えて。済んだ後、子どもたちと合流して、晩御飯を食べました。この前、赤坂のエイトで北京ダックがとても美味だったので、そこへ。今日は大勢なので、北京ダックだけでなく、いろいろと頼みました。

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これは、「世界一おいしい杏仁豆腐」とあったのでつい頼んだデザートです。ラーメンのどんぶりに出てきました。みんなで分け合って。

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帰りの新幹線は、疲れたので、難しいことはしたくなくって。パソコンでアマゾンプライムで、ひたすら「孤独のグルメ」を見ました。それも、なんか疲れて。今日は帰ったらすぐに寝ます。あすからまた仕事です・・。

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新幹線の中で映画「チョコレートドーナツ」を見ました。

東京、息子の家にいます。最近、たびたび東京に泊まっているのですが、お互いの都合が悪くって、息子の家に泊まっていませんでした。久しぶりに孫にも会いました。夏に広島で会って以来、また一段とお姉さんになっていました。荻窪の駅まで迎えに来てもらって、駅の近くの和食のおみせ「おざ」で食事をしました。みんなが好きなお店です。

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まだまだシシャモの天ぷらやあん肝の味噌漬けや水餃子などいろんなものを戴いたのですが、写真の撮り忘れだったりで、これだけです。ごはんは、ほっき飯。土鍋で炊いてあります。

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明日の朝は、孫や息子は、スケート教室に行くので6時集合、5時起きとのことで、もうみんな寝ています。私は、9時半四谷に集合なので、やはり早めに起きる予定です。

 ところで、来る新幹線の中で以前買っていたのですが、なかなか見れないでいた映画を見ながら来ました。「チョコレートドーナツ」。

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ゲイのカップルと、薬物中毒に母親に育児拒否されていたダウン症の子ども三人が作っていた愛いっぱいの家族。これがゲイに対する偏見によって壊され、命まで奪われていくという、とても悲しい映画でした。新幹線のなかで泣きました。10年前に作られて大反響だったアメリカ映画ですが、今の日本にもそっくりそのまま当てはまる社会だと思います。安倍政治の中で作られてきた偏見を今こそ正していかなければならないのに、岸田さんもなかなかダメですね。それだけ自民党が培ってきたものは強固なのでしょう。

 明日は、統一教会とバッシングについて話をします。先ほど一人で予行演習をしました。言いたいことはたくさんありますが、時間内におさめるように頑張らないといけません。またご報告しますね。

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有田芳生さんの講演

11月3日、日本国憲法が発布された日。広島市の弁護士会館で戦争させない・9条壊すな!ヒロシマ総がかり行動実行委員会主催「2022年 平和といのちと人権を!11.3ヒロシマ憲法集会」が開かれました。記念講演は有田芳生さんの「旧統一協会と自民党の闇・・テレビでは聞けない話」

 会場はいっぱいの人。補助椅子をだしても足りず。二階の別会場と、そのほか、県内7か所の会場でオンラインの上映がありました。それはそれはいいお話しでした。全国の人たちに聞いてもらいたいと思いました。

 私は、裁判をしたためもあって、これまでずっと統一教会ウォッチャーをしてきました。でも、それでも有田さんのお話しは、知らないことがいっぱいで、そして、とても怖い話でした。スライドなし、メモもなし、ずっと口一つで二時間近く。その口からは、詳しい年月日、どこで誰が何をしたということが、次々と出てきました。私が思って来たよりも、そしておそらく日本中の人が思っていたよりも、もっともっと大変な、怖い組織であるということがわかりました。

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お話しを聴きながら私がとったメモです。

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話は頭に入っているので、細かい名前や年月日を記録しました。大阪の会で買ってサインしてもらった本と、当日会場で配られた本。大月書店の本にも、詳しい人々の動きや政治家とのつながり、それから脱会した人の手記など、とても読みやすくて、貴重な本です。


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1986年、衆参同時選挙の前、京都の買収した旅館佐賀亭で全国の女性信者の「チャームコンテスト」を行った。身長156センチ以上、英会話ができること等をクリアした女性91人。宝塚の研修所などあちらこちらに連れて行って、徹底教育。最後は、神戸でフランス料理のフルコースで、マナーの勉強まで。うらに文鮮明夫妻の写真が入ったペンダントを贈られて。そうして出来上がった女性たちは、全国の国会議員の優秀な秘書として送り込まれたと。今も、何人もいると。その人たちが自民党の「調査」の回答を書くわけだから、正直に出るわけがないと。


統一教会は、たくさんの企業を作っています。韓国の石の工場で作った壺や多宝塔が、日本に持ってこられると、5000円のものが何万円も何百万円時には、2000万円にもなること。

 韓国の統一産業、統一重工業では、1960年代、銃和B3号という散弾銃を作り、日本に2500丁輸出。日本の銃砲店は統一教会が作っていると。さらに15000丁輸入しようとしていた時、社会党の議員が国会でおかしくないかと質問し、これで取りやめになったと、それでも、今度は銃和3Bという空気銃を作り、全国の統一教会の銃砲店が買い入れていると。これは、身震いするほど恐ろしい話です。

 埼玉県、神川村のコスモフーズ、ここは統一教会の信者さんたちの工場で、2020年までは「ウコンの力」を作っていたし、今はキリンのイミューズ(乳酸菌飲料)などを作っています。例の、統一教会の信者さんではないかと言われていて安倍首相の一押しで参議院議員になった井上義之氏の票はここがとびぬけていたと。この地は、文鮮明氏が三回も来ている統一教会にとっては聖地なのだと。

こんな話が満載で、いかに統一教会が広く市民の生活にまで入り込んでいるかがよくわかりました。

 彼らは、やはり韓国ナショナリズムが強く、やがてこの世界は韓国語で統一されると教義にそうなっていると。この度の参議院選挙は、本当に死に物狂いで頑張ったと。そのおかげで、自民党と維新と国民新党に、我々が支援した議員を沢山つくることができたと言っていると。

 この三十年間、メディアはほとんど統一教会のことについては報道してこなかったと。その間にこんな社会が着々と作られてきたと。

 私は、この三十年間メディアが報道しない内の彼らの動きを見ています。お金を集めることの一方、政治に深くかかわって、特に教育に入り込んで、日本の教育をひどいものにしています。日本の医療行政にも。

そうそう、最後に質問のコーナーがありました。「山谷えり子さんについて知りたいです」という質問がありました。有田さんは「統一教会とは全く縁がありません」と知らんぷりをしている人こそ、とても深いつながりがあると答えられました。

まだまだ書いていないことがたくさんあります。統一教会の内部告発をした人が殴られ、刺されてひん死の重症を負ったこと、1975年7月に文鮮明氏から送金命令が出て、それまでのハンカチや珍味売りではとてもお金が集められないとなって、壺売りなどに代わっていったこと、そうすると、月に20億円、年に2000億円送ることができたと。

また、機会があればこれらの話も書きますが、有田さんの本を読まれることをお勧めします。

 

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大阪にて、有田芳生さんと。

10月10日、大阪のドーンセンターで、有田芳生さんの出版記念講演会がありました。以前出されていた本「統一教会とは何か」をリニューアルして緊急出版されました。その出版記念の講演会が、大阪隆祥館書店の二村知子さん主催で開かれました。そこに私も合流したのですが。そのイベントについて、二村さんがフェイスブックに書かれましたので、それをここら転載させていただきます。私は、しゃべる方だったので、全体をきちんと見通すことができませんでした。それに、そのころは、ちょうどパソコンがふっ壊れてしまって、即座にいろいろと書くことができなくなってしまっていました。二村さんの文章が、素晴らしくって。写真は私のものを使いますね。

以下、二村さんの報告文です。




『改訂新版 統一教会とは何か?』大月書店 発刊記念イベント 報告文





永年に渡り、統一教会の取材をしてこられたジャーナリストで、元参議院議員の有田芳生さんと産婦人科医の河野美代子さんによるトークイベント




連日のように新たな事実が報じられる中、テレビ番組にも多数出演し、次々と実態を明らかにしている有田芳生さん。「空白の30年」の間に教団はどのように政治家と接近し、名称変更などにおいていかなる「政治の力」が働いたのか。そのことは、教育政策や家庭政策にどう影響したのか。すべての事実を明らかにし、歪みのない政治を取り戻すために、有田さん河野さんとともに考えました。




イベントを企画した当初は、有田さんだけのイベントのつもりでしたが、金平さんの「報道特集」や、富山県の「北日本放送ニュース」という番組で、報道された統一教会と政治家の癒着によって、酷い、性教育バッシングを受けた、広島の産婦人科医、河野美代子先生にもオンライン出演をお願いしたところ、直接、有田さんのお話をお聞きしたいと、なんと広島からお越し下さることになりました。




第一部では、これだけの事実が明るみに出て、多くの市民が、統一教会の犠牲になっているのに、国会で、追及しない安倍元首相と統一教会の関係、また、選挙の票欲しさのために、統一教会と癒着していた政治家の大物が、関係していないと平気で言い切っていますが、私たち世論が、どう立ち向かえばよいのか、有田さんのお話をお聞きし、共に、考えました。




有田さんは、国会で、第三者委員会を作り、「政治と統一教会について」究明するべきだと仰いました。また、リベラル層が、「反日カルト宗教」と呼ぶことに危惧し、この言葉を使いたくないと言われました。再燃している朝鮮学校への嫌がらせなどにも触れ、差別に繋がらない統一教会問題への取り組みをしなければならないと言われました。矛先が在日の方々に向かい、ヘイトクライムが起こらないようにしなければならないと思いました。




第二部では、統一教会と政治家の癒着によって、文部省の学校教育における政策まで、変えられていたことについて、河野さんから提供していただいた自民党議員の国会での発言の動画を見せていただき、当時のお話を伺いました。




1992年、文部省から「性教育について、きちんと指導しなさい」という指導があり、ようやく、日本でもきちんと子どもたちに教えることができると喜んでおられたそうです。




ところが、統一教会から、酷い性教育バッシングを受け、先生ご自身もデマを飛ばされて、名誉棄損の裁判を起こすまで至りました。




一番許せないのは、七生養護学校に対してのバッシングについてだと仰り、その経緯について教えて下さいました。

知的障がいのある子どもたちに正しい性知識などを教えるために、現場の先生たちは、とても努力をされていたそうです。ところが、山谷えり子参議院議員が、そこで使用されていた身体の成長を教える『家族人形』の衣服をはがし、素っ裸にして、勝手にセックス人形といい、『これで性技術を教えるわけです』と、国会で、嘘八百を言って攻撃していたのです。

この国会における動画を見せて下さいました。




山谷えり子さんのことについては、有田さんが、本書で、ご紹介されている「統一教会の内部資料」で、選挙での投票を呼びかけられていました。言わば後ろ盾が統一教会だったのです。物的証拠まであるのに、「統一教会とは、まったく関係ございません」と仰っています。




とうとう、2004年から文部科学省の指導要領に基づいて教科書が変わり、「性交」「セックス」という言葉を使ってはいけないということになったそうです。




それなのに、性感染症のことは教えて下さい。と言われ、「性交」という言葉を使わず、どのように教えろというのか?私には教えれないと嘆いておられました。




一方で、インタ-ネット上では、過激な性描写が、誰でも見れるようになり、小学校から望まない行為を強要させられたり、妊娠してしまうケースさえあるそうです。

きちんと現場の先生方が、産婦人科医とも議論を繰り返し、進めていた性教育をこのようなジェンダーフリー・性教育バッシングで、止めてしまった結果が、望まない妊娠につながってしまったのです。




性教育バッシングのために、諸外国よりも20年は、遅れてしまったという学校現場、どれほどの犠牲が出たのか知れません。




河野先生は子どもたちに「自分の身体を知り、自分を大切にして欲しい」との思いから、長年性教育に尽力されて来ました。前もってきちんと学んでおくことで、自分の身を守れるのです。




子どもを守るべき立場の国会議員が、選挙の票欲しさに、統一教会と癒着し、文部科学省の指導要領まで変え、性教育を後退させてしまったこの経緯、看過することができません。




有田さんは、社民党から、河野さんは、立憲民主から、政治と統一教会に関係について、レクチャーを頼まれているということでした。




今回のイベントには、立憲民主、社民党、れいわ新撰組、そして共産党の方もご参加下さっていました。子どもたちの未来のためにもぜひ追及していただきたいと思います。



会場には、北日本放送 報道制作部のカメラが入りました。



また、関西圏の某放送局のディレクター

3人、某新聞記者の方々も、複数人、参加して下さっておりました。



メディアにも、ぜひ頑張っていただきたいです!




このイベントのために、ご尽力下さった皆様、ありがとうございました。

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本当にたくさんの人。それに、これはハイブリットで、全国の方たちがオンラインでも見てくださいました。イベント後のサイン会、ちょっと恥ずかしい。私の本も売り切れでした。ありがたいことでした。

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そして、今日、広島の弁護士会館で、有田芳生さんの講演がありました。もっと詳しく統一教会のお話しを聴いて、これはすごいことでした。また明日そのお話しをしますね。

 


 


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京都で藤井さん作のシャツ・有田さんの講演会

京都の風工房での藤井清秀さんの作品展。私が行く前に斎藤さんに「取っておいてほしい」と言ったシャツは、襟と袖が薄い紫色の白いシャツでした。ところが、それがサイズSだったのですね。もし、それが着れなかったら、着れるようになるまで痩せますと言ったのですが。斎藤さんが藤井さんに頼んで、Lサイズのシャツを、Sと同じように襟と袖に色をつけるように頼んでくださいました。色を丁寧に塗って、ドライヤーで乾かしてくださって、出来上がったのがこれです。真ん中が藤井さん。私は、肩がないので、自然と腕が短くなって、Lだと袖が長くなってしまうのです。ちょっと悲しい。でも、うれしい。

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斎藤洋さんと。私が肩からかけているのは、藤井さん作のバッグ。一か所にシャツと同じ色を入れてもらいました。ホテルに泊まった時朝食の時に、この中にお財布やスマホを入れて肩からかけて行きました。とても便利だし、おしゃれでうれしいです。二人の男性の黒いシャツも素敵。

私は、この後から、すでに2.5キロ痩せましたよ。もう少し頑張ってカッコよくなるようにします。体操教室にもちゃんと通ってるし。

風工房をお別れして、京都駅に。京都劇場の中の「接方来」で一人、晩御飯を食べました。食べたかった「くずし京野菜料理」は、二人からと言われてしまいました。残念。前は一人でもよかったのになあ。で、単品で。

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釜めしの松茸ご飯、ローストビーフ、レンコンのかき揚げ。どれも美味ですが、何しろ多くて。ごはんはおにぎりにして。ローストビーフもナイロン袋に入れて持ち帰りました。やはり一人で行くお店ではありません。おいしかったけど。

ここからホテルに。駅のすぐそばです。そして翌日は、大阪に移動です。有田芳生さんのイベントに私も合流しての統一教会についてのトークでした。明日にお話ししますね。

明日は、弁護士会館で有田さんの講演会があります。行かなくっては。大阪でお話しを聴いたばかりですが、この問題は、日々どんどん新しいことが起こっています。きっと最新の情報も聞くことができると思います。

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京都、風工房の話。

もうだいぶ前のことなのですが。10月10日・11日で京都と大阪に行きました。

京都は風工房。染めの斎藤洋さんの工房です。ここで藤井清秀展が開かれていました。その写真を斎藤さんのフェイスブックで見て、

一目ぼれしたシャツがあったもので。最終日のその日にどうしてもいかなければならないと思って。雨の中、傘をさしていきました。

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斎藤さんと藤井さん、そのほかの方たちにも気持ちよく迎えていただきました。

中にはシャツやバッグなどたくさんの作品が。

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私が欲しかったシャツは、サイズが小さすぎて。同じようでサイズが大きいのを少し手直ししていただいて。

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色を塗った後で、ドライヤーで乾かしてくださっています。それを見ていて、思い出しました。

32年前。エイズのメモリアルキルト展を広島でやった時。それは斎藤さんの力で、全国で開かれたものなのですが。そこに薬害エイズの患者さん、赤瀬範保さんが奥様といっっしょに来てくださいました。会場で、赤瀬さんは一つのキルトを作られました。赤瀬さんは書家です。

布に漢詩を書かれました。若い人たちが次々と亡くなっているのに、歳の私が今も生き残っていて申し訳ないと。そして、持参された注射器でと針で、自分の血液を抜かれました。それを赤の墨汁の中に入れて、赤で大きく「愛」と書かれ、その墨汁に自分の手を入れて、赤い手形を布にいくつか押されました。「みんな寄らないで、危ないから」と言いながら、ウィルスを殺すからと、それらの赤に持参のドライヤーを当てられたのです。

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 その姿を思い出しました。それを斎藤さんに話すと、そうだったねえと、キルトの話になりました。赤瀬さんと、それから平田豊さん。薬害エイズでなく、性感染症としての感染を公表し、世間からいろいろとたたかれた方です。平田さんには、広島にも来て語っていただいたこともあります。その平田さんは、私も聞きましたし、斎藤さんにも話されたと。100年後には、いま生きている赤ちゃんも子どもも、お年寄りまで、生きている人はほとんどいない。みんな亡くなっている。それを考えると、自分が死ぬのも当たり前だし、怖くはないと。

いよいよ様態が厳しくなって、もう命が持たないというときに、斎藤さんは平田さんを訪ねて行ったと。そして、いろいろと話をした後、かれが「斎藤さん・・」と改まって呼んだと。「はい、なんでしょう」と答えて。そしたら、平田さんはじっと斎藤さんの顔を見つめて、しばらく黙っていて、そして「今日どこに泊まるの?」といったのだと。ガクっときて・・そんな人だったと・・大笑いしまた。


もう、昔の話です。いろいろとありました。そんないろいろな経験をして、いろんな人と出会って、私はいい人生なのかも、と思いました。

もう少し、シャツの話など、続けますね。

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